海外挙式の準備にかかる期間
海外挙式の場所・会場の検討時期
平均的な会場決定時期:挙式の7.1ヵ月前
平均的な会場検討期間:約2.5ヵ月間
海外挙式について、海外のどこでやるかや、会場の予約について検討を始める時期は、挙式から平均で9.6ヵ月前からという調査結果が出ています。会場を決めるのは、挙式の平均7.1ヵ月前からで、海外挙式を検討するのに費やした期間の平均は2.5ヵ月間になります。
一方で、国内での結婚式の平均検討期間は1.8ヵ月間となっており、海外挙式をどんな場所で行うかを検討するには、国内以上にじっくり検討しているカップルが多いと言えるでしょう。
海外挙式の準備期間
平均的な準備期間:約半年~3ヵ月間
海外に行くので海外挙式の準備は大変だと思いがちですが、現在は日本ですべての手配が整う多種多様なサービスが充実しています。
会場決定後の多くのカップルの平均的な準備期間は約半年ほど。これは、国内で結婚式を行うカップルとほぼ同じぐらいの準備期間です。ただし、日付や時期、会場にこだわりがある場合は、準備期間に半年以上は見ておいた方がいいでしょう。
一方で、仕事や家庭の事情など、さまざまな理由で準備期間を短くしたい場合は、最短なら3ヵ月前の予約~準備でも間に合うという声もあります。
海外挙式では招待するゲストが、親しい身内や友人のみ、または二人だけ、などに限られるケースが多いため、準備が非常に少なくなる傾向です。国内披露宴で準備をおこなう時間をドレス選びやヘアメイク、フォト撮影や旅行準備など、二人のこだわりの計画に費やすことも可能です。
海外挙式で準備することは?スケジュールリスト
それではここで、海外挙式をおこなう場合の準備から当日までのスケジュールとおこなうことリストをみてみましょう。
海外挙式&帰国後パーティの「準備タイムスケジュール」
※帰国後パーティを行う場合のスケジュールを含む
海外挙式準備 | ゲストへの手配 | 帰国後パーティ準備 | |
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9~6ヵ月前 |
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6~3ヵ月前 |
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3~1ヵ月前 |
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1ヵ月~1週間前 |
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海外挙式&旅行期間 | 海外挙式当日 |
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帰国後~1・2ヵ月 |
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帰国後パーティ開催 |
海外挙式準備で準備するもの・やることでの注意点
海外挙式の会場・旅行手配の時期
多くのヵップルは海外挙式をしたい国が決まったら、会場探しや旅行手配を、国内にある手配会社にお願いするケースが多いようです。
海外挙式のハイシーズンは日本と同様で、気候がいい9月・10月・11月を選ぶカップルが全体の約40%近くを占めているため、この時期での日取りを希望する場合は、平均の検討期間より早めに動き始めたほうがいいでしょう。挙式希望日の約1年前から探しはじめ、海外挙式専門の店舗に予約相談をはじめるのがおすすめです。
海外挙式のフォトツアーやオプションの選択
海外挙式を手配会社に依頼すると、多くは海外挙式をするのに必要なアイテムやプランがセットになったパッケージプランが用意されています。多くのプランには海外挙式に欠かせないチャペルなどでの挙式や衣装、フォト撮影、海外の美しい風景のもとで撮影できるフォトツアーなどがセットになっています。
ですが、動画撮影やヘアメイクリハーサル、装花装飾、現地でのパーティ、旅行でのツアー参加などはオプションとして別途料金がかかることも。
手配会社にお願いするか、別途自分たちで手配するかなど、事前に情報収集して、早めに選択しましょう。
海外挙式の衣装・ウェディングドレス
海外挙式での新郎新婦の衣装は、手配会社が用意しているドレスショップで試着し、現地で同じものを借りる方法があります。
または、同じく日本のドレスショップでレンタルまたは購入して、自分たちで持っていくという方法も人気が高まっています。前撮りや海外挙式のロケーション撮影、帰国後パーティで何度でも着る機会があるなら、購入を検討することもおすすめです。
海外挙式用の持ち物リスト作成
海外挙式では、衣装だけでなく撮影や演出用のさまざまな小物やDIYグッズを日本から海外に持ち込むヵップルが増えています。それ以外にも、海外滞在中に必要なものなど、持ち物はたくさんあります。事前に必ず持っていく必要があるものは持ち物リストを作って、忘れ物がないように最終チェックできるようにしましょう。
レンタルのメリットは挙式前後の持ち運びや衣裳メンテナンス、衣裳保管、着用後の片付け、面倒な準備や手配はほぼおまかせで当日を迎えられるので準備が簡単なことです。
購入のメリットはアフターパーティやフォトツアーで、挙式以外にも何度か着用したい場合にレンタル期間を気にすることがないので何度でも着ることができる点です。
どちらにするかは、自分の海外挙式の予定や予算などを考慮して選ぶとよいでしょう。
海外挙式のゲストのおもてなし準備での注意点
ゲストをどこまで何人まで呼ぶか
海外挙式を行う場合の招待ゲストをどこまで呼ぶか検討する際の目安として、家族や親しい友人を中心に、平均で6~10名呼んでいるカップルがいちばん多いという調査結果が出ています。
海外挙式は渡航・宿泊の確保や事前の休暇申請など、ゲストにとっても負担がかかるため、ゲストを招待する場合は国内で行う結婚式よりも早めに打診するのがおすすめです。
また、ゲストへのお車代についても、打診する前に検討しておき、打診の際には一緒に伝えられるようにしておきましょう。
ブライズメイドやアッシャーの依頼
海外挙式では、欧米の結婚式の様式を取り入れ、兄弟姉妹や親しい友人のゲストにブライズメイドやアッシャーを依頼するケースが増えています。ブライズメイドやアッシャーはお揃いの衣装を揃えたり、結婚式の手伝いを計画したり:と準備に時間がかかるケースが多く、ゲスト側の負担になることも。
依頼する場合は、1ヵ月~1週間前などのギリギリのタイミングは避けるのがベターです。できれば招待状を発送する前の事前の打診の際などに、お願いするようにしましょう。
帰国後パーティの準備での注意点
準備はできるだけ前倒しで
海外挙式の後に、帰国後パーティを行う場合は、実質2つのパーティの準備を同時に進行していくことになります。
帰国後パーティは海外挙式後の1~2ヵ月以内に開催することが多いのですが、帰国後は結婚の挨拶や新生活の始まりなどで非常に慌ただしくなるケースが多いため、できることは海外挙式の出発前までに、ある程度終わらせておきましょう。
帰国後パーティで使うものを準備しよう
帰国後パーティでお披露目用にフォトや動画を使用したい場合は、データの出来上がりがいつになるかの確認を必ずしておきましょう。
データは通常1~2ヵ月後の出来上がりになるため、帰国後パーティの日取りによっては間に合わない場合も。特急で仕上げてもらうこともできますが、別途料金が発生しますので、ここも事前確認を。
また、帰国後パーティのプチギフトに旅行のお土産をチョイスしたり、ウエルヵムスペースに海外の小物を演出したい場合には、何がどれだけ必要かの購入リストを事前に作成し、買い漏れがないように備えておきましょう。
海外挙式の準備の段取りやノウハウを入手
準備の細かいノウハウやトレンドの挙式スタイルの情報は、ウエディング情報誌やインターネットのウェディング情報サイトだけでなく、InstagramなどSNS、海外挙式を行った先輩花嫁の準備ブログなどを上手に活用して、より実用的な情報収集を行う花嫁が急増しています。
海外挙式準備ブログ
画像だけでなくテキスト量も多いため、海外挙式の準備や工夫点などを、より詳しく知ることができます。また、その際の心の持ち方や苦労など、心理面についても詳しく書かれていることが多いため、読み物としても面白いブログがいっぱいです。
さまざまな卒花さんの準備ブログがインターネットで検索できるので、参考にしてみましょう。
ハッシュタグ検索で、今のトレンドの花嫁DIYやドレス・メイクの情報、また自分と同じ国や会場での挙式の様子など、ピンポイントで検索することが可能です。Instagramでの情報収集は時系列で準備の様子がわかることや、トレンドのアイデアが気軽に手に入ること。気になってさらに詳しい情報を知りたい場合は、コメントなどで質問したり、情報を交換しあうこともできるでしょう。
まとめ
海外挙式の準備は思っているより簡単な部分も!準備の平均期間は挙式の7.1ヵ月前
海外挙式の準備や手配は、一見さまざまな準備があるように見えます。ですが、実は国内で結婚式を行うよりも、ゲスト数が親しい身内や友達に限られることが多いため、とてもシンプルでアットホームなパーティとなり、その分準備もより簡潔でスピーディに進むことが多いようです。
ただ、準備期間を短縮することができてたとしても、理想の季節で抑えたい日取りや会場などこだわりがある場合は、検討期間も含め、早めの会場予約と手配がおすすめです。準備の期間や流れを事前に把握しておくことで、より段取り良く理想の挙式への準備を整えることができるでしょう。