フォトウェディングの全体的な流れと決めておくこと
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フォトウェディングとは?
フォトウェディングは挙式や披露宴を行わず、記念として結婚写真の撮影をすることを指します。和装・洋装問わず自分の決めた衣裳を身につけきちんとしたヘアメイクで臨むため、式を挙げなくても結婚する(した)ことを印象づけられます。
フォトウェディングは基本的に衣裳代や撮影代だけで済むため、結婚に関する費用を抑えられることがメリットです。
フォトウェディングの全体的な流れ
では、フォトウェディングがどのような流れで進むのか、全体的なスケジュールを見てみましょう。
(1)フォトウェディングを検討・希望のすり合わせ
(2)スタジオ探しと問合せ・下見・予約・契約
(3)スタジオで撮影内容のお打合せ
(4)撮影内容について最終確認
(5)撮影当日までの準備
(6)撮影本番と写真選び
(7)データ納品
フォトウェディングは上記のような流れで進みます。
フォトウェディングで決めておく内容
「フォトウェディングをやる!」と決意したら、ふたりで決めておく内容は次の通りです。結婚情報雑誌やインターネットの情報を収集しながら、自分たちが撮影したい写真のイメージを絞り込みましょう。
- 衣裳のスタイル(和装や洋装または両方)
- 撮影場所(スタジオ・屋外)
- 参加者(カップルのみ・両親・友だち・ペットなど)
- 予算
フォトウェディングの準備と内容
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フォトウェディングの流れに合わせた準備
では、フォトウェディングの流れに合わせた準備内容を、スケジュールとともにご紹介します。
(1)フォトウェディングを検討・希望のすり合わせ【期間:約1ヵ月】
先ほど解説した「フォトウェディングで決めておく内容」を決める期間です。どのようなフォトウェディングにするのかイメージを固めることができれば、スタジオ選びがスムーズになります。
フォトウェディングの予算はスタジオやプラン内容によって異なるため、ふたりでしっかり認識し合うことが大切です。
(2)スタジオ探しと問合せ・下見・予約・契約【期間:1ヵ月】
ある程度内容が決まると、スタジオ探しがはじまります。イメージに合う写真が撮れるスタジオを複数ピックアップします。次の点を確認しましょう。
- スタジオの下見ができるか
- どのような衣裳があるのか
- 衣裳の試着はできるか
- 写真のサンプルがあるか
- 見積もりをもらう
- 衣裳やヘアアクセサリーの持込みの可否
- 予約できる日取り
- 入金方法(内金や振込など)
- 屋外撮影で当日雨の場合、料金がどうなるか
土日は撮影日が集中します。大安などの縁起の良い日取りにこだわる方は、2~3ヵ月前から空きがあるか確認するのがよいでしょう。
(3)スタジオで撮影内容の打合せ【期間:1ヵ月】
契約まで進んだら撮影内容の打合せです。
- 撮影場所
- フォトウェディングのイメージ
- 衣裳選びやヘアメイク、ポーズ
- 当日の持ち物の確認
- 撮影の日取り
- 内金の入金
撮影の日取りを決定する段階で内金の入金が必要なスタジオもあります。撮影当日に残金を支払う形です。支払いについては契約時に確認しておきましょう。
(4)撮影内容について最終確認【期間:数日】
数日前には撮影内容の最終確認が行われます。撮影場所が屋外の場合、天気予報を確認して撮影を決行するかを判断されます。
(5)撮影当日までの準備
撮影当日までは持ち物などの準備をしておきます。
- 和装(和装用下着、肌襦袢、足袋など)
- 洋装(ブライダル用のインナー、ストッキング)
- 撮影に使うアイテム
基本的に下着は自分で準備するアイテムです。貸し出しや販売を行なっているスタジオもあるので、事前に確認してください。
(6)撮影本番と写真選び【期間:1日】
撮影本番は次のような作業が行われます。
- ヘアメイクや着替え
スタジオ入りしたら、1~1時間半くらいかけてヘアメイクと衣裳への着替えが行われます。 - ロケ地まで移動
衣裳やヘアメイクがセットできたら、屋外の場合はロケ地まで移動します。移動距離が心配な人は、酔い止めを飲んだり車の中でリラックスできるクッションを用意したりしましょう。 - 撮影
撮影時間は、衣裳が1着なら30分~1時間半、2着なら2~3時間ほどかかります。 - 写真選び
撮影が終了したら写真選びです。撮影した写真をモニターに表示してくれるので、話し合って決めましょう。
(7)データ納品【2週間~2ヵ月】
選んだ写真は枚数が少なければ、その場でプリントして渡されるケースがあります。しかし、基本的には2週間ほどでデータとともに郵送されます。アルバムなどきちんとした冊子を注文した場合は2ヵ月など時間がかかるので注意してください。
フォトウェディングの注意点
国内のリゾート地や遠方のロケ地でフォトウェディングを撮影する場合は、交通費や宿泊費も発生します。交通費や宿泊費は自己負担になるので、それを加味したうえで予算を組みましょう。また、世間的な長期休みは交通手段や宿泊地の確保を早めに行なってください。
ゲストを招待する場合は、あらかじめ予定を空けておいてもらう必要があります。撮影当時の3ヵ月前までには連絡すると安心です。最低でも1ヵ月前には連絡しておきましょう。
新型コロナウィルスを心配する人もいるので、スタジオや撮影でどのような対策が行われているのか確認しておくと安心です。
準備しておくとよりよい撮影ができるポイント
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表情やポーズを決めておく
希望の構図のイメージを用意しておきましょう。表情やポーズなどもあらかじめ決めると撮影がスムーズに進行します。イメージに合う画像を雑誌やインターネットから切り出して、お打合せや本番に持ち込むのもおすすめです。
アイテムを用意する
フォトウェディングでは、アイテムを取り入れると素敵な写真が撮影できます。
- ガーラント
- アルファベットチャーム
- バルーン
- ブーケ
- 赤い糸
- 額縁
- 和傘やパラソル
- フラグ
- LOVEオブジェ、など
アイテムは手作りのほか、通販で購入することも可能です。
スキンケアとネイル
フォトウェディングで露出する部分のケアをしておくと良いです。特にスキンケアとネイルケアを重視しましょう。
スキンケア
肌荒れが気になる場合、数ヶ月前からスキンケアを意識して生活しましょう。何をしたら良いのかわからない人は、ブライダルエステや美容皮膚科などで相談してみてもよいでしょう。
ネイルケア
爪の形を整える・甘皮処理・手元の保湿・ネイルを施す、の4つを行います。ネイルサロンで相談すると良いでしょう。ネイルは早めに施すと伸びてデザインが変わってしまうため、撮影当日に合わせたスケジュールで施術してください。
まとめ
フォトウェディングは撮影日に合わせたスケジュールで準備を行いましょう
フォトウェディングは写真という形で結婚記念を残せます。全体的な流れに沿って準備するとスケジュール通りに進みます。素敵な写真を撮影するためには、事前準備が大切です。今回ご紹介したポイントを踏まえながら、ぜひふたりの想い出を美しく残してください。