ハワイや沖縄でのリゾートウェディング後はお披露目会や帰国後パーティーを楽しもう!パーティスタイルは会費制?ご祝儀制?費用や準備の流れなど解説

『帰国後パーティ』や『お披露目会』とは、ハワイやグアムなど海外挙式や沖縄など国内リゾートウェディングの帰国後や旅行後に、改めてお披露目のパーティをおこなうこと。リゾートウェディングはふたりだけや家族や親族など身近な人のみをゲストで招待する場合が多いため、帰国後や旅行後に改めてパーティーを開催し、招待できなかった友人や会社関係者に結婚報告を兼ねたお披露目とお祝いを行います。今回はリゾ婚後のお披露目会や帰国後パーティーのスタイル、費用、準備の段取りと流れについて解説します。

この記事のINDEX

    海外挙式後におこなう帰国後パーティと国内リゾートウェディング後に行うお披露目会

    披露宴パーティ

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    ハワイのような海外リゾートや沖縄のような国内のリゾートなど、遠方で挙式をしたカップルが、帰国後や旅行後に、地元で結婚報告を兼ねて開くお披露目とお祝いのパーティのことを海外挙式の場合は『帰国後パーティ』、国内リゾート挙式の場合は『お披露目会、またはお披露目パーティ』と言います。
    海外や国内リゾートウェディングの場合、遠方のために家族やごく限られた親しい友人のみを招待することが多いため、挙式に参加できなかった人を招待し、改めて結婚し晴れて夫婦となったふたりの姿をお披露目するのが目的です。

    帰国後パーティやお披露目会に招待するゲストの顔ぶれはさまざま

    挙式では家族や親族を中心に招待しているため、帰国後パーティやお披露目会には友人や同僚などを中心にゲストとして招待し、カジュアルでアットホームなパーティを開くことが多い傾向です。もちろん、招待できなかった親族・仕事会社関係の上司や同僚・友人など大勢を招いて、通常の披露宴同様のパーティをおこなう人も。
    どのような帰国後パーティ・お披露目会にするかは、ふたりの考え次第です。

    お披露目パーティや帰国後パーティは挙式後、平均2~3ヵ月内に開催

    海外挙式後の帰国後パーティや国内リゾートウェディング後のお披露目会は、基本的には挙式が終わってから2~3ヵ月以内に実施するカップルがほとんどです。(中には、挙式前に披露パーティをおこなうカップルも約10%ほどいます。)
    パーティは挙式後の結婚報告も兼ねているため、挙式からあまり間を空けるのは間延びした印象になってしまったり、周囲の人が結婚祝いを渡すタイミングを計りかねてしまうケースもあり、あまり印象がよくありません。挙式後は遅くとも、3ヵ月以内にはパーティを開催するのがおすすめです。

    帰国後パーティやお披露目会は「ご祝儀制」と「会費制」どちらでおこなう?

    「ご祝儀制」と「会費制」

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    帰国後パーティーを開催する場合、ゲストからお祝い金としてお金を受け取る「ご祝儀制」と、飲食代としてお金を受け取る「会費制」のどちらかを選ぶことになります。それぞれのお金の受け取り方の考え方の違いや特徴を把握し、どちらを選べばいいのか考えてみましょう。

    ご祝儀制の帰国後パーティやお披露目会

    招待ゲストに会社や仕事の関係者や、目上の方などフォーマルな顔ぶれのゲストが多い場合は、披露宴スタイルやフォーマルな1.5次会スタイルで、国内の披露宴と同じくご祝儀制で行うスタイルか主流です。また、年配の親族や上司など目上の方にはご祝儀制のほうがなじみがあります。
    ご祝儀制にする場合は、立食ではなく着席スタイルにしてコース料理を選びます。引出物や引き菓子、ドリンクなども国内披露宴と同じように用意しましょう。

    会費制の帰国後パーティやお披露目会

    招待ゲストに友人や同僚など気心の知れた人が多い場合は、カジュアルな1.5次会スタイルや2次会スタイルを選択し、会費制で帰国後パーティー

    を開催するカップルが多いようです。会費制はひとりあたりの金額が決まっているので、どれくらいの予算でパーティーをおこなえばよいのか計画が立てやすくなります。引き出物や引菓子の準備は必要なく、ゲストにとってもご祝儀制より費用が安く参加しやすいといったメリットがあります。

    実際の帰国後パーティやお披露目会の開催割合は?

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    ゼクシィによる2020年度の結婚トレンド調査によると、海外挙式後に帰国後パーティをおこなったカップルの割合は44%。パーティのスタイルはご祝儀制と会費制を比較してみると、ご祝儀制のほうが若干多い割合になっていますが、会費制スタイルを選ぶ人半数弱と高い割合になっています。

    【帰国後パーティの実施スタイルの割合】
    ご祝儀制 54.8%
    会費制 39.3%

    データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2020調べ

    帰国後パーティやお披露目会のパーティスタイルは披露宴?1.5次会?二次会?

    新郎新婦

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    リゾ婚後の帰国後パーティーには「披露宴スタイル」「1.5次会スタイル」「2次会スタイル」「会食スタイル」の4つの形式があります。どのようなパーティスタイルを選ぶかは、つぎのような点に留意して、会場やパーティのテーマやスタイルを決めると良いでしょう

    【帰国後パーティやお披露目会のスタイルを決める際に考慮するポイント】
    ・ゲストの顔ぶれ(フォーマルかカジュアルか)
    ・パーティ形式(ご祝儀制か会費制か)
    ・食事提供形式(コース料理かビュッフェスタイルか)

    披露宴スタイル(ご祝儀制スタイルが主)

    国内の結婚式で行われる披露宴と同じ形式のパーティーです。会場は国内の結婚式場やホテルなどで、友人や会社の同僚・上司など多くのゲストを招待したい方に向いています。通常の披露宴と同様の形式なので、目上の方や親せきへの結婚報告の場に最適です。開催する際は、出席確認のためきちんと招待状を送りましょう。

    1.5次会スタイル(会費制スタイルが主)

    披露宴と2次会の中間のようなパーティスタイルです。披露宴ほど形式ばっておらず、2次会ほどカジュアルすぎません。レストランやゲストハウス、パーティースペースなどで開催し、友人や会社の同僚中心のパーティーにしたいときにおすすめです。1.5次会スタイルでは、料理は立食でも着席でもOKです。会費制でおこなうことが多いため、ゲストも参加しやすい帰国後パーティになります。

    2次会スタイル(会費制スタイルが主)

    カジュアルな雰囲気の帰国後パーティーで、友人中心で開催したい人に最適です。レストランやカフェ、パーティースペースで行うことが多く、余興もカジュアルなものが一般的です。気の置けない仲間と和気あいあい盛り上がれるため、親族や会社関係者中心の「披露宴スタイル」の後に開催する人もいます。

    会食(お食事会)スタイル(ご祝儀制または会費制)

    親族や親しい身内(親友など)など、身近な人中心で特に親しいゲストだけを招いて食事と歓談を中心におなう小規模なパーティスタイルです。
    挙式はふたりもしくは家族だけで行なったので、親しい人のみに報告の場を作りたい、という場合や、予算をできるだけ抑えてお披露目パーティをおこないたい、派手なことはしたくないという人に向いています。

    実際のお披露目会のパーティスタイルは?

    パーティの食事提供スタイルの割合を見てみると、ひとりひとりに席を用意し、コース料理をふるまう丁寧なスタイルが帰国後パーティやお披露目会の主流になっています。
    会費制スタイルの披露パーティを選択しても、二次会スタイルよりフォーマルな1.5次会スタイルでコース料理をおもてなしとして選ぶ人の割合が多いことがわかります。

    【帰国後パーティの食事提供スタイル】
    コース料理 80.9%
    着席ビュッフェ 10.0%
    立食ビュッフェ 6.4%

    帰国後パーティやお披露目会の費用相場・招待ゲストの平均人数について

    結婚に必要なお金

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    海外挙式後の帰国後パーティや、国内リゾートウェディング後のお披露目会は、実際どのような形式と費用相場でおこなわれているのでしょうか。計画前に平均的なパーティの費用相場について確認しておきましょう。

    帰国後パーティ平均結婚式平均
    平均費用相場213.8万円362.3万円
    平均招待ゲスト数84人66.3人

    帰国後パーティやお披露目会の費用を一般的な結婚式と比較すると、招待ゲスト数は多いのに費用は結婚式に比べ少なくなっています。
    これは、一般的な披露宴にくらべ、カジュアルなパーティスタイルや演出を選ぶカップルが多いため、開催費用が低く抑えられているとが分かります。

    海外挙式後の帰国後パーティや国内リゾ婚後のお披露目会の準備の段取りと流れ

    新郎新婦

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    帰国後パーティやお披露目会は、リゾートウェディングの準備と並行して行います。ふたつのパーティと旅行準備を同時進行して準備を進めていくため、とのような準備が必要なのか、準備タスクについて確認しておきましょう。

    帰国後パーティやお披露目会の準備とタスクスケジュール

    帰国後パーティーは、4ヵ月~半年ほど前から準備します。4ヵ月~3ヵ月前までに招待状リストを作成して招待状のデザインを決めます。同時にドレスを選び始め、ウェディングプランナーとの相談を開始しましょう。
    2ヵ月前までにドレス、演出や進行、料理などを決めておきます。1ヵ月前までに招待ゲストの人数を確定させ、席次表のデザイン決定・印刷、ドレスのサイズあわせ、リハーサルを済ませます。1週間前にウェディングプランナーと最終打ち合わせをしてネイルサロンやエステに行ってシェービングをしましょう。

    帰国後パーティやお披露目会の招待状

    帰国後パーティやお披露目会は、ご祝儀制でおこなう場合には一般的な結婚式の招待状とさほど変わりはありませんが、会費制でおこなう場合には、会費とお祝い辞退を明記する必要があります。
    帰国後パーティやお披露目会など会費制結婚式の招待状の作り方や文例について、詳しくはこちらをご覧ください。

    会費制結婚式の招待状の作り方と文例。会費制レストランウェディングや1.5次会に使える招待状文例集

    帰国後パーティー当日の流れ

    ここではカジュアルな1.5次会スタイルの帰国後パーティーの進行例を簡単にご紹介しましょう。
    受付で会費をいただき、全員がそろってパーティー開始となったら、オープニングムービーの上映やBGMを流して新郎新婦が入場します。新郎新婦がウェルカムスピーチをして乾杯したら、リゾ婚で撮影したムービーを上映しましょう。その後は、ゲストのひとりひとりと話せるようテーブルを回ったり、ブーケトスや海外挙式にまつわるクイズなどをしたりして和気あいあいと過ごします。
    お開きの時間になったらBGMとともに新郎新婦が退場し、ゲストをお見送りします。カジュアルなパーティスタイルは演出を自由にアレンジできるので、リゾ婚らしさを取り入れた帰国後パーティにするとゲストも楽しめるでしょう。

    1.5次会のプログラムについて詳しくはこちらをご覧ください。

    結婚式のお披露目会とは?披露宴や1.5次会との違いやプログラム内容について

    カジュアルな帰国後パーティやお披露目会の流れや演出について詳しくはこちらをご覧ください。

    海外挙式後の帰国後パーティやお披露目パーティを二次会スタイルでおこなうには

    まとめ

    海外・国内リゾートウェディングの後は帰国後パーティーやお披露目会を思い切り楽しもう

    リゾートウェディングに招待できなかった人たち…親族や会社や職場の関係者、友人や同僚などお世話になった人たちに結婚報告をかねて、ぜひ帰国後パーティーやお披露目会を開催をしませんか?
    パーティはふたりの希望やゲストの顔ぶれによって、フォーマルな披露宴スタイル、セミフォーマルな1.5次会スタイル、カジュアルな2次会スタイルがあるので、自由に形式を決められます。リゾ婚だとカップルや親族のみしかお祝いできませんが、帰国後パーティーなら友人や会社関係者とも一緒に楽しめます。ぜひ素敵な帰国後パーティーを開いてください。

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    結婚式準備.com編集部

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