ブーケや装花に使える秋らしい色とは?
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日本には四季がありますが、季節で連想されるイメージカラーもそれぞれあります。このイメージカラーは、季節感や会場の統一感を出す上で大切なポイントです。ブーケや装花のアイデアを見る前に、まずは秋の色を知ることからはじめてみましょう。
落ち着いた雰囲気のシックな色
秋らしい色味の1つに、ワインレッドやボルドー、深緑の色などがあげられます。どの色も深みのある色合いのため、シックで落ち着いた雰囲気を感じさせてくれます。深みのある色は衣装や会場をアンティークな雰囲気にしやすく、独自の世界観を作りたい人におすすめです。
また、コスモスやダリア、マムなど、秋の花にも多い色味なので、ブーケや装花にもしやすいメリットもあります。
温かみを感じる色
オレンジやブラウン、黄、赤などの色味も秋の色としてよく連想されますが、この色味は温かみを感じさせてくれる色です。ほかにもオレンジやブラウンは、カボチャや栗などの色でもあることから、実りの秋を連想するイメージでもあります。
また、会場を秋らしくしたいのであれば、ハロウィン仕様にするのもおすすめです。かぼちゃでジャック・オー・ランタンを作れば、一気にハロウィンらしくなるので演出として使うこともでき、ゲストにも喜んでもらえるでしょう。
スモーキー系の色やニュアンス系の色
トレンド色でもあるスモーキー系やニュアンス系の色味は、あいまいな色味のことを指します。彩度が低いグレーやくすみピンクなどの色味が代表的で、ブーケや装花に入れるとナチュラルに秋らしさを演出してくれます。ドライフラワーなどでも出しやすい色味のため、会場をロマンティックな雰囲気にしたい時に効果的です。
また、この色味は世界観を出しやすい特徴もあるため、ある程度年齢を重ねて、ビビットな色や派手な色は避けたい人などにもおすすめです。
秋の結婚式におすすめのブーケアイデア
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花嫁さんに欠かせないウエディングブーケは、ドレスを引き立てる重要なアイテムです。ブーケを少し工夫するだけで、一段と秋らしい雰囲気になります。ここからは、秋にぴったりなブーケアイデアをみていきましょう。
秋定番のお花を入れる
秋らしいブーケを作るのであれば、やはり秋の花を入れたいものです。他の季節にはない花を選ぶと、秋らしい雰囲気を演出できます。
秋の花の代表として知られるダリアは、花の美しさはさることながら、花言葉も「優雅」や「華麗」、「気品」など花嫁さんにぴったり。他にも、コロンとした形が美しいマムは「真実」「君を愛す」「私を信じて」などの花言葉があり、ウエディングブーケにもよく合う花です。
花がもつ美しさや色味でブーケを作るのはもちろんですが、それだけでなく花言葉等で選んでみるのもおすすめです。
差し色にボルドー系の色を使う
あまりにも秋色が強すぎるブーケの場合、正統派のウエディングドレスには合わないケースもあります。そんな時はボルドー系の色味の花を少し入れるだけで、秋っぽいブケーに仕上げることができます。
ボルドー系のブーケは、様々な色味と合わせやすいのに加えて、シックで大人な雰囲気を演出してくれるので、大人っぽく仕上げたい人にもおすすめです。
暖色系を使ってまとめる
少し肌寒くなった頃には、暖色系のブーケを効果的に使ってみてください。暖色系の色は温かみのある色味なので、やわらかく優しい印象に仕上げてくれます。深い赤色のケイトウの花は秋色の花とコーディネートすれば、大人の雰囲気の秋色ブーケを演出してくれます。
もう少し、華やかなブーケにしたい人は、ピンクのケイトウを織り交ぜてクラッチブーケにしてみましょう。ガーデンウェディングにもよく似合う、ナチュラルで上品なブーケになります。
秋の結婚式におすすめの装花アイデア
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会場の雰囲気を盛り上げる装花は、選ぶ色や花によって式全体の印象づける大切な要素です。テーブルコーディネートに合わせて選べば、費用をかけなくても、秋らしく素敵な装飾ができます。ここからは、秋の結婚式で取り入れたい、装花のアイデアをチェックしていきましょう。
ドライフラワーや木の実を使う
他の季節では少し寂しく思えてしまうアイテムも、秋だとロマンティックな印象に仕上げてくれます。特にドライフラワーや木の実などのアイテムは、アンティークな要素もあり、秋のムードを高めてくれるものでもあります。
また、木の実の他にも真っ赤なりんごを飾るのもおすすめです。華やかさの中にも、素朴な印象に仕上げることができます。
季節感を入れる
結婚式には様々な演出がありますが、会場の装花もその一つだと言えるでしょう。会場に季節感を取り入れるのであれば、季節のイベントを意識した装飾がおすすめです。秋であれば、ハロウィンのイベントがありますので、カボチャなどを上品に合わせると秋の雰囲気を出せます。
テーブルクロスやナフキンを秋色にする
会場を秋の雰囲気にするのであれば、装花に合わせてテーブルクロスやナフキンなどの小物も秋色にコーディネートするのがおすすめです。
秋色はビビットな色ではありませんが、装花とのバランスを考えるのがポイントです。もし、装花が色鮮やかな場合は、その中の色を取り入れると、統一感のあるコーディネートに仕上げられます。少し色味を変えるだけで、ワンランク上のコーディネートを演出することができます。
まとめ
ブーケや装飾を秋色に仕上げて、秋のムード満点の結婚式に!
秋らしいコーディネートと考えると難しいかも知れませんが、色味を工夫するだけで一気に秋らしい雰囲気になります。合わせる花やアイテムによっては、大人っぽく雰囲気やシックな雰囲気を出すことができます。秋らしいおしゃれなコーディネートで、秋の結婚式を楽しんでくださいね。