入籍前に同居してもよい?結婚が決まってから新居へ引っ越す時の流れ

結婚式の前後はとても忙しいので、新居への引っ越しは遅くても挙式の1~2ヵ月前には済ませておきたいものです。結婚式をしない方も入籍する前に引っ越すしていいのか?など新居へ引っ越す時の流れが気になりますよね。そこで、結婚するふたりの新居探しのポイントや、引っ越し前と後におこなうこと、やらなければならないことなど基本的な流れをまとめました。ぜひ、ふたりの新居探しの参考にしてください。

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まずは両家の了解を得よう

最近は、もう結婚が決まっているのだから…と、入籍や結婚式前でも親への報告をしないで新居に引っ越しをするカップルが増えています。確かに、成人していて結婚が決まっているので、一緒に住むことに親の許可は要りません。しかし、しっかりとけじめをつけてほしいと思う親もいるはずです。入籍や結婚式前に同居をするのであれば、親にその旨をきちんと伝えて、しっかりと了解を得るようにしましょう。もし、親が入籍や結婚式前の同居に反対の場合には無理をしないで納得してくれる日まで待ちましょう。

将来設計を立てて引っ越し先を決めよう

入籍後新居へ引っ越し

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両親の了解を得たら、次に二人の将来設計を立てましょう。仕事への通勤状態や生活環境はもちろんのことですが、これから産まれてくる子どものことや親との同居についてなど将来的なことも含めて、住む場所や広さを検討しましょう。お互いがどんな家庭を築いていきたいのか、どんなライフスタイルを過ごしたいのかを話し合ってから新居探しを始めましょう。

将来設計を立てるときのポイント

・現在の仕事の状況
└転勤の可能性はある?転職や独立を考えているか?
・新婦の仕事に対する希望
・子どもの出産予定・時期・人数
・将来的にどちらかの親と同居をするのか?
・家事の分担はどうするか
・お金の管理はどうするか
・どんな家庭を築いていきたいか

新居の探し方

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優先順位を決める

新居探しは、挙式の6ヵ月前くらいには始めましょう。新居を探すときは、二人の将来設計に沿って、どんな家に住みたいのか条件を書き出し、優先したいことの順位を決めましょう。例えば、会社までの交通状況と子育ての生活環境だったら、子育ての生活環境を優先する、などです。経済的な面も考慮する必要があるので、各家庭の環境やライフスタイルによって重要視する条件は異なってくるでしょう。

新居選びのチェックポイント

・周辺の環境は良いか
・外観はどうか
・部屋の日当たりは良いか
・部屋の広さは十分か
・使いやすい間取りか
・隣人などの騒音
・交通の便は良いか
・近くにスーパーやコンビニはあるか
・共有部分はきれいか
・隣近所にはどんな人が住んでいるか
・セキュリティはしっかりしているか

新居は購入する?賃貸?

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新婚生活を始めるにあたって、新しく購入した割合が17%、新しく購入しなかった割合が83%となっており、新婚生活をはじめる場合、多くのカップルは賃貸を選んでいるようです。
結婚を機にインテリア・家具、家電製品のいずれか、または両方を購入した人の割合は66.8%で、購入金額の平均は59.0万円と出ています。家はまず購入せず、同居生活をはじめるのに新しい家具や家電を二人用にそろえて新婚生活をスタートさせる人が多いことがわかります。

データ出展:新婚生活実態調査2020(リクルートブライダル総研調べ)

引っ越し方法について

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引っ越し専門業者に依頼

費用は荷物の量や新居までの距離、サービスによって異なりますが、単身パックなら1万5000円くらいから受け付けているサービスがあります。メリットは、引っ越しのプロに任せられるので、大きい荷物や大切な家具の運搬も安心して頼めます。車や段ボールなど必要なものは全て揃っていますし、建物の養生もしてもらえるので、部屋が傷つくこともありません。保証も用意されています。デメリットとしては、費用がかかることです。またオフシーズンと繁忙期で料金が異なります。繁忙期には、希望日に引っ越しができない場合もあります。注意点として、業者を選ぶ場合には、料金やスケジュール、信頼度などを考慮して選びましょう。また、見積もりは複数の業者に出してもらって比較をすると納得して依頼することができます。

知人にお願いする

知人が車を持っていない場合には、レンタカーを借りなくてはいけません。また、引っ越し当日の昼食代などを負担します。別途お礼があった方が良いでしょう。それらにかかる費用が必要です。メリットとしては、業者に頼むよりは割安な場合が多いです。頼む知人と2人のスケジュールに合わせて引っ越しをすることが可能です。デメリットとしては、手伝ってくれる知人探しや車の手配など、すべてを自分たちで行う必要があります。また、事故や荷物の紛失、破損が生じた場合も自分たちで責任をもつしかありません。注意点としては、手伝ってくれる知人は、引っ越しに不慣れな場合が多いので、自分たちで積極的に段取りをきめて指示を出していく必要があります。

新居で行う各種手続き

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水道、ガス、電気、固定電話、インターネットなど新居が変わることでする必要がある手続きがあります。インターネットで変更依頼、電話で連絡する、申し込みハガキを投函する、などで手続きをおこないましょう。ガスは立会いでの開栓日を決める必要があるので早めに依頼した方がよいでしょう。手元に使用料のお知らせなどがあれば、自分のIDなどを調べて伝えられるようにするとスムーズにやり取りがおこなえます。

あいさつ回り

新居への引っ越しが完了したら、タオルやお菓子などを持参して、近所の人にあいさつに行くという風習があります。近所の人と良好な関係を築くためには、引っ越しのあいさつ回りはおこなっておいた方がよいでしょう。都市部で賃貸の場合は、個人情報保護や防犯という観点から挨拶をしないという選択をする人も多いです。しかし、家やマンションを購入した場合、地域での行事などに参加することもあるので、あいさつ回りはおこなった方がよいでしょう。
挨拶する範囲としては、一般的に「向こう三軒両隣」といいますが、現代ではマンションやアパートが多くなってきていますので、上下階のお宅にも忘れずにあいさつに行きましょう。また、マンションの場合、管理人がいる場合は挨拶しておくと何かあった時に安心です。あいさつ回りをする時には、できるだけ二人そろって顔を出すようにしましょう。

まとめ

結婚式の準備と新居への引っ越しは、どちらも忙しく時間がかかります。二つが同じ時期になってしまうと余裕がなくなってしまい、トラブルの原因になります。できれば新居への引っ越しは、挙式の1~2ヵ月前までには済ませるようにしましょう。住む場所は2人の新しい生活の拠点となりますので、今後のことも考えてじっくり話し合って決めましょう。引っ越し後はご近所と良好な関係を築くためにあいさつ回りはしておいたほうが無難です。やることがたくさんあってとても大変に思いますが、ふたりの新たなスタートだと思って楽しんで準備を進めていきましょう。

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結婚式準備.com編集部

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