会食スタイルの結婚式『食事会ウェディング』の新郎新婦の衣裳と参列ゲストの服装やコーディネート

家族・親族・親しい友人といった少人数身内のみで会食と歓談を楽しむ食事会スタイルの結婚式を選ぶカップルが増えています。今までもこれからも深く縁がある親しい人たちとアットホームな時間を過ごすために、手厚いおもてなしに必要な費用を知って、両家でどう支払いを負担するのか予算を事前に話し合う必要があります。

この記事のINDEX

少人数での食事会スタイルの結婚式の新郎新婦の服装は「挙式あり・なし」で変わる

少人数での食事会スタイルの結婚式の新郎新婦の服装

fusho1d – stock.adobe.com

会食スタイルの食事会ウェディングは、沖縄やハワイでのリゾートウェディングや、家族や親族のみの和婚、少人数ウェディングといったスタイルの結婚式に取り入れられます。
内容的には、挙式と会食を行うか、会食のみおこなうかで、大きく分けて2つのスタイルがあります。
新郎新婦の服装も、挙式のあるなしや、どのような会場で結婚式をおこなうかで変わってきます。

会食スタイルの『食事会ウェディング』とは家族のみ、少人数ゲストのみの結婚式

食事会ウェディングとは、食事を楽しみ歓談中心のシンプルかつアットホームな結婚式を「食事会ウェディング」または「食事会、会食スタイルの結婚式」と表現します。
食事会ウェディングは近しい間柄の方々のみをゲストとして招待し、一般的な結婚式披露宴のように派手な演出はせず、会食と歓談がパーティのメインです。
身内とは、親族・親戚・親しい人たちを指し、血縁のつながりや日常的に極めて仲の良い身近な関係の人たちを指します。
あまり派手なことはしたくない、大切な人たちに丁寧なおもてなしをして、ゆったりと結婚を祝いたい…という今までお世話になった人のつながりを大切にしたい考え方の新郎新婦を中心に、年々人気が高まっています。

食事会スタイルと披露宴の違い

食事会スタイルの結婚式と披露宴の違いは、簡単にいうと
『少人数で過度な演出や装飾はおこなわないシンプルな会食』
『大人数で華やかな演出や装飾をおこなう賑やかな披露宴』
の違いになります。
ちなみに、少人数と大人数の定義はゲスト数が30名を境目に判断するのが一般的です。
食事会スタイルの結婚式のゲスト数は4名~30名、一般的な結婚式の平均的なゲスト数は60名ほど、という違いがあります。

『挙式』の後に続けて『会食』をおこなう場合の新郎新婦の服装

神社やチャペルといった挙式会場で挙式をおこなった後、ゲストと共に場所を移して食事会を楽しむスタイルです。
結婚式の内容は、次のようなパターンが想定されます。

【挙式の後に会食を楽しむ結婚式の内容】
・神社やチャペルなど独立会場で挙式、レストランやホテルに移動して食事会
・神社やチャペルなど独立会場で挙式、その敷地内に併設された宴会場で食事会
・ホテルや専門式場で挙式、その施設内に併設された宴会場やレストランで食事会

挙式時の新郎新婦の服装は挙式会場にあった婚礼衣裳を着用

挙式をおこなう場合、その挙式会場に合わせた婚礼衣装を着るのが一般的です。現在の結婚式で婚礼衣裳はレンタルすることが多いのですが、私物や購入して着用するケースもあります。

【挙式会場に合わせた婚礼衣装】

新郎の衣裳 新郎の衣裳
神社・神殿 黒五つ紋付き羽織袴・色紋付き羽織袴 白無垢・色打掛・引き振袖・振袖
チャペル・教会 タキシード・フロックコート・スーツ ウェディングドレス・白いドレス・白いワンピース
人前式 和装洋装どちらでも可 和装洋装どちらでも可

独立会場で挙式後、敷地外のレストランやホテルに移動して食事会の新郎新婦の服装

神社やチャペルなど独立会場で挙式をした後、全員で移動して近場のホテル、レストラン、料亭などで食事会をおこなうスタイルです。挙式と食事会、それぞれの会場をふたりの希望に合わせ自由に選ぶことができます。
婚礼衣装をレンタルしている場合は、食事会の移動前に衣裳から私服に着替えて会食に出ることも多いようです。

挙式会場で挙式し施設内に併設された宴会場やレストランで食事会の服装

独立した神社やチャペル、ホテルや専門式場内にある挙式会場で挙式し、その施設内に併設された宴会場やレストランで食事会をおこなうスタイルです。
婚礼衣裳のままで食事が可能な場合もあり、挙式の喜びや感動のまま、食事会を楽しむことができます。

『挙式』はおこなわず『会食のみ』をおこなうウェディングスタイル

さまざまな事情や理由から挙式はとりおこなわない、またはふたりきりの挙式を別日程でおこない食事会のみゲストを招待しておこなうスタイルです。
結婚式の内容として、次のようケースが想定されます。

【挙式なしで会食のみを楽しむ結婚式の内容】
・神社やチャペルなど独立会場でふたりきりで挙式、後日レストランやホテルなどで食事会のみ執り行う
・挙式は執り行わず、ホテル、レストラン、料亭などで食事会のみ執り行う
・挙式は執り行わず、ホテルや専門式場で婚礼衣装着用、記念撮影、食事会を行う

基本的に新郎新婦は私物の婚礼衣装を着用するか、私服を着用して会食に参加します。場所によっては会場側で婚礼衣裳をレンタル・着用させてくれる場合もあります。

少人数での食事会スタイルの結婚式で会食時の新婦の服装

少人数での食事会スタイルの結婚式で会食時の新婦の服装

Monet – stock.adobe.com

少人数での食事会スタイルの際の新婦の服装は、会場の雰囲気に合わせて考えるのがおすすめです。新婦の晴れ姿を見たいという方もゲストには多いので、できるだけ婚礼衣装に近いスタイリングから選びましょう。

ウェディングドレス

食事会のみでもふたりの晴れ姿を見たい、という親やゲストの希望は多いため、レンタル衣裳を利用して着用する人も多いでしょう。

カラードレス

挙式でウェディングドレスを着用したため、食事会ではお色直しとしてカラードレスを着用する方もいます。お色直しに時間がかかり過ぎ、ゲストをお待たせしてしまうようなら、着用を検討しましょう。

振袖

未婚女性の正装である振袖は、花嫁衣裳として着用する最後の機会でもあります。成人式などで購入されている方は、食事会の際に着用することをおすすめします。

白いドレスや白いワンピース

料亭やレストランでの食事会では、パーティ用の白いドレスや、私服にもなるよそ行き用の白いきれい目のワンピースにされる方も多くなっています。

少人数での食事会スタイルの結婚式で会食時の新郎の服装

少人数での食事会スタイルの結婚式で会食時の新郎の服装

imtmphoto – stock.adobe.com

少人数での食事会スタイルの際の新婦の服装は、会場の雰囲気に合わせて考えるのがおすすめです。新婦の服装と並んだ際に釣り合うコーディネートにすることがおすすめです。

タキシード

タキシードは今後結婚式以外にもフォーマルな場で着用できるため、レンタルではなく自分用に購入するケースも多いようです。

スーツ、ジャケパンスタイル

ゲストより一段華やかな、婚礼用スーツやジャケパンスタイルがおすすめです。現在はレンタルで用意する方が多いのですが、フォーマルな場のために購入するケースも増加しています。

紋付袴

料亭での食事会や、花嫁が食事会の際振袖を着用する場合にはコーディネートのバランスをとって紋付袴もおすすめです。

少人数での食事会スタイルの結婚式の参列ゲストの服装

少人数での食事会スタイルの結婚式の参列ゲストの服装

buritora – stock.adobe.com

ゲストの服装は会場や新郎新婦の意向による部分が大きくなっています。
ホテルや専門家以上でおこなう食事会スタイルの結婚式では、一般の結婚式の服装とほぼ同様です。リゾート地やレストランでおこなう結婚式では、平服やリゾートらしいフォーマルを取り入れたゆるやかな服装でもOKという場合もあります。
食事会スタイルの結婚式では、ゲストは服装に迷いがちなので、できれば招待状にドレスコードを指定したり、新郎新婦から服装についてのアドバイスやフォローを行ったほうが良いでしょう。
また家族や親族のみの結婚式の場合は、ふたりが間に立って新婦側と新郎側のゲストの服装の格を揃える配慮も重要です。

少人数での食事会スタイルの結婚式の父親、母親の服装

少人数の結婚式や家族のみの結婚式では、両家の親の服装を揃えることをおすすめします。
格を揃えていれば片方の家が和装、片方の家が洋装でも特に問題はありません。

ホテル、専門式場

挙式がある、なしに関わらず、新郎新婦に合わせフォーマルな服装がおすすめです。

レストラン・料亭

挙式がある場合は、新郎新婦に合わせフォーマルな服装がおすすめです。
挙式なしで食事会のみの場合は、記念写真を撮影することも考え、一般的な結婚式に参列する服装が望ましいでしょう。
父親はスーツ、母親はスーツやワンピースといったセミフォーマルからインフォーマルな装いが一般的です。

リゾートウェディングの服装

一般的な結婚式に参列する服装と同様でもOKですが、ハワイや沖縄でのリゾートウェディングに参列する父親や母親の服装は、その地域の正装であるアロハウェアやかりゆしウェアなど、リゾート柄のシャツやワンピースなども参列の服装として人気が上昇しています。

少人数での食事会スタイルの結婚式の親族(兄弟姉妹など)の服装

食事会スタイルの結婚式で、兄弟姉妹やおじ、おば、いとこの立場での参列は、両家の父親母親の服装よりひとつ格下の服装がおすすめです。

ホテル、専門式場

挙式がある、なしに関わらず、新郎新婦に合わせ一般的な結婚式に参列するセミフォーマルな親族の服装を着用しましょう。
新郎新婦が会食時に婚礼衣装から着替える場合には、主役のふたりより派手ならない装いにすることが大切です。

レストラン・料亭

挙式がある場合は、新郎新婦に合わせフォーマルな服装がおすすめです。
挙式なしで食事会のみの場合は、記念写真を撮影することも考え、一般的な結婚式に参列する服装、または食事会に参加するきれい目の服装が望ましいでしょう。

リゾートウェディングの服装

一般的な結婚式に参列する服装と同様でもOKですが、ハワイや沖縄でのリゾートウェディングに参列する際の服装は、その地域の正装であるアロハウェアやかりゆしウェアなど、リゾート柄のシャツやワンピースなども参列の服装として人気が上昇しています。家族やゲスト全員でお揃いにする場合も多いので、家族や親族同士で相談して服装の格を揃えると良いでしょう。

少人数での食事会スタイルの結婚式の友人の服装

新郎新婦にどのような人がゲストで来るのかを確認しましょう。
挙式がある場合は一般的な結婚式に参列する服装が望ましいのですが、家族や親族の参列が多い場合は、家族や親族の服装からワンランク格を下げ、そこまで派手ではない落ち着いたフォーマルな服装が望ましいでしょう。
友人や同僚といったカジュアルな関係性のゲストが多い食事会の場合は、結婚式二次会を想定したパーティを盛り上げる明るいきれい目な服装がおすすめです。

まとめ

会食スタイルの『食事会ウェディング』の服装は挙式の有無と会場で考えよう

会食スタイルの『食事会ウェディング』の服装は、新郎新婦もゲストも、挙式の有無と食事会の会場となる場の雰囲気で考える必要があります。食事会のみの場合は、新郎新婦の服装を基準にどのような服装にするか決定するのもおすすめです。
食事会では記念撮影も行われるため、アットホームな結婚式を素敵な思い出にするために、どのような服装が適しているか検討してみてくださいね。

関連する式場

関連する式場はありません

この記事のライター

結婚式準備.com編集部

結婚式準備.com編集部です。結婚式の準備で悩むプレ花嫁を応援する記事を書いていきます。

関連する記事