【婚姻届の提出先】届け先の窓口は何課?提出までの流れを解説

「婚姻届ってどこで出すの?」はじめて結婚する人にとって、わからないことも多い婚姻届。提出先の窓口の場所や何課に行けば良いのかなど、心配になる人もいるでしょう。そこで今回は、婚姻届の届け先を“提出するまでの流れに沿って解説”します。この記事を読めば、婚姻届が受理されるまでのステップも把握できるので、ぜひ参考にしてください。

この記事のINDEX

その1:婚姻届を入手する

婚姻届

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まずは、肝心の婚姻届を入手することからはじまります。入手できる場所は次の3つです。

市役所や区役所など

市役所や区役所は一般的な婚姻届を入手できる場所です。住民課や市民課、戸籍課、戸籍住民課など、戸籍を預かっている部署でもらえます。部署の名前は各市町村により異なるため、わからない場合は総合案内で訪ねてみましょう。
 
住民票を置いていない市町村でも、婚姻届だけならどこでも入手可能で、もらうときに印鑑や本人確認書類なども必要ありません。書き損じを考えて2枚ほどもらっておきましょう。

インターネットからダウンロード

各市町村によっては、ホームページからネット上でダウンロードできるケースもあります。婚姻届は全国共通様式のため、各市町村のホームページでダウンロードした婚姻届を、自分が住んでいる市町村で提出できます。
 
また、オリジナルの婚姻届を作成できる会社やサイトもあります。なかには有料デザインもあり、ふたりの記念となるデザインで作れます。

雑誌の付録

ファッション雑誌や結婚情報誌の付録として婚姻届がついているケースもあります。定められた様式で作成されたタイプなら、実際に提出も可能です。
 
キャラクターやブランドとコラボしたデザインの婚姻届が付録になっていることもあるので、一度チェックしてみましょう。

その2:必要書類の用意

女性

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婚姻届を入手したあとは、提出するときに必要な書類を用意しておきましょう。

本人確認書類(身分証明書)

本人確認書類(身分証明書)は、写真つきの証明書のことです。運転免許証やパスポートなどが該当します。仮に、婚姻届提出時に忘れてしまっても受理してもらえますが、後日本人確認のための連絡が届く場合があります。

戸籍謄本

戸籍謄本とは、戸籍に関するすべての情報が記載された証明書です。本籍地のほかに、戸籍の筆頭者や同じ戸籍に登録している家族の氏名・年齢・続柄などが表記されています。
 
戸籍謄本は、本籍地の住所を管轄する市役所や区役所で取得できます。遠方に住んでいる場合は、郵送での手続きも可能なので一度問い合わせてみましょう。
 
本籍地と同じ市役所や区役所で婚姻届を提出する場合、戸籍謄本は必要ありません。本籍地以外の市町村で受理してもらう人は、用意しておく必要があります。次の例を参考に判断しましょう。

  • 男性の本籍地を管轄している市役所や区役所に婚姻届を提出する
    ⇒女性側が戸籍謄本を取得・取り寄せる必要がある
  • 女性の本籍地を管轄している市役所や区役所に婚姻届を提出する
    ⇒男性側が戸籍謄本を取得・取り寄せる必要がある
  • 男性、女性どちらの本籍地とも関係ない市役所や区役所に婚姻届を提出する
    ⇒男性、女性ともに戸籍謄本を取得・取り寄せる必要がある

※戸籍謄本と戸籍抄本は異なります。戸籍抄本は取得する本人の情報だけが記載された証明書です。提出する市役所や区役所によって、戸籍謄本が必要なのか、戸籍抄本でも問題ないのかが異なるので、一度問い合わせてみましょう。

その3:婚姻届を記入する

婚姻届

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必要書類を用意できたら、婚姻届を記入します。

婚姻届記入のために必要なもの

1. 婚姻届

入手した婚姻届のことです。

2. 黒のボールペン、万年筆

文字が消えてしまうボールペンは使用しないでください。

3. ふたり分の印鑑

それぞれの苗字(旧姓)が印字された印鑑を用意します。訂正印としても使うため、実印や認印が必要です。シャチハタ印鑑は使用しないでください。

市町村ホームページのお手本を見て記入

市町村のホームページには、婚姻届のお手本が用意されています。不備があると書き直しになるので、お手本から記入欄をひとつずつ確認しながら慎重に記入しましょう。

ふたりの証人に記入してもらう

婚姻届には証人が記入するスペースもあります。これは「このカップルは結婚する意思があります。」ということを第三者が証明するためです。証人の氏名・生年月日・本籍地を記入し、印鑑で押印します。
 
証人は二十歳以上の成人で人数がふたり必要です。カップルの両親にお願いしてもよいですし、友人や知人などに依頼しても問題ありません。しかし、友人夫婦にお願いする場合、苗字が同じであっても印鑑は違うものが必要です。
 
また、婚姻届をいきなり持って行って依頼するのではなく、前もって伝えておくと、証人も事前の準備ができます。

その4:婚姻届を提出する

相談するカップル

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婚姻届の提出先や提出するまでの流れを確認しましょう。

提出先は6通りある

提出先は6通りあるので、自分たちの都合に合わせて選んでください。

  • 男性側の本籍地
  • 男性側の所在地(住所があるところ)
  • 女性側の本籍地
  • 女性側の所在地(住所があるところ)
  • 一時的に滞在している場所(短期出張場所や国内のリゾート地)
  • 希望する新本籍地や引越し先の市町村

住民課や市民課、戸籍課、戸籍住民課など、各市町村で戸籍を預かっている窓口で受理してもらいます。

当日持参するものを用意する

当日持参するものは4つです。忘れないように何度か確認してください。

1. 婚姻届

記入漏れやミスがないもの

2. 戸籍謄本

本籍地とは別の市町村に提出する人だけ用意

3. 本人確認書類(身分証明書)

運転免許証やパスポート(写真つきの証明書)

4. ふたりの旧姓の印鑑

間違えたとき訂正するため

届け先に出向いて婚姻届を提出

当日持参するものを用意して、届け先で紹介した場所のどれかに出向きます。市役所や区役所の職員に伝えると、流れに沿って手続きしてくれるので、受理されるのを待ちましょう。

まとめ

手続きの流れを把握してスムーズに提出しましょう

婚姻届を出す場所は市役所や区役所の戸籍を管理している窓口です。提出先の候補は6つあるので、ふたりで話し合って決めてください。婚姻届はふたりが夫婦としてスタートする大切な証明書です。手続きの流れを把握して不備がないように準備し、スムーズに提出して受理してもらいましょう。

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結婚式準備.com編集部

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