ウェディングケーキとは
ウェディングケーキにはさまざまな諸説がありますが、古代ギリシャ時代に「収穫や子孫繁栄に恵まれますように」という願いを込めて花嫁の頭の上にビスケットを撒いたことが始まりとされていたり、ギリシャ神話では「将来を誓い合ったふたりがひとつのパンを分かち合って永遠の愛を誓った」と言われています。
西洋では悪魔は甘いものが嫌いという言い伝えがあり、魔除けの意味を込めて甘いケーキを新郎新婦の近くに置いたという説などが始まりとされています。
ウェディングケーキの始まり
今のように高さのあるウェディングケーキが主流になったのは19世紀になってからです。
イギリスのヴィクトリア女王のご成婚の際に3段重ねのシュガーケーキが登場し、それから広まったとされています。
シュガーケーキとは、ドライフルーツなどを使って固く焼いたケーキをシュガーペーストでコーティングしたケーキのことです。
長期保存のために砂糖でコーティングされるようになりました。
3段ケーキにも意味があり、1番下の段は切り分けて披露宴の出席者に振る舞われます。
2段目は、当日来れなかった人たちへおすそ分けです。
1番上の段は、夫婦が冷蔵庫で保管をし、これから生まれてくる第1子のためにもしくは、結婚1年目の記念日に食べるという風習があり、戦後日本でもこのイギリス形式が取り入れられるようになりました。
ウェディングケーキのデザインの決め方
ウェディングケーキの金額
ウェディングケーキはデザインや会場によって異なりますが、800円~1200円×人数分という価格設定がベースとなっていることが多いです。段を増やしたり、フルーツを多く使ったりデザインに凝ったりすると値段は変わっていきます。
自分たちの予算に合わせて選びましょう。
ウェディングケーキの形
ウェディングケーキのデザインを決める際は、まず土台となるベースを決めます。
定番の丸型、シンプルなスクエア型、デザイン重視の1段にするのか、ケーキ入刀の際に写真映えする3段にするのか…
理想のイメージを考えると、ベースとなる形が選びやすいです。
コンセプト決め
ベースの形が決まったら、次はお二人の結婚式のテーマに沿ってデザインを決めます。
シンプル、ナチュラル、カラフル、フルーツ盛りだくさん…など、専属プランナーまたはパティシエさんと相談しながら理想に近づけていきます。
ウェディングケーキのトレンドデザイン
ネイキッドケーキ
ネイキッドケーキ(Naked Cake)は直訳すると「裸のケーキ」です。
NY発のネイキッドケーキは現在も欧米で話題となっている新しいタイプのケーキです。
スポンジの表面部分に生クリームなど何も塗らず、スポンジとスポンジの間に生クリームやフルーツを挟み、その表面が見えているデコレーションケーキなんです。
ナチュラルなかわいさが人気を集めています。
オンブルケーキ
オンブル(ombre)とはフランス語で「グラデーション」「階段」という意味で、スポンジや生クリームをグラデーションさせたバターケーキのことです。
別名「グラデーションケーキ」とも言われています。
海外のお菓子作りブロガーの間で紹介されてからじわじわと話題に!
ポップでキュートな仕上がりのケーキはまるで夢のような雰囲気に。
外側のクリームだけではなく内側のスポンジまでデコレーションされているので写真映えもばっちりで、海外風のケーキが楽しめます。
カラードリップケーキ
カラードリップケーキとは、ケーキの側面がクリームできれいにコーティングされていない状態のまま、チョコレートソース・キャラメルソース・ストロベリークリームなどのお好みのソースをウェディングケーキの上からかけて、ケーキから滴り落ちているかのようにデコレーションされたケーキのことです。
ポップでユニークなデザインが楽しめるカラードリップケーキは、海外では結婚式やパーティシーンに人気のデザインなので、トレンドを先取れちゃいます。
ハートケーキ
ハートケーキはその名の通り、ウェディングケーキをハート型に仕上げたケーキです。
普通のウェディングケーキではつまらない!という花嫁さんにはとびっきりキュートなハート型のウェディングケーキがぴったりです。
2人の愛を表すハートの形は、愛を誓う結婚式にオススメのデザインです。
ミルクレープケーキ
ミルクレープケーキとは、薄いクレープの何枚も重ね生地との間にクリームや果物を挟んで重ねたケーキのことです。
クレープはフランス発祥ですが、実はミルクレープは日本発祥!
海外ではミルクレープケーキをウェディングケーキとして選ばれることも多いそう。
ウェディングケーキに個性やオシャレ感を出したいならミルクレープケーキで決まり!
ウォーターカラーケーキ
ウォーターカラーケーキとは、水彩絵の具をさっと水面に落としたような柔らかなテイストと、色を混ぜた時の優しいグラデーションが特徴のアートケーキです。
ウォーターカラーをテーマとしたウェディングケーキは、ケーキなのに水のようなクリア感と淡いグラデーションがオシャレで優しい雰囲気にしてくれます。
クリームやフルーツなどで華々しくデコレーションしたゴージャスなケーキとは違い、爽やかでふんわりとした色味がロマンティクでかわいさ満点です!
まとめ
どんなケーキが出てくるのだろうとゲストも楽しみの演出の1つでにあるウェディングケーキ。
海外で人気のウェディングケーキは彩りもかわいくゲストの目を引くものばかり!
誰もが写真を撮りたくなること間違いなしです。
会場の雰囲気やドレスに合わせて、お二人が納得のいくウェディングケーキを選びましょう。