結婚挨拶後に親へお礼状を出す際の基本マナー
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お礼状を書く前に、基本的なマナーについて解説します。
結婚挨拶後できるだけ早めに出す
結婚挨拶が済んだら、お礼状はできるだけ早く出しましょう。あまり時間をあけず、遅くても1週間以内にお礼状を出すのがマナーです。
とはいえ、相手の両親が「かしこまったことが嫌い」という場合は、電話やメールでお礼を済ませることもあります。お礼状を出すかどうかは相手と相談し、ケースバイケースで選ぶようにしましょう。
封書で送るのが基本!万年筆やインクペンなどを使い直筆で書く
相手の両親へのお礼状は、ハガキではなく封書で送るのが基本。便箋は白無地のものを選ぶのが無難です。また、お礼状を書く際はボールペンを使わず、万年筆やインクペン、毛筆などを使って手書きをするようにしましょう。
きれいな字が書けないからとパソコンを使用したくなる人もいるかもしれませんが、直筆で心を込めて丁寧に書く方が好印象です。
修正テープ・修正ペンは使わず、間違えたら書き直す
お礼状には、修正テープ・修正ペンは使用しないのがマナーです。書き直しの手間を考えると、「これくらいなら大丈夫」と思ってしまうかもしれませんが、ごまかしたり修正テープ・修正ペンを使ったりせず、一文字でも間違えたら書き直しをしましょう。
女性から男性の親へ送るお礼状の例文
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まずは、女性から男性の両親へ送るお礼状の文章を、パターン別に紹介します。
結婚を承諾してもらえたときのお礼状(初対面の場合)
お礼状で伝えることは、「時間をいただいたことへのお礼」「結婚を認めてもらったことへのお礼」「末永いお付き合いへの挨拶」「締めの言葉」です。
(男性の父親の名前)様
(男性の母親の名前)様
拝啓
先日はご多用のところ、私のために貴重なお時間をいただきましてありがとうございました。
すぐにでも感謝の気持ちを申し上げたく、お手紙をさせていただきました。
(男性の名前)さんのご両親にお目にかかり、(男性の名前)との結婚をお認めいただけましたこと、大変うれしく思います。
これまで(男性の名前)さんから伺っていたとおり、あたたかく笑顔あふれるご家庭のご様子に触れることができ、忘れられない貴重な時間となりました。
まだまだ未熟な私で、至らぬ点もあったかと思いますが、今後ともご指導、ご助言をいただけますようお願い申し上げます。
まずはお礼を申し上げます。ありがとうございました。
季節の変わり目、お体ご自愛くださいませ。
敬具
○○年○○月○○日
東京都○○区○○-〇-〇
(女性の氏名)
結婚を承諾してもらえたときのお礼状(相手の親をすでによく知っている場合)
すでに面識がある場合は、「これまでも」「これからも」などの言葉を使って文章を書くと良いでしょう。
(男性の父親の名前)様
(男性の母親の名前)様
昨日はご多用のところ、お目にかからせていただきありがとうございました。
これまでも(男性の名前)さんのご両親には大変よくしていただきましたが、あらためてご挨拶ができましたこと、とてもうれしく思います。
おふたりの心のこもったお言葉を頂戴し、感謝するとともに身が引き締まる思いでいっぱいです。
おふたりにはいろいろとご相談させていただきたく、これからもご指導、ご助言をいただけましたら幸いです。
簡単ではございますが、まずはお礼を申し上げたくお手紙を差し上げました。季節の変わり目、お体ご自愛くださいませ。
○○年○○月○○日
東京都○○区○○-〇-〇
(女性の氏名)
結婚を承諾してもらえなかったときのお礼状
結婚を認めてもらえなかった場合でも、お礼状は出しましょう。その際は、「時間をいただいたことへのお礼」「謝罪の言葉」「今後の決意」「締めの言葉」を記載します。
(男性の父親の名前)様
(男性の母親の名前)様
拝啓
昨日はご多用のところ、貴重なお時間をいただきましてありがとうございました。
(男性の名前)さんのご両親にご挨拶をさせていただけましたこと、感謝しております。
緊張のあまり至らないところも多く、しっかりとお話しさせていただけなかったこと、大変申し訳なく思っております。
何卒、ご無礼をお許しください。
まだまだ未熟者の私ではございますが、(男性の名前)さんにふさわしい女性になれるよう、努めてまいりたく存じます。
どうかご指導いただけましたら幸いです。
まずはお礼を申し上げます。ありがとうございました。
敬具
○○年○○月○○日
東京都○○区○○-〇-〇
(女性の氏名)
男性から女性の親へ送るお礼状の例文
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次に、男性から女性の両親へ送るお礼状の文章を、パターン別に紹介します。
結婚を承諾してもらえたときのお礼状(初対面の場合)
男性から女性の両親へ送るお礼状も基本の構成は変わりません。
(女性の父親)様
(女性の母親)様
謹啓
先日はご多用のところ、お時間をいただきましてありがとうございました。
(女性の名前)さんとの結婚をご了承いただけましたこと、心より感謝いたします。
おふたりの温かいお心遣いのおかげでゆっくりとお話を伺うことができ、(女性の名前)さんと結婚させていただける幸せを感じるとともに、将来を考え身の引き締まる思いです。
若輩ものの私ですが、(女性の名前)さんとともに幸せな家庭を築いてゆく所存です。
何卒ご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。
末筆ではございますが、おふたりのご健康をお祈りしつつ、まずはお礼を申し上げます。
謹白
平成○○年○○月○○日
東京都○○区○○-〇-〇
(男性の名前)
結婚を承諾してもらえたときのお礼状(相手の親をすでによく知っている場合)
女性の両親をすでに知っている場合も、しっかりとした文章になるよう心がけましょう。
(女性の父親)様
(女性の母親)様
先日は、ご多用のところお時間を頂戴いたしまして、ありがとうございました。
(女性の名前)さんのご両親には、これまでも大変お世話になってきましたが、ようやくきちんと結婚のご挨拶ができましたこと、とても嬉しく思います。
何度もお会いしておりますが、あらためてのご挨拶は緊張するとともに、おふたりのあたたかいお言葉の数々に身が引き締まる思いでいっぱいです。
おふたりにはいろいろとご相談させていただきたく、これからもご指導、ご助言をいただけましたら幸いです。
まずはお礼を申し上げます。ありがとうございました。
○○年○○月○○日
東京都○○区○○-〇-〇
(男性の氏名)
結婚を承諾してもらえなかったときのお礼状
結婚を承諾してもらえなかった場合も、心を込めたお礼状を出すことで挽回できる可能性もあります。
(女性の父親の名前)様
(女性の母親の名前)様
謹啓
先日はご多用のところ、貴重なお時間をいただきましてありがとうございました。
(女性の名前)さんのご両親にお目にかかる機会をいただけましたこと、大変光栄に思います。
当日は緊張のあまり、至らない点も多く、十分にお話しさせていただけなかったこと、大変申し訳なく思っております。ご無礼をお許しください。
まだまだ未熟者の私ではございますが、(女性の名前)さんにふさわしい男性になれるよう精進してまいりますので、どうかご指導いただけましたら幸いです。
また近いうちにご挨拶の機会をいただければと存じます。
まずはお礼を申し上げます。ありがとうございました。
謹白
○○年○○月○○日
東京都○○区○○-○-○
(男性の氏名)
まとめ
結婚挨拶後、親へのお礼状でさらに好印象を残そう!
結婚挨拶が済んだら、相手の両親へのお礼は忘れずにおこないましょう。結婚挨拶当日はお礼の電話を入れ、数日~1週間以内にお礼状を出すと丁寧です。お礼状を出す際は、シンプルな白の便箋に万年筆やインクペンを使って直筆で書くのが基本です。
おふたりの結婚を認めてもらえなかった場合も、貴重な時間をいただいたことへの感謝を伝えるため、心を込めたお礼状を出してみましょう。誠意を見せることでマイナス印象を挽回できるかもしれません。