両家の親に結婚の挨拶をする前にプロポーズや結婚報告の順番を確認。婚約後スムーズに結婚を伝える流れや段取り

さまざまな人に結婚を快く承諾してもらえるよう、結婚の挨拶や報告の順番を確認しておきましょう。プロポーズを行い、婚約の意思がお互い固まったら結婚の挨拶に行くのですが、結婚の挨拶の順番として「結婚挨拶の前にお付き合いの挨拶を事前に親にしておくべき?」「結婚の挨拶前に会社や友人に結婚報告をしてもよい?」「結婚の挨拶は男性側と女性側どちらから先に行くべき?」と結婚挨拶や報告の順番で疑問に思うことも多いよう。結婚の気持ちをスムーズに親、兄弟、会社、同僚、友人、親戚に伝えられるよう、結婚の挨拶にまつわる順番について確認しておきましょう。

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婚約やプロポーズ前に親への挨拶は必要?結婚の挨拶とプロポーズの順番

婚約やプロポーズ前の親への挨拶と結婚の挨拶とプロポーズの順番

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婚約前やプロポーズする前に、付き合っている相手の親への挨拶が必要がどうか悩むことも多いでしょう。パートナーの親との初対面が「結婚の挨拶の場」であることも多いのですが、事前に親へ挨拶するケースや挨拶の順番などを知っておきましょう。

プロポーズ前に親への挨拶はするべき?プロポーズと結婚の挨拶の順番

プロポーズ前に「親への挨拶」は必要か

プロポーズ前に「付き合っている相手」として親ヘの挨拶が必要かどうかは、二人の関係性や考え方次第によるところが大きいのが現状です。
付き合いを結婚を前提にしており責任あるお付き合いであることを親に知っておいて欲しい場合や、婚約前から同棲をする場合などは、プロポーズ前に親に挨拶をした方が、親と付き合っているパートナーを安心させてあげることができるため、けじめとして大きな意味があります。

プロポーズ後にはきちんと「結婚の挨拶」を

基本的には、プロポーズが終わり二人に結婚の意思があることをお互いに確認することができたら、プロポーズしてから比較的早め(プロポーズ後1カ月以内が目安)に結婚の挨拶に、お互いの親の元に伺いましょう。すでにプロポーズ前に親に一度挨拶を済ませている場合でも、結婚することを決定したことを報告することはけじめであるため、結婚の挨拶が必要です。結婚の挨拶をするために実へ伺ってもいいか、事前に打診して日程を決めましょう。

プロポーズなしでも結婚の気持ちがお互い固まったら結婚の挨拶を

長い付き合いで自然と二人の間で結婚が決まった場合などプロポーズなしで結婚することが決まったケースも多いようです。ですが、結婚は二人のだけの問題ではなく、双方の家も今後の人生に大きく関係してくるもの。結婚する気持ちが固まったら、両方の親へ結婚の挨拶に伺いましょう。

結婚の挨拶前に婚約指輪は準備すべき?婚約指輪を買う順番

婚約指輪はプロポーズされたら貰うもの、と思っている人も多いのですが、必ずしも「結婚の挨拶前に準備した方がいい」という訳でもないようです。

婚約指輪の準備の順番は結婚の挨拶に行く前か後か

婚約指輪の準備は、結婚の挨拶の前後どちらに用意するかは、二人の関係性や考え方次第によるところが大きいでしょう。婚約指輪をプロポーズ時に用意したい、という人は早めの用意が必要ですが、女性によっては一生つけるものなので、自分が気に入ったデザインを二人で買いに行きたいと考える人も多いため、男性は女性のニーズもよくリサーチして決定しましょう。婚約指輪は購入をお店で決定してから納品まで、通常は1カ月程度は見ておく必要があります。順番としては、結婚の挨拶後に、両家の顔合わせの場や結納の場で婚約指輪を披露する機会があるため、それまでに準備するカップルも多いようです。

結婚の挨拶の場に婚約指輪はしていっても良いか

プロポーズの時点で二人の間では結婚の約束を取り交わしてはいますが、まだ両家の親には報告、許しをもらっているわけではありません。そのため、結婚の挨拶の時に婚約指輪を身に着けて挨拶に行くのは、彼の両親と初対面の場合は、あまりおすすめできません。彼の両親との親密度が高い場合や、すでに相手の親と結婚前提の付き合いで公認の場合などは問題はなく、むしろ婚約指輪を見て喜んでくれることも考えられます。

近年では婚約指輪と結婚指輪を同時に買うケースも増加

近年では、婚約指輪と結婚指輪を重ね付けしたいという女性のニーズが増加し、組み合わせてつけられるセットリングとして、結婚の挨拶後に両方を同時に購入するケースも増えています。婚約指輪は特に順番や時期にこだわらず、一生身に着けられるお気に入りの指輪をライフスタイルに合わせて二人で相談してタイミングをみて購入するのもひとつの方法です。

親、会社、同僚、友人、親戚…結婚挨拶と結婚報告の順番は?誰から報告する?

結婚が決まったら、さまざまな人たちに報告をします。二人にとってさまざまな関係性の人がいますが、すべての人に気持ちよく祝福してもらえるよう、結婚の挨拶と結婚報告には順番を確認しておく必要があります。

【結婚を報告する際の基本的な順番】
(1)両家の親に結婚の挨拶をする
(2)会社の上司に結婚が決まった報告をする
(3)会社の同僚、友人に結婚報告をする
(4)親族に結婚報告をする
(5)結婚式後、結婚式に招待しなかった人に結婚報告をする

結婚報告の順番はまず両家の親への結婚の挨拶から

結婚することが二人の間で決まったら、誰よりもまず先にお互いの親に結婚の挨拶に伺い、それぞれの親に結婚することを認めてもらいましょう。結婚は二人の意思てせもありますが、選んだ相手をお互いの家族として迎え入れてもらうための大切なけじめの挨拶でもあります。そのため、結婚を許してもらうというスタンスでのぞみましょう。挨拶の場所や日取りは、できるだけ相手の親の意向に沿って決めることが大切です。

親への結婚挨拶の後に会社へ結婚報告する際の順番

双方の親に結婚を認めてもらい、正式に結婚することが決定してから、会社への報告を行いましょう。結婚式をおこなう場合には結婚式の3カ月前ぐらいが目安です。入籍のみの場合にも、新居への引越しや姓名が変わることで会社への手続きが必要になるため、入籍前に報告が必要となります。結婚報告はプライベートなことなので、できるだけ就業時間を外して上司に時間を作ってもらいましょう。
報告ルート的には「会社での直属の上司→その上の上司→同じ部署の同僚→他の部署の同僚」といった流れです。

友人へ結婚報告はできるだけ一斉に。式に招待しな人は式後やSNSを利用

友人への結婚報告を行う際は、他の人からまた聞きで結婚することが伝わり、「そんな話聞いていない」と気分を害する友人を出さないようにするための報告の順番と、できるだけ親しい友人に一斉に伝わるよう配慮することが大切です。
特に親しい友人には最初に伝え、親しい友人には、グループ内にできるだけ同時に伝わるよう報告のタイミングを配慮しましょう。

親戚への結婚報告は両家の親への挨拶と会社への結婚報告が済んでから

親族への結婚報告は、特に親しい親族以外は親にお願いしてもかまいません。お祝いの額やお車代などは親族間での取り決め等があることも多いため、そのあたりをよくわかっている親と親族とで話をしてもらった方が良い場合もあります。
ただし、お祝いを頂いたお礼は、本人たちが必ず直接行いましょう。

結婚式に招待しない人への結婚報告

結婚式を行う場合、結婚式に招待しない人や疎遠になった友人などへの報告は、結婚式後が望ましいでしょう。結婚式後の報告はがきか、結婚したことを伝えるSNS報告でさらりと伝わるようにすると良いでしょう。

両家の親に結婚挨拶に行く場合の順番は女性側から

両家の親に結婚挨拶に行く場合の順番は女性側から

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結婚の挨拶は、必ず両方の実家に伺い、きちんと挨拶をします。どちらかの家には挨拶に行かずに、両家顔合わせをセッティングするようなことはマナー違反てせすし、けじめがつきません。相手の親と、既に結婚を認知されていて親しい関係性だったとしても、順番を違えずに手順を追って結婚の挨拶を行いましょう。

結婚の挨拶に行く順番は女性側の実家からが基本

結婚挨拶の順番は「女性側の実家→男性側の実家」の順
結婚の挨拶は基本お互いの実家に訪問し、親に挨拶と結婚の許しを得ます。その際は、昔からの習わしで、女性側の実家に先に伺うことがマナーとされています。昔は「女性を男性が嫁にもらう」という考え方からで、現在は状況や考え方が違ってきいる場合もありますが、その順番が一般的だと思っている親世代も多いため、できれば順番に沿って挨拶を行いましょう。

結婚の挨拶の順番が逆になってしまい男性側の実家に先に伺う場合

女性側の実家が遠方にある、お互いの都合がなかなか折り合わないなどの理由で、先に男性側の実家に行くような場合も出てくるでしょう。順番が逆になることは特に問題はありませんが、その際には日程を決める際に、それぞれの家に事情を説明し、順番が逆になってしまうことを事前に説明してくとお互いに角が立ちません。

結婚の挨拶の場や両家顔合わせの席に兄弟姉妹は同席する?

結婚の挨拶の順番の疑問として、兄弟姉妹にはいつ結婚報告をすべきかという疑問が出てきます。兄弟姉妹が実家に同居しており、結婚の挨拶の場に同席できる状況であれば、タイミングがあえば一緒に報告をするというケースもあるようです。既に実家から離れて暮らしている場合には、親への挨拶が済んだ後に別で報告をするケースや、両家顔合わせの席に同席して挨拶を行うというケースもあります。ただし、両家顔合わせの席に兄弟姉妹が同席する場合には、相手の家への事前承諾が必要になります。

結婚の挨拶を行うための段取りと挨拶当日の順番

結婚の挨拶当日までの準備や手配の順番

【1】結婚の挨拶の日程と場所を決める

二人の間でプロポーズなどのやり取りで結婚の意思が固まったら、1カ月以内には両方の親に挨拶に行けるように段取ります。挨拶に行く順番は、基本的には女性側の親→男性側の親の順番で行くのが基本です。逆になってしまう場合には、事前に双方の親へ理由を話しておくとスムーズです。
日程、時間帯、場所はできるだけ親の意向を聞いて、親が都合のよい日程や場所を優先して決定しましょう。

【2】挨拶に行く側は相手の親のことをリサーチ

挨拶に行く側は、事前に相手の親がどんな人であるかや、趣味、食の好みなどを聞いて置きましょう。手土産を選んだり、当日どのような話題で会話したら盛り上がるかなどを事前に準備するために必要な情報です。

【3】自分の親には相手の情報を伝えておく

自分の親には事前にある程度、パートナーとなる人の情報を伝えておきます。相手の出身地、仕事、趣味、家族構成、人柄、食の好み、相手の家族の構成などのプロフィールだけでなく、相手が初婚か再婚か、妊娠の有無、年齢などを伝えることも大切です。万が一結婚の許しを得るためにネックになりそうな情報がある場合、当日や後から知られてしまうより事前に伝えているか否かで当日の親の心象が大きく変わってくるため、事前に伝えておくことをおすすめします。

【4】二人の結婚についてのプランを確認する

結婚の挨拶の場では結婚への意思を伝えるだけでなく、親から結婚に際してのさまざまなことが質問されるケースが多いため、仕事、新居、結婚式など、結婚に向けた将来的な二人のプランについては事前に話し合い確認をとりましょう。また質問の際には、親の意向をまず先に聞いてから、二人の意見や考えを話す姿勢が大切です。結婚の挨拶初日に親と揉めることがないよう、親が気にしそうなことは事前に予測を立ててスムーズに答えられるよう準備しましょう。

【5】当日に持参する手土産を決め渡し方のマナーを確認する

結婚の挨拶で相手の親を訪問するマナーとして、手土産を持参します。手土産を決める際には親の好みや賞味期限など配慮しておきたいポイントや、渡す際にマナーを守ったタイミングでスムーズに渡せる渡し方を確認しておきましょう。手土産は結婚挨拶の前日には手元に準備があるよう手配しておくと安心です。

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【6】当日の服装は着ていく1週間前にはすべてチェックする

着用する服は前日に決めるのではなく、1週間前には一度すべて揃えてチェックします。その際に衣類のしわや汚れ、ほころびがないかなどを確認し、クリーニングに出す必要がないかや、買いなおす必要がないかなど、万が一に備えられるよう準備しましょう。
結婚の挨拶の服装は、男性はスーツ、女性はワンピースなど、きれい目で清潔感があり、きちんとした姿勢が伝わる服装を準備しましょう。

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【7】丁寧な言葉遣い、訪問のマナー、食事のマナーを見直しておく

結婚の挨拶の場はけじめの場でもあります。相手の親に安心してもらえるよう、できるだけ落ち着いた、丁寧な立ち居振る舞いができるよう、丁寧な言葉遣い、訪問の際のマナーについて事前に見直しておきましょう。また、両親とともに食事をするケースも多いため、食事の予定はなくとも食事のマナーも見直しておくと安心です。

【8】会話の話題や結婚の許しをいただく切り出しの言葉を事前に用意しておく

相手の親と初対面の場合は、緊張してどのようなタイミングで、どのような言葉で結婚の挨拶をしていいか忘れてしまうこともあるようです。相手の親も緊張していることも考えられるため、事前にどのような会話をしたら和やかな雰囲気になるか、幾つか話題を用意しておきましょう。
また、結婚の挨拶を切り出すタイミングや、どのような言葉で結婚の許しをいただくか、事前に用意して切り出しの流れをシミュレーションして置きましょう。

結婚の挨拶の流れと行動の順番のチャート例

相手の実家に結婚の挨拶に伺った場合の基本的な流れと行動の順番をチャート例として挙げておきます。当日の行動の流れをシミュレーションしておき、不安な部分は事前に解消し、臨機応変に対応できるようにしておきましょう。

【結婚の挨拶当日の流れと行動の順番】
(1)実家には2~3分前に到着。身だしなみをチェックしてから、約束時間の2~3分後にチャイムを押す。
(2)玄関先でパートナーに紹介された後に親に挨拶をする。許可を得てから家に上がる。
(3)居間に通される。席に着く(座る)前に手土産を袋から出して渡す。
(4)着席前に、改めて挨拶をする。
(5)「どうぞお召し上がりください」と声をかけられてからお茶を口にする
(6)挨拶後は、一旦歓談を挟んで場を和やかにする。
(7)5分ほどの会話を挟んだ後に、本題の結婚の承諾について切り出す。
(8)挨拶後の歓談。結婚を承諾してもらえたら、顔合わせや結婚式についてなど。
(9)二時間を目安にして、男性側からおいとまを切り出す。
(10)立ち上がる際には自分の席を整えてから。立ち上がったら挨拶をする。
(11)挨拶の後に食事に誘われたら一度は辞退する。もう一度誘われたら拒まず食事を共にする。
(12)玄関先でおいとまの挨拶をする。おいとまの際、スリッパは重ねずに脇に寄せる。
(13)玄関先で見送られたら、一度振り返り会釈をする。
(14)帰宅後、ご実家に電話をして無事についたことと、今日のお礼を電話またはメールで伝える。夜9時以降であれば翌日に行う
(15)訪問後、2~3日以内にお礼状を出す。

まとめ

結婚の挨拶を両家の親に行った後に会社や友人に報告を

プロポーズで婚約する意思を固めたら、まずは両家の親に結婚の挨拶を行い結婚いることを報告しましょう。両家の親に結婚を認めてもらってから、会社の上司や同僚、友人たちなどに報告すると、問題なくスムーズに結婚報告ができるでしょう。結婚の挨拶の順番は女性側の実家に先に行ってから、男性側の実家に行くという一般的な認識になっていますが、事情や都合で先に男性側に行くという順番が逆になる場合でも、双方の実家に事前に状況を説明しておけば問題はありません。さまざまな人に結婚を快く承諾してもらえるよう、結婚の挨拶や報告の順番を確認しておきましょう。

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結婚式準備.com編集部

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