婚約指輪もペアで身につける?婚約指輪・結婚指輪・ペアリングの違い解説

一般的に、婚約指輪は結婚を約束した証として男性から女性に贈るものであり、結婚指輪は永遠の愛を誓いあったカップルがペアで身につけるものです。しかし、ペアで身につけるといえばペアリングも同じです。そのため、婚約指輪・結婚指輪・ペアリングとはどういうものなのか混乱している人もいるのではないでしょうか。これから婚約指輪や結婚指輪を用意しようとしている人のため、3つの指輪について詳しく見ていきましょう。

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    婚約指輪・結婚指輪・ペアリング(ファッションリング)の特徴

    手を合わせるカップル

    hiv360 – stock.adobe.com

    婚約指輪(エンゲージリング)・結婚指輪(マリッジリング)・ペアリングとは、いったいどういうものなのでしょうか。ここでは、それぞれのリングの一般的な解釈をご紹介します。

    婚約指輪は結婚を約束した証として男性から女性に贈るもの

    婚約指輪(エンゲージリング)は、プロポーズの証として男性が女性に贈り、結婚を承諾した女性が結婚を約束した証として主に婚約期間中(入籍前)、左手の薬指に身につけるものです。
     
    「人生の節目に贈られる大切な指輪」であるため、プラチナ素材でダイヤなどがついたものが選ばれる傾向にあり、婚約指輪の相場は平均35.5万円(1本)となっています。
     
    また、まれに男女ペアで婚約指輪を用意する人もいるようですが、基本的には女性のみが身につけるものとなっています。

    結婚指輪は結婚の証として男女ペアで身につけるもの

    結婚指輪(マリッジリング)は、カップルが永遠の愛を誓いあった証として結婚式で指輪の交換をしたタイミング(結婚式をしない場合は入籍後)から夫婦で身につけるもの。結婚式をした人の98.1%が結婚指輪を購入するなど、結婚している人にとって結婚指輪は「購入するのがあたりまえ」のものと理解されている傾向があります。
     
    結婚している証となる結婚指輪は、何十年も毎日身につけるのが基本と考えられており、プラチナやゴールドなど耐久性がある素材で、「シンプルで清楚なデザイン」「流行り廃りがないデザイン」などが人気。結婚指輪の相場は2本で24.2万円(男性:平均11.1万円、女性:平均13.1万円)となっています。
     
    男女同じ素材・同じデザインのものでなければ結婚指輪として使用できないなどという決まりもないため、それぞれが気に入ったものを結婚指輪として左手の薬指に身につけている人も少なくありません。また、婚約指輪を贈られた女性の場合、結婚後は結婚指輪と婚約指輪を一緒に身につける人もいます。

    ペアリング(ファッションリング)は交際の証として身につけるもの

    ペアリングは、カップルが交際の証としてお揃いで身につける指輪のことで、ファッションリングなどと呼ばれることもあります。
     
    「ペアで身につける」という点でいえば、結婚指輪もペアリングのひとつとされることもありますが、多くの場合ペアリング(ファッションリング)は結婚前のカップルが身につけるものを指します。そのため、婚約指輪(エンゲージリング)と結婚指輪(マリッジリング)をあわせて「ブライダルリング」と呼びますが、ペアリングはブライダルリングに含まれません。
     
    また、購入するかどうかはおふたりの意思によるところが大きく、ペアリングを購入しないカップルも見受けられます。

    データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ

    婚約指輪・結婚指輪とペアリングの違い

    カップル

    Pavlo Melnyk – stock.adobe.com

    婚約指輪・結婚指輪・ペアリングは、「身につける目的」が大きく異なります。そのため、素材やデザインなどにも大きな違いが表れます。
     
    婚約指輪や結婚指輪は、耐久性があって日常使いの邪魔にならないデザイン、高級感があってフォーマルな場で身につけても大丈夫なものが求められます。プラチナやゴールド素材などで、アフターメンテナンスもしっかりしているものが多いといえるでしょう。
     
    ペアリングは、華やかなデザインで日常使いには向かなかったり、シルバー素材で変色しやすかったりするケースも。プラチナやゴールドの指輪をペアリングとして使用する人もいますが、ファッション感覚で身につける人も多いため、ペアリングは手ごろな価格のシルバー素材のものも多く販売されています。

    結婚指輪としてペアリングを使用してもいい?

    結婚指輪

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    交際中から身につけている想い入れのあるペアリングを、結婚指輪として使用したいと思っている人もいるかもしれません。結婚指輪としてペアリングを使用しても良いのか、解説していきましょう。

    ペアリング(ファッションリング)を結婚指輪として利用する人もいる

    結論からいうと、ペアリングを結婚指輪にしてはいけないというルールはありません。そのため、ペアリングを結婚指輪として使用している人もいます。しかし、ペアリングを結婚指輪として使用するにあたってデメリットがあることは知っておきましょう。

    ペアリング(ファッションリング)を結婚指輪にする際の注意点

    ペアリングを結婚指輪として使用する場合の注意点は次のとおりです。

    • 素材やショップによっては刻印が入れられない
    • シルバー素材のペアリングの場合、耐久性が低い
    • ファッション性の高いデザインだと、仕事中身につけづらい
    • ショップによってはアフターメンテナンスが充実していない

    ただし、シンプルなデザインでプラチナやゴールド素材のペアリングなら、一般的に結婚指輪として販売されているものと変わらないケースもあります。

    まとめ

    婚約指輪・結婚指輪は長くきれいな状態で身につけられるものを選んで

    ブライダルリングともいわれる婚約指輪・結婚指輪は、婚約や結婚の証として購入する指輪であり、ペアリングは交際しているカップルがカジュアルに身につけられる指輪です。

    ブライダルリングはプラチナやゴールド素材など耐久性があるしっかりしたものが選ばれる傾向がありますが、ペアリングは手ごろなシルバーなどを選ぶ人も少なくありません。ペアリングを結婚指輪として身につけることもできますが、シルバー素材の指輪は変色しやすいなどのデメリットがありますので注意しましょう。

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    結婚式準備.com編集部

    結婚式準備.com編集部です。結婚式の準備で悩むプレ花嫁を応援する記事を書いていきます。

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