女性が相手の親に結婚挨拶をする際の文例と注意点

プロポーズの次に待ち受けるのは、それぞれの親への結婚挨拶です。「○○さんと結婚させてください」という言葉は男性が言うイメージがありますが、女性はどのように挨拶をすればいいのでしょうか。今回は、女性が男性の実家に伺う際の挨拶文例を、結婚挨拶当日の流れに沿ってご紹介します。結婚挨拶での会話の注意点も解説しますので、しっかり準備して当日を迎えましょう。

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結婚挨拶の流れごとの挨拶文例

結婚挨拶

結婚挨拶当日は、次の流れで進行していきます。

  • 訪問、玄関先で挨拶
  • 客間などに通され着席
  • 全員がそろったら自己紹介、歓談
  • 結婚挨拶
  • 挨拶をしておいとま
  • 帰宅の報告とお礼

それぞれのタイミングで、どのような挨拶をしたらよいのか、具体的な例文を挙げていきましょう。

玄関で相手の両親に挨拶するときの挨拶

玄関で相手の両親にあったときは、まず男性が女性を紹介します。その後、女性が挨拶をするのですが、初対面か、すでに面識があるかで挨拶の言葉は少々異なります。

初対面の場合

「はじめまして。○○と申します。本日は、お時間を取っていただきありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。」

面識がある場合

「こんにちは。お忙しい中お時間を取っていただきありがとうございます。本日は、あらためて結婚のご挨拶に伺いました。どうぞよろしくお願いいたします。」

室内に通されたときの挨拶

客間など室内に通された際は「失礼いたします」と言って入室し、下座に座ります。相手の親からは、上座を進められるかもしれませんが、その場合は次のように辞退しましょう。

上座の席を辞退する場合

「本日はご挨拶に伺いましたので、こちらの席で結構です。」

一度お断りしたにもかかわらず、上座を進められる場合はお礼を言って上座に着席しましょう。

全員がそろった後の自己紹介

相手の両親が着席したら、改めて自己紹介をします。

初対面の場合

「改めまして○○さんとおつきあいさせていただいております○○と申します。本日は、お時間をいただきありがとうございます。」

面識がある場合

「本日は、お時間をいただきありがとうございます。」

相手の両親が先に着席している場合は、室内に通されたタイミングで自己紹介をしましょう。テーブル席であれば着席前に、和室であれば座布団の横に着席して自己紹介します。

挨拶が終わったら、「○○さんからお好きだと伺ったので…」など一言添えて手土産を渡しましょう。一見、「つまらないものですが…」という言葉もよさそうですが、「つまらないものを用意するとは何ごとか」と思われてしまう恐れがあるため避けましょう。

いざ、結婚の許しをもらうときの挨拶

着席後は、いきなり結婚の挨拶をするのではなく、しばらく雑談で場を和ませましょう。2~3個程度の話題が出て途切れたタイミングで、いざ結婚挨拶です。
 
結婚挨拶をする際は、椅子から立つ、もしくは座布団の横に座りなおし、男性・女性どちらの実家でも男性が切り出します。

男性の結婚挨拶

「○○さんとの結婚を、お許しいただけないでしょうか。」

男性が結婚挨拶を切り出したら、女性は無言ではなく次のように言葉をそえて頭を下げましょう。

女性の結婚挨拶

「○○さんと温かい家庭を築いていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。」

結婚挨拶の目的は、ふたりの結婚をそれぞれの両親に許してもらうことです。そのため、「結婚することになりました」ではなく「許しをください」とお願いするようにしましょう。

おいとまする際の挨拶

結婚挨拶後もしばらく会話を楽しみ、1時間半~2時間を目安に「今日はこのへんで…」と男性が切り上げましょう。
 
おいとまする際、女性は次のように挨拶をするのがおすすめです。

女性が男性の実家から失礼する場合

「本日は貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。」

おいとまの際も、椅子から立つもしくは座布団の横に座りなおして挨拶しましょう。

帰宅の報告とお礼の挨拶

書く

結婚挨拶から帰宅したら、無事に帰宅した報告とお礼を兼ねて電話を入れましょう。女性の場合は、2~3日後に相手の実家に到着するようお礼の手紙を出すとより丁寧で好印象です。

手紙は、字が汚いからとパソコンで打つのではなく、手書きするようにしてください。心を込めて丁寧に書かれた手紙なら、相手も喜んでくれるでしょう。

結婚挨拶で避けた方がよい話題や言葉

女性

結婚挨拶の場面では、先に紹介した挨拶文を述べるだけでなく雑談なども行います。その際も、できるだけ印象をよくしたいもの。結婚挨拶に伺った際に注意したほうがよい点もご紹介しましょう。

相手の親を「おとうさん・おかあさん」とは呼ばない

結婚挨拶に伺った時点では、まだふたりの結婚に対して両親の許可は得られていません。相手の両親のことを呼ぶ際は、「○○さんのおとうさん」「○○さんのおかあさん」と呼ぶようにしましょう。

相手を呼び捨てやニックネームで呼ばない

結婚を約束するほど仲のよいふたりですから、普段は相手を呼び捨てしたり、ニックネームで呼んだしているのではないでしょうか。しかし、結婚挨拶の場は仲のよさをアピールする場ではありません。
 
相手の両親の前であること、結婚の許しを得るための大切な場であることをわきまえて、相手のことは「○○さん」と呼ぶようにしましょう。

結婚式や入籍に関する話は後日改めて

結婚に向けて具体的な話を進めるのは、結婚挨拶でお互いの両親の許可を得てからです。たとえふたりの間で結婚式の有無や入籍日をいつにするかなどの希望がある場合でも、結婚挨拶の場で結婚式や入籍などの具体的な話は控えましょう。

「結納はしてほしい」「結婚式は日柄のよい日にしてほしい」など、両家の希望もあるでしょう。後々トラブルにならないよう、結婚に関する具体的な話は、両家の意見をすり合わせてから行うようにしてください。

まとめ

結婚挨拶の言葉を知ってスムーズに結婚の許しを得よう

お互いの親に結婚の許可をもらうための結婚挨拶は、たとえ自分の親にするのであっても緊張するものです。頭が真っ白になって言葉が出てこない、しどろもどろになってしまうということがないよう、しっかり準備をして結婚挨拶に臨みましょう。また、相手の親に好印象を与えるためには、清潔感のある服装をしていくことも大切なポイントです。
結婚挨拶の流れや挨拶例文を把握しつつ、服装にも気をつけて、スムーズな結婚挨拶を行ってください。

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この記事のライター

結婚式準備.com編集部

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