身内だけの結婚式とは?
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身内だけで行う結婚式は「家族婚」と呼ばれており、一般的には家族や親族、親しい友人だけを招いて行う小規模な結婚式のことをいいます。この様な結婚式は、30名以下の少人数で行うのが特徴で、通常の結婚式よりも新郎新婦との距離が近いメリットがあるため、アットホームな雰囲気の結婚式を行いたい人におすすめです。
また、新郎新婦によっては家族婚をするにあたって、披露宴をなしにする代わりに食事会を行うケースも多く、結婚式とは流れや形式も異ることも多いため、事前に新郎新婦に確認しておくと安心でしょう。
家族婚でのご祝儀相場
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身内だけの結婚式に招待された場合に、気がかりになってくるのがご祝儀の金額です。一般的な結婚式よりもご祝儀の金額を多く包むのか、少なくていいのかが分かりにくいため、気になっている方もいるのではないでしょうか。家族婚のご祝儀相場を確認していきましょう。
親族のご祝儀相場
家族婚に招待された場合のご祝儀は、一般的な結婚式と変わらず、新郎新婦との関係性や、ご祝儀を包む本人の年齢、個人か世帯での参加によっても金額が異なります。
また、新郎新婦から、自分の結婚の際にご祝儀をいただいている場合には、その時とあまり差が出ないようにするのがマナーです。兄弟や姉妹の場合は3万円から5万円(学生など、年齢が若い場合は用意する必要はなし)、同じ世代の親族で未婚の場合は3万円、既婚者の場合は世帯で招待されることが多く、その際は7万円から10万円包むのが相場とされております。
親世代の親族に関しては5万円から10万円、祖父母5万円から10万円、世代が上のいとこは5万円から8万円が一般的なご祝儀の目安となりますので、関係性を踏まえつつ、金額を決めるようにしましょう。
ご祝儀なしの場合もある
家族婚のなかでも挙式のみを行うケースなどでは、ゲストが気軽に参加できるように会費制のパーティにし、ご祝儀やご祝儀のお返しを省くことがあります。その場合は、新郎新婦からはお礼として、引き菓子やプチギフトなどが手渡されます。
また、家族婚では事前にご祝儀を渡すのがマナーです。ただし、ゲストによっては当日にご祝儀を渡さざるをえない事情もあり、受付を設けなくてはいけなくなってしまいます。その場合、受付に祝儀を渡す人と渡さない人がでてしまい、事前に渡している人は、なにも持ってきてないように思われてしまうこともあります。そのようなことにならないために、新郎新婦によっては、家族婚でのご祝儀はなしとすることもあります。
そもそも、遠方から参加するゲストの場合は交通費や宿泊費などの費用がかかるため、ご祝儀をなしにするのがマナーになっています。このようにゲストの都合や負担を配慮をした中で、ご祝儀をなしとする新郎新婦もいます。
ご祝儀を渡すタイミング
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通常の結婚式の場合は、受付でご祝儀を渡すのが一般的ですが、一方で、家族婚の場合、受付でご祝儀を渡すのではなく、事前に新郎新婦に手渡すのが一マナーです。理想は挙式の1週間以上前に、大安などの縁起のいい日を選んだ上で渡すのがのぞましいとされています。六曜や自身の都合なども考えながら、ご祝儀を渡す日を調整していくようにしましょう。
また、事前にご祝儀を渡せないからといって、ご祝儀を送付するのは、避けたほうが無難です。家族婚に招待されたものの、仕事などで忙しかったり、遠方に住んでいたりなどで、ご祝儀を事前に渡せない方は、挙式の当日に渡すなどしても問題はありません。ただし、当日の新郎新婦は忙しくしていることも多いため、時間が合わないようであればご両親に預かっていただくなどして、タイミングを上手に見計らってご祝儀を渡すようにしましょう。
まとめ
身内だけの結婚式でのマナーを知り、新郎新婦を祝福しよう!
様々なスタイルの結婚式が増えていますので、招待された側は迷ってしまうこともありますが、基本のマナーを守り対応することが大切です。特にご祝儀の場合、お金が絡むことでもありますので、相場の金額をきちんと包みたいものです。今回の記事でご紹介したご祝儀の相場や渡すタイミングを参考に、新郎新婦と幸せな時間を過ごしてくださいね。