100万円のご祝儀を受け取ったらお返しは?100万円送るときの包み方や渡し方

結婚式にかかる費用は平均362.3万円。ゲストからいただくご祝儀総額は平均227.8万円となっています。中にはおひとりの方から100万円以上のご祝儀をいただくケースも!高額なご祝儀をいただいた場合、お返しはどうしたらいいのか、確定申告は必要なのかなど気になっていませんか。高額なご祝儀をもらったとき、送るときの対応について解説します。

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    先輩カップルはご祝儀相場はどれくらい?

    先輩カップルのご祝儀相場

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    まずは、先輩カップルのご祝儀事情についてご紹介します。新郎新婦が結婚式の引出物を考えたり、ゲストがご祝儀をいくらにするか判断したりする際の参考にしてください。

    データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2020調べ

    先輩カップルのご祝儀総額と1人当たりの平均金額

    結婚式を実施した先輩カップルの約9割は、総額100万円以上のご祝儀を受け取っています。

    100万円未満11.1%
    100~150万円未満10.6%
    150~200万円未満13.8%
    200~250万円未満21.4%
    250~300万円未満13.8%
    300~350万円未満14.9%
    350万円以上14.4%
    ご祝儀額平均227.8万円

    ご祝儀の平均額をゲスト1人あたりでみると、新郎新婦との関係によって次のようになっています。

    友人

    3.0万円
    上司

    4.0万円
    親族

    6.9万円
    恩師

    3.8万円

    1人当たりのご祝儀は数万円が一般的ですが、中にはおひとりで100万円以上のご祝儀を送ってくれる方も見受けられます。

    両親からのご祝儀(お祝い・援助)

    100万円以上のご祝儀を送ってくれる方の多くは、新郎新婦のご両親といったごく近しい血縁関係者がほとんど。結婚式に際して新郎新婦が両親から受け取ったご祝儀(お祝い・援助)額も見てみましょう。

    100万円未満17.0%
    100~200万円未満35.0%
    200~300万円未満26.1%
    300~400万円未満12.1%
    400~500万円未満5.3%
    500万円以上4.6%
    援助額平均192.4万円

    実に83.1%が100万円以上のご祝儀を受け取っています。平均でも192.4万円なので、各家から100万円以上のご祝儀をいただいていることも多いと考えられます。

    POINT!100万円以上でもご祝儀は非課税

    100万円以上もの収入があったら「贈与税がかかるのでは?」「確定申告をしなければダメ?」と思う方もいるかもしれません。しかし、結婚に際していただくご祝儀(お祝い)には、相続税はかからないので安心してください。
     
    「相続税法法令解釈通達 第21条の3《贈与税の非課税財産》(21の3-9)」で、お祝いの品に関して「社会通念上相当と認められるものについては、贈与税を課税しない」と定められています。
     
    具体的な金額は明記されていませんが、“一般常識的な金額”から大幅にはずれなければご祝儀は非課税となります。

    100万円のご祝儀をもらったどうする?お返しの仕方やお返しの品について

    ご祝儀100万円

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    100万円以上の高額なご祝儀を受け取った場合、いただいた方にはしっかりお礼をするのがマナーです。高額なご祝儀へのお返しについて見てみましょう。

    高額なご祝儀は「支援」の意味がある

    1人もしくは1家族で100万円といった高額なご祝儀を送ってくれるのは両親や祖父母など、関係の近い方がほとんど。その場合は、「ご祝儀(お祝い)」に加えて、新しい家庭を築くおふたりへの「支援」といった意味も込められています。
     
    「こんなに高額なご祝儀はいただけない!」と恐縮することもあるでしょうが、まずはありがたく頂戴するようにしましょう。

    高額なご祝儀へのお返しを考えるポイント

    ご祝儀へのお返しは半返しが基本です。しかし、目上の方からいただいた「支援」に対して高額なお返しをすることは失礼にあたる可能性もあります。ご祝儀が高額の場合は、ご祝儀の1/3の金額を目安にお返しを考えましょう。
     
    ただし、ご祝儀とお返しに関して、親族間でルールが決められている場合もあります。おふたりだけでお返しを考えるのではなく、両親に相談して対応方法を仰ぐことをおすすめします。

    高額なご祝儀をいただいた方へのお返し例

    先輩カップルは、必ずしも品物をお返ししているわけではないようです。

    ・10万円以上のカタログギフト
    ・数万円ほどの珍しいお酒
    ・有名ブランドのお菓子
    ・新居に招いて一緒に食事をしたり、旅行をしたりする

    など、相手との関係性や相手の好みなどを考慮した上で判断するとよいでしょう。場合によっては、複数のものを組み合わせて送っても大丈夫。ただし、商品券のように金額がはっきりとわかるものは控えるのがマナーです。
     
    また、お返しはお礼がてら直接手渡すのがベター。緊急事態宣言中など外出を控えた方がよい場合は、まずは電話でお礼を述べ、落ち着いたら会いに行きたいと伝えるようにしましょう。

    100万円のご祝儀を送る!ご祝儀袋はどうしたらいい?

    100万円のご祝儀

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    ここからは、ご祝儀を送る方の立場で解説していきましょう。

    100万円のご祝儀を送る際のご祝儀袋の選び方

    ご祝儀袋は、中に入れるお祝いの金額にあわせて選びましょう。
     
    高額なご祝儀を入れる際は、ご祝儀袋自体が大きめで豪華な水引のついたものを選びます。包む金額が100万円以上なら、水引つきの霧箱などでもよいでしょう。
     
    コンビニなどで入手できる一般的なご祝儀袋には、100万円は入りません。また、袋に水引が印刷されたご祝儀袋に高額なお祝いを入れるのはマナー違反です。

    100万円を包むご祝儀袋の書き方

    ご祝儀袋の表書きは、金文字の「寿」や筆文字の「御結婚御祝」などを選び、水引を挟んで下側に送る人の氏名を記載します。
     
    ご祝儀が100万円の場合は、中包みの表に「金佰萬圓也」と記載し、裏に住所氏名を書きましょう。濃い黒色の筆を使って記載してください。

    高額なご祝儀を送る際のポイント

    ご祝儀はできれば直接手渡ししたいものですが、「遠方で会いに行くのが難しい」「諸事情により結婚式に出席できない」といった場合は、現金書留や銀行振り込みで渡すことも可能です。
     
    ただし、現金書留で送れる金額は上限50万円と決められています。100万円のご祝儀を送る場合は2通に分けなければならないため注意しましょう。

    まとめ

    100万円のご祝儀、ポイントをおさえて送ろう・受け取ろう!

    ご祝儀を受け取った場合、結婚式のゲストへは料理を振る舞い引出物をお返しすれば基本的に大丈夫ですが、100万円など高額なご祝儀をいただいた場合は別途対応が必要です。
     
    相手との関係性や好みを考慮しつつ、ご両親に相談しながら何をお返しするか検討してみてください。
     
    結婚式のゲストが総額200万円以上のご祝儀を送ってくれたり、両親や祖父母が100万円以上の支援をしてくれたり。多くの方がおふたりのために気持ちを込めて送ってくれたお祝いには、失礼のないようお返しをしましょう。

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    結婚式準備.com編集部

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