【結婚の手続き】女性に多い苗字と住所の変更手続き一覧。必要な準備&段取り

結婚前後に必要になるさまざまな手続き、特に女性は苗字、本籍、住所が変わる人が多いため、手続きの種類も内容も煩雑になります。また手続きの場所も、自治体の役所、金融機関、パスポートセンター…と行く機関も異なるため、二度手間、三度手間にならないように変更手続きするものをピックアップして、一緒に済ませられるものはその場で済ませてしまうことが段取りよく進めるコツになります。今回は女性の「苗字・住所・本籍」の変更が必要となる手続きをまため、どの順番で行うとスムーズか、段取りの流れ順にまとめました。

この記事のINDEX

    結婚で苗字と住所が変わる女性の手続きの効率的な順番

    結婚の女性の手続きの順番

    結婚で苗字変更がある女性の手続きは「転居⇒入籍」がスムーズ

    結婚して苗字変更がある女性の場合、入籍前にまず新居に引っ越しを済ませ、転出転入を済ませてから婚姻届を提出するのがスムーズです。
    特に結婚にまつわる手続きと届け出を効率的に行うには、婚姻届の提出と引っ越しをほほ同時期(転出届の有効期限である2週間以内)に行うことがおすすめです。
    婚姻届と転入届の提出を一回で済ませることが可能です。
    転居と入籍の届出を役所に終えていれば、運転免許証や銀行口座などの氏名や住所の変更手続きも一度にできるため非常に効率的です。

    婚姻届の提出前、提出後に準備して置くもの

    新しい姓の印鑑

    入籍後の手続きで必要になるのが新しい姓の印鑑です。できれば入籍前には準備しておきましょう。印鑑の作成は専門店に依頼しますが、現在はインターネット通販での申し込みも可能です。作成にかかる期間は即日から2週間程度と、依頼業者によって異なります。
    購入料金は1000円程度で作れるものから、素材や掘り方にこだわると1本数万円するものまであります。印鑑証明や銀行印など、さまざまな手続きで長く使用するものなので、じっくりと選びましょう。また旧姓印鑑は手続きで必要になるので、捨てないでおきましょう。

    戸籍(抄)謄本

    住民登録をしていない役所に婚姻届を提出する場合、戸籍謄本が必要になります。戸籍謄本は本籍地がある役所で発行可能ですが、遠方の場合は郵送で取り寄せも可能です。ただし、取り寄せの場合最大2週間程度かかることもあるので、早めに本籍地の役所に問い合わせましょう。
    また、入籍後に新しい戸籍になるまでは約1週間、婚姻届の記入等に不備があると2週間程度かかります。パスポートの変更手続きには新しい戸籍謄本が必要になるため、考慮に入れておきましょう。

    新しい住民票の写し

    運転免許証やパスポート、銀行の名義変更や会社への各種申請など、氏名や住所の変更をする際に必要となります。婚姻届を提出した役所と住民票の住所地が同じ場合や、「婚姻届受理証明書」を取得して住民票の住所地の役所へ行く場合は、婚姻届を提出した日に新しい住民票を取得できます。

    証明写真の発行

    パスポートや運転免許の氏名変更時や、氏名変更を機にマイナンバーカードを作る際は証明写真が必要となってきます。

    ・パスポート申請 4.5×3.5cm
    ・マイナンバーカード 4.5×3.5cm
    ・自動車運転免許申請 3×2.4cm

    【結婚の手続きリスト】婚姻届提出後に女性に必要な手続き一覧

    女性が役所で行う結婚手続き

    市役所、区役所で氏名、住所変更が必要な手続き

    基本的には婚姻届け提出後に行う手続きです。男女ともにに必要な手続きですが、特に女性のほうは姓が変わるケースが多いため、段取りよく行うようにしましょう。婚姻届提出後に、すぐに新しい住民票が発行可能な場合は、婚姻届け提出と同時に下記の手続きすることが可能です。

    手続きの種類手続きする人手続きする内容必要書類・用意するもの
    国民健康保険
    国民年金
    マイナンバーカード
    本人
    又は代理人
    (委任状が必要)
    新しい住民票があれば、本人確認書類が旧姓・旧住所のままでも変更手続きが可能です。・新しい住民票
    ・各旧カードや手帳
    ・本人確認書類(旧姓のままでOK)
    ・印鑑(代理人に委任する場合)
    印鑑登録本人
    又は代理人
    (委任状が必要)
    旧姓で印鑑登録をしている場合は、登録した市区町村の役所で廃止申請を行う必要があります。
    新姓で印鑑登録をしたい場合は、新住所地の役所で登録申請します。実印用の印鑑を前もって作っておき、婚姻届を提出する際に、一緒に印鑑登録ができるでしょう。
    ・本人確認書類
    ・登録してある実印
    ・旧印鑑証明証
    ・印鑑登録する新しい印鑑
    ・登録費用(100~300円くらい)

    市役所、区役所以外の機関で氏名、住所変更が必要な手続き

    身分証明としての機能を果たすものが多いため、早めに手続きを済ませましょう。またクレジットカードや携帯などは転居に伴う住所変更を行っておらず郵便物が返送されてしまった場合、カード使用が止められてしまうなどのケースも考えられます。
    パスポートや運転免許証変更には新しい戸籍謄(抄)本や住民票が必要になるものもあるため、婚姻届の提出や転居に関する手続きを完全に済ませた上で行うようにしましょう。

    手続きの種類手続きする人手続きする内容必要書類・用意するもの
    パスポート本人
    又は代理人
    (本人署名と代理人の本人確認書類が必要)
    婚姻届や転入届を提出し、入籍後に新しい戸籍謄(抄)本を取り寄せて手続きをできるだけ早く行いましょう。住民登録をしている都道府県の旅券窓口、またはパスポートセンターでの手続きになります。・一般旅券発給申請書(記載事項変更用)
    ・有効パスポート
    ・戸籍謄(抄)本
    ・6ヵ月以内に撮影された顔写真(45mm×35mm)1枚
    ・手数料(6000円)
    運転免許証本人
    又は代理人
    (本人署名と代理人の本人確認書類が必要)
    婚姻届、転入届を提出し、入籍後に新しい住民票が手に入ったら、運転免許試験場や警察署で手続きを行います。身分証明書にもなるため、なるべく早く手続きを済ませましょう。・運転免許証
    ・運転免許証記載事項変更届(用紙は警察署や運転免許試験場にある)
    ・住民票の写し(本籍を変更する場合は、本籍地入りの住民票を手配)
    銀行口座本人氏名変更の場合は基本的には最寄りの支店での変更か可能です。口座を開設した支店以外では手続きできないこともあるので、事前に確認しておきましょう。必要書類記載の上、捺印が必要なため新旧届印を持参しましょう。・通帳
    ・キャッシュカード
    ・旧届出印
    ・新届出印
    ・住民票
    ・本人確認書類
    生命保険
    損害保険
    本人婚姻届や転入届を提出し、入籍後に新しい住民票が手に入ったら、なるべく早く行いましょう。加入している保険会社に連絡し、手続きを行います。手続き方法はインターネット上でできる場合や窓口のみの場合など、保険会社によって異なります。・保険証券
    ・本人確認書類
    ・新姓・旧姓の届け出印
    クレジットカード本人変更に必要となる書類を
    取り寄せて記入後に提出します。
    (インターネットでも可能な場合もあり)
    ・必要書類
    ・本人確認書類の写し
    携帯電話本人契約している携帯電話のサービス窓口、またはWEBからの変更も通信会社によっては可能です。契約している通信会社によって変更方法が異なるため、それぞれ確認が必要です。・本人確認書類
    ・新しい住民票

    結婚後に必要な会社関係の苗字・住所の変更手続き

    手続きの種類手続きする内容
    身上変更申請書
    (結婚届とも)
    結婚や引越しなど私生活に動きがあった際に提出する書類です。入籍に伴い名字が変わる場合、職場で旧姓を使うのであれば特に問題はありませんが、新しい姓を使用する場合などはこの書類と合わせて、姓変更の書類提出も必要となります。
    住所変更届
    通勤手当区間変更届
    結婚に伴い転居が必要な場合は、会社に新住所の届け出が必要です。また、転居後に通勤区間が変更になる場合は、通勤区間を新たに申請します。
    給与振込み口座の名義変更入籍後に、銀行口座の名義を変更を済ませた後に、すぐに給与振込口座の名義変更を行いましょう。
    名刺の申請結婚により氏名(姓)が変わる場合は、新しい名刺に作り直す必要があります。社内では旧姓を名乗りたい場合など、詳細は勤務先に確認が必要です。

    まとめ

    結婚に伴う女性の苗字住所の変更手続きは準備物の確認を

    結婚に伴い苗字と住所が変更になるのは、現在では女性に限らず男性である場合も多くなっています。苗字変更と住所変更は、転入と入籍の手続きが、同時期に両方済んでから行うと非常に段取りがスムーズです。忙しい結婚準備に負担とならないよう、できるだけ効率よく進められるように、必要な書類や印鑑なども忘れないで準備しておきましょう。

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    結婚式準備.com編集部

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