花嫁が用意するヘアメイク指示書とは何?
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「そもそもヘアメイクの指示書って何?初めて聞いた」という人もいるでしょう。指示書を作ることは、花嫁にとって大変メリットがあります。
ヘアメイクの指示書とは
ヘアメイクの指示書とは、結婚式のヘアセット担当スタッフや、メイクアップ担当スタッフに「こんなメイクやヘアスタイルにしてほしい」という要望を的確に伝えるものです。
指示書には決まった形はありません。1枚の紙に文章でまとめる人もいれば、画像やイラストを切り貼りしてノートにまとめる人もいます。自分のやりやすい形で作りましょう。
指示書なしだとどうなるの?
結論から言えば、指示書は作らずに、ヘアメイク担当スタッフに口頭で希望を伝えても大丈夫です。しかし、スタッフも人間なので、どんなに丁寧に花嫁から希望を聞いたとしても、細かいニュアンスを言葉から読み取ることは難しいです。
そのためメイク後に、「希望は伝えたし、スタッフさんも私の要望に沿ってメイクしてくれたけど、思っていたものとは何か違う」となる場合も。
「もっとナチュラルがよかった」「もっとハッキリしたメイクで目を大きく見せたかった」など当日メイクが仕上がってから後悔しないよう、事前にイメージしていることを明確に伝えられるのが指示書の役割です。
指示書のメリット
指示書があると、理想のメイクに近づけることができるという花嫁側のメリットがあるとともに「花嫁がどんなメイクをしてほしいか具体的に書かれているから分かりやすく、メイクがスムーズ」という担当スタッフ側のメリットもあります。
指示書を作る工程で、理想のヘアメイクが明確になるのもメリットです。
指示書の作り方~ヘアスタイル編~
ここでは、ヘアメイクの指示書の作り方を解説していきます。ヘアメイクの場合は具体的な画像があると便利です。
好きなヘアスタイルをピックアップする
ウェディングドレス、カラードレス、着物に合わせて、それぞれ好きなヘアスタイルの画像を集めましょう。
インスタグラムなどのSNSや、花嫁用のヘアカタログ、結婚情報誌などは花嫁のヘアスタイルが多く掲載されているのでおすすめです。
画像を印刷してノートにまとめる
スマホに画像を保存してスタッフに見せるよりも、画像を印刷してまとめておいた方が分かりやすいです。
紙やノートに「ウェディングドレスならこの髪型」や「着物ならこんな雰囲気で」というように、衣裳ごとにまとめましょう。
ひとつの衣裳につき数枚画像があれば、ヘアメイクの担当者も「この花嫁さんはふわっとした雰囲気の髪型が好きなんだな」など、ニュアンスも伝わりやすくなります。
リハーサルでの指示書の使い方
リハーサルでは、指示書を見せながら、どのような髪型にしたいか話しましょう。髪の長さや色、ヘアアクセサリーは当日どのようなものにする予定かも話します。
できれば結婚式当日と同じ髪の色、長さの方がイメージがつかみやすいです。
指示書の作り方~メイクアップ編~
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メイクは、普段のメイクからあまりにもかけ離れてしまうと「何か思っていた雰囲気と違う…」となりがちです。普段のメイクをベースに考えると良いでしょう。
普段のメイクでこだわっているところを書き出す
結婚式のメイクは、特別感はあるものの、普段のメイクのこだわりはいかしたいところです。
「青みピンクのチークが好き」「眉はふわっとさせて、ライトブラウンの眉マスカラをつけてほしい」「アイラインはリキッドで外ハネにしてキャットアイに」など、普段こだわっているところを書き出しましょう。
なりたい雰囲気の画像があれば用意する
口頭で「モデルの○○さんのようなメイクがしたい」と伝えても、メイクの担当者にはピンとこない場合もあります。もし憧れの女優やモデル、なりたい雰囲気の画像があれば画像を印刷しておくと良いでしょう。
例えば画像を用意した上で、「女優の○○さんが○○のドラマに出ていたときのような、たれ目でブラウンのアイシャドウを使ったメイク」など、できるだけ具体的に書きましょう。
リハーサルでの指示書の使い方
リハーサルでは、指示書をベースにプロの意見を取り入れながら、メイクを試してみましょう。もし使用予定のつけまつ毛や、こだわりのメイク道具がある人は、指示書と一緒に持参します。
肌の弱い人は普段使っているファンデーションを使用できるか聞いてみるのも良いでしょう。
まとめ
ヘアメイク指示書を作って「なりたい花嫁像」に近づこう
イメージ通りのヘアメイクをしたいなら、指示書を書くのがおすすめです。
好きなメイクやヘアスタイルの画像をいくつか集めて、ヘアメイクの担当スタッフと相談しましょう。ヘアなら、衣裳ごとに好みのヘアスタイルを集めます。メイクなら、普段のメイクでのこだわりや、憧れの女優さんのメイクなどを補足すると分かりやすいです。
指示書は、「花嫁の希望がスムーズに伝わる」というメリットがあります。オリジナルの指示書を作って、理想のヘアメイクを目指しましょう。