余興なしの披露宴を選ぶカップルもいる!その理由は?
結婚式には余興を入れなくては、と無理に余興を依頼する友人を探して回ることも珍しくありませんが、余興は必ずなくてはならないものではありません。結婚式の披露宴を余興なしでおこなうカップルも中にはいます。
披露宴のプログラムを決める際には、乾杯・祝辞・友人スピーチ・余興など、「一般的な披露宴」に含まれているプログラムを軸に進行内容を決めることが多いですが、そうしなくてはならないわけではありません。
現に、余興なしの披露宴を選ぶカップルは珍しくなく、そこにはさまざまな理由があります。参考までに、余興なしの披露宴を選ぶ主な理由について3つ代表的なものを紹介しましょう。
理由1 家族と親族がメインの少人数結婚式だったから
余興は、新郎新婦の友人ゲストのグループに依頼することが多いです。結婚式が少人数で家族や親族中心のスタイルであれば、余興を依頼するゲストがいないため、余興なしの披露宴にするケースがあります。
理由2 あまり派手な演出を入れず食事を楽しむ披露宴にしたかったから
よくある披露宴の賑やかで派手な余興の雰囲気があまり好みでなく、食事会のイメージに近い披露宴にしたいと考える新郎新婦もいます。この場合、プログラムを多く詰め込み過ぎず、食事メインの穏やかで自由な披露宴にするためにあえて余興をなしにするケースもあります。
理由3 一部の人による余興でなくゲスト全員が自由に楽しめるようにしたかったから
余興の内容によっては、一部のゲストたちばかりで派手に盛り上がるものも少なくありません。友人は楽しめても、親族や会社関係のゲストにはそれほどウケない余興も実際には多いもの。
このような事態を避けるため、披露宴はゲスト全員がくつろいで自由に会話と食事を楽しめるようにと、余興なしのスタイルを選ぶケースもあります。
余興なしの披露宴の流れとは
iStoc / Zoe-Life-Photography
余興を入れないとなると、他にどのようなプログラムを入れればよいのか悩んでしまう方も多いかもしれません。余興なしの場合の披露宴は、余興に割く時間を食事歓談の時間にあてることもできますし、映像上映の時間にあてることもできます。
余興なしを選ぶ理由がどこにあるのかによって披露宴の流れを変えていくと良いでしょう。ゲストがゆっくり食事を楽しめるように余興なしにする場合は、歓談の時間を増やすのが良いですね。また、友人だけでなく親族や家族も楽しめる時間を増やせるように余興なしにする場合は、全員が参加できるイベントをプログラムに入れるのが良いでしょう。全員での写真撮影や、ゲストの皆が楽しめるクイズやゲームを司会者仕切りでおこなうのもおすすめです。
余興なしの披露宴ならではの3つの魅力
結婚式と言えば余興というほど「披露宴になくてはならないプロブラム」というイメージが多くの方の中に定着しているところはあるものの、余興なしの披露宴にはその魅力もあります。ここで最後に、結婚式のプログラムに余興を入れない場合ならではの3つの魅力について紹介します。
魅力1 食事をゆっくり楽しめて各テーブルの会話も盛り上がりやすい
余興がおこなわれている時間は、ゲストが余興に注目せざるを得なくなるため、食事の手が止まってしまいがち。美味しい料理でゲストをもてなししたいと考えていても、余興により温かい食事が冷めてしまうこともあります。余興なしの披露宴では、ゲストが食事を存分に楽しみながら周りの人とゆっくり会話できる点が魅力です。
魅力2 新郎新婦と参列ゲストが関わる時間が増える
余興なしの披露宴においては、傾向として歓談の時間が長くなることが多いものですが、これにより新郎新婦とゲストが関われる時間が長くなるのも魅力のひとつです。自由に新郎新婦に話しかけたり写真撮影をしたりと、リラックスした雰囲気の中で新郎新婦とゲストとのコミュニケーションが取りやすくなります。
魅力3 余興を依頼したゲストに気をつかう必要がなくなる
余興を依頼する場合、依頼したゲストには前もって準備をしてもらわなければなりません。当日の余興を成功させるため、忙しい中時間を作って準備に励んでくれる余興担当のゲストにはお礼も考えなくてはなりません。きちんと余興の準備ができているかを心配したり、お礼の手配を考えたりと、あれこれ気をもむ必要がなくなる点も、余興をなしにする魅力と言えるでしょう。
まとめ
結婚式の披露宴のプログラムはとても重要です。何を入れるかによって、結婚式全体の印象が大きく変わります。余興なしの披露宴の流れはさまざまですが、余興がないことでゲストがくつろげる時間や新郎新婦と関われる時間が増えるなどのメリットも多いです。余興を必ず入れなければならないと思っていた方、余興なしの披露宴も選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。