グアムのアクセス、気温とグアムでの結婚式の内容や魅力
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日本からグアムまでのアクセス
日本からグアムへは、新千歳、仙台、成田、中部、関西、福岡など日本各地の主要な空港から直行便が出ていてます。片道は約3時間半から4時間ほどで到着するため、海外とはいえ非常に近い印象です。日本との時差も1時間ほどのため、時差ぼけの心配もありません。アクセスが便利なのでゲストを誘いやすく、小さなお子さま連れの旅行でも比較的安心な場所と言えるでしょう。
グアムの気候
グアムは、典型的な海洋性亜熱帯気候の島。年間を通じて温度変化は少なく、年平均気温は、約26℃という常夏の気候です。
季節を大きく分けると、乾季(11~5月)と雨季(6~10月)の2季がありますが、雨季といっても、日本の梅雨時のように連日雨が降り続くようなことはありません。ザーッと短時間で降った後にカラリと晴れあがるスコールの回数が多いです。
ホテルやレストランでは冷房が効いているので、薄手のジャケットやカーディガンを用意しておきましょう。また、 グアムの日差しは日本より強いので、帽子やサングラスを用意して行きましょう。
データ出展:地点別データ・グラフ(世界の天候データツール(ClimatView 月統計値))/国土交通省
グアムでの結婚式の内容や挙式スタイル
グアムにある結婚式場は、海や砂浜などを活かした魅力的なものが多くなっています。タモン湾に隣接したホテルや挙式会場が多く、ほとんどの教会・チャペルから海と白砂のビーチを一望することが可能です。
また、挙式の後は、ビーチやガーデンでレセプションパーティが行われたり、ゲストを交えた記念撮影をビーチでおこなうなど、ビーチを活かした演出がふんだんに盛り込まれています。
グアムの結婚式でのゲストの服装選びの際の注意点
新郎新婦にドレスコードを確認しよう
日本とは違うグアムでの結婚式の服装に迷ってしまうことも多いはず。まずは、どのような装いを希望しているかを新郎新婦に確認しましょう。新郎新婦から「アロハシャツで」「南国らしいサマードレスで」などドレスコード指定がある場合もあります。
夏ものの装いで参加しよう
グアムの年間平均気温は26℃と常夏の気候なので、結婚式に参列するゲストの服装は夏物であることが基本です。フォーマル用スーツやワンピースで参列する場合は、夏物の生地を使ったものを用意しましょう。
鮮やかで明るいカラーを選ぼう
日本の結婚式では黒やネイビーの落ち着いたカラーのドレスやスーツを着用することがフォーマルとされていますが、グアムの結婚式は南国らしい明るい雰囲気にあった、鮮やかで綺麗な色のドレスや、薄い色のスーツが好まれます。リゾート挙式では黒色の服は好まれないので、できれば避けて準備しましょう。
親族も一般ゲストと同じ明るい服装を選ぼう
日本の結婚式では、新郎新婦の両親は正礼装、親族は準礼装で、ホストとしての立場から派手過ぎない黒のコーデが基本です。
ハワイ・グアムなどのリゾートウェディングでは、両親や親族も、明るい服装で結婚式を盛り上げてお祝いしましょう。アロハシャツやムームー、家族全員でお揃いの柄にするなど、フォト映えする衣裳を選ぶことがトレンドです。
グアム結婚式での男性ゲストの服装や靴のコーディネート
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男性の服装はアロハシャツ+スラックスのコーデが一般的
アロハシャツ(アイランドフォーマル)
常夏のグアムではスーツを着用するには非常に暑い気候のため、男性の服装はグアムの正装「アイランドフォーマル」であるアロハシャツが一般的です。
デザインはさまざまで、グアムらしいパイナップルや幾何学模様などの鮮やかな柄から、一般的なアロハシャツのハイビスカス柄やウミガメなど。柄モチーフには意味があるため、婚礼に適したおめでたい由来のある柄を選びましょう。
ボトムは白系や淡いベージュのスラックスやキレイ目のチノパンを選ぶ
アロハシャツに合わせて選ぶパンツは、フォーマルを意識したスラックスやセンタープレスの利いたチノパンなどがおすすめです。暑い気候に適した短パンなどカジュアルすぎるパンツは、基本的には避けましょう。
色は、アロハシャツの鮮やかな色が映える涼しげな白系や淡いベージュが多く選ばれます。黒やネイビーなど、重たく暗い色は避けましょう。
スーツ着用の場合は夏物の薄い色で。ジャケパンスタイルもOK
グアム結婚式でもスーツ着用は可能です。ただし、黒など暗い色は選ばず、爽やかな明るめのカラーのスーツを選びましょう。素材は麻混のものを選ぶなど、暑苦しく見えないように工夫をしましょう。
また、ジャケパンスタイルでの参列も可能です。蝶ネクタイなどをあしらい、海外らしい明るいパーティ感を演出しましょう。
靴は革靴でコーデを。カジュアルすぎな靴は避ける
靴は一般的なフォーマルシーンに合わせるストレートチップやプレーントゥでも良いのですが、グアムではマナーは緩やかで、ジャケパンスタイルやビジネスシーンに履く革靴であれば問題はありません。また、パーティなどでビーチに出て革靴を痛めてしまう恐れがある場合は、デッキシューズなどでの参加も問題はありません。
カジュアル過ぎるサンダル、スニーカー、ブーツは、日本同様避けましょう。
グアム結婚式での女性ゲストの服装や靴、アクセサリーのコーディネート
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女性の服装はフォーマルドレス、サマードレス、ムームーで
女性ゲストの服装は、大きく3つに分かれます。
フォーマルドレス
グアム挙式の服装はその距離感の近さからも、日本での結婚式と同じ傾向が強く、ゲストの衣装が国内挙式と同じフォーマルドレスでも問題はありません。ただ、日本では一般的な黒いドレスや暗い色は避け、グアムの気候や南国の雰囲気にあった明るい色や柔らかい素材を使ったドレスを選びましょう。
サマードレス
サマードレスとは、夏の気候やリゾートを楽しむために作られたノースリーブで涼しげなデザインのドレスのこと。チューブトップやキャミソールタイプなど、露出多めなデザインが多い傾向です。夏らしいボタニカルな花柄や無地で鮮やかな色目のものが多く、丈の長さもひざ丈からロング丈まで、気分に合わせて選ぶことができるでしょう。
ムームー
「muʻumuʻu」とはハワイ語で「短く切る」という意味。欧米のようなドレスでは温暖な南国の気候に合っていないため、袖や裾を短くアレンジしたドレスが発祥です。ストンとしたシルエットで、薄手の木綿製の素材で作られ、おなか回りはゆったりとしたデザイン(胸下切り替えなど)になっています。アロハシャツのように鮮やかな色柄で、フリルなどのディテールが取り入れられることもあり、さまざまなデザインや種類があります。
グアム結婚式での女性の靴はつま先か隠れていなくてもOK
グアムの結婚式は、パーティらしい服装にあう靴であれば、女性のパンプス、サンダル、ミュールの中から選んで着用することが可能です。また、ビーチでの高いヒールは砂に足を取られてしまうため、ビーチに出る結婚式であれば、砂の上でも歩きやすいウエッジソールや、足への負担が少ない低めの太いヒールを選ぶといいでしょう。
ただし、チャペル挙式がある場合にはサンダル不可の場所もあるため、つま先が隠れるパンプスを選びましょう。
アクセサリーは衣裳に合わせたテイストで選ぶ
日本のフォーマルシーンと同じアクセサリーでも問題はありませんが、サマードレスやムームーに合わせるなら、トロピカルフラワーをあしらったレイや、シェル(貝殻)ビーズのアクセサリー、透明感のあるガラス玉のネックレスなど、リゾート気分を盛り上げる華やかなアクセサリーを選ぶとコーディネートが華やぎます。
バッグは両手がフリーになる小ぶりなものを選ぶ
日本同様、バッグは小ぶりなバッグがおすすめです。大きいものは避けましょう。
写真を撮ったりビーチに移動したりと何かと忙しいことも想定されるため、できれば両手がフリーになる肩にかけられるバッグがおすすめです。チェーンのついたパーティバッグやクラッチバッグなど。また、南国らしい籐製の小ぶりなバッグも、日本ではNGですがグアムであればムームーなどに合わせコーディネートしやすいでしょう。
髪型やヘアアクセサリー
グアム結婚式では、南国のゆったりした雰囲気や鮮やかなドレスに合わせて、ゆるく巻いたナチュラルなヘアスタイルを選ぶ人が多いです。
プルメリアやハイビスカスなど南国の花モチーフのヘアアクセサリーを使ってアレンジしても雰囲気が出ます。
また、ビーチウェディングやパーティでは海風が強くヘアセットしても強風で崩れてしまうことが考えられるため、ロングヘアは崩れにくいアップスタイル、ショートやミディアムヘアは、ヘアセット後にヘアスプレー崩れにくくするなど、事前に対策をしておきましょう。
グアム結婚式での両親や親族、兄弟姉妹、子どもの服装の注意点
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事前に両家で服装の格を合わせる
グアム挙式始めハワイなどのリゾートウェディングでは、両親や親族も一般ゲストと同様の服装で出席します。ここで気をつけてほしいことは、事前に結婚式参列の服装を、両家で格を合わせる必要があることです。
片方の家族がアロハコーデ、片方の家族がフォーマルなドレスやスーツだと、ちぐはぐで両家が気まづい思いをすることになりかねません。
必ず新郎新婦が両家の間を取り持って、服装の格を揃えるようにしましょう。
子どもは大人と同じ服装で問題なし
グアムは日本からアクセスが良いため、お子さま連れのでの結婚式参列が多いのも特徴です。子どもの服装も、基本的には大人と同様でOKです。男の子ならアロハシャツ、女の子ならムームーなど、子ども用サイズも豊富にあるため、家族でお揃いにしてもすてきですね。
新郎新婦による親族の衣裳手配も増えている
グアム挙式は初めて…という方がほとんど。そのため、親族が服装にこまらないよう、事前にレンタルを手配しておいたり、お揃いのアロハシャツやドレスを購入してプレゼントするなど、配慮する新郎新婦も増えています。
初めてのゲストがグアム結婚式参列に不安にならないよう、遠方まで時間を作ってくれるゲスト配慮して、服装の不安は事前に取り除きましょう。
グアムでのアロハシャツやムームーの手配、購入方法
せっかくグアムでの結婚式なら、アロハシャツやムームーで現地のリゾート気分を満喫したい!と服装を考える人が増加しています。グアム現地で服装を手配する方法と、事前に日本で服装を手配する方法があります。
アロハウェアを購入する
購入の良さは、自分のものとして手元に残り、結婚式のHappyな思い出を後からも楽しめる点。また現在日本では、トレンドコーデアイテムとしてアロハアイテムの人気が上昇しているため、帰国後にタウンユースや夏の普段着としても着用できます。
日本で購入する
海外のドレスはサイズが大きめなものが多く、サイズ表記も日本とは異なるため、体型にぴったりなシャツやドレスを見つけるのが難しいことも。
また、弾丸日程でグアムと日本を往復する場合は、慌ただしく現地で調達する時間がないことも考えられます。
日本であれば、事前からじっくり時間をかけて服装選びが可能です。また、現在ではアロハウェアのインターネット通販も充実しているため、近くに販売店がない場合でも、さまざまなタイプから選んでの購入が可能です。
グアム現地で購入する
グアム現地で購入するメリットは、日本やハワイにはない、グアムならではの柄やデザインのシャツやドレスを購入できること。また、グアムでのショッピングの雰囲気を楽しむこともできます。時間にゆとりを持ったスケジュールで、服装選びを楽しみましょう。
アロハウェアをレンタルする
友人や家族など大人数でお揃いにしたい場合は、レンタルがおすすめです。安価なため費用負担も少なく、またコーデに合わせたバッグやアクセサリーをレンタルできるショップもあります。ショップによっては現地受け取りが可能で、手荷物を少なくすることもできるでしょう。
また、新郎新婦が申し込んだ挙式ツアー会社がレンタル業務も兼務している場合もあり、そちらで頼んでもらうとスムーズで割引が利く場合などもあります。
まとめ
グアムでの結婚式のゲストの服装は男女ともリゾートらしいコーデで楽しんで
グアムでの結婚式では、日本のフォーマルな服装マナーとは異なる部分があります。
ゆるやかで南国の気分を思い切り楽しめる明るい服装や、アロハコーデや靴を選んで楽しみましょう。