結婚式にゲスト参列する50代から60代の男性の服装決定版!親族、親戚、主賓、カジュアルなど立場や格式に合わせたコーディネート例

結婚式のゲストとして参列する際、50代の男性の服装は立場によって大きく変わります。結婚式参列での一般ゲストとして参列する男性の服装はブラックスーツやダークスーツが主。ですが、50代ともなると立場や役割を担うことになり、それに合わせた服装への配慮が求められるでしょう。父親として、親戚として、主賓として、上司としての服装だけでなく、最近増えてきたカジュアルな結婚式の服装も合わせて画像でご紹介いたします。

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結婚式の男性の服装のフォーマル度は、格式に合わせて判断する

結婚式の男性の服装の種類

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結婚式で選ばれる男性の服装には、格式の高い順に、いくつかの種類があります。
結婚式の格式と、自分が結婚式で担う役割に合わせ、服装を判断します。

正礼装(正装)・フォーマル

最も格が高い服装。一般的には結婚式で着用するのは新郎または新郎深部の父親の服装です。格の高い会場で行う結婚式の場合は、ゲストもタキシードを着用することもあります。

昼の結婚式や披露宴 モーニングコート、燕尾服
夜の結婚式や披露宴 燕尾服、タキシード

準礼装・セミフォーマル

正礼装の1つ下の格の服装になります。一般的な結婚式では主賓や親族などが着用しますが、カジュアル目の結婚式では新郎新婦の父親が着用することもあります。

昼の結婚式や披露宴 ディレクターズスーツ、ブラックスーツ
夜の結婚式や披露宴 ブラックスーツ

略礼装・インフォーマル

一般的な参加ゲストはこちらの服装が基本となります。カジュアルな結婚式では、新郎新婦の父親や親族なども着用します。いわゆる「平服で」と招待状に書かれている場合には、こちらの服装か、またはネクタイをきっちり締めたキレイ目なジャケパンスタイルが好ましいでしょう。

昼、夜ともに ブラックスーツ、ダークスーツ

スマートカジュアル

スーツのように揃いではないジャケットとパンツの組み合わせや、カジュアルスーツなどの着用は、立食形式の結婚式や二次会など、カジュアルな結婚式での着用が望ましいです。

昼、夜ともに ダークスーツ、ジャケパンスタイル、カジュアルスーツ

新郎新婦の父親として結婚式に参加する男性の服装

新郎新婦の父親として結婚式に参加する男性の服装

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一般的な結婚式の場合は、新郎新婦の父親として、正礼装であるモーニングコートやタキシードを着用します。ただ、最近増えているカジュアルな結婚式や少人数ウェディング、略式の結婚式の場合には、ブラックスーツやダークスーツなどの場合もあるでしょう。

昼の結婚式と披露宴の服装

正礼装 モーニングコート

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モーニングコートの語源は「Good Morning(グッドモーニング)」。その名の通り、昼間に着用する最も正式な礼装のことです。慶事では、格調高い結婚式や披露宴・記念式典・公式行事等で、主役またはそれに準じる人が着用します

準礼装 ディレクターズスーツ、ブラックスーツ

ディレクターズスーツとは、ブラックのジャケット、ブラックとグレーのストライプのスラックス(コールパンツ)組み合わせのスーツのことです。ディレクターズスーツは昼の結婚式の準礼装であり、新郎の父親などがモーニングコートを着用した場合には、主賓や親族はそれに次ぐ格のディレクターズスーツを着用するのがマナーです。

夜の結婚式と披露宴の服装

正礼装 燕尾服、タキシード

“タキシード”と言う呼称は、タキシードの原型が流行したアメリカのタキシード・パークにちなんだものと言われています。タキシードには、「ショール・カラー(へちま襟)写真左」と「ピークド・ラペル(剣襟)写真右」の2つのデザインがあり、アメリカとヨーロッパでは、地域により着用タイプが分かれます。アメリカでは「ショール・カラー」が多く着られています。

準礼装 ブラックスーツ

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男性用の黒の礼服で一番使用頻度が高いのが「ブラックスーツ」といわれる黒い上下の組み合わせです。礼服と普通の黒のビジネススーツは生地の光沢も違います。また、フォーマル用のブラックスーツは襟(ラペル)の部分にステッチがない、礼服などフォーマルウェアは切れ込みのないノーベントが原則です。

主賓や親族として結婚式に参加する男性の服装

基本的には、新郎新婦の父より格の高い服装は避け、準礼装以下の服装を選びましょう。一般的には、準礼装であるディレクターズスーツやブラックスーツを着用します。
特にブラックスーツは幅広い格式の結婚式に対応できるため、まず間違いがありません。また、コーディネートにベストを取り入れてもフォーマル度がアップするため、三つ揃いで着用するのもおすすめです。
親族はゲストを出迎えるホスト側の立ち位置のため、できるだけ目立たない白やグレーのネクタイなど、結婚式での基本のネクタイを選びましょう。50代からの男性は、格式ある結婚式であればディレクターズスーツなど風格ある服装を選ぶのもおすすめです。
主賓としての立場の場合は、ゲストの代表としてシャンパンゴールドなど少し明るめのカラーを選んでもいいでしょう。

昼の結婚式と披露宴の服装

準礼装 ディレクターズスーツまたはブラックスーツ

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夜の結婚式と披露宴の服装

準礼装 ディレクターズスーツまたはブラックスーツ

上司として結婚式に参加する男性の服装

上司として結婚式に参加する男性の服装

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基本的には一般ゲストと同様の服装ですが、会社の代表として出席するため、ブラックスーツにグレーやシルバーのネクタイなど、フォーマル寄りの服装が望ましいでしょう。
また、コーディネートにベストを取り入れてもフォーマル度がアップするため、三つ揃いで着用するのもおすすめです。

昼と夜の結婚式と披露宴の服装

ブラックスーツ(シングル)

シングルスーツはすっきりした若々しい着こなしになります。

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ブラックスーツ(ダブル)

貫禄のある、大人の男性の渋い着こなしになります。

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一般ゲスト(友人や同僚)として結婚式に参加する男性の服装

準礼装や略礼装である、ブラックスーツやダークスーツを着用します。若いゲストにはダークスーツを取り入れる方もかなれ多い傾向ですが、略式以外の一般的な格式ある結婚式では、ブラックスーツを着用するのが無難です。
ただ、ネクタイの色は爽やかで明るいカラーを取り入れる方も増えているため、ネクタイなどで変化をつけるのもいいかもしれません。

カジュアルな結婚式に結婚式に参加する男性の服装

カジュアルな結婚式に結婚式に参加する男性の服装

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現在では、結婚式の様式もかなり多様になり、カジュアルな結婚式も増加しています。
代表的なカジュアルな結婚式として、次のような結婚式が挙げられます。

  • レストランウェディングや会費制ウェディング
  • ガーデンやビーチで行うウェディングやリゾートウェディング
  • カジュアルドレスコード指定があるウェディング

一般的な結婚式と比較してドレスコードが緩やかで、セミフォーマルやインフォーマルより格をカジュアルにしたスマートカジュアル寄りのコーディネートでも問題はないケースが多くなってきました。

カジュアルな結婚式での親族、主賓、上司の服装

ディレクターズスーツ、ブラックスーツ、ダークスーツ

父親としての立場であれば、どの程度の格式の服装を新郎新婦が想定しているのかを確認しましょう。また、主賓や上司としての立場であれば、ブラックスーツやダークスーツの着用が無難です。あくまで格が父親とかぶらないように配慮しましょう。

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カジュアルな結婚式での一般ゲストとしての服装

ブラックスーツ、ダークスーツ、ジャケパンスタイル

どこでカジュアルが許されるのか迷った場合には、どのような会場でどのような服装を想定しているのか、新郎新婦に確認を取るのが一番です。現在ではジャケパンスタイルがビジネスシーンや格式高いレストランでの食事の服装としても浸透しており、ネクタイをきちんと締めたジャケパンスタイルも、カジュアルな結婚式ではおすすめのコーディネートです。

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まとめ

結婚式での50代から60代の男性の服装は格式と立場から考える

50代以上の男性は、さまざまな立場から結婚式に招待される機会があります。また、最近では結婚式の格式がカジュアル寄りや略式の結婚パーティも増えており、どのような服装をすればいいか迷うこともあるでしょう。まずは、格式別の基本的な服装を押さえ、結婚式の雰囲気と立場によって、ネクタイなどのコーディネートを考えて行きましょう。

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この記事のライター

結婚式準備.com編集部

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