世界の結婚式!スウェーデンの結婚式「ブロロップ」ってどんなもの?第6話 費用の内訳

スウェーデンの結婚式「ブロロップ」について、スウェーデン在住で人気イラストレーターのやまだあいこさんに漫画を描いていただきながら、その内容をご紹介しているシリーズ。第5話は、気になる結婚式の費用の内訳と負担の割合について。日本では新郎新婦やその親が費用を用意するものの、ご祝儀制度があるため全ての費用を負担するわけではありません。スウェーデンの結婚式にかかる費用は誰がどのくらい負担しているのでしょうか。日本とはまったく違う、海外でおこなわれる結婚式文化に触れてみましょう!

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人気イラストレーター やまだあいこさん

やまだあいこさん(@aiko_doodle / Instagram)は現在5.4万人越えのフォロワー数を持つ人気イラストレーターでありインスタグラマー。スウェーデン人のパートナーとともに移住し、北欧ライフを満喫しながら、日本との文化の違いや恋愛エピソードを漫画にして配信されています。
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スウェーデンの結婚式ブロロップの料理の内容と費用の内訳は?

スウェーデンの結婚パーティの料理はコース料理が多く、最近はヴィーガンやベジタブル料理を選ぶ人も増えています。
スウェーデンでは結婚式に費用を負担するのはだいたいが夫婦。若いカップルが結婚する場合は親も少し負担してくれるそうです。
女性も自立していることが多いスウェーデンでは結婚指輪も女性が買ってもらうのではなく、お互いに贈り合うというスタイルが定番です。
ちなみにウェディングドレスはちゃっかり親に買ってもらうということが多いそう。

スウェーデンの結婚式「ブロロップ」でふるまわれる料理

スウェーデン結婚式の料理

スウェーデンの結婚パーティでゲストにふるまわれる料理はコース料理が多く、前菜・メイン・デザートと品数は日本で行われる披露宴のコース料理に比べてすこし少なめな印象です。前菜にはスウェーデンならではのサーモンのマリネなどが使用されます。
最近では、料理の内容も健康志向のヴィーガン料理(完全菜食主義のお料理)やベジタリアンメニュー(お肉やお魚を含まない野菜や卵のみのメニュー)などを使ったコースを提供しているカップルも増えています。
大皿で用意し、ゲストに好きなものを取ってもらえるビュッフェスタイルはカジュアルなパーティにぴったりなので、スウェーデンの結婚式でも人気が高いようです。

スウェーデンの結婚式費用の負担の割合

スウェーデン結婚式の費用

スウェーデンの結婚式費用は結婚をするカップルが貯金したお金を使うことが多いです。若いカップルは親に費用を少し出してもらえるように頼み、援助してもらうこともあります。
スウェーデンではサンボの制度を導入しているため、若いカップルが正式に籍を入れることは少なく、結婚式をおこなう多くのカップルは年を重ねてから正式に籍をいれようとします。ですから、ハネムーンに多くお金をかけて、結婚式や結婚パーティは質素に…という考え方が多いようです。スウェーデンカップルの新婚旅行の行き先で人気があるのは、イタリア・ギリシャ・スペインなどの南欧、アジアのリゾートが多いそうです。

結婚指輪や婚約指輪は誰が購入する?

スウェーデン結婚式の結婚指輪

スウェーデンでも基本的には男性が女性に結婚指輪を贈るものとされています。しかし、中にはお互いに贈り合うカップルもいます。日本でも最近は、結婚指輪はお互いがつけるものなので、2人で贈り合うものとして費用を折半するカップルも増えてきているようです。
スウェーデンでは婚約指輪と結婚指輪は一緒のことが多く、プロポーズの時点で結婚指輪を贈ります。
日本では、プロポーズ~婚約~結納~入籍~結婚式…とプロポーズから式までの過程が長いですが、欧米ではプロポーズ~婚約~結婚式(式を挙げることで法的に婚姻関係が認められる)と婚約期間が短いこともあり、指輪は同じもので、最初からダイヤモンドなど宝石の入った指輪を贈ることが一般的です。
ただ中には、サンボの時点で既に婚約は済ませており、数年間~数十年間サンボ及び婚約状態で過ごしたのち結婚する時に、結婚指輪を贈るカップルもいます。また、サンボを決めた時点で指輪を贈りお互いに指輪をした状態のカップルもいます。プロポーズ後すぐに結婚をする場合でも、結婚指輪と婚約指輪どちらも用意するパターンもあります。どの場合も「そうしなければならない」わけではなく、個人・各カップルの自由です。
式の挙げ方と同じように、自由度が高く、一般論や文化・慣習にとらわれることなく、自分達が最も満足のいく形を見つけるのが、スウェーデンスタイルかもしれません。

ウェディングドレスの費用負担について

スウェーデン結婚式のドレス

スウェーデンの花嫁は、ウェディングドレスは数万円のものを選ぶことが多く、インターネットなどで自分で好きなデザインを選び購入することがほとんどです。
そんな中、親がこどものために負担したいと願い出るのがウェディングドレス。かわいい娘の晴れ姿のために、親が費用を出すことが多いようです。結婚にかかる費用をすべてカップルで負担する場合、ドレスだけでも購入してもらうのはありがたいことです。

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この記事のライター

aiko_doodle

スウェーデン人のパートナーに連れられ移住。 Japanese illustrator/ living in Sweden スウェーデンのウェディングの様子を漫画でご紹介します!

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