結婚式スピーチで話す褒め言葉の文例!表現に磨きをかける言い換え言葉

同じエピソードを話すのにも、表現が変わるとゲストに伝わる印象はだいぶ変わります。ありきたいなほめ言葉の表現を変えてよりよい原稿に仕上げましょう。このまとめでは、スピーチのほめ言葉に磨きをかけるための”表現のポイント”についてご紹介します。ぜひ披露宴でのスピーチを頼まれた人は参考にしてみてください。

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結婚式のスピーチ、基本は誉め言葉で

結婚式のスピーチ

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結婚式のスピーチは基本的に新郎新婦を褒める内容になっているのが一般的です。
しかし、やさしい、明るい、おもしろいなどという言葉だけでは単一的な表現になってしまいます。褒め言葉のバリエーションを知って、表現に磨きをかけましょう。

褒め言葉のバリエーションの言い換え文

結婚式スピーチ

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やさしい

親切、面倒見がいい、周囲への気配りが利く、家族思い

明るい

社交的、前向き、活発、素直

真面目

慎重、冷静、勉強家、信頼できる、忍耐力がある

おもしろい

ユーモアあふれる、話し上手、おちゃめ

かわいい

笑顔が素敵、マドンナ、アイドル的な存在、おしゃれ

かっこいい

爽やか、清潔感がある、おしゃれ

優秀

知識が豊富、アイディアマン、有言実行

努力

向上心がある、ねばり強い、物事をあきらめい

誠実

丁寧、頼りがいがある、正直者

人気者

ムードメーカー、人望が厚い、魅力的

プラスの印象を与える言葉への言い換え例

結婚式

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よく聞く言葉でもスピーチの時に使うとマイナスのイメージにとられることもあります。これらの言葉はプラスの印象をあたえる表現に言い換えましょう。

甘えん坊→無邪気
わがまま→妥協しない
おせっかい→面倒見が良い
おしゃべり→話し上手
落ち着きがない→活動的
神経質→キレイ好き
優柔不断→慎重
強引→リーダーシップ
せっかち→行動力がある
しつこい→ねばり強い
消極的→謙虚
八方美人→社交的
変わり者→個性的
頑固→筋が通ってる
無口→おしとやか
無愛想→クール
無関心→懐が大きい
派手→おしゃれ
地味→清楚
泣き虫→人情に厚い
飽きっぽい→好奇心旺盛
気が弱い→思いやりがある

敬語の使い方に気をつけて

敬語の使い方

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家族や親族、会社の方など様々な人が集まる披露宴はフォーマルな場ですので言葉遣いには気をつけましょう。目上の人と話すような丁寧な言葉遣いでスピーチを作成します。
友達からスピーチを頼まれても、普段の話し言葉と同じではいけません。また、間違った敬語の使い方をしないように注意が必要です。

敬語の種類を知ろう

敬語には、尊敬語・謙譲語・丁重語の3種類があり、それぞれ敬意の表し方に違いがあります。丁寧語には、美化語という言葉もあり、それぞれ使い方や表現の仕方が異なります。

尊敬語

相手の動作や所有物などを高める表現です。

謙譲語(謙譲語・丁重語)

自分の動作や所有物などを下げて相手を高める表現です。高める相手がいない場合に使う言葉(参る・申す)は丁寧語といいます。

丁寧語(丁寧語・美化語)

丁寧語は文末に「です」「ます」を付け、立場に関係なく丁寧に表現します。美化語は、上品な言葉づかいによって相手への敬意を表します。(お酒、お料理、ご飯など)

結婚式のスピーチでよく使われる敬語

会う
尊敬語:お会いになります
謙譲語/丁重語:お目にかかります
丁寧語:会います

話す
尊敬語:おっしゃいます
謙譲語/丁重語:申し上げます/申します
丁寧語:話します

見る
尊敬語:ご覧ください
謙譲語/丁重語:拝見します
丁寧語:見ます

聞く
尊敬語:お聞きになります
謙譲語/丁重語:拝聴します
・伺います丁寧語:聞きます

いる
尊敬語:いらっしゃいます・おいでになります
謙譲語/丁重語:おります
丁寧語:います

する
尊敬語:なさいます
謙譲語/丁重語:いたします
丁寧語:します

行く
尊敬語:いらっしゃいます・おいでになります
謙譲語/丁重語:伺います・参ります
丁寧語:行きます

来る
尊敬語:来られます・お見えになります
謙譲語/丁重語:お見えになります
丁寧語:来ます

知る
尊敬語:ご存じです
謙譲語/丁重語:存じ上げております
丁寧語:知っています

思う
尊敬語:思われます
謙譲語/丁重語:存じております
丁寧語:思います

食べる
尊敬語:お召し上がりください
謙譲語/丁重語:いただきます
丁寧語:食べます

もらう
尊敬語:お納めください
謙譲語/丁重語:いただきます
丁寧語:もらいます

敬語のNGポイントに気をつけよう

結婚式

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礼儀正しい言葉を使おうとするあまり、敬語を2重も3重も重ねて使ってはいけません。「過剰敬語」といい、かえって失礼な行為となってしまいます。敬語は多様せずに、簡潔にまとめるようにしましょう。

美化語のルール

原則的に訓読み言葉には「お」、音読み言葉には「ご」を付けて表現します。
例外として、お天気、お時間などもあります。

「お」「ご」を付けてはいけない言葉
・自分の所有物
・「お」から始まる言葉
・外来語やカタカナ語
・公共物、動物、植物、自然現象など

結婚式では忌み言葉を使わない

コロナの結婚式演出

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結婚式のような、おめでたい席では、不吉なことや不幸なことを連想させる「忌み言葉」を用いてはいけないとされています。
どんな忌み言葉があるかを確認し、言い換えても問題ない言葉は、言い換えるようにしましょう。

忌み言葉の言い換え例文

あ行
・飽きる→満足する
・行く→うかがう、向かう
・終わる→お開きになる、結ぶ

か行
・帰る→おいとまする、失礼する
・重ね重ね→合わせて
・去年→昨年
・嫌い→苦手、得意でない
・繰り返す→定期的に行う
・くれぐれも→どうか、あらためて
・壊れる→役目を全うする

さ行
・最後→結び
・桜が散る→桜が舞う
・さまざま→多様
・仕事に戻る→復帰する
・仕事を辞める→勤め上げる、家庭に入る
・重々→ことあるごとに
・死んだ→他界した、天国の〇〇
・捨てる→整理する
・席に戻る→席に着く

た行
・たびたび→何度も、幾度も
・契る→約束する
・月日が流れる→月日が経過する
・会に出る→参加する
・会を出る→中座する、失礼する
・撮る→撮影する、カメラに納める
・取る→手にする
・どんどん→積極的に

な行
・逃げる→姿が見えなくなる、姿を隠す
・残る→あり余る

は行
・離れる→遠のく
・再び→あらためて

ま行
・ますます→一段と
・ますますお幸せに→末永くお幸せに
・また→今一度
・短い→簡潔に、コンパクトに
・皆々様→皆様
・もともと→元来

や行
・病む→休む、療養が必要になる

わ行
・別れる→失礼する
・分ける→分担する
・わざわざ→ありがたく

まとめ

結婚式のスピーチは基本誉め言葉!表現や言い換え、敬語に気をつけて作成しよう

敬語や忌み言葉などを過剰に意識しすぎて、変な文章にならないように注意しましょう。必要最低限の配慮を行い、自分らしいスピーチを完成させましょう。一通り原稿を書いたら、日本語に長けている方に読んでもらい添削してもらうのがおすすめです。指摘された部分を修正しつつ、原稿を練り直せばきっとよいスピーチができるはずです!ぜひチャレンジしてみてください。

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この記事のライター

結婚式準備.com編集部

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