カジュアルな顔合わせ食事会とは?服装・流れやトレンドを調査

最近、両家で行う顔合わせ食事会を「カジュアルでアットホームに」におこないたいという家族が増えているようです。カジュアルな顔合わせでは、服装や流れは一般的な顔合わせと違うのでしょうか。そもそも「カジュアル」と言っても、どの程度服装や流れを普段使いに崩していいの? そんな疑問にお答えします。

この記事のINDEX

両家顔合わせ食事会をカジュアルに行いたい人が増えている

カジュアルな食事会

ここ数年の結婚式のトレンドで「カジュアル」で「アットホーム」で「格式張らない」といったニーズが増加しています。その流れは、婚約後に両家の家族が一同に会する顔合わせ食事会にも強く影響しており、婚約儀である結納を簡略化したものが顔合わせであるという認識から、より家族の絆を強くして、親睦を深めるカジュアルな顔合わせにしたいという思いが強くなっているようです。

一般的な顔合わせ食事会では、多くの場合、新郎新婦以外のお互いの家族が初めて顔を合わせる場でもあります。それぞれの家庭では、さまざまな考え方や方針があるため、服装や会場選びひとつにしても、価値観や考え方をお互いすり合わせる配慮が必要です。

どこまで「カジュアル」な食事会なのか調整する

一口にカジュアルと言っても、両家の両親や、新郎新婦の中でもカジュアルの捉え方は大きく異なっている場合が多いでしょう。まずは、お互いの両親が顔合わせ食事会に対して、どのような考えを持っているのかをしっかり確認することが大切です。

顔合わせの会場、服装、流れ、どの部分をどこまでカジュアルにするか明確に

食事会の会場をどこまでカジュアルにするか調整する

顔合わせの会場として選ばれることが多いのは料亭やホテルのレストランなどの個室で、いつもよりワンランク上の食事を静かに楽しみながら、婚約のお祝いをするといったシーンが多いようです。
顔合わせ食事会の費用平均は約5.9万円ほどで、一人当たり8000円~12000円が目安のランクの食事コースが選ばれています。

親世代がゆっくり落ち着ける「カジュアル」と、若い世代が考えているトレンド性のある「カジュアル」では、相違がある場合も多くありますので、会場選びは両親の意向を聞いて慎重に行いましょう。

食事会の流れをどこまでカジュアルにするか調整する

顔合わせ食事会は単なる親睦会ではなく、本来は婚約を両家が公式に認めるための儀式「結納」をさらに簡略化したものと捉えている親世代は多いでしょう。
そのため、一般的な顔合わせ食事会のプログラムや流れには、両家家族の自己紹介や親の挨拶、結婚記念品の交換の場など、いくつかの定番のプログラムが設けられています。
このような流れを、どこまでカジュアルにするのかを考えるためには、食事会を開く趣旨をしっかり見直し、それぞれの家族で共有することが大切です。
また、単にプログラムを削って自由度を増やすだけでは、単なる食事会や飲み会になってしまい、しまりなく終わってしまう恐れもあります。

食事会の服装をどこまでカジュアルにするか調整する

カジュアルな顔合わせ食事会では、趣旨や会場の見直しというよりも、食事会の服装をより「カジュアルに」見直す例が多いようです。
結納の略式と捉える「顔合わせ」では、新郎新婦含む両家族が服装をセミフォーマルからインフォーマルに整えて揃いました。
ですが現在では、男性女性ともにスマートカジュアルやスマートエレガンスなど、「よそ行きのホテルに友達同士でお食事にいく」といった、ラフな感覚の服装やコーデでの食事会み増加しています。
この「カジュアルな服装」に関しても、両家家族で認識が大きく異なっていることが多いため、新郎新婦が仲介し、どの程度カジュアルな服装でいいのかをすり合わせる配慮が重要です。

顔合わせ食事会の女性のカジュアルな服装

カジュアルな顔合わせ食事会での女性の服装

今回は、ホテルや料亭での食事会でもOKな「スマートエレガンス」の服装を中心に、女性の服装とコーディネートをまとめました。事前にどこまで崩していいのかの注意点をよく読んだ上で、お互いの家族に不快感を与えない、和やかな食事会になるように注意して服装を選びましょう。

カジュアルな服装選びの注意点

デニム素材やTシャツはできるだけ避ける

非常にラフな服装の認識を家族で共有していない限りは、デニム素材のワンピース、スカート、ブラウスなどは着用を避けましょう。また、ホテル、レストラン、料亭では、デニムはマナー違反である場合も多いため、選んだ会場との釣り合いも考えた上でコーディネートを考えましょう。

夏でも素足は避ける

料亭や和食系の個室は、小上がりや座敷であることが多いため、靴を脱ぐ機会も増えます。また、それなりの値段のレストラン、ホテルでも素足は嫌われる傾向です。できるだけストッキングなどを着用しましょう。

サンダル、スニーカーは避ける

靴はできるだけ、つま先が隠れるものを選びましょう。また、非常にラフな服装の認識を家族で共有していない限りは、スニーカーなどのスポーティ、アウトドア仕様の靴は避けましょう。

ノースリーブは避ける

真夏の食事会の服装などはよりカジュアルな服装を求めがちですが、ノースリーブは避けましょう。親世代では、ノースリーブにあまりいいイメージを抱いていない人もいるので、薄いカーディガンを羽織ったり半袖などを選ぶほうがおすすめです。

顔合わせ食事会での女性のカジュアルな服装

ワンピース

綿素材や麻素材のワンピースを選ぶ際には、シワのないきれい目な織りのものを選びましょう。ノースリーブにはカーディガンの着用や、羽織り代わりになる糊の効いたシャツ、コンパクトなジャケットなどの着用がおすすめです。

@miccie3030 / Instagram

@17___y / Instagram

ツーピース、セパレートスタイル

膝丈のスカートの上にブラウスやカットソー、ニットなどをコーディネートします。お揃いの素材のものはワンピースのような統一感が出ますが、少しカジュアルに崩してセパレートスタイルでコーデするのも親しみが深くなるでしょう。トップスには、できるだけ落ち着いた、女性らしいデザインのものを選びましょう。

@shizuka.watanabe / Instagram

@miccie3030 / Instagram

パンツスタイル

カジュアルな食事会では、女性でもパンツスタイルで参加するコーデが増加しています。ドレスコードではパンツはスカートより格下の扱いになりますが、現在ではスカートよりパンツの方が好き、という女性の方も多いようです。できるだけ、女性らしさをどこかにプラスしてコーディネートしましょう。

@miccie3030 / Instagram

@m___yo__ / Instagram

顔合わせ食事会の男性のカジュアルな服装

今回は、ホテルや料亭での食事会でもOKな「スマートカジュアル」の服装を中心に、男性の服装とコーディネートをまとめました。事前にどこまで崩していいのかの注意点をよく読んだ上で、お互いの家族に不快感を与えない、和やかな食事会になるように注意して服装を選びましょう。

カジュアルな服装選びの注意点

デニム素材やTシャツはできるだけ避ける

非常にラフな服装の認識を家族で共有していない限りは、デニム素材のパンツ、ジャケット、シャツなどは着用を避けましょう。また、ホテル、レストラン、料亭では、デニムはマナー違反である場合も多いため、選んだ会場との釣り合いも考えた上でコーディネートを考えましょう。

夏でも素足は避ける

料亭や和食系の個室は、小上がりや座敷であることが多いため、靴を脱ぐ機会も増えます。また、それなりの値段のレストラン、ホテルでも素足は嫌われる傾向です。靴下は着用しましょう。

サンダル、スニーカーは避ける

非常にラフな服装の認識を家族で共有していない限りは、スニーカーなどのスポーティ、アウトドア仕様の靴は避けましょう。

ネクタイの有無、ジャケット着用の有無は確認し共有する

男性のカジュアルな服装で、特に重要なネクタイとジャケット。特に夏などは非常に暑いため、ノーネクタイ、ノージャケットにしたいと思っている親世代も多いでしょう。もしどちらかの父親からノーネクタイ、ノージャケットを提案されたら、それをもう一方の父親にも必ず共有しましょう。また、新郎新婦側から提案する場合も必ず両父親に情報を共有し、両家の足並みを揃えましょう。

顔合わせ食事会での男性のカジュアルな服装

ジャケパンスタイル

スーツと違って、違う素材のジャケットとパンツを組み合わせたスタイルです。その人のセンスやラフさが出て、親しみがわきます。

@ships_tachikawa / Instagram

ノーネクタイスタイル

ジャケパンスタイルのノーネクタイのコーディネートです。ホテルや料亭では、ジャケットを羽織ったほうがいいでしょう。夏場な中にきれい目のカットソーを入れてコーデしても涼しげです。

@road.to.gentleman / Instagram

ノージャケット、シャツスタイル

レストランなどでは許されるスタイリングです。一応、ホテルや料亭での顔合わせの場合は、個室に通されるまではジャケットを着用し、個室で脱ぐなどの配慮があるといいでしょう。

ポロシャツスタイル

カジュアルな食事会では、いくらカジュアルと言ってもTシャツ1枚は止めておきましょう。1枚で着るカジュアルの許容範囲としては、ポロシャツや半袖シャツなど、襟付きのものがおすすめです。

まとめ

顔合わせ食事会をカジュアルに行いたいと考えた場合、どういった趣旨で、どの程度までカジュアルにするのかということを、両家族間でしっかりと共有しておく配慮が大切です。特に服装に関しては、カジュアルに対する認識が両親世代と若い世代、また男女間でも大きく異なっている場合があります。その仲介をするのは、新郎新婦のお二人です。お二人の細やかな配慮で、両家族の親睦がより深まるような、気兼ねない、アットホームな顔合わせを実現しましょう。

関連する式場

関連する式場はありません

この記事のライター

結婚式準備.com編集部

結婚式準備.com編集部です。結婚式の準備で悩むプレ花嫁を応援する記事を書いていきます。

関連する記事

関連する記事はありません