表書きを書く前に結婚式のお車代・お礼・心付けの封筒のマナーを確認しよう
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結婚式でお世話になったゲストや会場スタッフに用意する「お車代・お礼・心付け」。
お札は封筒に入れて包みますが、入れる前に以下の4点の金額・封筒のマナーについて確認しましょう。
【1】お車代・お礼・心付けは相場の金額を確認し相応の現金を用意する。
相場や金額を決定する際には、相手に対するお礼も込めて、細かい点まで配慮しましょう。
時間や手間を割いて出席してくれた、または協力してくれたゲストやスタッフへの感謝の気持ちを伝える意味合いがあります。感謝の気持がしっかり伝わるようにお渡しすることが大切です。
包む金額には一般的な考え方や慣習のもとの相場があるため、できるだけその金額に合わせて用意しましょう。金額が多すぎても少なすぎても、もらったほうはさまざまな気持ちを抱くこともあります。スムーズに感謝の気持ちが伝わるように配慮することが大切です。
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【2】現金を包む封筒は金額に合わせて選ぶ
お祝いごとで現金を包むのし袋(ご祝儀袋)・ポチ袋のデザインには、包む金額と格を合わせるというマナーがあります。
一般的には包む金額が少ない場合は簡素なもの、金額が多ければ格式が感じられる豪華なデザインを選ぶことで、新郎新婦が中身を見なくても大体の金額が分かる目安になります。
デザインの良さだけで封筒を選ぶのではなく、まずは包む金額に合わせることが基本のマナーです。
包む目安として、1万円以上はご祝儀袋、1万円以下はポチ袋を選びます。
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【3】入れるお札は新札を用意するのがマナー
結婚式のお車代・お礼・心付けて使う現金は、新札を用意して包むのが一般的なマナーです。新しい門出への縁起を担ぐ意味と、「心をこめて丁寧に準備したお祝い金」であることを示す意味があります。新札への両替は銀行の窓口または両替専用ATMで可能です。土日の両替は難しい場合もあるため、平日に準備しましょう。
【4】お札の入れ方、お札の向きの揃え方を確認しよう
ご祝儀袋、ポチ袋ともに、必ずお札は向きを揃えて入れるマナーになっています。
お札の向きを揃えるのは、受け取った相手にとって見た目が美しいだけではなく、お札を開きやすく、いくら入っているのかすぐに分かるという相手への配慮からなる入れ方です。
お札を封筒に入れる向きや、お札の折り方について確認しておきましょう。
結婚式のお車代・お礼・心付けのお札の入れ方、封筒への包み方は?ご祝儀袋、ポチ袋の際のマナーを画像で解説
結婚式のお車代・お礼・心付け表書きを書く筆記用具は毛筆で。パソコンやテンプレートを利用してもOK
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結婚式のお車代・お礼・心付けの表書きは毛筆で書く。ボールペンは使用NG
結婚式などの慶事では、毛筆での直筆で書くことが格式が高いとされているため、ポチ袋やご祝儀袋の表書きには墨を使って毛筆、または筆ペンで、太めの文字で書くことがマナーです。墨は濃い黒を選択してください(薄墨は法事や葬式など忌法で使用のためNGです)。
ボールペンや万年筆などは文字が細く事務的な感じに見えてしまうため、NGとされています。
毛筆や筆ペンがない場合は、サインペンなどを使って太めに、毛筆体を意識して書くのも代用として用いられる手段です。
結婚式のお車代・お礼・心付けの表書きは筆耕に頼むこともできる
文字を書くのが苦手な人は、身近に綺麗な字を書く人がいればその人にお願いするという方法もありますが、『筆耕(ひっこう)』と言って有料で代筆を頼むサービスがあります。
ご祝儀袋などを専門に扱うショップ、百貨店の文具売り場やサービスカウンター、印刷会社、インターネットでの依頼など、探すと身近にあるサービスです。だいたい墨が乾く時間も含め、1~2時間ほどで仕上げてくれますが、サービスによっては依頼から中1日ほど時間がかかる場合もあるため、時間に余裕をもって依頼しましょう。
現在は表書きをパソコンで印刷もOK
現在ではパソコンの毛筆書体で編集し、プリンターを使って印刷する方法もあります。お祝いごとでは直筆がマナーとされていますが、現在ではプリントもOKです。
ご祝儀袋に直接印刷するのは難しいため、短冊、封筒タイプの中袋にプリントします。印刷したい場合は、短冊があるタイプと中袋が封筒であるタイプを選びましょう。中袋は白無地の封筒でも代用可能です。
ご祝儀袋用の宛名ソフトや無料配布のテンプレートを、インターネットで検索することができます。
結婚式のお車代・お礼・心付けを入れる封筒の表書き
水引の結び目の上部中央には、表書きとして、この贈り物がなんの目的なのかを表す名目を書き記します。なお、表書きは「四文字」(しもじ・死文字、縁起が悪いとされている。例「御結婚祝」)を避けた言葉を入れるため、お車代・お礼・心付けとして使う目的によって、表書きは以下のように使い分けます。記入する場所は、たいだい封筒表面の中央上あたりです。
お車代・お礼・心付けの基本的な表書き
【結婚式のお車代・お礼・心付けの表書き】
お車代:御礼/寿/御車代(御車料)
お 礼:御礼/寿
心付け:御礼/寿/御祝儀
封筒表面の下部に、新郎新婦の苗字を記入します。夫婦で連名にする場合は、右側に新郎苗字・左側に新婦苗字(旧姓)を書くのが一般的です。
その他、招待したゲストをそれぞれがお車代やお礼を持つ場合には、招待した側の名前のみ書く場合もあります。
受付や余興・スピーチなどを依頼した友人:招待した側の名前
司会を依頼した友人:両家の連名
主賓や乾杯の発声を依頼/遠方からのゲスト:招待した側の名前
※新郎新婦共通のゲストの場合(例えば同じ会社の共通の上司など)は、両家の連名にする
ウェディングスタッフ:両家の連名
※ヘアメイクや介添え人など、新婦がメインでお世話になるスタッフには新婦の名前で渡すケースもOK
渡す相手の名前や金額は書かないのがマナー
渡す相手の名前や、封筒にいくら包んでいるかは基本的には無記名で渡します。中袋がはいっているご祝儀袋の場合、金額や住所を書く欄には無記名で包みます。
しかし、お車代・お礼・心付けは、結婚式で担ってくれた役割によっては、封筒の中身の金額が違います。また、包んだ葉新郎新婦本人ではなく、受付係や両親に渡してもらうケースも多いため、誰に、いくらはいっている封筒を渡すのか分かりやすいよう、金額によって封筒の色を変えたり、名前付きの付箋を張って渡すひとが分かりやすくし、渡す前に外してもらうといった工夫が必要です。
メッセージを表書きにする場合とは
最近、あまり堅苦しくしたくない、もっと率直に感謝の気持ちを表したいと「ありがとう」や「感謝をこめて」など柔らかい表現のメッセージを表書きに使用しているケースがSNSを中心によく見かけられます。
おしゃれで堅苦しさのない、オリジナリティの高い封筒デザインが多く「これを使いたい、という方も多いでしょう。
友人など気の置けない仲のゲスト宛に用意する場合は、少しオリジナリティを出した表書きのご祝儀袋やポチ袋、オリジナルの封筒を使用しても良いでしょう。
また、結婚式を作りあげるために関わってくれたウェディングプランナーはじめスタッフや司会に渡す心付けに関しても、手作りやDIYをしたポチ袋を活用すると喜ばれそうです。簡単にDIYすることができる無料テンプレートなどがウェディングサイトで配布されているケースもあり、世界観にあったものを探して利用するのもおすすめです。
しかし、結婚式のゲストでも主賓・媒酌人、乾杯の発声を務めてくれた方にお礼やお車代を包む場合には、マナー通りの表書きで定番のご祝儀袋やポチ袋を利用した方が良いでしょう。
まとめ
結婚式のお車代・お礼・心付けを入れる封筒の表書きは、書き方マナーを確認のうえ分かりやすい工夫を
結婚式のお車代・お礼・心付けを入れる封筒の表書きには、感謝の気持ちがスムーズに伝わるよう、書き方にもマナーがあります。現在では工夫やデザインを凝らした封筒やメッセージを表書きにするアイデアもありますが、どのよなうな方へ使うのが相応しいかも確認しておきましょう。
また、お礼やお車代を用意した人と渡す人が異なる状況も出てくるため、誰にいくらのはいった封筒を渡すのか、誰にも伝わりやすく用意する必要があります。