夏の結婚の挨拶で配慮したい!夏におすすめの手土産と、男性と女性の服装について

夏に結婚の挨拶伺う場合、手土産選びや服装で迷ってしまうことが多くあるようです。夏は暑い季節のため、通常のマナーを守って春、秋、冬と同様のものを選んでも「暑苦しく見える」「今一つ食欲が進まない」と感じられてしまうことも。訪問のマナーを守りつつ、夏に適した清涼感のある手土産や服装を選ぶ際の考え方をまとめました。

この記事のINDEX

    夏に結婚の挨拶に行く際の服装や手土産で配慮したい「清涼感」とは?

    夏に結婚の挨拶に行く際の服装や手土産

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    夏に結婚の挨拶に行く際は、他のシーズンと同様に訪問のマナーを守った配慮が求められます。一生に一度のことで、相手の親によい印象を持ってもらえるよう、念入りに手土産や服装を準備する人も多いでしょう。
    しかし、夏の結婚の挨拶では、基本どおりのマナーを守った服装や手土産を選ぼうとすると「暑苦しくて見苦しいのでは?」「暑いこの時期に食欲が進まないのでは?」と悩んでしまうことも多いのではないでしょうか。
    夏の結婚挨拶の場では、服装や手土産はマナーを守りつつも「清涼感のあるもの」を選ぶと、相手の親に配慮が行き届いている、気が利いていると喜んでいただけるきっかけになります。

    夏の結婚挨拶で準備したい手土産

    結婚の挨拶で、相手の親への敬意を表すために準備する手土産。手土産を持参するのは訪問のマナーでもあり、欠かすことはできません。一般的には相手の親が好きなもの、日持ちするもの、消えもの(食品など)であることが選ぶ際の大きなポイントになっています。
    ですが、夏の暑い時期には、できれば清涼感があり、気が利いていると喜んでもらえるものを持参したい…と考えている人も多いでしょう。

    結婚の挨拶の際の基本の手土産の選び方はこちらをご覧ください。

    彼、彼女の親へ結婚の挨拶には手土産を持参しよう!相場、渡し方、選び方、おすすめなど完全マニュアル

    夏の結婚挨拶におすすめの冷やして食べるお菓子の手土産

    通常、結婚挨拶の手土産では要冷蔵や賞味期限が短いお菓子の手土産は、さまざまな理由からあまりおすすめできません。しかし、夏場に冷やして食べると美味しいお菓子やのど越しの良いお菓子は「夏ならでは」の手土産のため、年配の方がいる家でも喜ばれます。

    フルーツゼリーや水羊羹

    夏の定番の手土産です。個包装になって常温で日持ちする手土産用のセットも多くあります。日持ちしない人気の名店のものや、要冷蔵のものを手土産として持参したい場合には、結婚の挨拶の際に、玄関で挨拶をした後、すぐに「こちら要冷蔵になっているのですが」と言ってすぐお渡ししましょう。

    小分けになったチーズケーキ

    小分けになっているチーズケーキなど焼き菓子の中には、常温保存のものであっても冷やして食べると美味しいものが多くあります。手土産をお渡しする際に「こちら常温でも美味しいのですが、今の季節なら冷蔵庫で冷やしていただいても美味しそうです」と一言添えてお渡ししましょう。

    ジェラートやアイスクリーム

    夏の美味しいお土産で、嫌いな人が少ないものと言ったらジェラートやアイスクリームが挙げられます。持ち運びには溶けないように、保冷バッグや保冷剤など、事前に厳重な注意が必要で持ち運びに苦労しますが、話題の店の美味しいスィーツを手土産にすれば、きっと喜んでいただけるでしょう。こちらも到着して挨拶をしたら、すぐにお渡ししましょう。

    夏におすすめのお菓子以外の食品の手土産

    夏は食欲が失せてしまう季節でもありますが、さっぱりした野菜などは食が進むという人も多いようです。相手のご両親が野菜が好きな人であれば、次ような手土産もおすすめです。

    高級ドレッシング、調味料、香辛料の詰め合わせ

    生野菜を食べるときに嬉しく、普段使いではなかなか買わないような高級ドレッシングや、岩塩や香辛料のセットなど、食卓ですぐに使えるような「ちょい足し」の食品が手土産として人気です。

    野菜加工品、ピクルスの詰め合わせ

    さっぱりと食べられるピクルスの詰め合わせも夏の手土産として人気です。最近ではおしゃれな瓶に詰めたセットや無農薬野菜を使ったもの、地元の野菜を使ったものなど、健康志向にもマッチして話題作りにも一役買ってくれるでしょう。

    夏に行く結婚の挨拶の服装。男性、女性それぞれの服装の注意点

    夏に結婚の挨拶に行く際に、一番悩ましいのが服装選びです。男性、女性ともに、基本の服装はスーツやワンピースですが、そのまま着用したら暑苦しく見えてしまうのではないか…と不安になってしまうことも多いでしょう。
    しかし夏だから、といって、世の中の認識や服装マナーは変わりません。結婚の挨拶で服装を選ぶ基準として「結婚相手の親から信頼感の得られる服装」「けじめのある服装」の前提があります。そういった意味で、絶対に避けるべきマナーがあります。

    女性の結婚挨拶の基本の服装はこちらをご覧ください。

    彼の親に結婚挨拶へ。女性の基本的な服装、靴、髪型のマナーと選び方を画像でチェック!

    男性の結婚挨拶の基本の服装はこちらをご覧ください。

    結婚の挨拶に行く前にチェック!男性の服装と靴、バッグ、髪型などの身だしなみ。スーツ以外の服装やカジュアル指定時の服装は?

    夏の結婚挨拶での女性の服装の注意点

    女性がの服装で気を付けるべきマナーを確認しましょう。

    結婚挨拶の場では夏でもノースリーブは厳禁

    暑い夏はノースリーブの服装やアイテムが多くなりますが、訪問の服装のマナーでは、夏でも女性はノースリーブの上にジャケットやカーディガンを羽織るマナーになっています。また、家に上がって「ジャケットを脱いだら?」と勧められてもノースリーブであれば脱がずにいるのがマナーです。そのため、相手の両親に見苦しいと思われないよう、涼しげなジャケットや羽織を選びましょう。

    結婚挨拶の場では夏でも素足は厳禁

    訪問の場では、夏でも素足はマナー違反です。特に実家など靴を脱いで上がるような場では、素足は厳禁です。女性の場合はルードストッキングを着用しましょう。靴下などカジュアルにみえる足元や、涼しげに見えるからと網タイツ、模様の入ったストッキングなどは避けましょう。

    結婚挨拶の場では夏でも膝上のスカート、七分丈パンツは厳禁

    暑い夏定番の膝上スカートや短すぎるパンツ(七分丈パンツ)は避けましょう。スカートであれば座っても膝が隠れる長さのスカート、パンツでは足首が少し見えるぐらい(8~9分丈)までが目安です。

    結婚挨拶の場では夏でもサンダル、ミュールは厳禁

    結婚挨拶の場や訪問の場では、夏でもサンダル、ミュールなどつま先とかかとが隠れていない靴はマナー違反とされています。3~5㎝ヒールのパンプスがおすすめです。

    結婚挨拶の場では夏でもかごバッグは厳禁

    夏にぴったりでワンピースにもあうかごバッグは、カジュアルに見えてしまうため避けましょう。必要最低限の荷物が入る、こぶりなハンドバッグを用意しましょう。

    結婚挨拶の場では夏でもデニムは厳禁。暑苦しく見えない夏物を選ぶ

    夏でもデニム素材のスカートやパンツ、羽織ものとしてシャツなどを着用することは避けましょう。きれい目な夏らしい麻混の素材など、涼しげできれい目な素材のアイテムを選びましょう。

    結婚挨拶の場では「カジュアルで」と言われてもきちんと感を心がける

    相手の親から「夏だから堅苦しい服装ではなく、カジュアルな服装でいいですよ」と言われることがありますが、その言葉をうのみにはせず、きれい目、きちんと感のある訪問のマナーを守った服装を心がけたほうが無難です。ご両親は息子のパートナーがどのような人かを、注意して見ていることがほとんどです。

    夏の結婚挨拶での男性の服装の注意点

    夏に男性が注意したい服装マナーを確認しておきましょう。

    夏でもデニム、スポーツ系、ワーク系、アウトドア系の服装は避ける

    夏の男性のトレンドの主流となるデニムスタイル、スポーツ系、ワーク系、アウトドア系のファッションはどんなにおしゃれでもカジュアルな服装であり、正式な訪問の服装では避けるべき服装です。同様に、丈が短いくるぶしが出る長さのパンツも避け、パンツはフルレングスを選びましょう。

    夏でも素足は厳禁。くるぶしが出ない長さの靴下着用は必須

    夏には素足を選びたくなりますが、人の家に訪問する際は素足はマナー的に厳禁です。また、男性の場合くるぶしが見えてしまうのは避けるべきマナーのため、座ったときもくるぶしが見えない靴下を着用しましょう。

    夏でもサンダルの着用は避ける

    素足同様、夏でもサンダルの着用は避けましょう。また素足で履くようなローファーやデッキシューズなどファッション性の高い靴の着用は避けるべきです。あくまでフォーマル、ビジネスシーンでの着用OKな靴を目安に選びましょう。

    夏でもネクタイとジャケットは着用する

    結婚の挨拶で男性の服装の主流となるスーツスタイル、ジャケパンスタイル共に、夏でもネクタイとジャケットの着用は必須です。ただし、暑い時は家から着用していくと汗だくになってしまうため、訪問直前にネクタイとジャケットを着用して身だしなみを整えるような工夫をしましょう。

    クールビズスタイルは通常は避ける

    近年認知度が高くなり、多くのビジネスマンが活用している「クールビズスタイル」ですが、あくまでビジネスシーンでの、略式の服装であり、けじめの挨拶の場の挨拶としてはふさわしくありません。相手の親からカジュアル指定などがない場合には、避けるべき服装です。

    女性の夏の結婚挨拶でおすすめしたい服装コーデを画像で紹介

    結婚挨拶夏の服装

    英治 最首 – stock.adobe.com

    ワンピースは袖ありがおすすめ

    ワンピースは羽織ものを着用しなくてもマナー的に問題ない、半袖や七分袖などのきれい目な袖ありワンピースがおすすめです。袖ありだからと二の腕が少しだけ隠れるフレンチスリーブはマナー的には避けた方が良いでしょう。二の腕がしっかり隠れるワンピースを選びましょう。
    また、夏物のワンピースの素材は清涼感のあるリネン素材が多くなるのですが、気を付けないとすぐにしわになってしまい、カジュアル感が出る素材です。夏用で通気性のあるポリエステルやサマーウールなど、「きちんと」「きれい目」「しわになりにくい」「透けない」素材を選ぶことをおすすめします。

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    ジャケットやカーディガンを羽織る場合は夏物で七分袖などのものを選ぶ

    ノースリーブのワンピースやブラウスを選んだ場合、羽織ものが必須になりますが、夏用がないからと春秋用のジャケットやボレロを選ぶのは、暑苦しく見えるためおすすめできません。夏物の記事で、袖元が軽い長さになっている夏物のジャケットをきちんと用意しましょう。

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    男性の夏の結婚挨拶でおすすめしたい服装コーデを画像で紹介

    夏の結婚挨拶には夏用スーツを選ぶ

    一般的にスーツは季節によって、春夏用(夏物)、秋冬用(冬物)、オールシーズン用の3種類に分かれています。夏用スーツの着用は5月~9月程度までの着用が目安になります。
    夏用のスーツとは素材が通気性に優れたサマーウールやリネン(麻)などが使用されています。リネンは非常に涼しい素材ですがしわになりやすくカジュアルにみえることもあるため、できればサマーウールを選びましょう。
    また、通常スーツは総裏といって裏地が袖や背中の全体についたものが基本ですが、夏用スーツは通気性が良く、見た目にも涼しげな背抜き仕様が一般的です。
    スーツの色は、夏用スーツは薄いグレーやネイビーなど爽やかな色が多いのが特徴です。そちらの色を選んでも問題はありませんが、できるだけ落ちついた雰囲気に見せたい場合には、色の濃いダークスーツを選んだほうが良いでしょう。

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    夏の結婚挨拶のスーツ以外の服装、ジャケパンスタイルのマナー

    ジャケットとパンツをセットではなく別々のもので組み合わせる「ジャケパンスタイル」が浸透し、結婚の挨拶でも着用する男性が急増しています。しかしジャケパンスタイルがOKとはいっても、あくまでビジネスシーンで通用するような「きれい目」「かっちり目」であることが大前提です。
    ジャケット、パンツの素材選びや組み合わせは、落ち着いたものであることを基準に選びましょう。また、ジャケパンスタイルの場では一般的な着こなしであるノーネクタイや素足にローファーといったスタイルも、真夏であっても避け、靴下着用とネクタイは必ず締めていきましょう。

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    まとめ

    夏の結婚の挨拶では手土産と服装は暑さに配慮した「夏向き」のものを選ぶ

    夏場に結婚の挨拶に行く際に「この暑さでどんなワンピースを選んだら良いのか…」「この暑さで食欲もない人にどんなお菓子を持っていけば…」と考え込んでしまう人もいるでしょう。迎えてくれるご両親の立場に立って、マナーを守りながらも清涼感が感じられる服装や手土産を考える、アイデアのヒントに役立ててくださいね。

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    この記事のライター

    結婚式準備.com編集部

    結婚式準備.com編集部です。結婚式の準備で悩むプレ花嫁を応援する記事を書いていきます。

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