カジュアルな結婚式に参列する家族・親族の服装を解説。レストラン、ガーデン、会費制、少人数、リゾート、食事会など

近年人気を集め、急増している、カジュアルでアットホームな結婚式に、家族や親族はどのような服装で参列するかを解説します。レストランウェディング、ガーデンウェディング、1.5次会、会費制結婚式、家族のみや親族のみの少人数結婚式、リゾートウェディングなど。通常の披露宴とは違ったカジュアルなウェディングパーティに適した服装をご紹介しましょう。

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カジュアルな結婚式に参列するゲストの服装とは?

カジュアルな結婚式に参列するゲストの服装

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最近注目されているカジュアルな結婚式を『ウェディングパーティ』といいますウェディングパーティや結婚パーティは、日本では一般的な結婚式の披露宴と比べて、カジュアルでアットホームなウェディングスタイルを意味する言葉です。
ちなみに、ネイティブの英語で結婚式や結婚披露宴のことは「ウェディングパーティ」とはあまり言いません。

カジュアルな結婚式『ウェディングパーティ』とは?

近年、ウェディングニーズの多様化にともない、「挙式・披露宴・二次会」といった日本ではフォーマルとされる結婚式の様式から、より欧米スタイルに近い、カジュアルでアットホーム、ゲストと新郎新婦の距離感の近いウェディングスタイルが取り入れにれるようになりました。
それらを総称して「ウェディングパーティ」「結婚パーティ」と日本では呼んで、披露宴と差別化しています。
ウェディングパーティは、1.5次会、お披露目パーティ、結婚パーティ、会食、会費制結婚式、二次会など、結婚式の状況に合わせさまざまなスタイルがあります。
レストラン、ガーデン、1.5次会、少人数結婚式、リゾートウェディング、食事会ウェディングなどが代表的です。

カジュアルな結婚式『ウェディングパーティ』について、詳しくはこちらをご覧ください。

ウェディングパーティとは?披露宴との違いは?1.5次会、お披露目パーティ、結婚パーティ、会食、会費制結婚式、二次会…「カジュアルウェディング」を詳しく解説

カジュアルな結婚式に参列する一般的なゲストの服装とは?

カジュアルな結婚式に出席する、家族や親族以外の関係性のゲスト(友人、先輩、同僚、部下、仕事関係など)の服装のドレスコードは、一般的な結婚式の服装であるフォーマル(正礼装)、セミフォーマル(準礼装)より下の、インフォーマル(略礼装)以下から選ぶのが一般的です。
ただし、日本のパーティシーンではセミフォーマルとインフォーマルの違いはさほどないため、多くのゲストが一般的な結婚式と同様の服装か、またはタウンユース寄りのきれい目なおしゃれな服装で参列します。

カジュアルな結婚式で選ばれる一般的なゲストのドレスコードと服装

ドレスコード 男性の服装 女性の服装
「インフォーマル」
(略礼装)
招待状に「平服で」とドレスコード指定があった場合の、セミフォーマルより少し格下の服装
<洋装>
ブラックスーツ
ダークスーツ
スリーピース
<和装>
お召一つ紋付
外出着
(無地紬の長着と羽織)
<洋装>
ドレス
ワンピース
スーツ
(ワンピース、スカート)
パンツドレス
<和装>
無紋の訪問着、無紋の付け下げ
「スマートエレガンス」
カジュアルエレガンスと比較し、よりドレッシーでフォーマル寄りの服装
<洋装>
ダークスーツ
<和装>
外出着
(無地紬の長着と羽織)
<洋装>
フォーマル寄りのパーティドレス・ワンピース
スーツ
ツーピースやセットアップ
<和装>
小紋、紬
「スマートカジュアル(男性)」
「カジュアルエレガンス(女性)」
スマートエレガンスと比較し、カジュアルよりのキレイ目な服装
<洋装>
ジャケパンスタイル
<和装>
外出着
(無地紬の長着と羽織)
<洋装>
ドレッシーなワンピース、
スーツ
きれい目のコーディネート
<和装>
カジュアル小紋
無地の木綿 など

カジュアルな結婚式に参列する一般的な家族・親族の服装とは?

カジュアルな結婚式に参列する一般的な家族・親族の服装とは

Rummy & Rummy – stock.adobe.com

いっぽうで、カジュアルな結婚式に参列する家族や親族の服装は、カジュアルな結婚式とはいえ

・挙式から参列するケースがほとんどであること
・新郎新婦は婚礼の最礼装である婚礼衣装であること

といった理由から、挙式という特別なセレモニーと新郎新婦の服装の格に合わせて、家族である父親、母親、兄弟姉妹はフォーマルな服装を選び、祖父母、おじおば、いとこといった親族はセミフォーマルな服装を選んで、通常の結婚式と変わらない装いで出席するのが一般的です。
レストランウェディング、家族や親族のみの少人数結婚式、ガーデンウェディング、会費制結婚式…といった、カジュアルなアットホームスタイルの結婚式でも、家族と親族の服装選びは通常の結婚式と基本的に変わりはありません。

結婚式での家族、親族の服装選びやマナーについて、詳しくはこちらをご覧ください。

結婚式に参列する家族親族の服装を続柄別に解説。父親母親、兄弟姉妹、祖父母、おじおば、いとこ。服装の格とバランスの調整方法は?

ドレスコード 男性の服装 女性の服装
「フォーマル」
(正礼装)
最も格式が高い服装
<洋装>
昼:モーニングコート、燕尾服
夜:燕尾服、タキシード
<和装>
黒紋付羽織袴
<洋装>
昼:アフタヌーンドレス
夜:イブニングドレス
<和装>
振袖(未婚女性のみ)
黒留袖(既婚女性のみ)
色留袖
「セミフォーマル」
(準礼装)
結婚式にお呼ばれしたゲストの一般的な服装
<洋装>
昼:ディレクターズスーツ、ブラックスーツ
夜:ブラックスーツ
<和装>
色紋付羽織袴
<洋装>
昼:セミアフタヌーンドレス
夜:カクテルドレス
スーツ
(ワンピースタイプ)
<和装>
訪問着、色無地、小紋(江戸小紋)
「インフォーマル」
(略礼装)
招待状に「平服で」とドレスコード指定があった場合の、セミフォーマルより少し格下の服装
<洋装>
ブラックスーツ
ダークスーツ
スリーピース
<和装>
お召一つ紋付
外出着
(無地紬の長着と羽織)
<洋装>
ドレス
ワンピース
スーツ
(ワンピース、スカート)
パンツドレス
<和装>
無紋の訪問着、無紋の付け下げ

ただし、リゾートウェディングや、新郎新婦自身の服装もカジュアルな場合には、家族や親族のドレスコードも、インフォーマル以下のカジュアル寄りから服装を選ぶというイレギュラーなケースも、現在は増加しているのです。

イレギュラーなカジュアル結婚式の家族、親族の服装とは。リゾートやアウトドアなど

イレギュラーなカジュアル結婚式の家族、親族の服装とは。リゾートやアウトドアなど

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リゾートウェディング、観光地でのステイウェディング、屋外でのアウトドアウェディング、新郎新婦が婚礼衣装を着ない食事会ウェディングといった、通常のお呼ばれの服装知識では対応できない、イレギュラーなスタイルのカジュアルな結婚式が増加しています。
家族、親族、そして新郎新婦は、どのような点に注意して服装を選べば良いのでしょうか。

カジュアルな結婚式の家族親族の服装の考え方

カジュアルかつ、イレギュラーな結婚式に参列する家族、親族の服装の考え方には、2つの主な決め方があります。

結婚式をおこなう会場や地域に合わせる

リゾート地での結婚式であれば、その地域特有のフォーマルスタイル(アロハシャツやサマードレス)を着用する、アウトドアな屋外であれば、屋外で動きやすい少しだけきれい目な装いにする、新郎新婦が婚礼衣装をきない食事会であれば、家族や親族もレストランでの食事会を想定した服装にする…と、いった考え方で服装を選びます。

主催者である新郎新婦の決めたドレスコードに従う

イレギュラーな場所や会場での結婚式は、ゲストにとって服装の判断が難しい結婚式です。新郎新婦からドレスコードや服装のコーディネート例を指定、説明して、家族や親族に分かりやすく説明し、招待状などでも補足するのが一般的です。

新郎新婦の両家族親族の間で服装の格(ドレスコード)やテイストを揃える

カジュアルな結婚式の服装で重要なのは、両家の家族・親族の服装について「格」やテイストを揃えること。あまり格式ばらない、リラックスできる服装での参列をお願いしたのに、片方の家族だけしっかりフォーマルな装いだった…という場合には、お互いの家族が気まずくなってしまうでしょう。

新郎新婦が中心となり両家の親と家族の服装の格・和装・洋装のバランスを整える

家族の中でも、特に両家の親の服装の格やテイストを揃えることが、今後の両家の足並みを揃えるという意味で重要です。カジュアルな結婚式の両家の親の服装選びは、新郎新婦が必ずともに相談に乗っておこない、両家の調整をとりましょう。

両家族・親族の服装の格とバランスは新郎新婦と親が調整役に

調整役の中心となるのは新郎新婦。両家の親族の調整役となるのはふたりの両親とすると、家族親族間の服装調整がスムーズです。
新郎新婦からどのような服装がいいかを両家の親に伝え、親から親族に通常の結婚式とは違ったドレスコードやテイストの服装であることを伝えて調整してもらいます。

カジュアルドレスコードの結婚式で家族や親族の男性の主な服装

カジュアルドレスコードのある、イレギュラーな結婚式で選ばれる男性家族や親族の服装をご紹介します。

ブラックスーツ

結婚式では万能感のあるブラックスーツですが、新郎がタキシードではなくスーツ着用の場合は、スーツでもワンランク格下の服装(ダークスーツやジャケパンスタイル)を選びましょう。

ダークスーツ

食事会ウェディングやリゾートウェディングでは定番の服装です。ブラックスーツより堅苦しくなく、おしゃれさが出るため、親族男性や兄弟に人気の服装です。

ジャケパンスタイル

カジュアルドレスコードの男性の服装として、汎用性の高いコーディネートができます。
おしゃれにしたいなら蝶ネクタイを、暑い地域なら薄い色のジャケットやパンツを選ぶ、キャンプ場やガーデンといった屋外ならクロップドのパンツで軽快にコーデする、など、さまざまな楽しみ方ができます。

その土地のフォーマル(アロハシャツやかりゆしウェアなど)

ハワイのアロハシャツや沖縄のかりゆしウェアなど、南国リゾートの地域のフォーマルの服装を選ぶのも急増中です。暑い気候の結婚式を快適に、リラックスして楽しめます。

カジュアルなドレスコードの結婚式で家族や親族の女性の主な服装

カジュアルドレスコードのある、イレギュラーな結婚式で選ばれる女性家族や親族の服装をご紹介します。

きれい目のドレス、ワンピース

結婚式の普段のお呼ばれ用のドレスはもちろん着用してかまいませんが、新婦が婚礼衣装を着用しない場合には、きれい目のワンピースなど、食事会やお出かけ向きのオシャレ着で、ワンランク格下の服装にする工夫をしましょう。

パンツスタイル

一般的な結婚式で親族はパンツスタイルを避けるべきですが、カジュアルドレスコードの結婚式では着用しても問題はありません。スーツスタイルを選んでも大丈夫です。

セットアップ

上下お揃いのツーピーススタイルは、きれい目で上品に見えるため、普段着仕様のものでもパーティ感のあるデザインであれば着用しても良いでしょう。

その土地のフォーマル(ムームーやかりゆしワンピースなど)

ハワイのムームーや沖縄のかりゆしワンピース、リゾートドレスなど、南国リゾートの地域のフォーマルの服装を選ぶのも急増中です。暑い気候の結婚式を快適に、リラックスして楽しめます。

まとめ

カジュアルな結婚式での家族、親族の服装は新郎新婦が中心になって仲介を

カジュアルな結婚式を計画する場合、家族や親族は服装の選択肢が広く、何が適しているか分かりづらい面もあるでしょう。新郎新婦が仲介役となり、必ず両家の服装のバランスを合わせる調整や指示をおこない、迷うことなく結婚式が楽しんでもらえる環境を整える配慮が大切です。

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結婚式準備.com編集部

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