親族や身内のみ、20人から30人の少人数結婚式の費用相場を知りたい!挙式、会食、リゾート婚に必要なお金はどのぐらい?

少人数結婚式、特に親族のみや身内のみ20人から30人前後でおこなう結婚式のニーズが高まっています。親族のみや身内のみの結婚式の費用相場は、家族のみの結婚式と異なり、挙式だけでなくゲストをおもてなしするために食事会や控え目な披露パーティの費用が必要になります。親族のみや身内のみの結婚式で必要な料金の内訳や、国内海外リゾートの軽井沢、沖縄、ハワイ、グアムでの挙式の費用相場を紹介します。

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親族のみや身内のみの少人数結婚式の平均的な費用相場の目安は?

親族のみや身内のみの少人数結婚式の平均的な費用相場の目安

ななみ 藤井 – stock.adobe.com

親族のみや身内のみの少人数結婚式とは、気心の知れた家族、親族、親しいひとのみを招待しておこなう、食事会を中心としたウェディングスタイルです。

親族のみや身内のみの少人数結婚式とは

ゲストは家族(両家の親・兄弟姉妹・祖父母)、親族、または本当に親しいひとのみというごく親しい限られた人たちのみ招待する結婚式です。特に親族のみや身内のみ20人から30人前後でおこなう結婚式のニーズが高まっています。
三密を避けソーシャルディスタンスも確保しやすく、お互いもよく見知った身内だけということで、感染防止対策を高い確率でおこなえるため、ゲストも安心して参加することができます。

親族のみや身内のみの少人数結婚式の費用相場は100万円~200万円

親族のみや身内のみの結婚式の費用相場は「100万円~200万円」と費用相場に幅があります。
しかし平均的なゲスト60名前後の一般的な結婚式の費用相場が350万円前後、新郎新婦の自己負担金額(結婚式総額からご祝儀を引いた金額)が150万円前後と言われている現在の状況を見ると、一見費用は安くなるのでは?と考えがちです。
しかし、大切なひとのみを厳選して招待するため、食事会の内容やギフトに費用を大きく割く傾向が強く、ふたりのこだわりやおもてなしによっては、自己負担は高くなるため、一概に通常の結婚式より低く抑えられるとは言えないでしょう。

【親族のみや身内のみの結婚式の費用を特に左右する主な要素】
・挙式スタイル
・会食に参加するゲスト人数分の料理と飲物
・挙式、食事会をおこなう会場の種類
・写真撮影・動画撮影の有無
・リゾートや観光地の旅行や宿泊 …など

親族のみや身内のみの結婚式で費用相場に大きく影響する平均的なゲスト招待範囲は?

親族のみや身内のみの少人数の結婚式の費用を大きく左右するのが、ゲスト数に合わせた料理や飲物、引き出物などのギフトのための費用です。
親族のみや身内のみの結婚式に招待するゲストがどのような顔触れになるのか、招待範囲とゲスト数を確認しておきましょう。

『親族のみ』招待する場合は10人~25人程度

『親族のみ』招待する場合は10人~25人程度

【親族や身内のみ招待する場合の範囲と想定ゲスト数】
・兄弟姉妹と結婚した義理の兄弟姉妹とその子ども(甥・姪)…10人~15人程度
・父母の兄弟姉妹(おじ・おば)とその子ども(いとこ・はとこ)…20人前後

招待の範囲を『親族のみ』と考える場合は、普段から付き合いの深い親族や身内の方を中心にお声がけします。すべての親族に招待のお声がけをするかどうかは、それぞれの家の考え方があるため、招待範囲を決定する前に各親に相談したほうが良いでしょう。

『身内や親しい人のみ』招待する場合は20人~30人程度

【親しい人のみ招待する場合の範囲と想定ゲスト数】
・家族、親族のほか特に親しい友人や同僚を招待…20人~30人程度

親しい友人や同僚など、気兼ねない関係性の方まで範囲を広げ招待したい場合、ゲスト数は20人以上が予測され、多い場合は40人くらいになる場合も。
ゲスト数30人を超えると、少人数結婚式のおもてなしでは対応しきれない部分が出てくることもあるので、顔ぶれに併せてゲストを厳選する必要がある場合もあります。

親族のみや身内のみの結婚式のゲスト数ごとの費用相場の目安

親族のみや身内のみの結婚式をおこなう費用相場は、招待範囲やゲスト数、どのようなウェディングスタイルを計画するかでも費用は大きく変わってきます。純粋に挙式とと会食、フォト撮影を楽しむシンプルな結婚式の場合、ゲスト数別の費用相場は次のようになっています。

【親族のみや身内のみの一般的な結婚式の費用相場の目安】
・ゲスト数10~20名の親族のみの結婚式の費用相場…100万円~160万円
・ゲスト数20~30名の身内のみの結婚式の費用相場…120万円~200万円

親族のみや身内のみの結婚式で多く見られるウェディングスタイルと必要な費用

親族のみや身内のみの結婚式で多く見られるウェディングスタイルと必要な費用

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親族のみや身内のみの結婚式のメリットとして、ゲストはどんなに多くても30人程度、しかも非常に親しい親族のみや身内のみなので、費用に合わせ、アットホームで気兼ねないウェディングスタイルや会場選びが自由に選択可能な点です。
ゲスト全員の承諾を得られれば、宿泊や旅行を伴った結婚式を視野に入れて計画するもできます。

【親族のみや身内のみの結婚式で多く見られるウェディングスタイル】
・食事会(会食)のみの結婚式
・挙式と食事会(会食)の結婚式
・宿泊を伴う結婚式(リゾートウェディング・ステイウェディング)
・自宅結婚式

ただし、家族以外のゲストを招待する結婚式のでは『挙式+食事会(もしくは食事会のみ)+演出+写真撮影+ギフト』といったゲストをおもてなしして楽しませる体裁を整える必要があります。
しかし、親族のみや身内のみなら披露宴や挙式の演出にそこまで力を注ぐ必要はなく、料理やギフト、フォト撮影といった家族との思い出作りが楽しめるおもてなし面に力を注ぐウェディングスタイルが人気を集めています。

『食事会(会食)のみ』の結婚式

挙式は執り行わない、または会食パーティのなかで宴内人前式をおこない、会食やパーティのみ両家で執り行い親睦を深めあうスタイルです。
食事会をおこなうためのゲスト分の料理、飲物、引き出物などのギフト、写真の撮影費用などが必要になります。

『挙式と食事会(会食)』の結婚式

両家の親族のみや身内のみで挙式と食事会両方を執り行う、一般的な結婚式に近いスタイルの結婚式です。挙式料金と会食料金、撮影料金などが必要になります。

『宿泊を伴う』リゾートウェディング・ステイウェディング

日常から解き放たれ、国内海外のリゾート(沖縄やハワイなど)で、新婚旅行や家族旅行を兼ねた思い出づくりができる『リゾートウェディング』が人気です。
また、結婚式をおこなうホテルや温泉旅館などに前日宿泊して家族や親族とゆったりとした結婚式前後の時間を過ごす『ステイウェディング』もあります。
必要な費用は挙式、会食の費用の他に、交通費や宿泊費用、観光費用がかかります。

『自宅でおこなう』自宅結婚式

自宅結婚式とは、その名の通り、結婚式の挙式会場やパーティ会場を、自宅や自宅の庭を利用し、装飾しておこなうアットホームな結婚式のスタイルのこと。自宅やガーデン、自分たちが所有する農園などを装飾し、結婚式の会場にする『ホームウェディングスタイル』です。
自宅をパーティ用に装飾する費用と、料理や飲物でおもてなしする費用がかかります。

自宅結婚式について詳しくはこちらをご覧ください。

自宅結婚式(家婚式、自宅ウェディング)とは?コロナ禍で注目される挙式パーティの流れや内容、費用相場の考え方などを紹介

親族のみや身内のみの少人数結婚式で挙式・食事会、写真撮影にかかる費用相場

親族のみや身内のみの結婚式の費用を考えるうえで、思い出作りに必要となる挙式・食事会、写真撮影の費用相場を解説します。

挙式のみの結婚式の費用相場

挙式のみの費用相場は、ゲスト人数や衣装ランクにもよりますが、挙式スタイルによって費用相場が異なります。基本的には、挙式プラン料金に新郎新婦の衣装や写真撮影の料金が含まれて提示されています。

【挙式のみの費用相場】
・チャペル挙式…30万~40万円
・教会式…10万~20万円
・神前式…20万~30万円
・人前式…20万~30万円
【プラン料金内に費用が含まれるもの】
・挙式会場貸切料金
・新郎新婦の衣装、ヘアメイク
・写真撮影料金
・アテンド料金

親族のみや身内のみの結婚式で食事会(会食)のみにかかる費用相場

食事会のみの費用相場は、ゲストの人数や料理のランクによって費用が大きく変わります。

【会食や挙式後パーティのみの費用相場】
・ゲスト1人分の料理と飲物の平均相場…1.5万円~3万円×人数
【料理料金以外に必要な費用相場】
・費用相場:20万円~30万円
以下含まれるもの
・会場料金貸切料金とサービス料金
・会場装飾や演出の料金
・写真や動画の撮影料金

親族のみや身内のみの結婚式の費用はどう支払う?自己負担とゲストからのご祝儀や援助

親族のみや身内のみの結婚式の費用はどう支払う?自己負担とゲストからのご祝儀や援助

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親族や親しい身内のみの結婚式では、特に関係性の深い間柄の方たちを招待することになり、相場以上のご祝儀を頂くケースもあります。
そのぶん、おもてなしを手厚くしたり、引き出物を豪華にしたり、すぐにお返しするなどの気遣いや配慮が必要になることも想定して費用負担を考えましょう。

親族のみや身内のみの結婚式に家族からのご祝儀や援助はある?

その家の考え方にもよりますが、通常は両家の親や祖父母から『結婚準備、または結婚式準備のための援助』として、なんらかの援助やお祝いのお金をいただくカップルが多いでしょう。
兄弟姉妹からは、ご祝儀をいただく場合と兄弟姉妹間ではご祝儀を一切やりとりなしのケースがあり、これは各家の考え方による部分が大きいでしょう。

親族からのご祝儀の相場は一般よりも高め

親族を結婚式に招待する場合、お祝いとなるご祝儀の相場は一般の関係性(友人・同僚・仕事関係)に比べ、相場が高くなっており、平均的な相場は5万円~10万円ほどと考えられます。高額なお祝いをいただくぶん、結婚式に招待した方には料理や引き出物のランクを上げるなど、手厚いおもてなしを考える配慮も大切です。

結婚における親の援助や兄弟姉妹、祖父母からのご祝儀、親族からのお祝いについて、詳しくはこちらをご覧ください。

結婚祝いの相場金額を関係性別に徹底解説!親族、兄弟姉妹、孫、友達、同僚、上司、部下…結婚式なし、結婚式出席、欠席の状況別もあわせて確認

結婚報告により結婚式に招待していない親族や友達から結婚祝いがある場合も

普段付き合いのある親族は、結婚式に招待されていない場合も結婚報告を受けた場合には、ご祝儀を送るという考えが一般的です。
また、親しい付き合いがある友達や、自分が以前結婚式に出席したことのある友達から、結婚祝いをいただく場合もあります。
この場合には、結婚祝いをいただいて1ヶ月以内に、1/3〜半額程度のお返しを贈るのがマナーです。

結婚報告のみの場合の結婚祝いの相場について詳しくはこちらをご覧ください。

結婚式なし「ナシ婚」新郎新婦に贈る結婚祝いやご祝儀の金額相場や贈り方。親戚、友人、上司や同僚など関係性別にチェック

親族のみや身内のみの結婚式で新郎新婦が支払う自己負担金額は?

前述のように、親や祖父母が援助いうかたちで結婚式の費用を一部負担してくれる場合や、結婚報告を受けた親族からのお祝いによって、自己負担を軽くできるケースが多いでしょう。一般的な結婚式にかかる自己負担額と比べれば、出費は低く抑えられる見込みですが、ふたりが考えるおもてなし度やこだわりによっては、自己負担が高くなるケースもあります。

国内、海外リゾート地での親族のみや身内のみの少人数結婚式の費用相場

国内、海外リゾート地での親族のみや身内のみの少人数結婚式の費用相場

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親族のみや身内のみをゲストとして招待し、新婚旅行や家族旅行を兼ねたリゾートウェディングを計画する際の費用は、おおよそ「親族のみや身内のみの挙式+会食料金」と「航空・旅行料金」を合わせた金額になります。

【親族のみや身内のみのリゾートウェディングに必要な費用目安】
・挙式料金…40万~80万円程度
・撮影料金…10万~40万円程度
・挙式後の食事会料金…1万円~3万円×人数分
・交通、航空料金…地域、時期、利用航空会社により異なる
・宿泊料金…時期、ホテルランク、滞在日数により異なる
・観光やお土産料金…1人当たり8万円~10万円程度

親族のみや身内のみのリゾートウェディングの挙式と挙式後パーティの費用相場

基本的に、リゾートウェディングの挙式料金とパーティの料金の相場は、国内海外でさほど差はありません。ただし、リゾート地での美しい風景での思い出を残したいと、フォト撮影や動画撮影を重視するカップルが多く、撮影費用が大きくなるため、一般的な親族のみや身内のみの結婚式より費用が高くなる傾向です。
費用が大きく変わるポイントとしてはリゾート地までの交通費や航空費、宿泊滞在費、観光費、お土産などのショッピング費で差がつきます。

新郎新婦&家族含む20名程度の挙式+会食の費用目安… 170万円~230万円
【結婚式費用の内訳】
・挙式料金…40万~80万円程度
・撮影料金…10万~40万円程度
・挙式後の食事会料金…1万円~3万円×人数分
・会場使用料、新郎新婦衣装、ヘアメイク、家族のヘアメイク手配等

国内、海外リゾートウェディングで人気の地域と旅行費用相場

家族とともに旅行をする際に人気のリゾート地域として、国内であれば日本でも非日常観を満喫できる沖縄、軽井沢、北海道が人気です。海外であればハワイや移動時間の少ないグアムが、日本語が通じ安く、小さい子どもや年配の方にも安心して過ごせる海外として人気を集めています。旅行費用は滞在日数やシーズンでの変動も大きいため、あくまで一般的な目安としてご覧ください。

【国内人気リゾートのひとり当たりの旅行費用相場(航空・宿泊・観光代)】
・軽井沢…5万~8万円
・沖縄…8万~10万円
・北海道…6万~8万円
【海外人気リゾートのひとり当たりの旅行費用相場】
・ハワイ…40万~50万円
・グアム…20万~30万円
【新婚旅行のお土産、ショッピング費用目安】
・ふたりで10~15万円程度

ゲストの旅行費用や結婚式参列のための衣装費用の負担はどうする?

家族がリゾート地に行く際の旅行費用や結婚式に参列するための衣装を用意する費用は、家族間で負担します。

両家の親や祖父母の旅行費用や衣裳費用の負担

両家の親や祖父母の旅行費用や衣装費用に関しては、新郎新婦が親孝行として負担するケースが多く見られます。

兄弟姉妹やその他親族などゲストの旅行費用や衣裳費用の負担

親以外の兄弟姉妹や親族といったゲストの旅費や衣裳代を新郎新婦が負担するケースは少なく「ご祝儀を辞退する代わりに旅行費用は自己負担」をお願いしての参列が多くなっています。
衣裳代に関して、新郎新婦から「家族でリゾートらしいお揃いの衣装を着てほしい」など要望がある場合には、アロハシャツやワンピースなどを買ってプレゼントするなど負担するケースはありますが、基本的には各ゲストが自己負担することが多いでしょう。

まとめ

親族のみや身内のみの結婚式にかかる費用はゲストとどう過ごしたいかにより異なる

親族のみや身内のみの結婚式はアットホームなおもてなしスタイルですが、そのぶん大切なひとのみを厳選して招待するため、食事会の内容やギフトに費用を大きく割く傾向が強く、ふたりのこだわりやおもてなしによっては、自己負担は高くなるため、一概に通常の結婚式より低く抑えられるとは言えないでしょう。しかし、本当に大切な人たちに囲まれたかけがえのない時間をゆったりと過ごすことができるため、いま最も人気の高いウェディングスタイルです。

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結婚式準備.com編集部

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