結婚式費用はいつ払う?振込時期やクレジットカードの使用について

数百万円という大きな金額が発生する結婚式費用は、すべてを後払いするのではなく、前払いするタイミングが数回あります。また、支払方法は現金払いだけではありません。今回は、結婚式費用の支払いで「知らなかった!」と慌てないために、支払うタイミングと支払方法、契約前に確認しておくと便利なチェック項目についてご紹介します。

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総額が大きい結婚式の費用はいつ払えば良い?

結婚資金

支払うタイミングは最長4回ある

結婚式の費用を支払うタイミングは最長4回あります。数百万円を一度に支払うのではなく、数回に分けることが可能です。※結婚式場によって回数が異なります。

内金

どこで結婚式を挙げるのかを決めると、結婚式場を予約するために本契約を交わす必要があります。そのときに発生するのが内金です。内金は結婚式費用の一部になります。

  • 内金の相場は5~30万円
  • 内金なしで無料の仮予約期間を設けている結婚式場もある
  • 内金の支払後にキャンセルすると、キャンセル料として内金が戻ってこないケースがある

中間金

中間金は内金と最終支払いの間に発生する費用です。結婚式当日の数週間~2ヵ月前に、内金とは別で支払いを求められるケースがあります。

  • 中間金の相場は結婚式費用の半額前後
  • 中間金を設けていない結婚式場もある

最終支払い

最終支払いの費用は内金と中間金を引いた差額です。結婚式場のプランやゲストの人数、オプションなどが確定して算出された最終見積りから、すでに支払済みの金額を差し引いて計算されます。

  • 結婚式当日の10日~1週間前までに支払いが求められる
  • 数百万円などまとまったお金を用意しておく必要がある
  • 結婚式当日 や後払いができる結婚式場は少ない

結婚式当日・後日払い

最終見積り金額以外で発生した費用を支払うタイミングです。プラン外の飲食物・ゲストの着付け・披露宴時間の延長料などイレギュラーな費用が該当します。

  • 結婚式当日や、後日請求書が来たタイミングで支払う

結婚式場への支払方法は主に3つ!分割は可能なのか

新郎新婦

結婚式場への支払方法は、現金支払いの他に、クレジットカード・銀行振込・ブライダルローンの3つがあります。それぞれメリット・デメリットを合わせてご紹介するので、おふたりに合う支払方法を見つけましょう。

クレジットカード

クレジットカードは金融機関や信販会社が発行しているアイテムで、手元に現金がなくても買い物ができるシステムです。利用可能枠の範囲内なら、数十万~数百万の結婚式費用をクレジットカードで支払うことが可能です。

メリット

  • クレジットカードのポイントが大幅に貯まる
  • 一括払い・分割払い・ボーナス払いが選択できる

デメリット

  • 利用可能枠の範囲内を超えて支払いはできない
  • 分割払いを選択するとクレジットカードの手数料が発生する
  • 分割払いの手数料は高め(12~15%などが多数)
  • 結婚式が終わっても支払いが残る
  • クレジットカード払い対応可の結婚式場は現状少ない

チェックポイント

ポイントが大幅に貯まるメリットはありますが、クレジットカードで支払うことは一時的に借金を発生させることになります。また、分割払いにしたときの手数料は高めです。
 
分割払いやボーナス払いを選択するときは、2人の収入とその他にかかる支出も計算して回数を設定するようにしましょう。

銀行振込

結婚式場が指定する専用口座に、現金を振込みする方法です。支払期日が設けられています。

メリット

  • 一括で払い終えるので分割払いの手数料などは発生しない
  • 借金をしないので結婚式が終わったあとの生活に影響が出ない

デメリット

  • 支払期日までにまとまった現金を用意する必要がある
  • 振込手数料が発生する(※式場に確認)

チェックポイント

余分に発生するのは振込手数料だけです。また、借金をしないため、結婚式後の生活に支障が出ません。しかし、支払期日に間に合わせないといけないため、自分たちの貯金が足りない場合は親から援助してもらうなど、一度でまとまった金額を用意する必要があります。

ブライダルローン

ブライダルローンは、結婚に関する費用を支払う目的で利用できるサービスで、自分たちに必要な金額だけを借りることができます。金融機関や信販会社(クレジットカードを発行している会社)が取り扱っています。

メリット

  • 10万円~数百万円までローンを組むことができる
  • 審査通過後にすぐまとまったお金が通帳に入る
  • 借りたお金を分割払いで返済できる
  • ハネムーン・結婚指輪・新居の家具など結婚に関する出費に充てられるケースもある
  • 使い道が自由なローンよりも金利が低い(4~7%などが多数)

デメリット

  • 提出書類が多い(本人確認書類・所得に関する書類・結婚式の見積書など)
  • 審査が厳しめ(年齢制限や安定した収入の有無)
  • 審査に1~2週間かかる
  • 結婚式が終わっても支払いが残る
  • ブライダルローン対応可の結婚式場は現状少ない

チェックポイント

クレジットカードで分割払いを選択するよりも金利が安くすみます。しかし、提出書類が多く審査期間が1~2週間ほど必要なので、早めに申込んでおかないと中間金や最終払いのタイミングに間に合いません。
 
また、借金をつくることになるので、2人の収入とその他の支出も計算して、借りる金額や支払回数を設定するようにしましょう。

支払うタイミングと方法は契約前に細かく確認する

握手

数百万という大きな金額が動く結婚式費用は、支払うタイミングと支払方法を契約する前に確認することが大切です。結婚式場によって異なるので下見や本契約で内金が発生する前に、プランナーに細かく確認してメモしておきましょう。
 
結婚式場によってはご祝儀を費用に充てられるケースもあるので、一度プランナーと相談してください。

チェック項目

内金についてのチェックリスト

  • 無料の仮予約期間の有無(あり または なし :20〇〇年〇〇月〇〇日まで)
  • 金額(〇〇円)
  • 支払うタイミング・締切日(20〇〇年〇〇月〇〇日~20〇〇年〇〇月〇〇日まで)
  • 銀行振込の手数料(あり または なし :〇〇円)
  • カード払いの可否(OK または NG)
  • キャンセル料(内金の〇〇% または 〇〇円)

中間金についてのチェックリスト

  • 中間金の有無(あり または なし)
  • 金額(〇〇円)
  • 支払うタイミング・締切日(20〇〇年〇〇月〇〇日~20〇〇年〇〇月〇〇日まで)
  • 銀行振込の手数料(あり または なし :〇〇円)
  • カード払いの可否(OK または NG)
  • ご祝儀払いの可否(OK または NG)
  • キャンセル料(最終見積額の〇〇% または 〇〇円)

最終支払いのチェックリスト

  • 金額(〇〇円)
  • 支払うタイミング・締切日(20〇〇年〇〇月〇〇日~20〇〇年〇〇月〇〇日まで)
  • 銀行振込の手数料(あり または なし :〇〇円)
  • カード払いの可否(OK または NG)
  • ご祝儀払いの可否(OK または NG)
  • キャンセル料(最終見積額の〇〇% または 〇〇円)

結婚式当日・後日払いについてのチェックリスト

  • 支払うタイミング(当日精算 または 後日精算)
  • 締切日(20〇〇年〇〇月〇〇日~20〇〇年〇〇月〇〇日まで)
  • 銀行振込の手数料(あり または なし :〇〇円)
  • カード払いの可否(OK または NG)
  • ご祝儀払いの可否(OK または NG)
  • キャンセル料(最終見積額の〇〇% または 〇〇円)

その他

  • 自前アイテムの持ち込み料(〇〇円)
  • 結婚式当日に発生しそうな料金(〇〇円)

まとめ

支払うタイミング・方法をきちんと把握して結婚式に備えよう

結婚式場費用を支払うタイミングは最長で4回あります。支払方法もクレジット・銀行振込・ブライダルローンなど選択できるので、自分たちにメリットがあり負担がない方法を選んでください。
 
決して安くはない結婚式の費用は、カップルにとって何度も確認すべき項目です。下見や契約を交わす前にタイミングと支払方法を細かく質問して、結婚式が終わるまでトラブルを発生させないようにしましょう。

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この記事のライター

結婚式準備.com編集部

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