結婚式に新郎からサプライズ!どんな企画の種類がある?
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現在の結婚式や披露宴で見られる「新郎からのサプライズ演出」は、主に次のような演出内容が主流になっています。
【サプライズの主な企画例】
・プレゼント(花束、指輪、新郎の手作りの品、思い出の品など)
・プロポーズ(結婚までにきちんとプロポーズしていない場合など)
・新郎の手紙(新婦への手紙、または花嫁の手紙と同様に家族に向けた手紙など)
・サプライズムービー(花嫁に向けて、またはゲスト向けてのサンクスムービー)
・生演奏(花嫁のため、もしくはゲストのために演奏)
・ダンス(フラッシュモブや余興に一緒に加わるなど)
この中で、企画を幾つか組み合わせて構成する例も多く見られます。
例えば「プロポーズおこなうとともに花束をプレゼントする」「ムービーにあわせてダンスを踊る」など。
どんな企画が相手に喜んでもらえるのかを、しっかりリサーチしながら準備しましょう。
プレゼント
挙式前のファーストミートや、披露宴での新郎の挨拶の際などがプレゼントを渡すタイミングとしてよく選ばれています。
贈るものは贈る人の好みに合わせたものが良いのですが、花束や結婚記念品になるような時計などはよく選ばれています。
また、婚約指輪を花嫁に贈っていない場合には改めて婚約指輪をプロポーズとともに贈ったり、二人で新婚生活で使いたいものや、新郎自身が手作りしたものなども、非常に喜ばれる贈り物として人気です。
新婦だけでなく、結婚式に協力してくれた方や大事な友達にサプライズでプレゼントをおこなうアイデアもあります。
プロポーズ
新郎から新婦へ、改めてプロポーズをおこなうサプライズも定番です。
「きちんと結婚式前にプロポーズをおこなっていない」「プロポーズしたけどシチュエーションやセリフに後悔がある」「ゲストの前で誓いを立てて、新婦を喜ばせたい」など、さまざまな考え方でサプライズプロポーズを選ぶ新郎が多いでしょう。
プロポーズは「結婚してください」の意味を表す108本の薔薇の花束をファーストミートでプレゼントしたり、披露宴の演出として誓いの言葉とともにプロポーズをおこなうタイミングがあります。
新郎の手紙
手紙といえば、披露宴の終盤で花嫁が両親へ読む感動的な手紙が一般的ですが、新郎からの手紙をサプライズで企画する方も急増中です。
花嫁に愛の言葉や、今後の新婚生活の約束事を手紙にして読むのが定番で、手紙を贈り物として渡すこともでき、記念の品としてもぴったりです。
また、花嫁にではなく、新婦の手紙の後に家族に向けた「新郎の手紙」もサプライズとしてぴったり。新郎の家族への感謝の言葉はなかなかないシチュエーションなので、会場が感動の渦に巻き込まれるでしょう。
サプライズメッセージ
ウェディングケーキに、ケーキ入刀の際に初めて新婦が気づくよう、新郎から新婦へ向けた愛のメッセージをデコレーションする演出も人気です。
また、祝電披露のタイミングで、花嫁、家族、またはゲストに向けたメッセージを祝電として司会から披露してもらうアイデアもあります。
サプライズムービー
近年挙式やパーティに欠かせないサプライズムービー。ムービーは映像とともに、さまざまなひとに向けたメッセージを込めて制作できるため、ドラマティックで喜ばれる演出です。
花嫁に向けてのサプライズであれば、花嫁の関係者のお祝いの声を集めたムービーが有名ですが、近年では新郎や友人たちが出演したドラマ仕立てや、フラッシュモブなど本来のサプライズに移行する際の前振りとして制作するなど、アイデアを活かしたさまざまなムービーが制作されています。
生演奏やダンス
新郎が花嫁やゲストのために、自分が得意とする生演奏やダンスを特訓して皆の前で披露するサプライズもあります。
一時期はフラッシュモブが注目を集めた時期もありましたが、ゲストが提供する余興に、新郎も加わって花嫁やゲストを楽しませるといったアイデアもよく選ばれます。
新郎が結婚式のサプライズ演出を企画するうえで成功させるポイント
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サプライズを成功させるには、相手にバレないように準備する必要があります。また、結婚式のプログラムのなかで、流れを壊さないよう、一番効果的なタイミングで仕掛ける必要があるでしょう。
サプライズを企画し始めた段階で、担当のプランナーに相談する必要がありますし「サプライズなら何でも喜んでもらえる」とは思わず、贈る相手の性格や好みをきちんと把握して準備する必要があります。
そこで、結婚式のサプライズ演出を成功させるポイントを紹介します。
サプライズする相手が喜びそうな案をリサーチする
サプライズを仕掛ける相手は花嫁、親家族友達と自分のよく知っている本当に大切な人たちです。しかしよく知っていると思っても、自分の独りよがりで企画を決めて喜んでもらえると思って失敗してしまうケースもあります。
サプライズを企画する前に相手をよく知っている周囲の人などにどんな企画が喜んでもらえるか相手に口止めをしっかり依頼した上でリサーチしたり相談するのもおすすめです。
プランナーに相談する
サプライズの内容が決まる前に「サプライズをやりたい」と思った段階で、プランナーに必ず相談しましょう。企画内容によっては、会場の規定によっては行えない演出もあり、企画内容が決まる前から早めに相談し、できる範囲を確認するのがポイントです。
また、新郎から花嫁にサプライズを計画している場合は、特にプランナーの協力が必須です。プロの視点からのアドバイスもしてもらえるでしょう。
サプライズ演出の準備にかかる時間は前もって検討を
サプライズ演出は、企画によっては準備に時間がかかるものもあります。
手紙やメッセージカードでも、内容を考えるのにはある程度の時間がかかるでしょう。また、家族や友人といった他の人に協力してもらうフラッシュモブやダンスのような企画の場合や、演奏、ムービー制作は練習期間や制作期間を含め、少なくとも1~2ヵ月は見ておく必要があるでしょう。
結婚式準備自体は3ヵ月前から慌ただしくなり、1ヵ月前にはかなりタイトなスケジュールになります。スケジュールを見ながら、サプライズ演出を準備しましょう。業者への依頼する場合も、製作期間に時間に余裕をもって問い合わせが必要です。
サプライズの時間は5分程度が目安
サプライズ演出は挙式や披露宴のプログラムに本来ないイベントのため、プログラムに影響が出ない5分以内にとどめるのがおすすめです。
また、サプライズはあくまで内輪での催しであり、演出時間が長すぎるとゲストが飽きてしまう恐れが十分にあります。
ほど良い時間で、ゲストも楽しめるサプライズ内容を工夫しましょう。
まとめ
結婚式での新郎からのサプライズ演出を取り入れて素敵な結婚式を挙げよう
結婚式ではさまざまなサプライズを取り入れられますが、結婚式のホストである新郎から、これからの人生で大切になる人たち、花嫁、家族、友達、ゲスト…といった人たちに、自分の感謝の気持ちが素直に伝わるサプライズ演出がおすすめです。
サプライズの時間が長かったり、準備不足では飽きられてしまったり、ニーズを外してしまう可能性もあります。今回紹介したサプライズ演出は一例ですが、ゲストとの関係性なども考えながら、どのサプライズにするか厳選しましょう。サプライズ演出を取り入れて、素敵な結婚式を挙げてください。