結婚式を欠席…現金書留でご祝儀を送る時のマナー

結婚式に招待されたものの、事情があって出席できない場合、ご祝儀はどのように渡すのが正しい方法なのでしょう?失礼にあたらないご祝儀の渡し方とマナーについて解説します。

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結婚式を欠席する時のご祝儀の送り方

ご祝儀

結婚式に招待されたものの、スケジュールの調整がつかず 欠席する場合、ご祝儀はどのように渡すのがいいのでしょうか?

本来は手渡しがベター

結婚式を欠席する時のご祝儀は本来であれば、式の前に相手の自宅に伺い、手渡しするのがベターです。お祝い事ですから、訪問する日は大安や先勝など、吉日が良いとされていますが、それにこだわらず、相手が都合の良い日を優先させるのが一番です。

手渡しできない場合は現金書留で送ろう

結婚する友人や親せきが遠方で直接手渡しできない、相手や自分が忙しくてなかなか予定が合わないなどの事情がある場合は、現金書留でご祝儀を送りましょう。

現金書留を送る時期はいつ?

ご祝儀を現金書留で送るのは、結婚式当日の1~2ヵ月前から、遅くても1週間前には済ませておきましょう。結婚式後に送ってもよいとされているのは、式に招待されていなかった時だけです。

ご祝儀はいくらにする?

結婚式を欠席する時のご祝儀額は、出席して包む予定だった金額の1/2~1/3といわれています。一般的なご祝儀の額が3万円ですから、1万円が妥当でしょう。またキリもいいのでご祝儀には最適です。
ただしこれは挙式の1ヵ月以上前に欠席が分かっている場合です。欠席の連絡が挙式前の1か月を切っていたら、キャンセルすることが難しく、1名分の費用を全て新郎新婦が負担することになります。その場合は、ご迷惑料ということで、包む予定だった全額を送るようにしましょう。
他にも過去に自分の結婚式に参列してくれて、ご祝儀をいただいた友人の結婚式では、欠席する場合、いただいたご祝儀の同額を送るのがマナーとされています。

ご祝儀の送り方マナー

ご祝儀を現金書留で送る場合も、結婚式で渡す時と同じようにマナーがあります。まずのし袋に入れる現金は新札を用意しましょう。確実に新札を手にするには、銀行窓口で営業時間内に「新札で」と指定して預金をおろす必要があります。これを忘れてしまった場合は、家族や友人に新札を持っていないか聞くか、または銀行やコンビニATMで現金をおろして新札が入っていないか確認しましょう。
手に入れた新札を結婚祝用ののし袋に入れて封をします。のし袋に名前を書くのを忘れないようにしましょう。のし袋を現金書留の封筒に入れて、所定の欄に記入、封印して郵便窓口に出します。

手紙を一緒に添えるのがベスト

現金書留の封筒に、せっかく招待してくれた結婚式に出席できないことのお詫びとお祝いの言葉をそえた手紙を同封するとより丁寧です。

急きょ欠席…ご祝儀を現金書留で送っても大丈夫?

お金

結婚式に出席するつもりだったのに、何らかのトラブルで急きょ欠席しなくてはいけなくなった場合、ご祝儀はどうするのでしょうか?

早めに送れば現金書留でもOK

まず最良の方法は、後日、相手の自宅にご祝儀を持っていくことです。直接会って、結婚式に出席できなかったことのお詫びとお祝いの言葉を伝えるのが一番です。
直接、伺うのが難しい場合は、できるだけ早く現金書留でご祝儀を送りましょう。

ご祝儀の額はいくらにする?

急きょ欠席になってしまった場合は、結婚式に出席する時に包む予定だった金額をそのまま送りましょう。いわばドタキャンになってしまったのですから、お詫びの気持ちもこめて友人であればご祝儀の平均的な相場である3万円を送ります。

現金書留に添える手紙文例集

手紙

現金書留にそえる手紙は、長いものでも簡単なメッセージでも構いません。できれば手書きで、お祝いとお詫びの気持ちが伝わるような心のこもったメッセージを書きましょう。手紙の文面の一例をご紹介します。事情や相手との関係性も考慮して、アレンジしてみましょう。

目上の人への手紙

「〇〇様
ご結婚おめでとうございます。
本来なら直接お目にかかってお祝い申し上げるべきところですが、郵送にてお祝いを贈らせていただきます。
おふたりの末永い幸せを心からお祈りいたします。」

友人への手紙

「〇〇さん
結婚おめでとうございます。
せっかく招待していただいていたのに、行けずにごめんなさい。
今度新居に呼んでください。
楽しみにしています。
末永くお幸せに。」

まとめ

現金書留でもマナーは忘れずに!

せっかく招待してくれた結婚式を欠席となってしまった場合も、マナーを守り失礼にあたらないようなふるまいが必要です。今回はご祝儀を現金書留で送る方法について解説しましたが、直接会ってご祝儀を渡すのがベストだということを忘れないようにしましょう。やむを得ず現金書留にした場合も、失礼のないようマナーを知っておくことが大切です。
直接お祝いできなかった分、ご祝儀やメッセージで思いを伝えましょう。そうすることで今後も新郎新婦と良好な関係を築けるはずです。

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結婚式準備.com編集部

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