冬の結婚式二次会の服装。男性・女性別に迷いがちなマナーやコーデについて解説!画像でコーディネートも紹介

冬の結婚式二次会の服装を、男性・女性ともにマナーとコーディネートで注意したい点を画像で紹介します。二次会に着用する服装は、冬でも通常の季節と気を付けるポイントは変わりませんが、防寒用アイテムがフォーマルな場に相応しくない場合もあるので、注意して選ぶ必要があります。また、「通年着用できるフォーマルアイテム」は寒そうに見えてしまい、マナー的にもコーディネート的にも浮いてしまう場合があるため、会場の格式に合わせた冬素材を選びましょう。

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冬の結婚式二次会の服装マナーは基本的に結婚式の服装マナーとさほど変わらない

冬の結婚式二次会の服装マナーは基本的に結婚式の服装マナー

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結婚式の二次会とは披露宴の後に行う、友人などを呼んで楽しむ、披露宴よりカジュアルなパーティーのこと。新郎新婦の親しい友人や同僚などが多く集まります。冬だからといって、結婚式二次会の服装マナーは他の季節と変わりはありません。
結婚式二次会の服装を選ぶ際には、大きく分けて3つのポイントがあります。

【1】二次会でも結婚式の基本服装マナーは押さえること

二次会の服装は結婚式と比較しても、ややカジュアルでも大丈夫となりますが、結婚式の最低限の服装マナーを押さえる必要はあります。この記事で紹介をする服装マナーを、しっかりと押さえましょう。

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結婚式披露宴と二次会の服装マナーやルールに違いはある?

結婚式二次会は披露宴と異なり、夜に行われる場合が多いのと、年齢の近い親しい人のみがゲストであるケースが多いため、マナーは比較的緩やかです。結婚式同様スーツでの出席が一般的。ただ、どんなにカジュアルダウンしても、服装自体は二次会が開催される場所の格式や雰囲気に合わせて決めます。事前に会場の雰囲気やテイスト、どんなシーンで使われることが多いのかをHP等で把握し、場違いにならない服装を選ぶことが大切です。

【2】披露宴よりはカジュアルな服装でOK

挙式や披露宴は、結婚の儀式が行われたり、親族や目上の方も多く参加をされるので、マナーを守ったフォーマルの高い服装が求められます。それと比較をして二次会は挙式などの儀式もなく、ゲストも友人のみの場合も多いので、そこまでかしこまった服装でなくても大丈夫です。
一般的にドレスコードは「平服」という表現で表される場合もあります。

結婚式二次会の招待で書かれる「平服」とは?

結婚式二次会の招待状の文面によく書かれている、「平服でお越しください」の一文。「正礼服(フォーマル)」や「準礼服(セミフォーマル)」より一段階ドレスダウンした「略礼服」を指し、カジュアルな普段着でO Kという意味ではありません。お祝いの席という、改まった場にふさわしい服装を心がけることが大切です。
略礼服は「お洒落なお出かけ服」と考えるとわかりやすいです。間違えてもTシャツやジーンズなどの「カジュアル」な服装を選ばないようにご注意下さい。

【3】二次会会場の格に合った服装選びが大切

結婚式の二次会会場は幅広いので、基本的には会場の雰囲気に合わせた服装を選びます。フォーマルな二次会会場にはフォーマルな服装を、カジュアルな二次会会場にはきれい目な服装を心がけて下さい。

結婚式二次会の服装について、男性女性別のマナーやコーデの詳細はこちらをご覧ください。

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冬の結婚式二次会で女性の服装のマナーとコーディネートの注意点

冬の結婚式二次会で女性の服装のマナーとコーディネートの注意点

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冬の結婚式二次会でドレスやワンピースといったを服装を選ぶ際には、基本的に結婚式の服装マナーとさほど変わりはありませんが、特に次の点に注意してコーディネートしましょう。

冬の二次会で女性の服装のコーディネート面の注意点

コーディネートでは、冬らしい季節感を取り入れたコーディネートに配慮する必要があるでしょう。

冬らしいカラーや温かみのあるカラーを選ぶ

冬の結婚式二次会のドレス選びでは、特に注意して欲しいのはカラー選び。春夏用のドレスと秋冬用のドレスでは、カラートーンが定番の黒、グレー、ネイビーでも大きく違っています。
冬用は濃く、重厚感のあるカラーが特徴です。また、マカロンカラーやパステルなどの明るいカラーでも、暖色系を増した温かみが強い色になっています。季節感のあるカラーを選びましょう。

冬用のフォーマル素材を選ぶ

会場は現在、多くが空調管理がされているため、寒さの心配はあまりありません。
しかし、見た目で涼しげな透け感のある生地のパーティドレスは、春夏秋では華やかで女性らしいのですが、冬では他のゲストから見て寒々しい印象を与えてしまい、配慮が足りないと見られることも。
シフォン素材、オーガンジーは寒々しい印象なので、一部使いなどデザインで使っている場合には問題ありませんが、ドレスの生地は、サテンやナイロン、ポリエステルでも冬用の厚手の素材を使っているものを選びましょう。
また、冬の定番フォーマル素材としてはベロア、ツイード、ジャガードがあります。厚手で保温力もあり、見た目も起毛感があり華やかです。

行き帰りのコートにも注意を

女性の結婚式二次会の服装はドレスやワンピースが一般的です。そのため、ドレスを着ていれば行き帰りのコートは関係ないかというと、そんなことはありません。
結婚式の会場は一般的にフォーマルな場であるため、着用するコートに関しても、会場のフォーマル度(どんな場所か)と、他に招待されているゲストの年齢層・立場などを確認し、配慮をもったスタイリングを心がけることがマナーとされています。
お祝いの場であることを忘れず、コートのテイストも会場に合わせた、フォーマルなテイストであるものを選びましょう。

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冬の二次会で女性の服装のマナー面の注意点

結婚式披露宴にお呼ばれする際の服装のマナーとさほど変わりはありませんが、冬は特に注意したいポイントです。

露出は避ける。他人から見て寒く見えない服装を選ぶ

結婚式二次会の基本的なマナーです。ノースリーブのままでは冬は特に寒く見えてしまうため、首回りや背中、胸元の露出は少ないものを選ぶ配慮を。また、半袖でも袖丈が五分丈より短いものは、寒く見えてしまうため、できれば羽織ものを羽織って出席する配慮があるといいでしょう。

黒のストッキング、タイツ、カラーは避ける

結婚式二次会での女性の足元は、ヌードストッキング、または少しラメの入ったストッキング程度が一般的です。
冬のドレスの足元は、寒いからといってタイツの着用はマナー違反です。特にカラータイツはトレンドのファッション面からはおしゃれですが、パーティでは派手に見えてしまうため、着用は避けましょう。また、黒のストッキングも喪服で着用するもののため、着用は避けてください。

足元はヒール付きのパンプスで。ブーツは避ける

冬の結婚式二次会のドレスの足元はヒール付きのパンプス(つま先の隠れたもの)がマナーです。寒いからといってブーツやブーティなどの着用はフォーマルな席では避けましょう。防寒のために会場に入る前の行き帰りに着用し、クロークに荷物を預ける前に履き替えるなど工夫をすることは可能です。化粧室やゲストの着替え室の準備があるかなど、履き替えができる場所を事前に確認しておきましょう。

ニット素材は避ける

ニット素材はフォーマルな場では「カジュアルなもの」という認識が一般的で、結婚式の服装では避けるべき素材になります。冬を感じられて温かく、もこもこした手編みおゲージ編みのストールやボレロなども避けましょう。
ただし、居酒屋やダイニングバー、ライブハウスのようなカジュアルな会場での二次会はOKです。

ファーの小物やストールは会場の格式やゲストの顔ぶれを確認

ストールや羽織ものはファー素材も現在では多く出ていますが、以前は「殺生」を連想させるため避けるべき素材とされていました。最近はあまり厳密ではなくなっていますが、格式の高い会場や、仕事関係、目上や年配の方がゲストに多い場合は、避けたほうが無難です。また毛が舞ってしまうため、服装が堅苦しくないカジュアルパーティの場合でも食事をする時は外す配慮を。

冬の結婚式二次会の男性の服装のマナーとコーディネートの注意点

冬の結婚式二次会の男性の服装のマナーとコーディネートの注意点

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男性の結婚式二次会の服装は主にスーツまたはジャケパンスタイルですが、きちんと冬素材のアイテムを選び、冬ならではのコートを選ぶ必要があります。

冬の二次会で男性の服装のコーディネート面の注意点

一般的に冬の結婚式・二次会の男性ゲストの服装は他の季節と変わらず、フォーマルなスーツスタイルか、最近トレンドのジャケパンスタイルがおすすめです。どちらのスタイルにするかは会場の格式やゲストの顔ぶれに合わせます。

冬素材のスーツ・ジャケット・パンツを選ぶ

通年通せる素材ではなく、厚手のウールやツイードなど「冬素材」を使ったスーツ・ジャケット・パンツ・チーフを選びましょう。季節感がしっかり出てファッション性が高まりますし、何より上品に見えます。

コーデに冬らしさを取り入れる際はアイテムに気を付ける

コーデに冬らしさを取り入れる際は、スタイリングに素材・小物で取り入れるのがいいのですが、防寒の意味合いが強い冬素材やアイテムは、カジュアル感やスポーティ感が強くなり、フォーマルなパーティの場にそぐわない場合もあります。配慮して取り入れましょう。

会場まで行き帰りの移動の服装はフォーマルな場を意識

男性の結婚式の服装はスーツが一般的です。そのため、スーツを着ていれば行き帰りのコートは関係ないかというと、そんなことはありません。
結婚式の会場は一般的にフォーマルな場であるため、着用するコートに関しても、会場のフォーマル度(どんな場所か)と、他に招待されているゲストの年齢層・立場などを確認し、配慮をもったスタイリングを心がけることがマナーとされています。
お祝いの場であることを忘れず、コートのテイストも合わせたものを選びましょう。

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冬の二次会で男性の服装のマナー面の注意点

冬の結婚式二次会では、男性は防寒の意味も含めて冬らしい素材を選ぶのが一般的ですが、フォーマルな場に相応しくない防寒アイテムや冬アイテムもあります。二次会の会場でダイニングバーや居酒屋のようなカジュアルな会場であればマナーはおおらかですが、格式高い会場の場合はマナー的に避けたほうがよいアイテムを紹介します。

セーター・ニット

寒い真冬は特に着たくなるセーターやニット。スーツのインナーとしてや、ベストやカーディガンをシャツの中に着たくなりますが、フォーマルな会場内で着るのはおすすめできません。特にざっくりしたニットはカジュアル感が強いので控えましょう。
カジュアルウエディングでのラフなパーティでは、トレンド要素を取り入れるためにニットタイやベストで着用することもありますが、あくまでお祝いの気持ちが感じられる、センスある着こなしが重要です。カジュアルな会場でのニット着用は問題ありません。

ファー小物

最近では男性用にも、冬のテイストたっぷりのファーマフラーや、ファーやハラコのクラッチバッグなど多種多様なファーアイテムがあります。ですが、結婚式やお祝いの場では一般的には控えたほうが無難です。コートにファーやボアがついている場合、取り外し可能であればはずしておきましょう。

アニマル柄

トレンドのアニマル柄。特にレオパードやゼブラ柄などは、ポケットチーフやベルト、クラッチバッグなどで秋冬に取り入れたいモチーフですが、結婚式や二次会のようなお祝いの席ではNGです。またスネーク柄(型押し)なども縁起がよくないとされています。ついおしゃれで取り入れてしまいがちなので、気を付けてください。

ブーツ

冬の防寒アイテムとしてブーツを履きたい方も多いでしょうが、男性も結婚式や二次会のフォーマルな会場でブーツ着用は避けましょう。

ダウン・モッズコート

ダウンやモッズコートを通勤使用でビジネススーツやジャケパンスタイルで合わせる方も多いでしょう。しかし、結婚式二次会がフォーマルな会場で行われる場合は避けるべきアウターです。ビジネスコートの着用は問題ありませんが、着くたびれたほころびやほこりがないよう、きちんと手入れしてから着用しましょう。

まとめ

冬の結婚式二次会の冬の服装は冬素材で会場の格式に適したものを選ぶ

冬の結婚式二次会に着用する服装は、冬でも通常の季節と気を付けるポイントは変わりませんが、防寒用アイテムがフォーマルな場に相応しくない場合もあるので、注意して選ぶ必要があります。また、「通年着用できるフォーマルアイテム」は寒そうに見えてしまい、マナー的にもコーディネート的にも浮いてしまう場合があるため、会場の格式に合わせた冬素材を選びましょう。

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結婚式準備.com編集部

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