結婚式の友人代表スピーチを成功させよう!例文やNGポイントを詳しく紹介

結婚式の友人代表スピーチを依頼されたら、できるだけ引き受けたいもの。しかし、大切な友人の結婚式だからこそ「スピーチにマナーはある?」「どんなことを話せばいいの?」などと悩む人もいるでしょう。そこで、友人代表スピーチを成功させたい人のために、スピーチの基本構成から例文、言葉使いのマナーなど、友人代表スピーチの書き方をご紹介します。

この記事のINDEX

    友人代表スピーチの基本構成

    手紙を読む人

    結婚式の友人代表スピーチを考える際は、次の構成をおさえることが大切です。

    • お祝いの言葉
    • 自身の自己紹介(新郎新婦との関係)
    • 年長者への挨拶など
    • 新郎新婦とのエピソード
    • 締めの言葉

    この構成を知っていれば、スムーズな流れで伝えたい内容を抜け漏れなくまとめられるでしょう。

    スピーチの内容と例文

    桜の便箋

    基本的な構成に沿って、スピーチの内容や例文をご紹介しましょう。

    1. お祝いの言葉

    結婚式での友人代表スピーチは、新郎新婦への「お祝いの言葉」からスタートするのが一般的。お祝いの言葉は、ストレートに伝えましょう。

    《例文》
    「○○君、○○さん、ご結婚おめでとうございます」
    「○○君、○○さん、ならびにご両家の皆様、本日はご結婚おめでとうございます」

    2. 自己紹介

    お祝いの言葉の次に自己紹介をしましょう。自分の名前はもちろん、新郎新婦との関係を含めて自己紹介をするのがポイント。簡単にわかりやすい言葉で伝えてください。

    《例文》
    「ただいまご紹介に預かりました○○と申します。新郎の○○君と同じ○○社に勤めています」
    「ただいま司会者の方よりご紹介いただきました○○と申します。新婦の○○さんとは、中学時代からの友人です」

    3. 年長者への礼儀の言葉や挨拶

    上司や先輩など、年長者を差し置いて友人代表としてスピーチをするため、自己紹介の後には「礼儀の言葉や挨拶」を忘れないようにしてください。一言添えるだけで大丈夫です。

    《例文》
    「僭越(せんえつ)ではございますが、お祝いの言葉を述べさせていただきます」

    4. エピソード

    年長者への気遣いを見せたところで、スピーチの本題に入ります。本題は、新郎新婦の人柄が伝わる内容や、自分と新郎新婦との出会い、想い出など、具体的なエピソードを1つに絞って話すとよいでしょう。何を話すか選ぶ際は「褒める」内容になることを意識するのがポイントです。

    《例文》
    「ご覧の通りスマートな身のこなしで人目をひく○○君は、なんでもそつなくこなせる印象を持たれがちですが、実はとても努力家で人知れず努力を重ねる人です」
    「○○さんと私の出会いは大学生の時でした。何事にも一生懸命な○○さんは、学業もアルバイトも両立されていて友人としてとても誇らしかったです」

    5. 締めの言葉

    エピソードを話した後は、新郎新婦へのはなむけの言葉で友人代表スピーチを結びましょう。

    《例文》
    「○○君、○○さん、おふたりの末永い幸せをお祈りしています」
    「おふたりなら、明るくあたたかい家庭を築いていけると思います。これからは家族ぐるみでもお付き合いできることを心より楽しみにしています。本日は、誠におめでとうございます」

    スピーチでやってはいけないNGポイント

    バツをする女性

    結婚式というおめでたい場だからこそ、注意が必要な点もあります。友人代表スピーチのNGポイントをご紹介しましょう。

    1. 新郎新婦の名前を間違える

    緊張して、うっかり「新郎新婦が過去に付き合っていた相手の名前をいってしまった」となってはトラブルになる可能性もあります。相手の名前はしっかり確認するようにしてください。
     
    友人の名前を間違えることはないと思いますが、心配な場合は「本日も、いつも通り○○と呼ばせていただきたいと思います」などと前置きをして、いつも通りニックネームで呼ぶのもよいでしょう。

    2. 過去の恋愛話や秘密にしていることを話す

    「学校をサボって遊びに行ったよね」「今回はステキな人を選んだようで安心しました」など、新郎新婦の秘密や過去の恋愛話を話すのはNGです。スピーチで話すエピソードが決まったら、事前に「こんな話をしようと思う」などと新郎新婦に友人代表スピーチの内容を相談すると安心。
     
    新郎新婦に恥をかかせることがないよう注意しましょう。

    3. 忌み言葉や重ね言葉を使う

    忌み言葉とは、「別れる」「終わる」のような冠婚葬祭ではタブーとされている言葉のこと。重ね言葉は、「重ね重ね」「ますます」など、重ねたり繰り返したりする言葉のことです。
     
    「ますますのご繁栄を…」などといってしまいそうですが、お祝いの場では失礼にあたるため使用しないように気をつけましょう。

    スピーチを成功させる3つのポイント

    挙式場のマイク

    結婚式の友人代表スピーチを成功させるには、当日どのようにスピーチするかも大切。スピーチのポイントをご紹介します。

    1. 顔を上げて堂々と話す

    話す内容などをあらかじめ紙に書いたもの(カン二ングペーパー)を見るため顔を下げると、背中も丸まって見た目が美しくありません。新郎新婦に選ばれた友人代表であることを忘れず、顔をあげて堂々と話をしましょう。姿勢を正すことで、しっかり声を出すこともできます。
     
    また、一点を見つめて話すのではなく、新郎新婦とアイコンタクトをとったり大勢のゲストの顔を見たりなど、視線にも気をつけるとよいでしょう。

    2. 声を出して何度も練習する

    スピーチの文章ができたら、実際に声に出して練習を繰り返しましょう。何度も練習することで内容を覚えることができ、気持ちに余裕が出てくるはずです。
     
    余裕ができたら、話すスピードや声の大きさなどに気をつけ、聞き取りやすさを考えるとスピーチに対する好感度があがります。

    3. スピーチまでお酒を飲まない

    なるべく緊張をほぐそうと、スピーチ前にお酒を飲みすぎる人も見受けられます。しかし、飲みすぎてしまって気が大きくなり、余計なことをいってしまうなど思わぬ失敗につながりかねません。
     
    事前に友人代表スピーチのタイミングを確認しつつ、自分の出番が来るまではお酒を控えておくと安心です。

    スピーチのときに好感を持たれる服装は?

    スーツ

    新郎新婦の友人代表として人前に立つため、結婚式に出席する際の服装はマナーを守り好印象を与えるものを選びましょう。

    男性は清潔感のあるスーツ姿

    服装はスーツにネクタイが基本です。ただし、白スーツや黒シャツ、全身真っ黒というコーデは避け、髪はセットしひげは剃るか整えるかしてください。靴の汚れにも気をつけるようにし、清潔感のある装いを心がけましょう。

    女性はマナーを守ったドレス姿

    昼の結婚式ならアフタヌーンドレス、夜の結婚式ならイブニングドレスが適切といわれています。振袖や訪問着など着物も良いでしょう。肌の露出は抑え目にする、アニマル柄やファーは避ける、花嫁よりも目立たないなどマナーを守り、お祝いの場にふさわしい華やかな装いを心がけてください。

    まとめ

    新郎新婦から、結婚式の友人代表スピーチを依頼されるということは、とても光栄なこと。友人代表として構成をしっかり考え、新郎新婦の素敵な人柄が伝わるような内容にしてください。忌み言葉や重ね言葉などに気をつけつつ、具体的なエピソードを盛り込んだスピーチにすると、新郎新婦はもとよりゲストにとっても心温まる印象的なスピーチになるはずです。スピーチの内容が決まったら、必ず練習をして本番に挑み、スピーチする際の姿勢にも気をつけてください。

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    結婚式準備.com編集部

    結婚式準備.com編集部です。結婚式の準備で悩むプレ花嫁を応援する記事を書いていきます。

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