結婚の新婚生活準備。家電や家具に必要な費用は?誰がどう負担する?新居や新生活に必要な家具家電リストや準備費用節約方法も紹介

結婚のための新居がきまり、引っ越しの目途がついたら、新生活に必要な家具や家電の購入を検討し始めましょう。準備のために必要な費用相場、家具や家電で購入が必要なもの… すてきなインテリアや便利な家電に囲まれ新生活を始める夢は広がりますが、無駄遣いを防ぎ、新生活に必要なものを吟味することが必要です。新居を快適にするために、どんな物を購入すれば失敗が少ないかなど分かりやすくまとめました。

この記事のINDEX

結婚準備で家電や家具に必要な費用は?新居や新生活に必要な準備費用の相場金額と内訳

結婚準備で家電や家具に必要な費用

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2018年度のゼクシィの新婚生活に関する調査で、全国の女性20歳~49歳のうち、直近1年以内に入籍した方(初婚、再婚含む)計4,123人にアンケートをとったところ、結婚にともなう新居の準備で購入した家具や家電の調査では、購入したものや購入した費用が分かりました。なお、家具も家電も購入しなかった人の割合は29.3%でした。新婚生活を始めるにあたってお互い1人暮らしで生活するための必需品が揃っていたり、どちらかがもともと住んでいる家に転居する場合などは、特に何も買い足さなくても新婚生活が始められる場合もありますが、70%のカップルは新婚生活のために、費用をともなう準備を行っています。

両方購入 インテリア・家具のみ購入 家電製品のみ購入
48.6% 10.7% 11.3%

新婚生活準備費用(「インテリア・家具」「家電製品」のいずれかまたは両方購入者の金額平均の相場は52.1万円でした。また、ボリュームゾーンは50~100万円未満で、26.9%。4割以上の方が50万以上新居の準備のために費用を使っています。

データ出展:ゼクシィ 新婚生活実態調査2018調べ

結婚準備で家具を購入した人は全体の59.4 %・平均金額相場は28.4万円

家具を購入した人で購入で最も多いのは、カーテンやラグ、布団など、ファブリック類。
新婚生活の空間を気持ちよく迎えるための必需品と言えるでしょう、また、カーテンは引っ越すと、今まで使用していたものが新居の窓の大きさに合わないことが多く、使いまわしがきかずに必要に迫られる人も多いようです。
大きな金額の買い物だと、ソファ、ベッド、リビングテーブルなど、独身時代は必要なかったふたりの空間だからこそ必要になる家具の購入が目立ちます。

結婚準備で家具を購入した人は全体の59.4 %・平均金額相場は28.4万円

データ出展:「新婚生活実態調査2018/ゼクシィブライダル総研」より画像引用

結婚準備で家電を購入した人は59.9%・平均金額相場は33.4万円

新婚生活にともなう準備で多く購入されている家電は、冷蔵庫・洗濯機・炊飯器・電子レンジなど、生活に欠かせない家電が並びます。独身から2人での暮らしを始めるにあたり、1人暮らし用で揃えていた家電では容量が足りない、これを機に新しい家電に変えかえるなど、さまざまな理由が考えられます。
また、新居にふたりとも転居する場合、照明器具が部屋ごとに必要になるため、新しく買い換えるケースも多いようです。

結婚準備で家具を購入した人は全体の59.4 %・平均金額相場は28.4万円

データ出展:「新婚生活実態調査2018/ゼクシィブライダル総研」より画像引用

結婚準備の家電や家具の費用や家計は誰がどう負担する?新郎新婦や親の負担分担

結婚準備のための費用や、結婚後の家計の管理はどのように分担する方法が良いのでしょうか。

結婚式準備のための費用は両家の親も負担してくれるケースが多い

両家の親や親族から、顔合わせ・結婚式・新婚旅行・新生活をスタートさせるまでを含む『結婚費用』に両家の親族から何かしらの援助があったと答えるカップルの割合は71.3%でした。多くのカップルは結婚式や結婚にかかる費用の何かしらに、両親から援助があったようです。結婚式準備から新生活スタートまで、結婚全体の費用にかかる約37%を親が援助してくれている計算になります。
両家の親の援助の平均金額は 2019年度の回答では192.4万円。このお金の一部を、新居準備のための家電購入や家具購入に充てるカップルも多いようです。
また、両家の親や親族が結婚祝いの品物として家具や家電を贈ってくれるケースもあります。

新郎新婦の新婚生活準備の費用負担は家計負担の考え方で決めるカップルが多い

新郎新婦が結婚の新生活を始めるための家電や家具を買う費用負担の決め方は、夫婦が共働きか、専業主夫、専業主婦であるかによっても大きく変わります。

新郎新婦の新婚生活準備の費用負担は家計負担の考え方

データ出展:「新婚生活実態調査2018/ゼクシィブライダル総研」より画像引用

新郎新婦とも働いている共働きの場合の費用負担や家計

新郎新婦ともに働いている場合、費用負担の方法はつぎのような考え方があります。
夫婦で収入格差がある場合をのぞき、近年は女性も結婚後、妊娠出産後も働きたいと考える人が増えているため、家計は夫婦ふたりで共同管理する割合が増加傾向にあります。

【共働きで新婚生活準備の費用負担や家計の負担の決め方】
・収入の割合で分担額を決める
・後で揉めてしまわないように折半する
・共通の口座から支払う
・こだわりの強いほうがこだわりたいものを負担する

専業主婦、専業主夫の場合の費用負担や家計

専業主婦(主夫)の場合は、収入があるほうが負担するケースが多いようです。
ひと昔前は専業主夫家庭が多く、家計は妻に任せるというケースが一般的でしたが、近年では、男性が主夫業をこなし、女性が家計を担うケースも増加しています。家計管理も得意なほうや、家計を大きくしたいという意欲があるほうかせ担うケースも増加しているようです。

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結婚準備に必要な家電・家具リスト。新生活に必要なものを優先度が高いもの順に紹介

家具

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スムーズに新婚生活が始められるように、一般的に必要なものを見ていきましょう。
新居に引っ越してから「あ!あれが無い!これも無い!今から買いに行かなくちゃ」ということが起こると大変です。引越してすぐに必要なものから順に見ていきましょう。

生活必需品

生活必需品は、2人の生活に必要な日用品のことです。特に忘れがちな必需品として、カーテンと照明に注意。カーテンが無いと家の中が丸見えになってしまいますし、照明が無いと夜になると真っ暗になってしまいます。カーテンと照明だけは予め購入しておきましょう。

【新居にまず準備必須の生活必需品リスト】
・シャンプーやボディソープなどのお風呂用品
・鍋や包丁、ふきん、食器用洗剤、ハンドソープなどのキッチン用品
・トイレブラシ、トイレマット、トイレットペーパーなどのトイレ用品
・雑巾、モップなどの掃除用品
・シーツなどのリネン類
・歯ブラシ、ヘアブラシなどの衛生用品
・バスタオルやフェイスタオルなどのタオル類
・カーテン
・照明

家具

家具は、2人が生活する上で家の中に備えておく道具全般のことです。ソファや本棚は、別に引っ越し当日に無くてもそこまで困りませんが、ベッド(もしくは布団)や食器棚は必要です。寝具が無いと寝られませんし、食器棚が無いと食器やキッチン用品の収納に困ります。新しく購入する場合には、新居への転居前、または引越し当日には届くよう手配し、配置場所を事前に決めてすぐに組み立てられるよう段取りしておくと良いでしょう。

【新居に必要な家具リスト】
ベッド(もしくは布団)
本棚
食器棚
テレビ台
ソファ
テーブルと椅子

電化製品

生活を便利で快適にする家庭用の電化製品は最低限は揃えておきましょう。特に引っ越し初日から必要なものはエアコンと掃除機です。季節によっても必須度は異なりますが、真冬や真夏の引っ越しではエアコンが無いと大変不便です。掃除機は、「ちょっとここの埃を取ってから家具を置きたい」といった場合に便利です。
掃除機やエアコンを新調する場合は、引越し前に新居に届くよう計画的に購入し、手配しましょう。また、エアコンの設置には工事が必要になり、工事日程は順番待ちになることもあるため、引越し日程前に工事が終わっているよう手配する配慮も必要です。

【新居に必要な電化製品リスト】
・冷蔵庫
・電子レンジ
・炊飯器
・エアコン
・掃除機
・洗濯機

結婚の新居準備と引越しで家具・家電を買うとき失敗しない!購入や準備の注意点とは

間取り図

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「よし!全部揃えてから引っ越しするぞ!」と思って、何も考えずにあれこれ購入しておくと、引っ越し後に「あれ?こんなはずではなかった」と後悔するケースもあります。ここでは失敗しないポイントをお伝えします。

新居の間取りに合わせた家具を買う

ベッドや食器棚、大型のチェスト(タンス)、テレビ台、ダイニングテーブルセットなど、ある程度の大きさのあるものは、新居の間取りと広さを十分考慮した上で購入しましょう。
広いインテリアショップで見ると小さく見えた家具も、実際に一般家庭に置くと大き過ぎる、ということはよくあります。「勢いで購入したけど、思ったよりも大き過ぎて入らなかった」ということが無いように大きさはしっかり確認するのがおすすめです。
また、「かわいいカーテンを買ったけど、窓に取り付けたらサイズが合わない」ということもよくあります。このような事態を防ぐために、窓のサイズの確認も忘れないようにしましょう。

将来を見越したものを検討する

今は2人暮らしですが、数年後は家族の人数が変わっているかもしれません。例えば、近い将来子どもが欲しいなら、ベッドは買わずに布団にする、大きめの冷蔵庫にするなど、ある程度将来を見越して買い物をするのがおすすめです。
2人暮らし用の小さなサイズを選ぶよりも、ある程度ファミリー向けのものにした方が、子どもができたときに便利です。

インテリアの方向性を相談しておく

男性女性それぞれが「素敵」と思ったものを購入していくと、カラーやテイストがバラバラになってしまうこともあります。ある程度インテリアやカラーの方向性を合わせておくと良いでしょう。

結婚準備の新居のための家具や家電の購入費用をできるだけ節約したいときには

カップル

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子どものことや、2人の将来のことを考えると、無駄な出費は避けたいところです。
「できるだけお金を節約したい」という堅実なカップルのために、おすすめの方法を紹介します。

一人暮らしをしていたときのものを使う

お互い独身時代に使っていたものをそのまま使用すれば節約になります。例えば、テレビやテレビ台、洗濯機やエアコンなどはそのまま使っても不便は無いでしょう。
「大きい方がいい」と思いがちな冷蔵庫なども、子どもが生まれるまでは独身時代のものを使って、子どもが生まれてから大きなものに買い替えるという方法もあります。

迷ったら新生活が始まってから考える

例えば、おしゃれな間接照明やプリンター、趣味のインテリアグッズなど「欲しいけど本当に必要?」と迷うようなものもあります。その場合は、新生活が始まってから考えるのも良いでしょう。しばらく生活してみて「やっぱり必要!」と思ったものだけ購入すればムダが省けます。

必需品リストを作って優先順位を決める

「あれもこれも欲しい!」と全て購入してしまってはお金がいくらあっても足りません。欲しいものリストを作り、優先順位が高いものから購入しましょう。
例えば「エアコン」「テレビ」「間接照明」の3つが欲しいと仮定します。この3つの中で絶対に必要なものは「エアコン」です。人にもよりますが、一般的にエアコンの次に必要なものは「間接照明」よりは「テレビ」でしょう。
まずはエアコンの購入金額を考え、予算が余りそうなら予算に応じたテレビを検討し、それでも予算が余れば間接照明を購入します。予算が無ければ今回は間接照明の購入は見送り、次回のボーナスのときなどお金に余裕があるときに購入します。

結婚祝いに贈りたい。おねだりしたい。1万円~3万円で購入可能な家具や家電の選び方

結婚式にいけない場合、または現金の代わりに、結婚祝いとして品物を贈る際、新居での新婚生活にすぐ使える家具や家電を贈るケースが増えています。

新郎新婦が恐縮しないよう、お返しに困らないような金額と品物を選ぶ

結婚祝いの気持ちだからと、やみくもに高い金額の品物を購入すると、新郎新婦は非常に恐縮してしまいます。また、結婚祝いを頂いたら半額~1/3程度の金額のものをお返しするというマナーがあるため、お返しの金額にも頭を悩ませてしまうでしょう。
結婚祝いで家具や家電、生活必需品を贈る場合、値段の相場は新郎新婦との関係性の深さや状況から金額相場を決めて贈ります。

結婚祝いの金額相場の決め方について詳しくはこちらをご覧ください。

結婚祝いはご祝儀(現金)とプレゼント(品物)、どっちを贈る?金額相場や判断基準、贈る際に気を付けたいマナー

結婚祝いに生活必需品・家具・家電を贈る場合の注意点

1万円以上の品物を贈る場合は、欲しいものを新郎新婦が選べるよう配慮をする必要があります。
特に生活必需品である食器や家具、家電を贈る場合は、ふたりが不必要なものであったり、すでに新郎新婦が準備していたり、または他の誰かの贈り物とかぶってしまうケースも考えられます。それではせっかくの贈り物も、新郎新婦は対処に困ってしまうでしょう。
できれば事前にリクエストをヒアリングするのがおすすめです。また、家具や家電を新郎新婦が好きなように選べるカタログギフトを贈るのも一案です。

結婚祝いで人気の家具や家電

結婚祝いの贈り物で人気のある家具や家電は、ふたりの生活水準をワンランクあげてくれるようなものが人気です。また、あまり置き場所に困らない。使わない際もインテリアとして見た目が美しい、などの商品が喜ばれるようです。

【結婚祝いで人気の家電例】
・トースターや電子レンジ
・電気調理機や炊飯器
・コーヒーメイカー
・ロボット掃除機

まとめ

結婚し新居の家具や家電は、本当に必要なものを賢く購入して素敵な新生活を始めよう

新生活に必要なものはキッチン用品やバス用品などの生活必需品や、ベッドや食器棚などの家具、掃除機や冷蔵庫などの家電になります。購入前には、新居の間取りや広さ、窓のサイズなどを測ってから家具や家電、カーテンなどを購入するようにしましょう。むやみに買わずに、欲しいものに優先順位をつけて、本当に必要なものを購入すればムダ遣いを防ぐことができます。賢く購入して将来に備えるとともに、楽しい新婚生活を始めましょう。

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この記事のライター

結婚式準備.com編集部

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