結婚式の定番『フラワーシャワー』
フラワーシャワーは、挙式を挙げたあと、教会から出てくる新郎新婦に向かって生花の花びらをまく演出です。結婚式に参列したことがある方は、何度か体験したことがあるのではないでしょうか?
その始まりは、エリザベス1世が起源と言われており、「お花の香りで2人のまわりを清め、悪魔や災難などの災いから2人を守り幸せをお祈りする」という意味合いがあります。この風習が欧米から日本に入ってくる前には、古代ローマが起源とされる豊作を祈願するライスシャワーが新郎新婦にまかれていました。ちなみに現在も、フラワーシャワーではなく、ライスシャワーを選ぶ新郎新婦も多いです。
※諸説あります。
【フラワーシャワーが使われるシーン】
・挙式後のアフターセレモニー
・披露宴での新郎新婦入場・退場
神前式等の和婚でフラワーシャワーはできる?
日本古来から伝わる挙式スタイルの神前式にも、フラワーシャワーのように祝福のシャワー演出が出来ます。ですが和装姿で臨む結婚式では、折り紙を使った『折り鶴シャワー』が人気を集めています。フラワーシャワーですと、どうしても和というより洋のイメージがあるので、神前式では折り鶴を使うことで、和の雰囲気を醸し出したシャワー演出を楽しめるようになりますよ。
ウェディングにおすすめの花の種類5選
1. 結婚式人気NO.1の『バラ(薔薇)』
プロポーズ用のお花、ウェディングのお花として人気の高いバラは、フラワーシャワーで最も多く使われている花の種類です。香り豊かなバラの花びらをまくことで、華やかに演出してくれます。
【バラの花言葉】
バラの花言葉は、花の色によってたくさんあります。
赤:「あなたを愛しています」などの情熱的な花言葉
白:「あなたにふさわしい」「尊敬」などの相思相愛を示す花言葉
ピンク:「感謝」「しとやかさ」「幸福」などの誇りと幸せを願う花言葉
青:「奇跡」「夢叶う」などの2人の出会えたことの奇跡を意味する花言葉
オレンジ:「愛嬌」「絆」「健やか」などの明るい花言葉
2. 香りが良く、ナチュラルな雰囲気の『ラベンダー』
ラベンダーのフラワーシャワーは、小さな花びらから良い香りがするので、会場を香り豊かに包んでくれます。バラと比べてホッと落ち着くような香りがするラベンダーのフラワーシャワーは、ナチュラルウェディングなどにピッタリです。
【ラベンダーの花言葉】
優美
幸せがくる
許しあう愛
あなたを待っています
優雅
期待
繊細
清潔
3. 可憐で愛らしい『マーガレット』
古くから恋占いの花として使われていたマーガレットもフラワーシャワーの花として活躍します。白くて繊細な花びらと黄色い芯が特徴のマーガレットなら、他の花びらよりもかわいらしい雰囲気になりますよ。
【マーガレットの花言葉】
恋占い
真実の愛
信頼
真実の友情
誠実
心に秘めた愛
4. 爽やかでナチュラルな『グリーン系』
グリーン系の花材を使用するフラワーシャワーは、リーフシャワーと呼ばれているシャワー演出です。葉をそのまま使ったり、丸くしたりなど、さまざまな形に切り取って使うことも出来ます。また、秋に結婚式を挙げるなら、落ち葉を使って秋の雰囲気を出すのもおすすめです。リーフシャワーは、ガーデンウェディングやナチュラルウェディングにピッタリです。
【おすすめのグリーン系】
ユーカリ
アイビー
オリーブ
5. 特別感を出すなら『誕生日花』
数々の花の種類がある中、お気に入りのお花や花言葉から選ぶのもいいですが、2人の特別な記念日や新郎新婦の誕生日、結婚式の日付などの『誕生花』を選ぶと、より特別感のあるふたりらしいフラワーシャワーが演出できます。
【誕生日花の例】
赤いバラ:6月1日
ラベンダー:7月5日
マーガレット:2月1日
まとめ
フラワーシャワーのお花選びは、花言葉や誕生花に注目して選ぶと、ふたりらしさが溢れる演出ができるようになります。どのお花を使っても素敵な演出になりますが、ゲストに印象を残せるようなフラワーシャワーにしたいのであれば、グリーン系の花材を使ったリーフシャワーがおすすめです。ナチュラルウェディングにぴったりでさわやかな演出になるでしょう。シャワー用のお花選びで迷った時は、ぜひこの記事を参考にして、素敵なシャワー演出をつくりあげて下さい!