結婚式のウェディングブーケとは
ブーケ・ブートニアの由来と意味
ウエディングブーケの由来は諸説ありますが、ヨーロッパで男性が愛する女性へ、プロポーズをする際に、野に咲く花を束ね結婚を申し込んだことが始まりといわれています。また、プロポーズされた女性が結婚の申し出を受けた印として、花束から一輪抜き取り男性の胸元に挿したもので、この動作がブートニアの由来とも。
このように、花嫁と花婿の、結婚の幸せの象徴ともいえるのがウェディングブーケとブートニアです。
結婚式のウェディングブーケの依頼購入先
ウェディングブーケとブートニアは、装花を担当する業者やフローリストに依頼して作成してもらいます。どのような業者に依頼しているカップルが多いのでしょうか。
会場または会場提携の花屋、フラワーショップ
77.7%の新郎新婦が依頼
結婚式会場が提携する装花業者やフローリストに依頼するカップルが多いようです。会場装花のイメージに合わせての作成や、結婚式打合せ時に一緒にブーケの打合せも可能です。忙しい結婚準備期間にブーケのために改めて打合せを設定しなくても済むためさまざまなメリットがありますが、会場側を通しての依頼となるため、仲介料が入るため、相場は少々高めになりす。
会場提携以外の外部の花屋、フラワーショップ
12.5%の新郎新婦が依頼
会場が提携する以外の業者に依頼することも可能です。自分が依頼したい業者を選ぶ自由度が魅力で、会場の仲介を挟まないために費用は比較すると安価である傾向です。
結婚式の打合せ以外に別途打合せやイメージを伝える機会を設ける必要があること、当日搬入になるため受け取りの段取りをウェディングプランナーと業者に伝えておく必要があるなどの手間が必要になります。
友人、知人、親族からの手作り
9.5%の新郎新婦が依頼
友人や知り合いがフローリストなどで依頼いる場合や、親族が作ってくれるなどの場合があります。費用はお祝い価格で、かなり格安で済むケースがほとんどです。
自分で手作り
5.7%の新郎新婦が依頼
自分で材料を集めて手作りする新郎新婦もいます。費用は完全に材料費のみなので、最も安い相場で作ることが可能です。作成に時間がかかることや、結婚の記念として造花やドライフラワーなど、保存できる素材で作ることが多いようです。
結婚式のウェディングブーケの費用相場
ブーケ、ブートニアの総額の平均金額は4.6万円
ブーケ、ブートニアの総額の平均金額 4.6万円
ブーケ1個あたりの費用 3.0万円
ブーケの平均個数 1.8個
結婚式の披露宴では、パーティの途中にお色直しをするカップルが多いため、その衣装に合わせてブーケを2つ以上用意するカップルもいます。また、ブーケトス、ブーケプルスなどで使用する、ゲストのギフト用にも用意するブーケもあります。
依頼先別の平均費用相場
ブーケの依頼先 | ブーケ総額平均 | ブーケ1個当たりの平均 |
---|---|---|
会場または会場提携の花屋 | 5.1万円 | 3.7万円 |
外部の花屋 | 3.6万円 | 2.3万円 |
友人、知人、親族の手作り | 2.4万円 | 1.4万円 |
自分で手作り | 1.3万円 | 0.8万円 |
※こちらの数値は首都圏の平均費用相場
装花業者との仲介料が入る会場提携業者に依頼する方法がもっとも費用が高くなる傾向ですが、会場装飾のテーマに合わせやすい、イメージがしっかり伝わりやすい、別途自分で業者を探す手間が省けるなどさまざまな理由から、最も依頼するカップルが多くなっています。
手作りする方法が最も値段が安く済みますが、生花を使っての制作は難しい、忙しい結婚式準備期間にブーケの制作時間をとる必要があるなどを見込んで計画する必要があるでしょう。
生花・造花・プリザーブドフラワーのブーケの費用相場
ブーケ総額平均 | ブーケ1個当たりの平均 | |
---|---|---|
生花のみ | 5.0万円 | 3.6万円 |
造花のみ | 1.7万円 | 1.3万円 |
プリザーブドフラワーのみ | 4.6万円 | 3.3万円 |
※こちらの数値は首都圏の平均費用相場
生花ブーケ
生花を使ったブーケは最も人気がありますが、生花はそもそもの値段が高く、季節によっても費用相場が大きく左右されます。また、使ったブーケを記念に残したい場合には、押し花やドライフラワー、プリザーブドフラワーなどに加工する必要があり、業者に依頼する場合はさらに費用がかかります。
造花ブーケ
造花ブーケは人工的に作られた素材の花、アーティフィシャルフラワーで作成したもの。値段は比較的安価で、枯れる心配がないため式後の保管にも加工のための費用は必要ありません。また、材料が手に入れば、時間をかけて作成できるため、初めての方も手作りが可能です。最近ではまるで本物のような造花や、自然にはない鮮やかな色味の造花などさまざまなタイプが出ています。品質のいいものは値段も上がるため、材料費も高くなる傾向です。
プリザーブドフラワーブーケ・ドライフラワーブーケ
ブリザーブドフラワーで作るブーケで、造花同様結婚式後も長くて手元に残すことができます。最近ではドライフラワーを織り交ぜて作るドライブーケなども人気があるようです。
どちらも保存用に加工した後、自然の色味を生かして着色をするため、自然のような色合いや自然にはないくすみ系のおしゃれな色合いなど、生花にはない魅力のあるブーケを作成することができます。
結婚式のウェディングブーケの持ち込み料の相場
多くの会場で持ち込みは可能
ブーケの持ち込み料は最近では無料の式場も増えてきており、アンケートの結果では多くが持ち込み料がかからなかったことが分かります。
ブーケを会場以外で依頼した場合、持ち込み料がかかった人の割合です。
「必要だった・計」は17.6%
「必要だった」10.9%
「必要だったが、会場がサービスしてくれた」6.7%
「必要なかった」は79.5%
持ち込み料相場は5000円未満
持ち込み料がある場合、5000円未満が相場です。また、両親贈呈用の花束やブーケトスのトス用ブーケなど、お渡しするお花は持ち込み料がかかる場合、かからない場合はまちまちなので、会場側にそれぞれ確認しましょう。
ただ、メインテーブル装花やゲストテーブル装花などの会場装花は持ち込みできない会場がほとんどです。
使用後のウェディングブーケの保存加工費用の相場
結婚式使用後のウェディングブーケはどうするか
押し花に加工する
花を乾燥させながら、紙に押し当て薄くして保存していく方法です。押し花も簡単にでるので、手先が器用な方はチャレンジしてみるとよいでしょう。できあがった押し花ひとつひとつでブーケの形を作って額にいれると素敵なオブジェとして飾れます。
ドライフラワーに加工する
ドライフラワーはお花をひとつひとつ乾燥させて保存する方法です。乾燥させるだけなので簡単にできますが、花の色落ちや保存状態を良くするのは難しく、長期的にきれいに残しておきたければお店にお願いした方がよいでしょう。
ブリザーブドフラワー加工する
プリザーブドフラワーは生花をプリザーブド加工して長期的に保存できるようにしたものです。特殊な染料を染み込ませることで生花の色鮮やかな美しさとソフトな風合いを残せるのが魅力です。染料液を用意すれば自分で作ることもできます。均一の形で明快な色調の状態は3年以上は長持ちします。
アイスフラワー加工する
切たての生花を真空凍結乾燥製法で約1ヵ月かけて水分を蒸発させたベルギーで誕生したフリーズドライフラワーです。花の水分が氷となって昇華されることからアイスフラワーと名付けられました。生花をマイナス50度の温度まで冷却して、水分を除去するため、花の繊維が壊れることなく、切りたての花の色彩、香り、風合いがそのまま残り、花本来の自然な美しさを本来の花の持つ色や形を、1年以上保つことができます。
人にあげる
ブーケを身近な人にあげることで「幸せのバトンタッチ」という意味があります。ブーケトスのように未婚の女性にこだわらず、結婚式に協力してくれた大切な友達や兄弟姉妹など大切な身近な人に、結婚式後に使ったブーケをプレゼントする新婦も多いようです。
自分でもって帰る
アンケートでは、特に保存処理はほどこさず、家に持ち帰って火器に生け自然に楽しむ人が全体のぼ半数ほどです。
結婚式使用後のウェディングブーケ保存費用の相場と平均料金
ウェディングブーケの加工費用は、押し花、ドライ、ブリザーブドなどどの方法をとったとしても、繊細な花びら一枚一枚に防腐処理をほどこし着色するため、それなりの値段がかかります。また、保存のために結婚式後、すぐに加工業者に引き渡さなければならず、その手配も必要です。
ウェディングブーケの保存費用の平均料金
押し花・ドライ加工などの平均費用 4.6万円
加工依頼先によって異なる平均費用
・利用した会場 6.0万円
・外部の花屋 3.9万円
・押し花・ドライ加工の専門店 5.0万円
※こちらの数値は首都圏の平均費用相場
まとめ
ウェディングブーケの費用相場と保存のための料金は依頼先で異なる
ウェディングブーケの費用相場は選んだ花の種類や素材によっても大きく変わりますが、依頼先によっても相場が変わります。自分のイメージするブーケが予算内で作成できるかどうが、いくつか比較検討してみてもいいでしょう。
保存に関しても検討している方は、加工料金の相場を参考にして検討してみてくださいね。
データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ