【男性側の親に結婚挨拶】準備・当日の流れ・挨拶の文例を徹底解説

ふたりの結婚する意思が固まったら、それぞれの両親に結婚挨拶に伺うのがマナーです。女性側の親→男性側の親、の順番で挨拶するのが一般的ですが、「はじめてのことだからどうしたら良いのかわからない」というカップルも多いはずです。そこで今回は、男性側の親へ結婚挨拶に伺うときの流れと挨拶の内容をご紹介します。 当日の流れとともに結婚挨拶の文例もまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

この記事のINDEX

男性側への結婚挨拶前の準備

結婚挨拶男性側

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男性が自分の親に結婚することを伝える

まずは、男性が自分の親に彼女と結婚することを伝えることが必要です。

彼女がいることを初めて伝える

「付合っている人がいる」という会話からはじめてください。いきなり「結婚する」と伝えると親を驚かせてしまいます。このときに、女性の年齢や職業などの情報を軽く伝えおきましょう。その後、挨拶に行きたい旨を話します。

彼女の存在を認識している

親が存在を認識している彼女と結婚することを改めて報告するなら「プロポーズでOKをもらった」という風に話を進めます。改めて結婚挨拶のため会ってほしいことを伝えましょう。

結婚挨拶の日程はいつが良いのか調整を行います。日程調整で気をつけておきたいのは、男性側の親への挨拶は女性側の親への挨拶の後であることが大切です。

男性側の親の情報を得ておく

女性は男性側の親へ挨拶に伺う前に、親の情報を得ておきましょう。

・家族構成
・親の名前
・年齢
・職業
・趣味
・食べ物の好み
・聞いてはいけない話題、など

ふたりのきっかけや今後について確認

ふたりが付合ったきっかけや今後の予定について、男性側の親から質問されるケースも多いです。結婚挨拶に伺う前にふたりですり合わせておきます。

・結婚式を挙げる予定や場所
・結婚したらどこに住むのか
・結婚後、仕事はどうするのか
・子供をもうける予定はあるのか
・女性側の家族構成や出身地

男性側への結婚挨拶当日の流れと挨拶の文例

結婚挨拶男性側

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玄関での挨拶

玄関前に到着したらふたりの身なりを確認します。スマホはマナーモードか電源を切っておきます。約束の3分前になったらチャイムを鳴らしましょう。玄関に入ったら扉をきちんと締めたあと、挨拶をします。
 
玄関に入ったら男性から切り出します。「この間電話で話しをした、お付合いさせてもらっている〇〇さん(女性の名前)です。」というような話のあと、女性側も挨拶を続けましょう。

玄関での挨拶の文例

はじめて顔を合わせる場合

女性:はじめまして、〇〇と申します。
本日はお忙しいところお時間を作っていただきありがとうございます。
よろしくお願いいたします。

すでに面識がある場合

女性:こんにちは。本日は改めて結婚のご挨拶に伺いました。
お時間を作っていただきありがとうございます。
よろしくお願いいたします。

客間での挨拶(手土産を渡すタイミング)

部屋に案内されたら「失礼します。」と声をかけます。自分の靴は揃えてから部屋に上がりましょう。客間に通されたら座る前に手土産を渡します。手土産は紙袋から出して渡すのがマナーです。

手土産を渡すときの文例

女性:どうぞ、皆さまで召し上がってください。

女性:▲▲さん(男性の名前)から、甘いものが好きだと伺いました。
気に入っていただけると嬉しいのですが…。
どうぞ、皆さまで召し上がってください。

着席

手土産を渡したあと、男性側の親から着席を勧められたら座ります。座る位置は客間の入り口に近い場所(下座)です。上座を勧められたら一度は「ご挨拶に伺っているのでこちらで結構です。」と断り、再度上座を勧められたら「ありがとうございます。」とお礼を言って座ります。

フリートークや質問タイム

みんなが着席したら本題に入る前に男性に会話をリードしてもらいましょう。フリートークなど当たり障りのない会話からはじめ、男性の話に加わることを意識してください。

フリートークの文例

女性:▲▲さん(男性の名前)からおふたりのことを伺っていたので、今日は会えるのが楽しみでした。

女性:▲▲さん(男性の名前)から地元のことを伺っていたので、ずっと来てみたいと思っていました。

質問の時間

ここで質問が来るケースもあります。女性の家族構成や職業などあらかじめすり合わせていた内容を話しましょう。

結婚の報告や質問の時間

フリートークが終わったら、男性側から本題に入ります。男性側の親・女性側の親、どちらのケースでも本題の結婚挨拶に入るのは男性が先です。
男性が自分の親に報告を終えたあと、女性側は結婚挨拶に移ります。

客間での挨拶の文例

はじめて顔を合わせる場合

女性:▲▲さん(男性の名前)とは、以前より真剣なお付合いをさせていただいておりまして、先日▲▲さんから私の両親に結婚の挨拶をしていただきました。
 
私の両親も結婚を快諾してくれました。まだまだ未熟な私ですが、これから▲▲さんと一緒に温かい家庭を築いていきたいと思っています。
 
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

すでに面識がある場合

女性:先日、▲▲さん(男性の名前)からプロポーズしていただきました。私の両親に結婚の挨拶をしていただき、快諾を得ました。
 
これから、▲▲さんのお父さま、お母さまとも末長いお付合いをさせていただけると嬉しいです。
 
どうぞよろしくお願いいたします。

承諾を得られたら

男性側の親から承諾を得られたら「ありがとうございます。」とお礼を言います。

質問されたら

本題である結婚挨拶が終わったあと、ふたりの今後の予定などが質問されるケースもあります。結婚式や結婚後の住まい、仕事などについて伝えておきましょう。

おいとまの挨拶

結婚挨拶での訪問時間は1~2時間が目安です。男性側から「明日もあるからそろそろ…」と切り出してもらいます。切り出すタイミングも事前にすり合わせることが大切です。
 
女性は席を整えておいとまの挨拶をします。

おいとまの挨拶の文例

女性:本日はお時間を作っていただき、ありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

ご飯に誘われたら

男性側の親からそのまま食事を勧められるケースもあります。一度は断るのがマナーです。再度勧められた場合は、自分たちの都合を加味した上で返答してください。

断る場合

女性:ありがとうございます。嬉しいのですが、新幹線の時間もありますので本日は失礼させていただきます。また、改めてご一緒できれば嬉しいです。

承諾する場合

女性:ありがとうございます。では、お言葉に甘えてご馳走になります。

食事を一緒に食べる際、女性は食事の準備ができるまで座ったままでいるのは良くありません。「何かお手伝いできることはありませんか?」と男性側の母親へ尋ねてください。もし「大丈夫だから座っていて」と断られたら、手伝わずに男性側の父親と歓談しながら待ちましょう。

結婚挨拶後のお礼

結婚挨拶が無事終了したら、後ほどお礼を伝えるのがマナーです。帰宅後に電話やメールを入れて、1週間以内にお礼状を送ると良い印象を与えられます。

電話やメールの文例

〇〇です。先ほど帰宅しました。
本日は長い時間お邪魔させていただき、ありがとうございました。
楽しいお話が伺えて嬉しかったです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

お礼状の文例

先日はお忙しいなか、私たちのためにお時間を頂戴しありがとうございました。
▲▲さん(男性の名前)のご両親にお目にかかれて結婚のお願いができたこと、また快く認めていただけたこと大変嬉しく思っております。
 
▲▲さんと結婚し、おふたりのような夫婦になれたらと思っております。
まずは、お礼を申し上げます。ありがとうございました。

服装や手土産で注意することは?

結婚挨拶男性側

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結婚挨拶にふさわしい服装

結婚挨拶では好感を持ってもらうような服装を心がけます。次のポイントや注意点に気をつけてください。

結婚挨拶の服装のポイント

・落ち着いた色のスーツ(パンツスタイルでも良い)
・季節感のある柔らかい色のワンピース
・白色、薄ピンク色、水色、など
・アクセサリーやバッグは落ち着いたもの
・3~5cmの高さのパンプス
・パンプスは磨いておく
・夏でもストッキングを履く
・ハンカチに折り目をつける

結婚挨拶の服装の注意点

・露出が多い洋服は避ける
・ブーツやスニーカーを選ばない
・香水のつけ過ぎ
・派手な化粧やネイル

好印象を与える手土産

手土産は忘れてはいけないアイテムです。仮に男性側の親から「手土産はいらないから」と言われても結婚挨拶という大切な場面なので用意します。

手土産を選ぶときのポイント

・男性側の親が喜ぶような(好みの)食べ物
・日持ちする洋菓子や和菓子
・縁起の良いお菓子(どら焼きやバウムクーヘンなど)
・お酒好きなら日本酒を用意しても良い
・女性の地元のお菓子
・予算は2,000~3,000円

手土産の注意点

・ケーキなど日持ちしないお菓子
・ロールケーキや羊羹など切り分けが必要なお菓子
・煎餅など割れるお菓子
・価格が高価な手土産は気を使わせるので避ける
・熨斗(のし)は必要なし

まとめ

当日の流れと文例を確認して結婚挨拶に伺う

男性側の親への挨拶は、伺う前の準備と当日の流れを把握しておくことが大切です。また、結婚挨拶に伺うときの服装や手土産選びも良い印象を持ってもらうための重要なポイントになります。今回ご紹介した文例とともに参考にして、好印象を持ってもらえる結婚挨拶にしましょう。

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結婚式準備.com編集部

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