結婚式での余興演出の費用相場は依頼先で異なる
結婚式の余興とは
余興とは、もともとメインイベント以外で余った時間を使い、その場を盛り上げる演出や出し物をすることです。
結婚式(披露宴)の余興とは多くの場合、ゲスト又はゲストと新郎新婦が行う、 飽きさせずに盛り上げる演出や出し物のことを指します。
近年では「友人に負担をかけたくない」「ゲストにより楽しい時間を提供したい」という思いから、プロに依頼するタイプの余興も増加しています。
結婚式の余興の依頼先
余興の依頼先は、多くの場合は以下の選択肢があります。
親しい友人など参加ゲストに依頼
新郎新婦の特に親しい友人に1人、または複数人にお願いして、演奏やダンス、簡単な出し物などをして、結婚式を盛り上げてもらうよう依頼するケースが多いようです。
結婚式には招待していないプロの友人、知人に依頼
結婚式には招待していないプロの友人や知人に、余興をお願いするケースもあります。
プロや業者に外注して依頼
生演奏やダンス、マジックなど、演芸のプロの方々に、仕事として依頼して余興をお願いするケースも増加しています。
友人に余興を頼んだ場合のお礼の相場や費用負担について
結婚式の余興を依頼した場合のお礼の相場
一般的に余興のお礼の相場は3~5000円程度と言われています。
ただ、余興ムービーの制作を依頼したり、明らかに練習期間が必要な大変な余興をお願いした場合、制作にかかった実費や練習の際にかかった経費などを新郎新婦が負担し、相場以上にお礼を支払う場合もあります。
相場以上にお礼を支払う余興例
・余興ムービー制作 2~3万円
・お揃いの衣装を揃えてもらった 相場のお礼+衣装代
こちらから依頼していない場合のお礼の相場
こちらから特に依頼してはいなかったが、友人が善意で余興を申し出てくれたり、サプライズで行ってくれるような場面もあるでしょう。
そういった場合は、友人からのお祝いとして特にお礼はいりませんが、感謝の気持ちを表す場合は現金ではなく、何か簡単なプレゼントや、新婚旅行のお土産などを用意して渡してあげるといいでしょう。
プロの友人に余興をお願いした場合の費用相場
演奏など、何かしらのプロとして仕事をしている友人に余興をお願いした場合のお礼相場はどのくらいでしょうか。
ゲストとして招待している場合
ゲストとして招待しているプロの友人に余興をお願いした場合のお礼相場は3000~5000円と、通常のお礼相場で考えるカップルが多いようです。
ゲストではない場合
関係が浅いなどさまざまな事情でゲストとして招待していない友人・知人に余興をお願いした場合、その人は仕事として時間を割いて会場に赴くと考え、通常の仕事料金として費用を支払うのが一般的です。
向こうから「お祝いなので料金はいりません」と断られた場合は、お礼相場をお車代としておつつみしてお渡ししましょう。
大人数の友人が余興に協力してくれた場合のお礼相場
余興を軽い気持ちで依頼したら、依頼者を中心に10人~50人の大人数で協力してくれた場合のお礼はどうしたらいいのでしょうか。さまざまな考え方がありますが、基準となる考え方をいくつか例として挙げておきます。
余興の負担別に金額を分ける
企画の取りまとめ役や調整役など、大人数をまとめたリーダー的な役割の人やもともとの依頼者のみに相場のお礼を渡す。残りの人はプチギフトなど軽いお礼を渡す、など余興に対しての負担に応じてお礼をする考え方があります。
全員にお礼が届くようにする
できれば、簡単なものでも全員にお礼がいきわたるようにするといいでしょう。
現金を渡す場合の封筒
余興のお礼を渡す場合の封筒は、どのようなものがいいのでしょうか。
金額が1万円以下の場合はポチ袋で
渡す金額が1万円以下の場合は「本当に気持ちだけですが」という意味を込めて、 ポチ袋でよいとされています。
最近ではハンコやトレーシングペーパーなどを使ってオリジナルのポチ袋を作る新郎新婦も増えています
金額が1万円以上の場合
お礼やお車代などが1万円以上になる場合は、ご祝儀袋を用意します。3万円までは印刷されたシンプルなご祝儀袋がいいでしょう。5万円以上、10万円以上と包む金額に応じて包むご祝儀袋の格式が変わり、金額に応じた立派なものになっていきます。
お礼は現金ではなくプレゼントを渡す方法も
友人に依頼する余興は、お祝いの気持ちで行ってくれるゲストも多く、現金を渡すのは味気ないと考える人、または相場以上に感謝の気持ちを表したいという理由から、現金ではなくプレゼントを用意する場合もあります。
プレゼントに適しているものとしては、次のような品物が挙げられます。
【お礼ギフトで人気のもの】
・ギフトカードや商品券
・女性であればコスメなど
・男性であればネクタイなど
・その人にあった別々のもの
・手紙やメッセージカード
おを渡すタイミングと渡し方
新郎新婦または両親が、タイミングを見て披露宴終了後に渡します。時間がどうしても合わな場合は、お見送りの際などを利用しましょう。
プロに余興を依頼した時の費用相場
プロに依頼する場合、その業者が定める料金になっているため、費用相場は演目などによってさまざまです。
人を派遣してもらったり、機材が必要な場合には、交通費や運搬費用、機材のレンタル費用などが別途必要になってきます。
マジシャン派遣の費用相場
テーブルマジックで60,000円から、ステージマジックは10万円からが相場です。
フラッシュモブ派遣の費用相場
音楽・プラン打ち合わせ・ダンスレッスン・振付などが含まれて、ダンサーが3人派遣がセットになって8万~11万円ほどが相場です。
プロによる生演奏の費用相場
奏者や曲目によっても異なりますが、ソロで30,000円から、デュオは60,000円、トリオは90,000円が相場となっています。
余興ムービー制作の費用相場
ムービーによる余興や演出は1回だけでなく2~3回ほど行うカップルが多く、すべてのムービー演出費用の相場は9~18万円ほどとなっています。
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まとめ
結婚式の余興の費用相場は依頼先や状況に応じて相場は異なる
結婚式の余興の費用相場は依頼先や依頼内容によって大きく異なります。友人に依頼した場合のお礼の相場は、あくまで相場で、余興の難易度や負担によってはお礼の金額もそれに伴ったもを考えましょう。ゲストの思い出になる楽しい余興が計画できるといいですね。