結婚式に着たいパンツドレスのお呼ばれマナー。20代、30代、40代別に合わせたい羽織やコーディネート

結婚式のお呼ばれの服装に悩む20代、30代、40代女性から支持され、今やお呼ばれの服装の定番になりつつあるパンツスドレス。ドレス・ワンピーススタイルと比べ、足元の露出が少なく年代問わず気軽に着こなせ、トレンド要素も取り入れたスタイリングが可能です。フォーマルな結婚式に着用する際は、服装の中でのパンツの立ち位置を知っておき、マナーを守って着用しましょう。

この記事のINDEX

    結婚式のお呼ばれにパンツドレスが着たい!配慮したいマナーとコーデ

    結婚式のお呼ばれにパンツドレスを着る際のマナー

    indiraswork – stock.adobe.com

    パンツドレスを結婚式で着用する時に、配慮したいマナーをきちんと押さえ、参列する結婚式に着用しても大丈夫かどうか確認をとりましょう。また、ドレス同様、コーディネートする際にフォーマルに沿ったマナーを遵守した着こなしを心がけましょう。

    パンツドレスとは

    基本はセパレートであるパンツアイテムをワンピースのように1枚、またはツーピースで着こなすことができ、フェミニンでドレッシー、見た目はドレスのような華やかなデザインのアイテムを「パンツドレス」と言います。ドレスと比較するとマニッシュで足元の露出が少なく、ドレスよりも気軽で、ファッショナブルで新鮮な着こなしができる「今の気分に合った」服装とも言えます。現在では結婚式お呼ばれコーデの中でも、ドレスに迫る人気の主力お呼ばれスタイルです。

    結婚式でのパンツドレスのドレスコード

    女性のパンツスタイルはドレスコードでいうと、準礼装(セミフォーマル)・略礼装(インフォーマル)あたりに位置付けられています。正礼装(フォーマル)として着用することはできません。

    フォーマルな場では女性のパンツドレスはドレスより格下になる

    伝統を重んじるフォーマルな場でのファッションのマナーでは、メンズライクなパンツスタイルの格はスカートよりも低いとされています。女性の第一礼装はドレス。そのため、女性のパンツドレスはドレスより格下になります。

    格式高い会場の結婚式ではパンツスドレスは避ける

    結婚式などのフォーマルなパーティシーンでは、服装は会場、結婚式での立場に合わせ「格」をドレスコードとして合わせます。格式が高い会場での結婚式や、目上の方や年配の方が多く招待されているような結婚式では、パンツドレスは避けたほうが無難です。

    親族、主賓としての出席にはパンツドレスは避ける

    先述の通り、女性のパンツドレスは正礼装ではありません。結婚式の服装で、正装が求められる母親や姉妹、いとこなど親族の服装としては不向き。パンツ以外のドレスや着物を選びましょう。また、主賓としてや会社の上司など、立場や役割のあるゲストとして参加する場合も避けたほうがいいでしょう。

    パンツドレスは一般ゲストとして、またはカジュアルな結婚式での着用をおすすめ

    結婚式での女性のパンツスタイルはインフォーマル寄りの服装です。そのため、女性らしいドレッシーさや華やかさに気を配る必要があり、一般ゲストとしての参列や、レストランウェディングなどのカジュアルな結婚式での着用に向いています。現在では、パンツドレスの認知度が急速に上がっており、親族として参加する結婚式や、上司という立場あるゲストとしての参加以外では、結婚式でのパンツの着用をとがめられることはあまりないでしょう。一般的な結婚式会場であれば、ドレスコード的には問題ありません。ですが、格式高い会場での結婚式に参列する場合は、パンツドレスは避け、ドレススタイルのほうがいいでしょう。

    結婚式でのパンツドレスのコーディネートマナー

    結婚式でのパンツドレスのコーディネートマナー

    indiraswork – stock.adobe.com

    ノースリーブは避け羽織ものを用意する

    結婚式の女性の服装ではノースリーブは厳禁です。パンツドレスももちろん同様に、ノースリーブの場合は肩がしっかり隠れる羽織ものを羽織りましょう。

    素足は避けストッキングを着用

    結婚式では素足は厳禁です。パンツドレスは足が大部分隠れますが、素足でパンプスを履くのはもちろんマナー違反。あまり見えないからと、タイツやカラータイツの着用もNGです。
    必ずヌードストッキングを着用しましょう。

    派手な柄、アニマル柄は避け、できれば無地で

    結婚式の服装マナーでは、新郎新婦の服装より目立つ服装は避けるべきとされています。大きな花柄やカジュアルに見えるチェック柄などは避けましょう。また、アニマル柄などは動物を連想するものは、ハレの場では縁起が悪いとされているため、これも避けましょう。

    セパレートタイプはよりカジュアルな格付けに

    結婚式では、基本一色のドレススタイルが格が高いとされ、上下別々に分かれるコーデはカジュアルなものとされているため、セパレートコーデやツーピースは、できればカジュアルな結婚式か、二次会のコーデに着用しましょう。セパレートでも同素材を使った、一枚着のパンツドレスのように見えるものであれば、そこまで気にしなくてもいいでしょう。

    パンツドレスに合わせる羽織、靴、バッグ、アクセサリー

    パンツドレスに合わせる羽織もの

    パンツドレスもドレスと同様、ノースリーブでの出席は厳禁です。また、秋冬など肌寒い場合は一枚羽織を持参したほうがいいでしょう。

    ボレロ

    @ruirueboutique_official / Instagram

    モードなボレロを合わせてスタイリッシュなコーデや、甘めのボレロを合わせフェミニンさを強調したコーデなど、ボレロによって服装の表情を変えることができます。

    ストール

    @myshawty_official / Instagram

    ドレスに合わせるようなオーガンジーのボリュームがでるストールではなく、パンツドレスのすっきりしたシルエットを活かせる落ち感のよい、パシュミナやシルクなど、少しざっくりしたストールがおすすめです。

    ジャケット

    @nakajima_natsuki / Instagram

    フォーマルファッションではいまジャケットの人気が急上昇。パンツドレスももちろん、ジャケットと合わせて素敵ですが、マニッシュになりすぎてしまう場合は、ノーカラージャケットやフリルジャケットを選ぶなどバランスをとりましょう。もちろん、フェミニンなカラーパンツドレスにはかちっとしたテーラードジャケットもよく合います。

    パンツドレスに合わせる靴

    @randa_pic / Instagram

    バランスを意識した、ヒールの高さによるレングスの微調整が大切です。
    パンツのレングスに合わせたヒールの高さを選びましょう。基本的には、つま先の隠れた、ヒールがしっかりあるタイプのパンプスがいいでしょう。特に裾が広がっているタイプのパンツドレスは、高いヒールのほうが好相性です。もちろん着こなし上級者になると、裾がきゅっと絞られたクロップドパンツをローヒールで合わせたり、フルレングスでも存在感あるフラットシューズで組み合わせたりと、粋なコーデも楽しめます。

    パンツドレスに合わせるバッグ

    @dressbrandgirl.official / Instagram

    パンツドレスのマニッシュな雰囲気に女性らしさを加えるコーデのアクセントになるバッグがおすすめです。パンツドレスは縦長のバランスになるため、バッグは長いチェーンショルダーや、横長のクラッチバッグなど、大人で存在感のあるバッグと合わせるとバランスが取りやすいでしょう。

    パンツドレスに合わせるアクセサリー

    @ruirueboutique_official / Instagram

    フェミニンな要素が強いパンツドレスでも、ドレスと比べて見え方がマニッシュになります。アクセサリーは華やかさや女性らしさをプラスするためにも必要なアイテムです。パンツらしい縦長シルエットをよりスレンダーに、バランスよく見せるロングネックレスがおすすめです。縁起のいい意味合いもある二連ネックレスも華やかな雰囲気にコーデできるでしょう。

    結婚式で20代に人気のパンツドレスのお呼ばれコーデ

    どんな場面でも心強い黒のパンツドレス1着はマスト買い

    @dresstiara_official / Instagram

    20代は25~30の間で、友人や同僚などの結婚式に多く呼ばれる時期があるでしょう。そのため、一般ゲストとしてフォーマルシーンで場所を選ばない、黒のパンツドレスがおすすめです。

    ツーピースタイプは幅広い着回しで二次会対応も可能

    セパレートアイテムとして着回しがきくタイプのパンツドレスは、二次会やカジュアルウェディングなどで、上下別々で着回しが可能です。

    結婚式で30代に人気のパンツドレスのお呼ばれコーデ

    明るい色のパンツドレスで華やかに。グリーン、ブルー、ラベンダーカラーなど

    遊び心のある色やデザインを取り入れた華やかなパンツドレスを着こなせるのは、30代ならではの余裕。パーティが華やぐよう、グリーンやブルー、くすみ系カラーなど、派手過ぎない爽やかなキレイ色をパンツドレスで取り入れましょう。

    フルレングスで大人フェミニンなコーデに

    大人フェミニンな着こなしなら、断然フルレングスのパンツドレス。足元に華奢なヒールを合わせ、アクセサリーにこだわった大人のドレスアップスタイルがおすすめです。

    結婚式で40代に人気のパンツドレスのお呼ばれコーデ

    ぽっちゃり隠しも可能!大きいサイズも検討できる

    @jolie_et_jolie_official / Instagram

    パンツドレスはインターネットでも幅広い品揃えで充実しています。上身ごろがふんわりケープのようになり足元がすっぽり隠れて体形カバーができるタイプや、13号以上の大きなサイズなどはかなり種類が豊富に販売されているため、比較検討して購入しやすいでしょう。

    ワンピースに見えるセパレートタイプは他の礼服としての着回しも可能

    お子さまの学校行事や会社関係など、フォーマルな場に出ていくことも多いため、着回しの利くスーツや、子ども連れでも動きやすいクロップドタイプのセットアップは押さえておきたいアイテムです。

    結婚式でのパンツドレスの冬の着こなし。合わせるコートは?

    結婚式でのパンツドレスの冬の着こなしと合わせるコート

    Africa Studio – stock.adobe.com

    冬の結婚式用のパンツドレスは袖付きのパンツドレスがおすすめ

    @myshawty_official / Instagram

    冬の結婚式では、女性の服装は寒そうに見えない袖付きのもので色が濃いめの冬用のパンツドレスを選びましょう。また、それでも肌寒く感じる場合もあるため、何かしら羽織ものを一枚用意することをおすすめします。

    結婚式の行き帰りにパンツドレスに合わせるコート

    装飾が少なめで、トラッドな襟元のデザインのきれい目なコートがフォーマルに適しています。ドレス、ワンピースに合わせた際に、ちぐはぐな印象にならないものを心がけて選んでください。レディース用コートでトラッドな襟元が作りやすいコートは、次のようなコートになっています。

    • チェスターコート
    • ステンカラーコート
    • ノーカラーコート
    • スタンドドカラーコート
    • トレンチコート

    冬の結婚式の女性のお呼ばれコーディネート。コート、ドレス、パンツドレス、羽織ものコーデ例を画像で紹介

    まとめ

    結婚式のお呼ばれにパンツドレスは今後も大活躍しそう

    結婚式で女性がパンツドレスを選ぶのに配慮したいマナーは、自分がどの立場でゲストとして招待されているのか、結婚式の会場と格式の高さを見極めることです。パンツドレスはいろいろなお呼ばれシーン、フォーマルな場に着ていける服装として活躍の場が広がっており、認知度も高くなっています。マニッシュさに華やかさや女性らしさをプラスして、素敵な着こなしを楽しんでくださいね。

    関連する式場

    関連する式場はありません

    この記事のライター

    結婚式準備.com編集部

    結婚式準備.com編集部です。結婚式の準備で悩むプレ花嫁を応援する記事を書いていきます。

    関連する記事