初めての結婚式出席なら抑えておきたいテーブルマナーの基本

結婚式に初めて出席するときは、楽しみな反面、不安なこともたくさんあるでしょう。披露宴では基本的にはフルコースがふるまわれます。ナプキンの使い方や、ナイフとフォークの使い方など、「テーブルマナーが分からない」という人は、この記事を参考にしてみてください。基本的なマナーのほかにも、やりがちな失敗例も紹介しています。

この記事のINDEX

基本的なマナーを確認しよう

アラカルト

Rawf8 – stock.adobe.com

披露宴会場に入り、席に案内されたら、スマートにバッグを置いて座りましょう。乾杯の合図で、食器やグラス、ナプキンのマナーを守りながら食事を楽しみます。

バッグはどこに置く?

バッグは椅子の背もたれと、背中の間の空間に置きます。基本的には結婚式用のバッグは小さいので、椅子の上でも問題なく置けるでしょう。
 
膝の上に置きたくなるかもしれませんが、膝の上だとバッグを落としてしまう可能性があります。また、食事や飲み物をこぼしたときにバッグを汚してしまうこともあるので、やめましょう。
 
もし、宿泊道具が入ったボストンバッグやスーツケースなど、大きな荷物があるなら、最初にクロークに預けておきます。披露宴会場にはスーツケースなどは持ち込まないようにしましょう。

ナプキンの置き方や使い方は?

テーブルには、ナプキンがきれいな形に折られて置かれています。席に座ったときに、すぐナプキンを広げてはいけません。ナプキンは乾杯が終わったあとに、広げます。
 
ナプキンは基本的には膝の上に置きましょう。エプロンのように首からかけるのは、よろしくありません。三角形か、2つ折りにして、できるだけ少ない所作でスマートに膝の上に置きましょう。
 
口を拭くときは、ナプキンの外側ではなく、内側を使います。一時的に席を離れるときは椅子の上、披露宴が終わり、完全に席を離れるときは、軽く畳んでテーブルの上に置きましょう。

カトラリーのマナー

カトラリーとはナイフやフォーク、スプーンといった食事用の道具の総称です。カトラリーは外から順番に使います。出された料理の順番に、外から使えば間違いありません。
 
食事の途中ならナイフとフォークをハの字にして皿の上に置き、食べ終わったら右に揃えて置きましょう。

飲み物や食事のマナーを押さえよう

料理を食べる人

Suguru – stock.adobe.com

ここでは、飲み物のマナー、食事のマナーをおさらいします。また、食事を残すときのマナーについても紹介します。

飲み物のマナー

飲み物は、グラスを置いたまま注いでもらいます。自分でグラスを持ってしまうと、ぶつかったり、手が震えたりして、万が一こぼれてしまったときに大変なことになってしまいます。
 
居酒屋のように「ビールおかわり!」など大きな声で式場スタッフを呼ぶのではなく、目で合図、もしくは手を挙げて合図をするのがマナーです。基本的にはグラスが空になったときに、スタッフがさり気なく次の飲み物を尋ねてくれます。

食事のマナー

洋食のフルコースなら、基本的にはパンがふるまわれます。自宅ではそのまま口に入れてしまうパンも、コース料理を食べるときは、一口大にちぎって食べましょう。
 
スープは音を立てずに手前からすくいます。スープの残りが少なくなったとき、スープにパンを浸して食べるのは、やめましょう。
 
肉や魚といった切り分けが必要な食べ物は、左から一口ずつ切り分け、その都度口に運びます。大きく切って、口いっぱいにほおばるのではなく、無理なく食べられるサイズの方が上品に見えます。

食事を残すときのマナー

「お腹いっぱいだけど食事は残してもいいの?」と疑問に思う人もいるでしょう。結論から言えば、食事は残しても大丈夫です。カトラリーを右に揃えて置いて「食事は終わり」という合図をするか、スタッフに声をかけて食器を下げてもらいましょう。

マナー違反!やりがちな失敗例

乾杯

naka – stock.adobe.com

自分が何気なくとった行動が、実はマナー違反だとしたら、恥ずかしい思いをしてしまいます。ほかのゲストや新郎新婦からひんしゅくを買う場合もあるので気をつけましょう。

飲み物編

いつもの飲み会のノリで一気飲みをしたり、「飲み放題なら飲まなきゃ損!」と、自分を見失うくらい酔っぱらったりするのはやめましょう。「これ以上飲むと悪酔いするかも」と思ったら、ソフトドリンクに変えるなど、セルフコントロールをしましょう。
 
また、乾杯の合図でほかの人のグラスと自分のグラスを重ねて「チーン」と音を鳴らすのはマナー違反です。グラスが割れる可能性もありますし、グラスを重ねたときに飲み物がこぼれては大変です。

食事編

いくらお腹が空いていても、周りのペースを考えずにガツガツ食べるのは避けましょう。適度に談笑しながら、同じテーブルのゲストとペースを合わせながら食事をすすめます。
 
スピーチなど大切な場面で食事にばかり集中するのは控えましょう。基本的にはスピーチや演出、花嫁の手紙といった場面では、食事よりもそちらを優先します。

悪ノリしてしまう

親しい友人の結婚式だと、思わず盛り上がってしまいがちです。新郎新婦に無理やりお酒を一気飲みさせたり、下品なジョークを食事中に言ったりするのはやめましょう。
 
キャンドルサービスやフォトサービス中など、「あと○分後くらいには自分のテーブルの順番が回ってくる」と明らかに分かっているのに席を離れて時間までに戻ってこないのはマナー違反です。
 
ほかにもテーブルに置かれたメッセージカードなどをその場に置いて帰るのも、新郎新婦を悲しませる原因になるのでやめましょう。

まとめ

披露宴ではマナーを守ってスマートにふるまおう

披露宴では、普段なかなか食べる機会が少ないコース料理が出されます。食事や飲み物、ナプキンのマナーを守って食事をしましょう。お腹がいっぱいなら残してもかまいません。
 
カトラリーを使う順番を間違う程度のミスならたいしたことはありませんが、周りが不快になるような悪ノリは控えましょう。新郎新婦に一気飲みをさせたり、下品なジョークを言ったりするのは厳禁です。マナーを守ってスマートにふるまいましょう。

関連する式場

関連する式場はありません

この記事のライター

結婚式準備.com編集部

結婚式準備.com編集部です。結婚式の準備で悩むプレ花嫁を応援する記事を書いていきます。

関連する記事