0.2、0.25、0.3カラット…婚約指輪につけるダイヤモンドのカラット

ダイヤモンドの大きさは「カラット(ct)」で表されます。しかし、1ctと聞いてどれくらいの大きさなのかイメージできる人は少ないのではないでしょうか。ダイヤモンドがキラリと光る婚約指輪にあこがれを持っている彼女を「ダイヤモンドが小さい…」とがっかりさせてしまわないよう、ダイヤモンドの大きさや価値を決める“質”についてご紹介します。

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カラット別、ダイヤモンドの大きさの目安

ダイヤモンド

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カラット(Carat・ct)を正確にいうと、1カラット=0.2gという重さの単位です。ダイヤモンドをラウンドブリリアントカットにしたときのカラット数を、直径(mm)にすると、おおよそ次の表のようになります。

カラット数(ct) 重さ(g) 直径(mm)
0.1ct 0.02g 約3.0mm
0.2ct 0.04g 約3.8mm
0.25ct 0.05g 約4.1mm
0.3ct 0.06g 約4.3mm
0.4ct 0.08g 約4.8mm
0.5ct 0.1g 約5.2mm
0.6ct 0.12g 約5.5mm
0.7ct 0.14g 約5.8mm
1.0ct 0.2g 約6.5mm
2.0ct 0.4g 約8.2mm
3.0ct 0.6g 約9.3mm

※深さは、ラウンドブリリアントカットにおいてベストといわれる「Total Depth 60.4%」で計算しています。
 
直径(mm)で見るとなんとなくの大きさがイメージできますね。ただし、ハートブリリアントやペアブリリアントなど、カットのかたちが変わると直径も変わりますので注意してください。

カラットだけじゃない!ダイヤモンドの価値を決める4C(フォーシー・よんシー)

ダイヤモンド

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婚約指輪につけるダイヤモンドを選ぶとき、「大きいものほど価値が高い」と思ってしまいがちです。しかし、ダイヤモンドの価値を決めるのは「4C(フォーシー・よんシー)」といわれる「カラット(Carat)」「カット(Cut)」「クラリティ(Clarity)」「カラー(Color)」のバランスです。
 
それぞれの「C」について詳しく解説していきます。

カラット(Carat)

カラット(Carat)はダイヤの大きさ(重さ)の単位です。1カラット=0.2gで、大きいものほど希少価値はあがります。
 
女性が身につける際、0.3カラットほどの大きさが邪魔にならず華やかさがありながらも派手すぎない大きさだといわれています。

カット(Cut)

カットは、4Cの中で唯一人の手が加わる部分の評価で、3EX~Poorなどの段階があります。

3EX(トリプルエクセレント) カットの総合評価(プロポーション)、研磨状態、対称性の3点において採光のエクセレント評価
Excellent(エクセレント) プロポーションがエクセレント
Very Good(ベリーグッド) プロポーションが理想的なエクセレントに近い
Good(グッド) ダイヤモンドの内部で光を反射するがVery Goodほどではない
Fair(フェアー) Goodよりも劣る
Poor(プアー) Fairよりも劣る

クラリティ(Clarity)

クラリティ(Clarity)は透明度の指標です。11段階で表され内包物(インクルージョン)がないもの(FL)ほど価値が高いものとなります。

FL(フローレス) 10倍で確認した際に内包物がない
IF(インタナリーフローレス) 10倍で確認した際に重要でない表面の欠点のみ
VVS1~VVS2(ベリーベリースライトリー) 10倍で確認した際に微小な内包物があるのみ
VS1~VS2(ヴェリースライトリー) 10倍で確認した際、見えにくい~見えやすい軽度な内包物がある
SI1~SI2(スライトリー) 10倍で確認した際、明瞭な内包物がある
I1~I3(インパーフェクト) 肉眼で見えるインクルージョンがある

カラー(Color)

カラー(Color)は、ダイヤモンドの色合いを示す指標です。D~Zまでの23等級で評価され、無色透明(D)ほど価値が高く、黄色味が強いものほど希少性がさがります。

D・E・F Coloeless(無色)
G・H・I・J Near Colorless(ほぼ無色)
K・L・M Faint Yellow(わずかな黄色)
N・O・P・Q・R Very Light Yellow(非常に薄い黄色)
~Z Light Yellow(薄い黄色)

ピンクダイヤやブルーダイヤなど、黄色以外の色がついたダイヤモンドもありますが、婚約指輪に好まれるのは無色透明で「ピュア」なイメージのあるもののようです。

婚約指輪につけるダイヤモンドは何カラットが一般的?

指輪を見るカップル

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女性の指におすすめのダイヤモンドの大きさは0.3カラットといわれていますが、先輩カップルはどれくらいのダイヤモンドの大きさの婚約指輪を選んでいるのでしょうか。

0.2ct未満 8.0%
0.2ct~0.3ct未満 34.5%
0.3ct~0.4ct未満 25.3%
0.4ct~0.5ct未満 9.4%
0.5ct~0.6ct未満 7.4%
0.6ct~0.7ct未満 1.5%
0.7ct~0.8ct未満 2.3%
0.8ct~0.9ct未満 1.5%
0.9ct~1.0ct未満 0.7%
1.0ct以上 1.4%

データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ

先輩花嫁たちがもらった婚約指輪のダイヤのサイズは0.2ct~0.3ct未満がもっとも多いようです。ダイヤモンドのカラット数は婚約指輪の価格にも影響します。0.2~0.3カラットを目安に予算と照らし合わせつつ選んでください。

婚約指輪選びに“ついている石の品質”を重視した人は30.7%

先輩カップルが婚約指輪を選ぶ際に重視した点は次のとおりです。

デザイン 75.6%
価格 35.0%
ついている石の品質(4Cなど) 30.7%

データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ

石の大きさを重視した人(10.6%)よりも、品質を重視した人の方が多いようです。婚約指輪を選ぶ際は、大きさだけでなくダイヤモンドの質もポイントに検討してみましょう。

まとめ

婚約指輪のダイヤモンドは0.2~0.4カラットが人気

ダイヤモンドの価値は、カラット(Carat)・カット(Cut)・クラリティ(Clarity)・カラー(Color)の「4C」で決まります。婚約指輪のダイヤモンドを選ぶ際は、大きさだけでなく質もポイントに選びましょう。

とはいえ、ダイヤモンドの大きさも気になるもの。婚約指輪のダイヤモンドの大きさを選ぶ際は、0.2~0.4ctを目安にしてください。おふたりが結婚を約束した証にふさわしい婚約指輪を選んでくださいね。

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結婚式準備.com編集部

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