結婚式の費用の内訳は?見積もり前に知っておきたい費用項目と平均金額

結婚式の費用の内訳は、大きく分けて挙式・披露宴・二次会という別々のセレモニーやパーティがあり、それぞれ別々に費用が計算されます。そのパーティの内容も演出・衣装・ゲストへのおもてなしなど、さまざまなサービスから構成されているため、費用は結婚式をあげるカップルごとに大きく異なります。結婚式の費用がどんな項目で成り立っているのか、細かく内訳を知っておきましょう。

この記事のINDEX

データ出展:リクルート ブライダル総研調べ

結婚全体にかかる費用の内訳と平均金額

結婚式費用の内訳

結婚全体にかかる費用の平均金額 466.6万円

結婚式だけでなく、プロポーズ後も指輪購入や両家顔合わせ食事会、新婚旅行まで、すべてにかかった費用総額の平均金額です。結婚費用はどのような内訳があるのか、その平均費用を見てみましょう。

結婚全体にかかる費用の内訳

結婚にかかる平均費用総額
466.6万円
仲人へのお礼の平均費用 6万円
結納式の平均費用 17.9万円
両家の顔合わせ食事会の平均費用 5.9万円
婚約指輪の平均費用 36.5万円
結婚指輪(2人分)の平均費用 24.4万円
結婚式にかかる費用の平均費用 357.5万円
二次会にかかる費用の平均費用 35万~40万円
新婚旅行の平均費用の平均費用 61.2万円
新婚旅行のお土産の平均費用 10.5万円

仲人へのお礼

仲人へのお礼の平均費用 6万円

現在仲人を立てる人は、結婚式を挙げたカップルのうち1.2%と非常に少なくなっています。結婚式に対する考え方は地域に寄る所も大きく、他の地域と比べ、東北地方や東海地方などでは、現在も仲人を立てている割合が若干多いようです。

結納の費用

結納式の平均費用 17.9万円

2018年度に結納を行ったカップルの割合は約14%と、こちらも少なくなりつつある結婚式の儀式です。現在では略式結納といった簡略化された形式の結納が主流になっています。東北や福島などの地域では、未だに20~30%以上のカップルが、両家親族交え結納を行っています。

両家の顔合わせ食事会

両家の顔合わせ食事会の平均費用 5.9万円

結婚式で両家の両親や親族が一同に会して、挨拶及び親睦を深める会です。近年では、結納は執り行わずに顔合わせ食事会のみ行うケースが多くなっています。

婚約指輪

婚約指輪の購入金額 36.5万円

昔は給料3ヵ月分と言われた婚約指輪ですが、現在は1ヵ月分程度の購入金額が平均値です。

結婚指輪(2人分)

結婚指輪(2人分)の平均金額 24.4万円

婚約指輪と違って、結婚指輪はシンプルなデザインを選ぶ分、費用も抑えたものになっているようです。また、婚約指輪を購入せずに結婚指輪のみ購入するカップルが近年では増加している傾向です。

結婚式(挙式と披露宴)にかかる費用

結婚式にかかる費用の平均金額 357.5万円

一般的な結婚式にかかる平均費用です。詳しい内訳は、次をご参照ください。

二次会にかかる費用

二次会にかかる費用の平均金額 35万~40万円

二次会は会費制でとり行われることがほとんどで、新郎新婦にはあまり金銭的負担がかからないようになっているパーティです。

新婚旅行

新婚旅行の平均費用の平均額 61.2万円

新婚旅行は近年では、仕事や新生活の都合上から結婚式直後には行かずに期間をあけて行くケースや、新婚旅行そのものに行かないケースも増えているようです。

新婚旅行のお土産

新婚旅行のお土産の平均費用 10.5万円

新婚旅行のお土産は、結婚式に招待できなかった方々への結婚挨拶や、お祝いをいただいた方へのお礼などのために購入するケースも多く、金額は総じて高い傾向にあります。

挙式費用の内訳と平均金額

結婚式費用の内訳

挙式とは、新郎新婦が神前または人前で、結婚式の誓いを立てるセレモニーのことです。
挙式費用は披露宴費用と一緒に「結婚式表」と見られることが多く、挙式後に続けて披露宴を行う場合は、儀式に必要なアイテムがすべて含まれたパックの値段になっていることが多いようです。
近年では、挙式のみを行うカップルも増え、挙式だけを行うための別プランの料金が増えてきました。
挙式形式にはチャペル挙式・神前式・人前式のスタイルがあり、スタイルごとに料金が変わります。また、オプションで聖歌隊やオルガン演奏・巫女舞・挙式後のフラワーシャワー演出などがオプションで、演出へのこだわりに比例して費用が上がります。

結婚式(挙式+披露宴)にかかる費用の内訳

結婚式費用の平均費用総額
357.5万円
挙式料の平均費用の平均費用 33.4万円
料理+飲み物の平均費用 1.9万円
新婦の衣装の平均費用 48.8万円
新郎の衣装の平均費用 17.1万円
ブライダルエステの平均費用 8.9万円
ブーケ・ブートニアの平均費用 4.6万円
会場装花の平均費用 17.2万円
ウェルカムアイテムの平均費用 1.6万円
フォト撮影の平均費用 22.4万円
動画撮影の平均費用 19.7万円

挙式料金の内訳

会場使用料、儀式を行う立会人(司祭など)料・司会料・演出料などが含まれています。衣装やフォト撮影料金などは、披露宴の費用として計算されているため、挙式のみを行う場合はこの挙式料金に衣装料金・撮影料金などが加算されます。(衣装料金・撮影料金の費用目安は次章の披露宴費用を参照にしてください。)

挙式スタイル別の平均金額

挙式料(キリスト教式) 平均34万5000円
挙式料(人前式) 平均26万8000円
挙式料(神前式) 平均36万2000円

オプション料金の例と平均金額

挙式中の生演奏 平均4万5330円
挙式中のゴスペル 平均5万1333円
フラワーシャワー 平均1万7822円
バルーンリリース 平均4万1160円

披露宴の飲食代の費用の内訳と平均金額

ゲストの料理・飲物の費用

料理・飲み物の総額費用の平均金額 122.2万円

料理の平均費用

ゲスト1人あたりの料理の平均金額 15,200円

コース・ハーフコース・ビュッフェによって価格はかなり変わります。料金もりからの値上げ要素としてはコースに一品追加・メインの素材グレードアップ・料理ランクのグレードアップ・専用オリジナルメニューの考案…など、料理の質・量が、ダイレクトに1人分の価格を左右します。そこからゲストの人数分の値上げになるため、かなり高額の値上げになることも。

飲み物の平均費用

ゲスト1人あたりの飲み物の平均金額 3,900円

基本はフリードリンクで、ゲスト1人当たりの単価が決まっています。中には一部別会計で飲んだものの数を数えて請求ということも。飲めるドリンク・お酒の種類やお酒のランクによって1人あたりの料金が変わります。

ウェディングケーキの平均費用

生ケーキの平均費用 平均72,000円
イミテーションケーキの平均費用 平均48,000円

披露宴会場使用料金の内訳と平均費用

会場使用料金・貸し切り料金 平均23.6万円

結婚式会場の使用料には、基本的には次のようなものがすべてセットになって含まれています。ただ、中には含まれていない場合や別料金であることもあるため、(親族控室や設備使用料は別料金の場合もある)、どこまでが含まれているのかの確認をしっかりとる必要があります。

席料・会場費

披露宴会場を使用する料金は、席料×ゲスト数で計算されることが多いです。料金見積もりで出される場合は細かい内訳にされない場合もあります。

控室料

両家親族の支度・休憩のために借りる部屋の料金です。レストラン等の貸し切り会場では、すべて会場使用料に含まれる場合もあります。

設備使用料

プロジェクターや音響設備など、余興やイベントに使用する器機材の使用料金です。最近は会場使用料にすべて含まれる会場も増えてきましたが、いまだに別料金の場合も多いため、確認が必要です。

装花装飾・ブーケブートニア料金の平均費用

会場装花・装飾

会場装花・装飾の平均費用 17.2万円

新郎新婦、ゲストの座るテーブルの装飾代です。卓数と装花のボリュームで料金が変わります。新郎新婦二人の席である高砂をフォトブースとして使用する演出が増えているため、高砂装飾に料金がかかる傾向のようです。

ブーケブートニア

ブーケブートニアの平均費用 4.6万円

新婦のブーケと新郎の胸にさすブートニアです。お色直しの回数で個数が増えることも。デザイン・使う花のボリューム・季節によって価格が変わります。他で発注して持ち込むことも可能ですが、持ち込み料金が発生する場合もあります。

ドライ・押し花加工

使用後のブーケ加工の平均費用 4.6万円

挙式、披露宴で使用したブーケ・ブートニアを押し花やプリザーブトフラワーに加工して、自宅などで保管・鑑賞できるようにするための料金です。最近では、自分で溶液や機材を購入して自作ることもできますが、技術がいるため、依頼するか自作するかは冷静に検討しましょう。

結婚式衣装の費用の内訳

新郎新婦の衣装

新婦衣装の平均費用 48.8万円
新郎衣装の平均費用 16.8万円

衣装のランク・お色直しでの着用数・和装のみ・洋装のみ・和洋両方着用で価格が大きく変わってきます。和装のほうが洋装より価格帯が高い傾向です。また、会場提携外のショップからレンタル・購入した衣装を持ち込む場合、会場によっては持ち込み料金を取られることも。着用衣装にこだわりがある場合は、必ず確認しましょう。

着付け・ヘアメイク

着付け・ヘアメイクの平均費用 9.1万円

ドレスの着用ならドレスを着るお手伝いは介添え料かヘアメイク・美容料金に含まれることが多いのですが、和装をする場合は別途着付け代がかかることがあります。和装と洋装の着用の順番によっては、着付けの割増料金がかかる場合も。

ヘアメイクリハーサル

ヘアメイクリハーサルの平均費用 2.3万円

ヘアメイクリハーサルはヘアメイク料金に含まれている場合と含まれておらずオプションの場合があります。

ペーパーアイテム・印刷物類

ペーパーアイテムデザイン・印刷

結婚式で必要なペーパーアイテムには、次のようなものがあり、手作りする場合のゲスト1人当たりの平均製作費は次のようになっています。

招待状 413円
席札 174円
席次表 387円
プロフィールブック 290円

ペーバーアイテムは持ち込み料がかかる場合もありますが、かからない会場が増加し、ペーパーアイテムをDIYすることで節約ポイントになるようです。ただ、印刷や紙にこだわると印刷の規定ロット数や一部単価が高くなり、割高になってしまう場合もあるでしょう。

招待状筆耕料

ゲスト1人あたり 100~500円

招待状のあて名書きの代行サービスです。招待状は毛筆であて名書きをするのが正式なため、時間がないカップルや見栄えを気にする場合は筆耕サービスを利用することが多いようです。文字数・部数・時間がない場合のスピード仕上げサービスの使用で価格が上がります。

ギフト・プチギフト関連

ゲスト1人あたりのギフトの平均金額 6,600円

ゲストに結婚式に出席してくれた感謝の気持ちを込めて、「引き出物」という3~ 5品がセットになったお土産を用意する風習があります。また、それ以外にも最後の送迎の際に渡す「プチギフト」を用意することも、現在では非常に多くなっています。引き出物の平均金額は地域差が大きく、北陸の一部地方のように、豪華な引き出物を用意する土地柄もあります。

引き出物・引き菓子・縁起物

ゲスト1人あたりの引き出物の平均金額 5,600円
ゲスト1人あたりの引き菓子の平均金額 1,300円

定番は引き出物3点セットです。会場提携のショップから選ばないと持ち込み料がかかることが多かったのですが、持ち込み自由の会場も増えてきました。最近は縁起物はなしにして、引き出物・引き菓子のみにするカップルも増えています。

プチギフト

ゲスト1人当たりの平均 295円

披露宴の最後のお見送りでゲストに渡す送迎ギフトです。会場提携のショップで選ばないと持ち込み料金がかかることも。

両家両親への贈呈用ギフト

両親への記念品の平均費用 3.5万円

両家両親への挨拶の際に贈呈するギフトです。持ち込み料は基本かかりませんが、会場によっては「保管料」の名目で料金がかかることもあります。

フォト撮影・動画撮影

フォト撮影

フォト撮影料金の平均 22.2万円
動画撮影料金の平均 20.0万円

撮影形態(ロケーション・室内)・撮影枚数・ポーズ数・データの納品数・アルバム作成の有無・カメラマンのランクや人数によって料金が大きく変動します。カメラマンを会場提携外の外部から持ち込みを検討しているようなら、カメラマンの持ち込みは持ち込み料金がかかる・または持ち込み不可のケースも多いため、慎重に検討する必要があります。

演出用ムービー制作

ムービー製作料金 2~20万円

結婚式当日の動画撮影をその場で加工してエンディングに使う「撮って出し」や、お色直し中に流すプロフィールムービーなどの作成費用です。動画をオリジナルで作成する場合と、写真のみを使って制作する場合ではだいぶ価格が変わり、後者は比較的安価です。

その他、結婚式会場への支払い以外の用意する費用

結婚式の当日、会場に支払う費用以外に必要なお金がありますので、こちらも併せて考慮にいれておいてください。

協力へのお礼のお車代相場

ゲスト1人 2万円~3万円

受付・司会・主賓・スピーチ・余興等で協力してくれたゲストへのお礼です。役割の負担の大きさによって、主賓や司会の場合は1万円~2万円、受付や余興の場合は1人5000円~3万円程度のお礼を用意します。

遠方からの交通費のお車代の相場

ゲスト1人あたりの交通費の半額~全額

遠方から来てくれるゲスト・主賓をお願いしたゲストには交通費を負担します。負担額は半額~全額ほどです。

遠方からのゲストの宿泊代の相場

ゲスト1人あたりの宿泊代全額

遠方から来てくれるゲストで宿泊が必要な場合は、宿泊代を負担します。交通費・宿泊代のどたらか全額か、または両方の半額~全額を負担するなどいろいろなケースがあります。

会場スタッフへのお心づけ

スタッフ1人あたりへのお心づけの相場 5,000円~1万円

ウェディングプランナー・介添え・司会者など、結婚式を担当してくれた方々へ感謝の気持ちを込めて心づけを用意する場合があります。これは気持ちの問題です。もともと会場には相応の料金を支払っているので用意しないことも。5,000円~1万円が相場です。

親族・ゲストの衣装着付け代

ゲスト1人あたり 5,000円~1万円

親族の衣装レンタルや着付けは会場でお願いすることが多く、そちらの料金を新郎新婦が負担します。またブライズメイド・アッシャー・リングガール等を友人にお願いした場合、その衣装代を負担することもあります。

ブライダルネイル・エステ代

ブライダルエステ代の平均費用 8.9万円

会場の提携するブライダルエステを利用したり、数か月前から他のブライダルエステに通う場合の費用も考慮に入れておきましょう。

結婚式二次会の費用の内訳と平均金額

二次会費用の内訳

結婚式二次会の平均費用 35~40万円

ほとんどすべての結婚式に必要なアイテム、サービスを会場側が揃えてくれる挙式・披露宴とは違って、二次会では会場側に支払う金額以外に、自分で用意するものやオプションで用意するものなどが多くなってきます。自分で用意するものの例としては、衣装・ウェディングケーキ・ゲームの景品などがあります。

会場に支払った平均金額
36.7万円
新婦の衣装の費用 3.9万円
二次会のウェディングケーキ 約3万円~4万円
ゲームの景品代 約3万円~12万円

※総額費用平均は料理、飲物、会場費、音響・映像設備使用料、照明、マイク使用料など含む

二次会会場に支払った費用平均

会場に支払った平均金額 36.7万円

二次会では、結婚式の二次会プランなどを探して予約すると、最低限の項目はついてきます。この中に料金として含まれていることが多い項目としては、料理、飲物、会場費、音響・映像設備使用料、照明、マイクなど。
最低限の二次会は開催可能なものがセットになっています。

二次会の新郎新婦の衣装の費用

新婦の衣装の費用 平均3.9万円

二次会で結婚式とは別の衣装を着た新婦の割合は65.2%。挙式と同じ衣装を着た人の割合は27.0%のため、二次会に絶対に必要な費用、というわけではありません。
そして二次会で違うドレスを手配して着用した場合の衣装代は「2万円未満」が47.7%でもっとも多く、約半数を占めています。二次会では、より安価で自由な、カジュアルやトレンド要素が強い自分好みのドレスを選ぶ新婦が多いようです。

二次会のウェディングケーキ

約3万円~4万円

二次会から参加するゲストに向けて、結婚式の雰囲気を少しでも味わってもらおうとケーキ入刀のイベントを企画するカップルも多いでしょう。ウェディングケーキは二次会会場料金には含まれず、別途請求になることが多いようです。
シンプルなケーキでこのくらいの値段なので、少し凝ったデザインや段数を増やすと費用は追加される可能性があります。

二次会プチギフトの相場

平均金額 1人あたり274円

二次会では「300円~500円」ほどのプチギフトを用意する方が多いようです。最近では、プチギフトを配らずにその分を飲食代に充ててグレードアップする方も増えているようです。その際は、招待ゲストに向けてお礼を書いたメッセージカードを帰りに渡すなどして感謝の気持ちを伝えるとよいでしょう。

ゲームの景品代

総額 約3万円~12万円ほど

ゲームの景品の相場は「招待ゲストの人数×1000円」で考えて、ゲームをやる場合は、飲食代に景品代1000円を上乗せして会費にするパターンが多いです。ゲームの景品は二次会がもっとも盛り上がる瞬間です。あまり貧相にならないように気をつけましょう。もし二次会を盛り上げるために景品を豪華にしたければ、新郎新婦が自己負担で上乗せしてもよいでしょう。

その他、別途費用がかかる項目

ウェディングムービーは二次会用に作成するのか、結婚披露宴で撮影したものを二次会で流すのかで費用が変わってきます。
会場装飾は、二次会会場のために装飾を用意するよりも、披露宴で使ったアイテムをそのまま飾る、といったアイディアもあります。装飾持ち込みが可能か、会場側に確認しましょう。
二次会の写真や動画の撮影は、プロカメラマンにお願いするか、友人にお願いするかの選択肢がありますが、最近では二次会も思い出に残したいとプロに依頼するケースも増えているようです。

結婚式費用の支払い負担の内訳と平均金額

結婚費用(結婚式だけでなく二次会・新生活、新婚旅行の費用含む)平均466.6万円
結婚式費用(挙式費用・披露宴費用)平均357.5万円
ゲストからのご祝儀
平均232.8万円
新郎新婦の自己負担
平均142.8万円
両家の親からの援助・親族からの援助
平均174.5万円

ご祝儀の総額平均金額と負担割合

平均232.8万円

結婚式でゲストが包むご祝儀は、一般的な目安として3万円が相場と言われています。
そのため、結婚式の平均ゲスト数×3万円でおおよその目安はつきます。
結婚式の平均費用が約350万円、ゲスト数が70人ほどの場合は、約210万円のご祝儀が集まると考えられ、結婚式費用の約60%がご祝儀でまかなえる見込みとなっています。

新郎新婦の自己負担の平均金額と割合

平均142.8万円

新郎新婦が結婚式費用(挙式・披露宴)を自己負担で賄った金額の平均値です。この計算だと、結婚式費用の約40%を新郎新婦が負担していると考えられます。

両家の親からの援助・親族からの援助

平均174.5万円

両家の親や親族から、顔合わせ・結婚式・新婚旅行・新生活をスタートさせるまでを含む『結婚費用』に両家の親族から何かしらの援助があったと答えるカップルの割合は70.7%でした。
多くのカップルは結婚式や結婚にかかる費用の何かしらに、両親から援助があったようです。
結婚準備から新生活スタートまで、結婚全体の費用にかかる約37%を親が援助してくれている計算になります。
ただし、この援助の金額と考え方には、地域の風習やそれぞれの家の考え方によるところが大きく左右するようです。

ハワイなど海外ウェディングの費用の内訳と平均金額

海外ウェディングの費用総額の平均金額 203.0万円

海外ウェディングの
費用総額の平均金額
203.0万円
海外ウェディングの旅行費用 77.9万円
お土産・ショッピング費用 7.1万円
海外挙式の総額費用 111.9万円
ゲストの旅費負担の費用(負担した場合)102.0万円

海外ウェディングの旅行費用

海外ウェディングの旅行費用の平均金額 77.9万円
お土産・ショッピング費用の平均金額 7.1万円

海外ウェディングのお土産代は、結婚式に招待できなかった親しい人たちへの挨拶用や、帰国後にお披露目パーティを行う際のゲストへのギフト用などが含まれているため、総じて高くなる傾向にあるようです。

海外挙式の費用

海外挙式の総額費用の平均金額 111.9万円

挙式にかかった費用には、会場使用料、衣裳、小物、ヘアメイク・エステ、ブーケ、写真・ビデオ、関係者への謝礼等、挙式にかかった費用全てが含まれています。
挙式にかかった費用には、会場使用料、衣裳、小物、ヘアメイク・エステ、ブーケ、写真・ビデオ、関係者への謝礼等、挙式にかかった費用全てが含まれています。招待ゲスト数が少ないため、結婚式費用は国内に比べリーズナブルです。

海外ウェディングの衣装費用

海外ウェディングの衣装費用の平均金額 41.2万円
新婦の衣装の平均金額 26.7万円
新郎の衣装の平均金額 14.0万円

海外挙式の衣装の大きな特徴として、フォトツアーや帰国後にお披露目パーティなどで何度か着用することを計画し、ドレスやタキシードの購入に踏み切るケースも多く見られます。

ヘアメイク・着付の費用

ヘアメイク・着付の費用の平均金額 7.4万円

ヘアメイクリハーサルを現地で行う人もいますが、国内で済ませて指示書を海外に持ち込んだり、ヘアメイクリハなしで本番にのぞむ人花嫁の割合も多くなっています。

挙式でのブーケの費用

ブーケの費用の平均金額 2.7万円

ブーケ・ブートニアは現地で生花を注文せず、造花やドライフラワー、プリザープドフラワー等で日本で作って持ち込むカップルの割合も多くなっています。

フォト撮影・動画撮影・フォトツアーの費用

フォト撮影の費用の平均金額 28.4万円
動画撮影の費用の平均金額 18.8万円
フォトツアーの費用の平均金額 24.1万円

屈指のリゾート地ということから、フォト撮影、動画撮影共にグレードアッフを希望する新郎新婦が多い傾向で、国内での結婚式以上に平均金額が高くなっています。

レセプトパーティの費用

レセプトパーティの費用の平均金額 25.0万円

結婚式の後の会食です。招待ゲスト数によって金額が変わりますが、披露宴のように固いものではなく、少人数でのカジュアルでアットホームな会食スタイルであることがほとんどです。

ゲストの旅費負担の費用

ゲストの旅費負担の費用の平均金額 102.0万円

ゲストの旅費を一切負担しない人の割合は50%、一部のみ負担する人の割合は40%です。一部負担の内訳も両家両親の旅費のみなど、友人ゲストや兄弟は自費で参加するケースがほとんどのようです。
その代わり、ご祝儀は辞退するスタイルが海外ウェディングでは主流になっています。

結婚式費用の内訳集計はエクセルや無料テンプレートで

これだけの費用項目を自分たちで収支をつけ、把握するのは手書きでは非常に難しいでしょう。
そのため、エクセルなどを利用したテンプレートを使って、アイテム別の費用項目と見積もり、実際に支払った金額が、入力のみでわかるようにしたシートを利用して計算しているカップルが多いです。
テンプレートはエクセルやスプレッドシートを利用して自分で作成したり、WEBサイトから無料テンプレートをダウンロードして利用することも可能です。

まとめ

結婚式は、ゲストへのおもてなしの気持ちや新郎新婦の理想とこだわりなど、さまざまな気持ちや思いが、それぞれの費用項目に反映されて、1つの「結婚式の費用」として総額が決まります。
どんな費用項目があるのかを知っておくこと、それにいくらぐらいかかるのかを予測しておくことで、無理のない、お互いの理想が反映しやすい結婚式が計画できるでしょう。

データ出展:リクルート ブライダル総研調べ

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結婚式準備.com編集部

結婚式準備.com編集部です。結婚式の準備で悩むプレ花嫁を応援する記事を書いていきます。

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