結婚式の最初のおもてなし「ウェルカムドリンク」について解説!

結婚式の待ち時間に、大切なゲストを退屈させないおもてなしである「ウェルカムドリンク」。ただドリンクを提供するだけではなく、結婚式に来てくれたことに感謝を伝えられる優秀なウェディング演出なんです。実際に必要なものなのか、費用はどのくらいかかるか、どんなドリンクを用意したらいいか、定番からオリジナルのアイディアまで、ウェルカムドリンクについて解説します!

この記事のINDEX

    ウェルカムドリンクとは

    ウェルカムドリンクとは

    会場に訪れたゲストが受付した後に、「今日は来てくれてありがとう」という感謝の気持ちを伝えるための新郎新婦からゲストへ贈る最初のおもてなしが『ウェルカムドリンク』です。海外では定番のウェディングアイテムの一つであり、日本でもほとんどの結婚式にウェルカムドリンクを取り入れ、おもてなしを重視した新郎新婦が積極的に希望する人気演出となりました。軽めのアルコール、ソフトドリンクなどのパーティに華を添えるドリンク片手に、ゲストにゆったりと過ごせる寛ぎのおもてなしをすることが出来ます。

    ウェルカムドリンクの由来

    ウエルカムドリンクの由来

    元々は、ホームパーティや旅行先のホテルで「ようこそ、来てくれてありがとう」という意味合いを込めて無料で提供されているドリンクです。それとプラスに、ウェルカムドリンクはゲスト同士の語らいのきっかけをつくる、食前酒と同じ役割を持ったドリンクでもあります。新郎新婦の門出の日に、大切なゲストを招くからこそ用意しておきたいおもてなしです。

    いつ、どこで提供するの?

    ウエルカムドリンクの提供場所

    提供するタイミング:通常はゲストが会場に到着して受付した後。もしくは披露宴前の待ち時間で提供します。
    提供する場所:ラウンジ、ホワイエ、控え室といった屋内が多く、会場によってはテラスやガーデン、プールサイドなどの屋外でウェルカムドリンクを楽しむことができます。

    ウェルカムドリンクのメリット

    暇な時間を作らない

    どうしてもゲストを待たせてしまうことが多い、挙式や披露宴が始まるまでの間。待ち時間にも楽しくゆったりと寛いでもらえるよう、ウェルカムドリンクを提供。退屈せずに、新郎新婦から気遣いが感じられたとゲストも喜んでくれます。

    ゲストの結婚式への期待感を高める

    ウェルカムドリンクを提供することで、これから始まる結婚式にゲストの期待が膨らみ、ワクワクするひとときをなるはずです。

    ウェルカムドリンクのデメリット

    ウェルカムドリンクのデメリット

    ウェルカムドリンクを用意するにもゲスト全員分の費用がかかります。ゲストの人数が多いほど負担がかかり、待ち時間は平均約30分前後なのでその時間のために費用をかける余裕がないというカップルはウェルカムドリンクを用意できないことが多いです。

    ウェルカムドリンクを用意しておくといいパターン

    飲み物が欲しくなる時期の結婚式

    暑い夏の季節にフォーマルなファッションは汗ばみやすい。そして冬も乾燥して喉が乾く時期でもあります。そのような時期にはなるべくウェルカムドリンクを用意しておくと良いでしょう。ゲストに寛いでもらうための方法の一つです!

    プランに入っているとき

    最初からプラン内にウェルカムドリンクが入っているパターンもあります。プランに入っている場合は追加料金がかからず、ウェルカムドリンクをゲストにふるまうことができます。

    会場に座るスペースがないとき

    会場に座るスペースがないとき

    会場にゲストが座る椅子やスペースがないときの場合。待ち時間の間ゲストが疲れてしまわぬよう、ウェルカムドリンクを提供すると喜ばれるでしょう。

    ウェルカムドリンクを用意しなくてもいいパターン

    待ち時間が少ないとき

    待ち時間が少ないとき

    アフターセレモニーをたっぷりと堪能したい方、ヘアチェンジや衣装チェンジをしない方など。挙式や披露宴までの待ち時間が少ない場合はウェルカムドリンクを用意しなくてもOK。ウェルカムドリンクを用意するか決めるとき、ゆったりとドリンクを飲む時間があるかどうかを確認しましょう。

    身内だけの少人数ウェディングのとき

    少人数ウェディング

    ゲスト全員が親しい身内だけでのウェディング。待ち時間に気を遣わなくても、時間を持て余す心配がありません。しかし、汗をかく時期や喉が乾く時期に結婚式を挙げる場合はドリンクをす用意しておくと、その心遣いに喜ばれます。

    予算がギリギリのとき

    結婚式の予算

    ウェルカムドリンクの分まで用意できないという方。ウェルカムドリンクは必ず用意しなければいけないものではないので、無理せずに結婚式の計画を進めていきましょう。ウェルカムドリンクがないとケチったと思うゲストもいるので、代わりに披露宴での食事・引出物を豪華なものにするのもひとつの手です。また、低コストの手作りドリンクを用意するパターンもあります。ただ、会場によって持ち込み料や手作りNGの場合もあるので事前に確認しましょう。

    ウェルカムドリンクで考慮するべきこと

    招くゲストへの気配り

    結婚式のお子様ゲスト

    大切なゲスト全員に楽しんでもらうためには、どのようなゲストが訪れるか把握する必要があります。お酒が苦手な方、小さなお子様、ご年配の方がいる場合、アルコールだけではなくソフトドリンクなどを用意することを忘れないようにしましょう。アレルギーを持ったゲストがいる場合はドリンクに含まれるアレルギー成分にも注意し事前に確認しておきましょう。

    バーカウンターが併設されているかの確認

    ラウンジなどにバーカウンターがある会場が多く存在します。せっかくあるのにウェルカムドリンクが提供されないと不満に思うゲストもいるかもしれません。選んだ会場にバーカウンターがあるかどうかを確認し、ある場合はなるべくウェルカムドリンクを用意することをオススメします。

    提供するタイミングによってドリンクをセレクト

    ウェルカムドリンクを提供するタイミングも考える必要があります。挙式前にゲストがお酒を飲んでほろ酔い気分になって披露宴の雰囲気を壊してしまわないように、アルコールは避けてノンアルコールのカクテルやソフトドリンクを選ぶことでゲスト全員に快適に過ごしてもらえます。アルコールを提供したいときは披露宴前の待ち時間のみ提供することがベストです。

    ウェルカムドリンクの費用はどれくらい?

    ウェルカムドリンクの費用

    提供するドリンクや各会場によって異なりますが、ゲスト一人につき約500円~3500円が基本です。ゲストの人数に比例して、大人数のウェディングの場合は費用が高くなります。持ち込みができる会場では手作りを用意することで経費削減するカップルもいます。

    どんなウェルカムドリンクがあるの?

    シャンパン

    @bohemiaphotography / Instagram

    結婚式・パーティでは最も定番なウェルカムドリンクであるシャンパン。アルコールも軽いので、男性も女性も飲みやすい人気のドリンクです。

    カクテル

    @callmemadame / Instagram

    カラフルな色合いが可愛いカクテルは、ウェディングのテーマに合わせたり様々なフレーバーを用意したりアイディアが豊富です。グラスにもこだわるとお洒落なウェルカムドリンクになります。

    ソフトドリンク

    @thepantrydocklands / Instagram

    お酒が苦手な方、年配の方、お子様などに嬉しいソフトドリンク。コーラ、ジンジャーエール、オレンジジュース、ウーロン茶、アイスティー、アイスコーヒーなど、いくつかの種類を用意しておくとをオススメします。コップのデザインにこだわって、オリジナリティ溢れるウェルカムパーティを提供するのも思い出に残るウェディングになります。

    ホットドリンク

    @minajam0307 / Instagram

    季節によっては暖かいドリンクが飲みたくなるもの。そのときには温かい紅茶、コーヒー、カフェオレなどを用意すると良いでしょう。まるで上品なお茶会を開いているかのような雰囲気をゲストに楽しんでもらえる。お子様のゲストがいるときは、甘いホットココアを用意することをオススメします。

    ウコンの力

    @maro.wedding / Instagram

    お酒を飲む場である結婚式に嬉しいドリンクの一つがウコンの力。容器そのまま提供することで、後で飲みたいゲストにとっては嬉しい心配りになります。

    オリジナルのウェルカムドリンクでおもてなし

    コットンキャンディドリンク

    @marsh_boutique / Instagram

    ソーダやカクテル、シャンパンなどが入ったグラスの上にコットンキャンディ(わたあめ)をのせ、その上からグラスに入っているのと同じドリンクかけて飲む新感覚のウェルカムドリンクです。近年注目されているドリンクのひとつで、ふんわりとした見た目が女性を中心に大人気です。

    デトックスウォーター

    @detoxwater / Instagram

    海外有名セレブもその魅力にとりこになっているらしい、美容にいいと話題のデトックスウォーターは、スライスした野菜やフルーツ、ハーブやお花をお水の中に入れたドリンクです。ガーデンウェディングにもぴったりな見た目とフルーツなどの味がふんわりとするところが人気です。

    フルーラ

    @matsunobudeli / Instagram

    通常のラムネとは一味違う、ラフランス・マンゴー・ライチのフレーバーが味わえる新感覚のラムネとして話題のドリンクをウェルカムドリンクに。お洒落な見た目と爽やかな味わい。サンキュータグを付けてプチギフトにするのもオススメです。フルーラをもっと知りたい方はこちらもチェック!

    オリジナル容器でおもてなし!

    ボトル

    カジュアルなパーティにしたいカップルには、ボトルがオススメです。ストローを付けて飲むスタイルや、そのまま口に付けて飲むスタイルを楽しめます。おふたりの好みでボトルを可愛くデコレーションするとオリジナリティが出ます。

    メイソンジャー

    @detoxwater / Instagram

    様々な用途で使用できる人気の容器・メイソンジャーです。ウェルカムドリンクの容器としても可愛くて評判で、ウェディングのテーマに合わせてデコレーションをして楽しめます。

    サーバー

    ウエルカムドリンク

    ゲストが自由に、ドリンクを飲みたいときに自身でグラスにドリンクを注いでもらうことができる、透明のガラス製サーバーを用意。様々な種類を揃えて、様々なドリンクを味わってもらう。ソフトドリンクはもちろん、果物や野菜が入ったデトックスウォーターなどのドリンクを用意して、お洒落なパーティに仕上げましょう。

    フルーツ

    @squeetravelapp / Instagram

    ヤシの実、パイナップルなど、フルーツをそのままドリンクの器に。傘も付けたらより一層南国リゾートにいる気分を堪能できます。

    ウェルカムドリンクのデコレーション

    ストローをアレンジ

    ウェルカムドリンクのストローをアレンジするだけでより一層お洒落なドリンクになります。可愛いストローは小さなお子さんにも喜んでもらえます。

    フルーツを添えて

    通常のシャンパンに、イチゴやラズベリーなどのフルーツをグラスに飾るだけで印象がガラっと変わります。可愛いアクセントとなり、女性のゲストに嬉しい演出となります。

    お花で可憐に

    ドリンクにお花を添えるだけで可憐な印象になります。ドリンクとお花の組み合わせ方によって、リゾートウェディングやガーデンウェディングなど、それぞれの結婚式にぴったりなウェルカムドリンクを提供することができます。

    まとめ

    訪れたゲストに贈る最初のおもてなしのウェルカムドリンクは、緊張をほぐしてくれる演出の一つでもあります。プランに含まれていなくても、用意する価値があるウェルカムドリンク。お二人のウェディングにもぜひ取り入れて、こだわりのドリンクをゲストにもてなしませんか?

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    この記事のライター

    結婚式準備.com編集部

    結婚式準備.com編集部です。結婚式の準備で悩むプレ花嫁を応援する記事を書いていきます。

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