【親が見ているポイント】結婚挨拶の服装を考える際の注意点
結婚挨拶は、それぞれの親にふたりの結婚を許してもらうための場です。服を選ぶ際は、「この人なら結婚を許しても大丈夫」と思ってもらえるかどうかがポイントです。まずは、親が見ている服装のポイントをご紹介しましょう。
TPOにあわせた服装や振る舞いができるかどうか
初めて相手の親に会う人はもちろん、すでに会ったことがある人も、「かしこまった場」として結婚挨拶に臨むことが大切です。
「結婚の許可をもらう大切な場」であるにもかかわらず、Tシャツにジーンズ、素足にサンダルなど、普段と変わらない格好では、「我が子との結婚を軽く見ているのではないか」と思われてしまう恐れがあります。
季節感のある服装やしっかりした挨拶など、あたりまえのことではありますが、結婚挨拶では特に気をつけるようにしてください。
身の丈に合ったもの選びができているかどうか
「特別な場だからこそハイブランドのバッグやアクセサリーを身につけよう」と思う人もいるかもしれません。しかし、明らかにブランド品とわかるものや、派手な印象のものは結婚挨拶では避けましょう。
親としては、身の丈に合ったものを選び、ふたりでしっかり生活をしていってほしいと思うもの。ブランド品が多く派手な印象では、「高級品を身につけて、身の丈に合わない生活をしている」「お金がかかる人なのではないか」と思われてしまう恐れがあります。
【女性編】結婚挨拶の服装を選ぶ際のポイント
親がチェックしているポイントを理解したうえで、具体的な服装選びについて見ていきましょう。まずは、女性が結婚挨拶の服装を選ぶ際のポイントをご紹介します。
清楚なイメージのあるワンピースやスーツなどがおすすめ
女性の服装は、清潔感のあるワンピースやスーツがおすすめです。シャツやブラウスにスカート、パンツスタイルなどもよいですが、カジュアルすぎないように気をつけてください。
スーツを選ぶ際は黒のビジネススーツのようなかっちりしたものではなく、白やベージュ、柔らかい印象のピンクなど、明るめでやさしい雰囲気のものを選ぶようにしましょう。また、スカート丈はひざが隠れるくらい、ノースリーブのワンピースにはジャケットを羽織るなど、露出は少なめにするのが基本です。
髪はまとめて清潔感を出す
髪は結ぶ、留めるなどして顔周りをすっきりさせてください。話の最中に髪をいじるのは、相手にあまり良い印象を与えません。お辞儀をしても顔にかからないよう、ハーフアップや位置が低めのポニーテールなどがおすすめです。
髪を染めている人で、根元が黒く目立つ場合は染め直します。髪色はナチュラルブラウンなどを選び、明るすぎるものは避けましょう。
メイクやネイルは派手すぎないように
服装やヘアスタイル同様、メイクやネイルも清潔感の感じられるナチュラル系にしましょう。アイシャドウは薄めのブラウンなど、アイラインは太くならないようナチュラルメイクを心がけます。
爪は適度な長さに切りそろえ、マニキュアやジェルネイルをする場合は肌なじみのよいベージュやピンクを選ぶのがおすすめです。派手なネイルアートは控え、ワンポイントにストーンをのせるくらいにしておくと上品です。
ストッキングは必ず履いて小物選びも慎重に
フォーマルな場では、ストッキングは必ず履くもの。結婚挨拶でも忘れずに着用しましょう。網タイツなどは避け、肌色にあったベージュを選び、結婚挨拶にお邪魔する直前に、伝線していないか確認してください。
また、香りの強い香水や大きくギラギラしたアクセサリーは相手に不快感を与えることもありますので控えましょう。小ぶりのパールなど控えめなアクセサリーを選ぶのがおすすめです。
プロポーズの際に婚約指輪をもらっている場合は、「彼からもらったものです」とお披露目したくなりますが、結婚挨拶では身につけない方が無難です。「まだ結婚を許していない」「順番が違う」と思われてしまう可能性があります。
【男性編】結婚挨拶の服装を選ぶ際のポイント
次に、男性の服装選びについてご紹介します。結婚挨拶に望む男性が、服装を選ぶ際のポイントは次のとおりです。
派手すぎないスーツやジャケットスタイルが基本
男性が結婚挨拶に望む際は、スーツがベストです。普段来ているビジネススーツでも構いませんが、袖口がほつれていたり、ひざが擦り切れていたりするものは避けてください。色は、派手過ぎないグレーやネイビーなどがおすすめです。
「堅苦しくない格好で」などといわれている場合は、襟つきの白シャツにジャケットなど、清潔感のあるきちんとした服装を心がけましょう。
髭やヘアスタイルは整えて清潔感を出す
女性同様に、相手に好印象を持ってもらうためには男性も清潔感が大切です。髭はきれいに剃り、髪型は整髪料で整えるのが基本です。
男性の場合も、根元が黒く目立つ、髪色が明るすぎるという場合は染め直しましょう。
靴下に気をつけて！男性も小物選びは気を抜かない
相手の実家にお邪魔する際、「靴を脱いだら穴が開いていた」ということがないよう、靴下に気をつけてください。スーツを着る際の靴下は、くるぶしが隠れるミドル丈でスーツの色にあわせて黒やネイビー、グレーのものを選びます。緊張で汗をかくことも考えられますので、ハンカチも忘れず持参しましょう。
スーツをおしゃれに着こなすため、指輪やネックレス、ピアスなどのアクセサリーを身につけたいと思う男性もいるかもしれませんが、結婚挨拶の場では控えるのがおすすめです。
まとめ
結婚挨拶の服装マナーを抑えて快く承諾をもらおう
結婚挨拶に臨む際におすすめの服装を、男性・女性それぞれ紹介しました。結婚挨拶は、「我が子が新しく家庭を築く相手としてふさわしい人か」を両親が見極め、ふたりの結婚を許すかどうか判断する場といわれています。
女性はワンピース、男性はスーツなど、TPOをわきまえた派手すぎない服装で結婚挨拶に臨みましょう。お互いの両親が「この人となら、きっと幸せな家庭を築いてくれる」と判断し、ふたりの結婚を快諾してくれることを願っています。
