結婚式二次会の会費はいくらが妥当?ゲストが「高い」と思うボーダーライン

結婚披露宴のあとに行われる二次会は、新郎新婦にとっても、ゲストにとっても素敵な想い出が作れます。そのため、「結婚式のあとに二次会を行いたい」と思っているカップルも多いでしょう。しかし、会費の設定を間違うとゲストから「会費が高かったな...」という感想を持たれてしまう場合もあります。そこでこの記事では二次会をどのくらいの会費にすればゲストの満足度が高いパーティにできるのか、解説します。

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そもそも二次会ってどれくらいのカップルが実施してるの?

乾杯

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披露宴のあとには、二次会を必ず行わなければならないのでしょうか。実はそんなことはありません。

二次会の実施率は約4割

結婚式のあとに二次会を行ったカップルは44.0%、行わなかったカップルは55.2%という結果がでています。データから見ると、全員が必ず二次会を実施しているわけではありません。

二次会を行わない理由としては「披露宴の終わる時間が遅くて二次会を行ってしまうと終電に間に合わない」「披露宴を行った会場からアクセスの良い場所に二次会の会場がない」といったことが挙げられます。このように、場所や時間などを考慮し、二次会の実施が難しそうなら見送ることもあります。

データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ

二次会のメリット

カジュアルな雰囲気で友人や会社の人が集まってにぎやかに過ごす二次会は、新郎新婦にとってもゲストにとってもたくさんのメリットがあります。

ゲストとゆっくり話す時間が取れる

大人数を招待する披露宴では、ゲスト一人ひとりとゆっくり話すのが難しい場合がほとんどです。しかし、二次会ならゲストとの距離が近く、歓談の時間も長くとれるため、一人ひとりと話すことができます。

披露宴に招待できなかった人も参加できる

披露宴に招待できる人数はどうしても限られてしまいます。「呼びたいのに呼べなかった」という友人や、「披露宴の時間はちょうど仕事があって行けないけど二次会の時間なら行ける」といったゲストも参加できます。

友人どうし楽しく過ごせる

新郎の友人、新婦の友人が同じ場所に集まって楽しくおしゃべりできるのは二次会のメリットです。新郎新婦の友人が一斉に集まる機会はめったになく、二次会をきっかけに親睦を深めることができるので、家族ぐるみのお付き合いに発展することもあるでしょう。また、パートナーを探している人にとっては出会いのチャンスにもなります。

気になる二次会の会費は?一万円未満が望ましい?

お金

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ゲストが「二次会の会費が高い!」と感じるボーダーラインはいくらくらいなのでしょうか。ここでは、ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べの統計データをもとに、相場を読み解いていきます。

男性の二次会会費の相場

男性の二次会会費は8000~9000円未満が22.6%、次いで多いのが5000~6000円未満で20.6%となっています。

首都圏の男性平均は会費相場は6900円、全国の平均相場は6000円となっていて、男性はお酒を飲む量や食事の量が多いので、女性よりも少し高めに設定されることが多いです。

女性の二次会会費の相場

女性の二次会会費は5000~6000円未満が19.9%、次いで多いのが7000~8000円未満で19.3%です。僅差で3000~4000円未満の18.6%となっています。

首都圏の女性平均は会費相場は6200円、全国の平均相場は5400円となっていて、女性は男性に比べて二次会会費が少し低い傾向です。

男性と女性の二次会会費の差額

全体の平均相場を見ると男女の二次会会費差額は男性が高いと出ていますが、二次会会費の男女の差額(全国推計値)を見てみると同額が45.6%となっており、約4.5割は男女同じ会費を設定している傾向があります。地域によっても大きな差があり、男性が8割多く払う富山・石川・福井地方、98.4%が同額の北海道など様々です。ふたりが済む地域の特性も考慮しながら、会費金額を設定するのもポイントになります。

データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ

ゲストが「二次会会費が高い」と思うのはいくら?

ゲストが「会費が高い」と感じるのはそれぞれの感覚や二次会を開催する地域にもよりますが、二次会会費の相場(全国推計値)を参考にすると、男性の場合は1万円以上、女性の場合は8000円以上になると「高い」と感じる傾向があるようです。

コレさえ押さえれば大丈夫!会費設定のコツ

結婚パーティ

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せっかく二次会を企画するなら、できるだけたくさんの人に気持ちよく参加してもらいたいものです。ゲストが満足する会費設定にはポイントがあります。

ゲストが参加しやすい会費設定にする

あまりにも高い会費設定だと、それだけでゲストの参加率が下がります。一般的に、ゲストは披露宴に参加するために3万円程度のご祝儀を用意し、会場までの交通費やヘアセット代なども負担しています。
 
そこにプラスで二次会会費が数万円かかってしまうと、「結婚式だけで4~5万円かかってしまう」という理由で参加を見送る人も出てきます。もちろん「会費が高い」と新郎新婦には言いづらいので、表向きは別の理由で欠席するでしょう。
 
本当は二次会に参加したいのに会費が理由で参加できない人が出てくるのは悲しいことです。できるだけ会費は低めに設定して、ゲストが気軽に参加できるようにすることを心がけましょう。

二次会の内容に見合った会費設定にする

もし二次会会費が相場よりも高くなったとしても、会費に見合うような豪華な料理や種類豊富な飲み物、心のこもったギフトなどがあればゲストの不満も少ないでしょう。

しかし、会費のわりに料理が少なかったり、飲み物が行き届かなかったり、ゲームの景品が貧相だとゲストは不満に思います。「もしかして黒字にすることが目的なの?」と思われ、印象が悪くなってしまっては、二次会を開催した意味がなくなってしまいます。
会費を高く設定する場合、二次会の内容を充実させ、ゲストの満足度をあげることが大切です。

まとめ

二次会会費はゲストが気軽に参加できる金額設定を

二次会は、新郎新婦にとってもゲストにとっても楽しいひとときになることは間違いありません。ゲストとたくさん話すことができたり、ゲストどうしが親睦を深めたりすることができます。
 
お金のことを気にしなくて済むように、二次会の会費はゲストが参加しやすいような価格設定にするのがおすすめです。もし高い値段設定にするなら、会費に見合った内容にすると良いでしょう。
 
適切な会費設定にしてゲストが楽しめる二次会にしましょう。

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この記事のライター

結婚式準備.com編集部

結婚式準備.com編集部です。結婚式の準備で悩むプレ花嫁を応援する記事を書いていきます。

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