結婚式にお呼ばれ!受付の流れ・マナー・注意点を守ってスマートに

「結婚式に招待されたけど受付の仕方がわからない」「招待してくれた友達のためにも恥をかきたくないな」など、結婚式のお呼ばれしたゲストが気になることのひとつに“受付のマナー”があります。本記事では、マナーを守った行動を取れるように、受付時の流れに沿ってひとつずつマナーを解説。また「こんなケースはどうしたら良いの?」という、受付時に発生しがちなトラブルのQ&Aもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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受付時のマナーを流れに沿って解説

ウェルカムボード

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(1)受付時間に間に合わせて会場へ向かう

結婚式の受付時間は、披露宴の開始時間と合わせて招待状に記載されていることが多いです。受付時間に間に合うように自宅または美容院を出発しましょう。多くのゲストが招かれる結婚式では、受付が混雑することも予想されます。会場へは受付開始の10分前には到着しておくと安心です。

(2)大きな荷物はクロークに預ける

遠方から結婚式に参加するなどゲストによっては、大きな荷物を持っている場合もあります。しかし、結婚式の会場に大きな荷物を持ち込むのは良くないので、受付前にクロークへ預けてください。
 
化粧直しの道具を収めているバッグも預ける場合は、受付前に化粧直しを素早く済ませておきましょう。

(3)受付でお祝いの言葉を述べて名乗る

受付へ向かったら両家の代表を担っている受付係へ、はじめにお祝いの言葉を述べます。

「本日はおめでとうございます。」

の一言で十分です。お祝いの言葉の後は名前を伝えます。受付係はゲストの名前と出席者リストを照合する作業があるので、誰であるということがわかるようにします。

「新婦の友人の〇〇と申します。」
「新郎の友人の〇〇と申します。本日はお招きいただきありがとうございます。」

上記のように伝えると良いでしょう。

(4)ご祝儀(会費)を渡す

お祝いの言葉と名前を伝えたら、ご祝儀を渡します。ご祝儀袋のまま持ち歩くよりも袱紗(ふくさ)に包んだ状態から取り出すと、より丁寧な印象を与えられます。

1. ご祝儀を渡すタイミングで袱紗から取り出す
2. 袱紗を素早く畳んでご祝儀袋を上に乗せる
3. ご祝儀袋は受付係から見て正面になるように乗せる
4. ご祝儀袋を両手で持ち、受付係に渡す
5. 一言述べながら渡す
「よろしくお願いいたします。」
「ささやかですがお祝いでございます。」

会費制の結婚式では、現金を財布から直接取り出して構いません。会費と同じ金額を渡しましょう。新札でなくても良いですが、なるべくシワや折り目の少ない現金を用意しておきましょう。

(5)芳名帳(ほうめいちょう)へ記帳する

次に芳名帳(ほうめいちょう)へ記帳します。芳名帳とはゲストの名前や住所を記録するアイテムです。新郎新婦の想い出にもなるため丁寧に書くようにしてください。
 
家族連れの場合は、代表者がフルネームで記帳し、その横に家族の名前だけを書きます。

(6)配布物などをもらい会場へ入る

最後に席次表などの配布物をもらったら受付終了です。配布物をもらったら、受付の流れを止めないように会場へ足を進めましょう。

こんなときはどうする?結婚式の受付の注意点

考える女性

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Q:受付は開宴の何分前に済ませておくもの?
A:結婚式の受付は式や披露宴がはじまる15分前には終わらせると良いです。女性の場合早めに受付を済ませ、メイク直しなどの時間に充てましょう。

Q:受付時間に間に合わない!
A:受付時間に間に合わずどうしても遅れてしまうときは、遅れる旨を連絡しましょう。ただし、新郎新婦は当日の準備で忙しく対応ができないこともあるので、会場の担当者に伝えます。招待状に会場の連絡先が書いているので、招待状も荷物としてもっておくのがおすすめです。
また、招待状の紛失や忘れることも考えられるため、あらかじめ会場の連絡先をスマホなどに登録しておくと慌てなくて済みます。

Q:受付係が知り合いだった。話しかけても良い?
A:結婚式は新郎新婦と縁がある人たちがゲストに招待されるため、受付係が知り合いだったということも考えられます。仲が良かった人と久しぶりに会うと話しかけたくなりますが、受付での長話や大きな声での会話は他のゲストの迷惑になる恐れが高いです。
 
受付を混雑させないためにも、あくまでも“受付係とゲスト”という立場を守ってください。話は結婚式のあとや二次会で行いましょう。

Q:ご祝儀を前もって渡している人はどうしたら良い?
A:ご祝儀を前もって新郎新婦に渡している人は、受付係にその事情を述べると良いです。
 
・お祝いは済んでおります。
・お祝いは先日差し上げております。
 
上記のように伝えましょう。

Q:ご祝儀を家族でまとめている場合はどうする?
A:家族でゲストになった場合は、ご祝儀を連名にしてまとめることも多いです。その場合は代表者が受付係に渡してください。

Q:記帳をキレイに書く自信がない…
A:中には自分が書く字に自信がない人もいるでしょう。しかし、字が上手ではないからといって、友達などに代筆を頼むのは良くありません。大切なのは丁寧に書く気持ちなので、自分の名前や住所は自分で書いてください。

Q:招待状にゲストカードが入っていた
A:近年の結婚式では招待状にゲストカードを同封しているケースも多いです。ゲストカードとは芳名帳の代わりのアイテムで、氏名・住所・新郎新婦へのお祝いのメッセージなどを記入するカードになります。
 
結婚式の当日に記入済みのゲストカードを受付係に渡します。受付を混雑させないためにも、会場ではなく自宅などで書いてから持参してください。

Q:お車代をもらったけど、良いのかな?
A:受付の最後に新郎新婦からゲストへ向けてお車代が渡されるケースもあります。お車代が用意されているなら、そのまま受け取ってください。「私は大丈夫です」などと辞退するのは受付係を困らせてしまいます。
 
受付係は新郎新婦から依頼されている立場なので、その場でありがたく受取りましょう。後日、新郎新婦にお礼を伝えると丁寧な印象を与えられます。

まとめ

結婚式にお呼ばれしたらマナーを守ってスムーズに受付を終える

受付は結婚式に参加するゲストが必ず通過する場所です。6つの決まった流れに沿って行動するとマナーを守りながらスムーズに受付を終えることができます。受付でよくあるケースやトラブルなど注意点も参考して、大人とした恥ずかしくない行動を取りましょう。

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この記事のライター

結婚式準備.com編集部

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