意外と知らない?『綿帽子』と『角隠し』の違いと最新デザイン

日本の美しき伝統・和婚!神前式に決めたらまず白無垢か色打掛か選びますが、その際に被る『綿帽子』と『角隠し』のことをどれくらい知っていますか?それぞれの由来と違いを知ると、きっとより一層和婚の魅力を感じることでしょう。ウエディングドレスに憧れる花嫁さんもきっと和婚の魅力がわかる!このまとめでは由来と違い、そして最新のデザインを紹介します。

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『綿帽子』とは?

@shiromukuya / Instagram

「文金高島田(ぶんきんたかしまだ)」と呼ばれる日本的な高い髷(まげ)を結った花嫁の髪の上に、頭を覆う形で被る白い袋状の被り物のこと。
挙式のみ着用し、披露宴では着用しません。
 
鎌倉時代以前より高貴な身分の女性が外出する時に埃除けや防寒が目的でしたが、江戸時代になり被衣に代わるものとして、真綿で作った帽子が若い女性に広まり、さまざまな形がつくり出されるように。
後に婚礼衣装のひとつとなっていく。
ちなみに、現代の綿帽子は仕立ての白絹の布で作っています。
 
「挙式が済むまで新郎以外の人に顔を見られないようにする」というウエディングベールのような素敵な意味合いがあるんです。

綿帽子のデザイン その1

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婚礼の3原色のひとつである「赤」を取り入れた綿帽子。
「嫁ぎ先の家風に染まる」という意味合いのある白無垢の「白」、「一生懸命にお仕えする決意」つまり血の色を表した「赤」を一緒に取り入れてお二人の家族の結びつきを強くするデザイン。

綿帽子のデザイン その2

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まるでウエディングベールのようなオーガンジーの綿帽子。エレガントで涼やかな印象のこちらの綿帽子は、暑い夏でも被りやすいデザインです。

『角隠し』とは?

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「文金高島田(ぶんきんたかしまだ)」と呼ばれる、日本的な高い髷(まげ)を結った花嫁の髪の上に、頭を覆う形で被る帯状・幅広の布のこと。
白無垢・色打掛のどちらにも合いますが、最近では白無垢には綿帽子、色打掛には角隠しを使用することが多くなっている。
 
室町時代、頭部に商品を載せて運ぶ米売りや餅売りの女性たちは桂包(かつらつつみ)または桂巻(かつらまき)と呼ばれる白い布を被り、髪で商品を汚さないように、髪を汚さないようにするための目的で使われていたこと。
寺を参る際に女性は髪の生え際(すみ)を隠す、「すみかくし」という黒い布で頭を覆う形からの始まりなどのさまざまな説が。
 
「女性が嫁入りするにあたって、怒りを象徴する角を隠すことで、従順でしとやかな妻となることを示す」「かつて女は嫉妬に狂うと鬼になると言われていたため、鬼になることを防ぐための一種のまじない」という意味が角隠しに込められている。

角隠しのデザイン その1

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定番の白の角隠し。
黒の打掛けや赤の色打掛もどちらも華やかに映える。

角隠しのデザイン その2

花柄のかわいらしい角隠し。可憐なデザインで、現代的な女の子らしい模様の色打掛にも合います。

まとめ

日本人として生まれたからこそ、一度は着てみたい白無垢や色打掛。豪華な着物に『綿帽子』『角隠し』を深く被って、より和の雰囲気を醸し出す素敵な花嫁になることでしょう。かぶり方のマナーを知って最新デザインの『綿帽子』『角隠し』を選んでみてください。

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結婚式準備.com編集部

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