結婚式を記録に残す!ムービー動画撮影の依頼先
結婚式を記録として残すためのムービー撮影は、今やフォト撮影と並んで欠かせない要素の一つと言えます。
データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2018調べ
結婚式の動画撮影をした人の割合は63.0%
6割以上のカップルが、結婚式の様子を撮影しています。結婚式の様子を撮影するためには、結婚式の時間をすべて撮影してくれるカメラマンの手配が必要になります。
結婚式の動画撮影の依頼先
カメラマンの手配をどのように依頼するかは、いくつかの方法があります。
会場の専属カメラマンまたは提携事業者に依頼
76.4%のカップルが、会場専属または提携している業者が手配したカメラマンに撮影をお願いしています。
会場専属のカメラマンに撮影依頼する理由として
・撮影のベストなポイントや位置、導線を知り尽くしている
・見積りの段階で費用に入っているため相場が分かりやすい
・カメラマンの持ち込みが不可、または持ち込み料がかかる
などの理由が挙げられます。
友人・知人に撮影を依頼
9.7%のカップルが友人や知り合いなどに撮影を依頼しています。業者に依頼するよりも安く済む、業者にない温かい目線で撮ってほしいなどさまざまな理由が考えられます。
また、業者に撮影をお願いするのと並行して、友人にも撮影を同時にお願いして、2カメラマン手配するカップルも多いようです。
外部業者やカメラマンに依頼
3.9%のカップルが、外部業者に依頼しています。
カメラマンの持ち込みを不可、または持ち込み料が必要となるケースが多く、外部業者に依頼する率は少なくなっているようです。
結婚式のムービー撮影を業者に依頼した場合の費用相場
業者に依頼した場合の費用相場は19.7万
15~25万ほどかかった人の割合は約46.5%と、多くの人が20万ほどの費用を支払っているようです。業者に依頼する理由としては、友人に依頼した場合よりもクオリティの高い動画編集やサービスが受けられるという理由が挙げられます。
・価格が手ごろである
・ブルーレイやDVD納品がある
・フォト撮影とセットになっている
・動画の編集能力が高い
結婚式でムービー撮影費用が上がるポイント
結婚式のムービー撮影で、業者に依頼した場合に値段が上がるポイントとしては、オプションでのサービスを利用した場合に増加する場合があります。また、持ち込み料金がかかる会場では総じて金額は高い傾向にあるため、依頼先はよく考えて検討しましょう。
・カメラマンの数を増やす
・エンドロールなどの加工
・DVD等の焼き増し料金
・カメラマンの持ち込み料金
友人や知人に動画撮影を依頼した場合のお礼の費用相場
友人や知人にムービー撮影をお願いする場合は、感謝の気持ちをあらわすためにお礼を用意することが一般的なマナーです。
メインカメラマンとしての役割は3万円
結婚式にゲストとして招待し、その中でメインカメラマンとしてムービー撮影をお願いする場合のお礼相場は3万円ほどと言われています。
また、カメラマンはさまざまなシーンや瞬間をカメラで撮影するため、ゲストとして食事をとる時間がないケースがほとんどのようです。結婚式終了後に落ち着いて食事ができるよう、1万円ほどの食事券やギフト券などを添えるケースもあります。
メインカメラマンの補助的な役割の相場は1万円
メインカメラマンはプロに依頼し、補助的な役割でカメラマンをお願いする場合のお礼相場は1万円ほどが多いようです。
お礼以外のプレゼントを渡すケースも
お礼は現金で包むケースが多いのですが、より感謝の気持ちを伝えるために、プレゼントを添えたり、後日食事に誘ったりするケースも多いようです。新婚旅行から帰った後に、お土産をプレゼントとして贈るのもいいでしょう。
お礼を渡すタイミング
お礼を渡すタイミングとして、挙式または披露宴が始まる前に、友人に控室にきてもらい、手渡すのスマートです。忙しい場合には、親またはウェディングプランナーから代理で手渡してもらう、という方法もあります。
感謝を直接伝えたい場合には、結婚式が終わってできるだけ早い後日に食事に誘うなどして、直接お礼を述べて手渡す方法とタイミングでもOKです。
結婚式の余興や演出ムービーを作成する場合の費用相場
結婚式の演出として、または余興として「ウェディングムービー」を作成し流す演出は、今やトレンド演出のひとつに数えられます。
余興や演出のためにムービーを用意したカップルは73.1%
結婚式の記録を残す以上に、ほとんどのカップルがウェディング演出用のムービーを準備して、演出に利用しています。
余興や演出ムービーの作成依頼先
余興や演出用のウェディングムービー制作の依頼先には、いくつか選択肢があります。また、ひとつの結婚式で複数のタイミングでムービー演出を行うカップルも多いため、依頼先が複数になる場合も多いようです。
会場専属の業者または提携業者に依頼
50.2%のカップルが依頼しています。
会場内の業者に依頼する場合、結婚式の撮影とセットでお願いすることで、グループディスカウントの割引が受けられるなど特典がつくこともあります。また、エンディングロールをお願いしたい場合は、フォト撮影や動画撮影などすべて同じ会社で頼むことで、費用を大幅に削減できます。
外部業者に依頼
16.5%のカップルが依頼しています。
プロフィールムービーや余興ムービーなどは、外部業者に依頼し、持ち込むカップルも多いようです。カメラマンの持ち込みと違って、出来上がったムービーを持ち込むことは、プロジェクターや音響設備がある会場では、持ち込み料がかからないことが多いでしょう。
友人や知人に依頼、またはプレゼントされる
16.4%のカップルが依頼しています。また、自主的にお祝いとして友人や知人が動画を作成してくれる場合もあるようです。こちらから依頼して作成してもらった場合や、プレゼントしてくれた場合には、お礼を包んで渡しましょう。
自作する
57.1%と多くのカップルが、何らかのウェディングムービーをソフトを使用して作成しています。自分で作成する場合には、さほど費用はかかりませんが、編集などに時間や手間が必要なため、結婚式の他の準備と並行し進められるよう、計画的に行うことが必要です。
余興や演出ムービーの作成依頼別の費用相場
※数字は首都圏の平均相場
ムービー制作の依頼先 | ムービーの平均金額 |
---|---|
会場専属の業者または提携業者 | 18.1万円 |
外部業者 | 8.5万円 |
友人や知人 | 2.6万円 |
自作 | 1.2万円 |
結婚式で流す演出ムービーの種類と費用
オープニングムービー
結婚式の冒頭に流す映像です。
結婚式のテーマやゲストへメッセージを盛り込んだり、ゲストの期待を高める掴みの演出のために取り入れます。
プロフィールムービー
新郎新婦の生い立ち・なれそめ・家族への感謝の言葉など、テーマはさまざまですが、ゲストが知らない二人の姿やエピソード、家族や二人の絆が感じられるほっこりした内容になり、ゲストに好評な演出ムービーです。オープニング・中座・エンディングと、どのタイミング演出としても利用できます。
エンディングムービー
結婚式の最後の部分で流す演出ムービーです。結婚式の最後の印象はゲストにとって非常に強いため、「いい結婚式だったなあ」と思ってもらえるまとまりのいい演出がおすすめです。
撮って出しムービー
結婚式ライブエンドロール、通称「撮って出しエンドロール」と呼ばれる演出です。直前までの結婚式の様子をすぐに映像として編集して流します。自作は非常に難しいため、会場カメラマンかムービー制作業者に依頼することがほとんどです。
出席してくれたゲスト全員の名前をエンドロールに取り入れたり、新郎新婦からゲスト1人1人へのメッセージを組み込んだり、ゲストが結婚式に参加したことが思い出として残るようなアイデアを取り入れる傾向です。
ウェルカムムービー
パーティが始まる受付時間中・受付を済ませ手持無沙汰なゲストを退屈させないための、おもてなし演出ムービーです。事前に行った海外挙式や神前挙式の様子を流してゲストに披露・報告したり、二人の前撮りの様子をスライド動画にして流したり…というアイデアがあります。
サンクスムービー
新郎新婦が両親・ゲストへの手紙の代わりとして、感謝のメッセージを演出ムービーに乗せて伝える感動ムービーです。別名レタームービーとも言います。サプライズ要素を持たせての演出アイデアにも多く利用され、誰に向けてメッセージを送るかで、作成した動画を流すタイミングが変わってくるので、効果的に演出できます。
余興ムービー
ゲストから新郎新婦へ贈る、お祝いの余興ムービーと、新郎新婦がゲストを楽しませるためめに用意する余興ムービーがあります。
メッセージムービー(サプライズムービー)
ゲスト1人1人のお祝いの言葉をまとめたムービーや、新郎新婦が会いたかったが今回出席していない大切な人にお祝いの言葉をもらいに行ったムービーです。ゲストの友人が中心となって企画し、制作してくれる心のこもったプレゼントです。
ゲーム、イベント用ムービー
純粋にゲームやイベントの紹介や気分を盛り上げるためのムービーです。ゲームの景品紹介ムービーや、余興の冒頭にストーリー性を持たせるものなどさまざまな演出方法があります。ゲストサイドが企画してくれる場合と、新郎新婦自ら用意する場合があります。
結婚式ムービーを自作する際に必要な費用の内訳と相場
ムービーを自作するのに必要な機材
パソコン
最近ではiPhoneやAndroidなどのスマートフォンで作成可能なアプリもありますが、質の良いムービーを制作するにはパソコンでの編集が必要になります。
動画編集ソフト
初心者であれば、ウェディングムービー作成用のソフトがおすすめです。価格が定価で大体1万円前後と手ごろで、比較的簡単に作成できます。本格的な編集ソフトを利用する場合は、自身のPCスキルや作業時間と相談しながら取り組みましょう。
写真などを使ってプロフィールムービーを作りたい場合は、写真の加工ソフトも必要です。こちらは無料のソフトなども利用できます。
スキャナ
写真を取り込む場合はスキャナが必要です。スキャナの解像度・高画質で出力できる動画編集ソフトの性能などによって、画像の鮮明さは変わります。ただし、こだわりすぎると機材とソフトだけで高額になるため、できるだけ費用をしっかり確認して選びましょう。
DVDディスク
作ったプロフィールムービーを焼くDVDが必要ですが、こちらは家電量販店でお手頃な価格で販売されています。安いものだと1枚100~200円前後で購入できます。
結婚式ムービーを自作する場合の費用相場
以上の機材やソフトの費用相場を考えるとパソコンをすでに所有していたとして、編集ソフトとDVD代で1~2万円ほどの見込みとなります。
ソフト代を節約したい場合は所有するパソコンにもともと入っている編集ソフトを利用することもできますが、クオリティを高めたいと考える場合は有料ソフトが必要なことが多いようです。
ムービーに使用するBGM著作権
ウェディングムービーに利用するBGMは、結婚式での音楽使用は音楽団体、JASRACやISUMへの許諾申請料が必要な場合があるため、会場側に確認しましょう。 一曲あたり3000円~5000円程度かかる場合があります。会場がまとめて利用申請している場合もあります。会場に依頼している場合は、会場側で手続きをとってくれているため、特に問題はないでしょう。
まとめ
結婚式の動画、ムービー費用は依頼先で平均相場が異なる
結婚式の記録や演出で欠かせない動画撮影やムービー演出ですが、依頼先で費用相場が大きく異なります。また、自分のこだわり度や演出方法によって、依頼先の選び方も変わってくるでしょう。自分たちの結婚式をどのような形で映像を利用したいのか、よく検討して依頼先を考えるようにしましょう。