持家?賃貸?2人に合った選択をしよう
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堅実に賃貸からはじめるか、夢の持家にするか、悩んでいる人もいるでしょう。先輩カップルはどのような選択をしているのか、データから読み解いていきます。
新婚で親との同居をする人はどのくらいいる?
結婚トレンド調査のデータでは95.8%の人が親と別居することを選んでいます。
「お金を貯めたい」「同居が前提での結婚」といった理由などで同居することもありますが、結婚生活をスタートする時は別居を選ぶカップルの方が多いようです。
同居には、家事を手伝ってもらえる等のメリットもありますが、義両親との生活がストレスになる人もいます。親が強く同居を望んでいたとしても、一度2人でよく考えてから同居をするかどうかを決めましょう。
新居は購入?それとも賃貸?
購入した人の割合は全体の8.9%、 賃貸を選んだ人の割合は全体の74.1%と出ているので、ほとんどの人が賃貸から新婚生活を始めていると言えます。
最初は賃貸にしておいて、将来設計が決まってから住宅を購入するのも良いでしょう。
新居の間取りの割合
先輩カップルが選んだ間取りで一番人気なのは2LDKで、全体の34.5%を占めます。
次いで、 1LDKが22.2%、3LDKが12.0%とばらつきがあり、それぞれの生活スタイルに合わせた間取りを選んでいます。
データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2016調べ
人気の間取り、それぞれの特徴とメリット・デメリット
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「人気の間取りは分かったけど、私たちにはどんな間取りがピッタリか分からない」という人は、それぞれの間取りのメリット・デメリットを考慮して選んでみましょう。
1LDKの間取り
1LDKとは、リビングダイニングキッチンと居室が1つある間取りのことです。
メリットは、3LDKなどのファミリー物件に比べて家賃を抑えることができる、2人で過ごすことが多くなる、などが挙げられます。
デメリットは、部屋が少ないため荷物が多いと収納しきれない、けんかしたとき1人になれない、などです。
2LDKの間取り
2LDKとは、リビングダイニングキッチンのほかに居室が2つある間取りのことです。
メリットは、1LDKに比べキッチンが広い、比較的新しい物件が多い、などが挙げられます。
デメリットは、場所によっては2LDKの物件数自体が少ない可能性がある、などです。
3LDKの間取り
3LDKとは、リビングダイニングキッチンのほかに居室が3つある間取りのことです。
メリットは、部屋数にゆとりがあるので人を泊めることができる、子どもが生まれてもゆとりがある、などが挙げられます。
デメリットは、2人暮らしにしては部屋数が多いので部屋が余ることがある、などです。
新居を検討するときのポイント
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「ちょっとイメージと違った」と思っても、一度入居してしまうと、またすぐに引っ越しをするのは難しいものです。ここでは、物件を選ぶときのポイントを紹介します。
新居の場所を決定する時の重要なポイント
新居の場所を決定するときのポイントはカップルによって違います。
夫の通勤時間/通勤の便の良さ が最も多く78.3%、周りの環境/暮らしやすさを選んだカップルが66.0%で2位、妻の通勤時間/通勤の便の良さが48.1%で3位の順で選ばれており、夫の通勤を考慮するカップルが多いようです。
共働きを予定している人は、夫だけでなく妻の通勤も考慮して家を選ぶと、お互い負担なく通勤できます。
物件を決定する時の重要なポイント
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物件を選ぶときに、もっとも重視されていることは、家賃(物件の価格)83.2%。
次いで、間取りが75.4%、沿線・最寄り駅が62.0%、駅からの距離が55.9%、という順番になっています。
最初に家賃の予算を決めて、予算内で間取りを選んでいる人が多いようです。
近い将来を見据えた新居選びがおすすめ
しばらくは2人の生活を楽しみたいなら、職場に通いやすい、繁華街が近いなど、大人にとって便利な場所がおすすめです。活気のあるエリアなら、オシャレな店やショッピングモール、映画館といった施設が充実しているので、夫婦で楽しく過ごすことができます。
近い将来子どもが欲しいなら、周辺環境や子育てしやすいエリア、お互いの実家に近い場所が良いでしょう。実家が近ければ、子育てを手伝ってもらえる可能性が高いですよ。治安が良く、子育て世帯が多く住んでいるエリアがおすすめです。
データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2016調べ
まとめ
2人の将来を考えてピッタリの新居を選ぼう
新居を選ぶときは、どんな物件が良いか迷ってしまいますよね。そんなときは、まずは予算を決めて、そこから物件を探すのがおすすめですよ。家賃を抑えたいなら1LDK、部屋数にゆとりが欲しいなら2LDKや3LDKが良いでしょう。共働きなら、お互いの通勤時間も考慮してくださいね。子どもが欲しいなら、周辺環境や子育てに適したエリアかどうかも要チェックです。2人の将来を考えながら、生活スタイルに合う新居を探しましょう!