結婚式でいただいたご祝儀袋は捨てていい?
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昔は、お祝い事でいただいたご祝儀袋は、捨てるものではありませんでした。そのため、「結婚に際していただいたご祝儀袋も、本来は捨てないもの」です。
しかし最近では、転勤や収納問題などさまざまな事情からご祝儀袋を捨てる人も少なくありません。
とはいえ、親族や友人などのお祝いの気持ちがこもったご祝儀袋を、そのまま捨ててしまうのはもったいないですよね。そんなときは、ご祝儀袋をリメイクしてみてはいかがでしょうか。
ご祝儀袋のリメイクアイデア
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ご祝儀袋についている豪華な水引き飾りや、色鮮やかな包み紙を使ったご祝儀袋のリメイクは、卒花の間でも人気を集めています。ご祝儀袋リメイクアイデアを、いくつかご紹介しましょう。
水引きアレンジを作る
水引きアレンジとは、ご祝儀袋についている豪華な水引飾りを集めたもの。
ご祝儀袋を、水引きと包み紙、熨斗などに分解し、水引きの飾り部分を集めて額縁に貼り付けていくだけと、作り方は簡単です。
リースのように丸く並べたり、ブーケのようにアレンジしたり、好きな形をつくってみてください。おふたりの結婚式の写真やメッセージカード、ご祝儀袋の包み紙をベースにするのもステキ。
完成した水引きアレンジは、おふたりの新居に飾ったり、両家両親へプレゼントしたり。あたたかな気持ちがたくさんこもったステキな記念品になりますね。
ポチ袋や箸袋に作り変える
ご祝儀袋の包み紙を利用して、ポチ袋や箸袋をつくるアイデアも。
ご祝儀袋の包み紙を縦半分に折ってカット。箸が入る大きさに折って、余分な部分をカットすれば完成です。水引きを飾った華やかな箸袋は、結婚式後のホームパーティやお正月、お食い初めなどで使用しても良いですね。
ご祝儀袋の包み紙を好きな大きさにカットし、袋の形に折ってのりで貼ればポチ袋がつくれます。少し大きめにつくれば、手紙を入れて送れる封筒にもなりますよ。
子どもたちへのお年玉に利用したり、結婚式後にお礼の手紙を贈ったりする際に使用してみてはいかがでしょうか。
再利用する人もいる
少数ではありますが、「幸せのおすそ分け」という観点からご祝儀袋を再利用する人も見受けられます。
確かに、1回使用しただけのご祝儀袋は、よほどのことがない限りヨレヨレになったり汚れたりするものではありません。とはいえ、「結婚は一度きり」という考えから、ご祝儀袋の再利用はあまり好まれない場合も。ご祝儀袋を再利用するかどうかは、ケースバイケースで判断しましょう。
もしもご祝儀袋を再利用する場合は、氏名・住所・金額がかかれている表書きや中袋は新しいものに交換するようにしてください。
保存が難しい場合は処分を!ご祝儀袋を処分する方法と注意点
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「いただいたご祝儀が多すぎてリメイクしきれなかった」「忙しすぎてご祝儀袋リメイクができない」など、何らかの事情でご祝儀袋を捨てる人もいるはず。ご祝儀袋をそのまま捨ててしまって良いのか、上手なご祝儀袋の捨て方をご紹介します。
ご祝儀袋の処分方法
基本的に、ご祝儀袋は燃えるゴミとして捨ててしまってOKです。「そのままごみ袋に入れるのは気が引ける」という人は、キレイな布や紙に包んでゴミ袋の一番上に置いてくださ。縁起物を捨てる際のマナーだそうです。
また、お正月まで保管しておき、神社などでお焚きあげしてもらうのも良いかもしれません。おふたりが納得できる方法で処分してくださいね。
処分する前にご祝儀をいただいた人の名前はリストにしておく
ご祝儀袋は、誰からいくらのご祝儀をいただいたのか分かるようリストをつくりながら開けるのが一般的。これは、ご祝儀を集計するだけでなく、予想よりも多くご祝儀をいただいていないか確認するため。多くいただいている場合は結婚式の引き出物以外にお礼を贈るなどの対応があるからです。
もしも、まだ、リストをつくっていないなら、ご祝儀袋を捨てる前にリストをつくりましょう。ご祝儀を贈ってくれた人が結婚する際、ご祝儀をいくら包んだらいいか判断するのにも役立ちますよ。
処分する際は個人情報がわからないように配慮する
ご祝儀袋には個人情報が記載されています。個人情報の取り扱いに注意して捨てましょう。
氏名がかかれている表書きや、住所・金額が記載されている中袋は、シュレッダーやハサミなどで細かく刻んで捨てるなど、慎重に対応してくださいね。
まとめ
ご祝儀袋を捨てる前に、リメイクを考えてみては?
結婚に際していただいたご祝儀袋のリメイクアイデアや、捨てる際のポイントなどをご紹介しました。
大切な人たちからいただいた、気持ちのこもったご祝儀袋。華やかで可愛くて、捨てるのがもったいないと思っているならば保管しておきましょう。保管が難しい場合は、ご祝儀袋のリメイクにチャレンジしてみて。
水引きアレンジや箸袋、ポチ袋のほかにも、アクセサリーにするなど、ご紹介した以外のアイデアが浮かぶかもしれません。せっかくですから、感謝の気持ちをこめつつ、楽しくリメイクしましょう!