結婚式をする子どもに親はご祝儀を出す?親からの援助額相場を解説

我が子の結婚が決まり、結婚式についての話し合いが進んできたとき、親から子どもへご祝儀を渡したほうがいいのか疑問をもつ人もいるのではないでしょうか。また、ご祝儀を渡そうと思っているものの、どのタイミングでどのように渡せばよいのか悩む人もいるはず。親から子どもへ渡す結婚式のご祝儀についてみていきましょう。

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    結婚式にかかる費用は平均 354.9万円!結婚式をする子どもに親からのご祝儀は出すもの?

    ご祝儀

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    一般的な結婚式のゲスト数は平均 66.3人、費用は平均354.9万円です。86.4%のカップルが結納や結婚式、ハネムーンなどに備えて貯金をしており、貯金額は平均323.8万円となっています。
     
    結婚式費用が貯金額を超えていることから、貯金だけで結婚式費用をまかなうのは難しい傾向があり、多くのカップルが足りない部分をご祝儀で補っているようです。

    データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ

    72.0%のカップルが親・親族からの援助を受けている

    ご祝儀は、結婚するおふたりへのお祝いとして贈るものだと考え、親から子へはご祝儀を渡すものではないという人もいます。しかし、72.0%のカップルが挙式・披露宴・披露パーティのために親から援助を受けています。
     
    すなわち、「ご祝儀」という名目ではないものの、金銭を受け取っているカップルは多いということです。

    データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ

    援助額の相場は平均167.8万円

    結婚式への援助額は、100万円未満から1,000万円以上まで幅がありますが、両家あわせた援助額は平均167.8万円。84.9%が300万円以下となっています。

    援助額割合
    100万円未満 21.8%
    100~200万円 38.2%
    200~300万円 24.9%

    データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ

    ある程度まとまった額で、キリのよい金額を渡すのが一般的です。

    結納やハネムーンまで含めると77.8%が親からの援助を受けている

    結婚式の費用に関する援助はなかったものの、結納やハネムーンで援助を受けたカップルもいます。結納やハネムーンまで含めると、77.8%のカップルが親からの援助を受けており、平均額は187.8万円です。
     
    とはいえ、夫側と妻側の両方の親から援助があるとは限りません。

    夫側のみ援助があった 12.0%
    妻側のみ援助があった 12.5%
    夫側と妻側の両方の親から援助があった 69.8%

    データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ

    親から子どもへご祝儀を渡すタイミング

    家族

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    親から子どもへご祝儀や援助を渡すタイミングは、主に次の3つです。

    結婚式前に渡す

    • 結婚が決まり、結婚式をすることになった時点
    • 結納や入籍、結婚式の前日
    • 新居への引越し前

    など、結婚式よりも前に渡もらえれば、援助額を考慮したうえで結婚式の内容を考えたり、新生活の予算を立てたりすることができます。
     
    先の見通しがつくため、喜ばれるでしょう。

    結婚式当日に渡す

    結婚式当日に渡すことで、「ご祝儀」としての意味合いが強くなります。
     
    「親をあてにせず自分たちでできる結婚式をしてほしい」「純粋に、ご祝儀として金銭を渡したい」という場合は、結婚式当日に渡すのもよいでしょう。
     
    ただし、親は結婚式の受付を通らないのが一般的。そのため、ご祝儀はおふたりに直接渡すことになります。結婚式当日はお互い忙しく、ご祝儀を渡すタイミングが難しいかもしれません。

    結婚式後に渡す

    「新生活の足しにしてほしい」と、結婚式後の落ち着いたタイミングで渡す親もいます。
     
    しかし、最近では84.5%のカップルが結婚式よりも前に入籍を済ませ、一緒に住み始めているケースも少なくありません。
     
    結婚式後では、タイミングとして遅いと感じる人もいるでしょう。

    親から子どもへのご祝儀の渡し方

    ご祝儀

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    ご祝儀の渡し方にもいくつか種類があります。主な渡し方もご紹介します。

    直接手渡し

    現金を直接手渡しすることで、「ご祝儀を受け取った」という重みが感じられます。渡したご祝儀を、大事に使ってもらえるのではないでしょうか。また、「子どもが自立する」「親から独立する」という実感が湧き、けじめになる人もいるはず。
     
    直接手渡しする際は、我が子が自宅にいるときやおふたりが揃ったタイミングで、「○○に使ってくれ」「お祝いだ」などの言葉を添えて直接現金を渡すとよいでしょう。

    口座へ振り込み

    味気ないと感じる人もいるかもしれませんが、子どもの口座へ振り込む方法もあります。
     
    口座から口座へ振り込めば、現金を引き出す必要がなくて簡単。しかも、現金を持ち歩くことがないため安全です。遠方に住んでいる場合などは直接手渡しするより安心でしょう。

    親が結婚式場への支払いをする

    結婚式の打ち合わせが終了し、最終的な金額が出た時点で親が結婚式場へ支払いをするケースもあります。
     
    招待状を親の名で出していたり、「結婚式費用は親が出すもの」と考えていたりする場合は、この方法をとることも。地域の風習として親が支払うこともあるようです。
     
    支払い方法は、親が現金をもって結婚式場に足を運んだり、子どもから請求書を受け取って指定口座に振り込んだり。結婚式場の指示に従ってください。

    親から子どもへのご祝儀は、両家で金額を合わせるべき?

    親族

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    ご祝儀や援助はあくまで「親から子どもへの気持ち」です。両家で金額をあわせて出さなければならないものではありません。援助が一方の家からであるケースもあります。
     
    しかし、一方からの援助に対して疑問をもつカップルもいるため、状況に応じて判断するのがベターです。親同士がざっくばらんに話ができるようであれば、ご祝儀や援助について話し合ってみてもよいでしょう。
     
    結婚式費用として親が式場に支払いをする場合は、両家の負担額についての話し合いもあるのが望ましいです。

    まとめ

    結婚式に際して子どもへご祝儀や援助を渡している親は多い

    子どもが新しい家庭を築くにあたり、「自立して欲しい」「自分たちの力で結婚式をしてほしい」などの思いはあるものの、何らかのサポートをしたいと考える親は少なくありません。そのため、多くの親が結婚式はもちろん結納やハネムーンなどのタイミングで子どもへご祝儀や援助をしています。
     
    とはいえ、ご祝儀や援助はあくまで「気持ち」であり、必ず渡さなければならないものではありません。両家で考えが異なる場合もあるため、状況に応じて対応を考えるようにしましょう。

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    結婚式準備.com編集部

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