結婚式二次会のプログラムと演出を決める前に「どんなスタイルにするかを」明確にする
結婚式二次会の幹事を任せられたら、プログラムなどを決める前にまずは基礎となる「パーティをどんなスタイルで行うのか」を明確に決めることから始めましょう。
結婚式二次会のスタイルを決めるため新郎新婦にヒアリング
結婚式二次会のスタイルを決めるための指針とするために、新郎新婦から二次会についての情報をヒアリングします。
【結婚式二次会のパーティスタイルや演出を決めるのに必要な情報】
・新郎新婦の希望する二次会のイメージや希望
・招待するゲスト数と顔ぶれ
・幹事自身が取り入れたいイベントやイメージ など
結婚式二次会の演出や食事提供スタイルを具体的に決める
新郎新婦に結婚式二次会計画のための基礎的な情報をヒアリングしたら、いよいよ具体来な二次会のスタイルを決定します。
にぎやか、なごやか、ワイワイ盛り上がる、お酒を楽しむオトナの雰囲気…など、イメージを膨らませていきます。
特にゲストの顔ぶれから、初対面同士が多い場合と顔見知り同士が多い場合とで、パーティスタイルを考えていくことがおすすめです。
【主な結婚式二次会スタイル】
・ウェディングの要素が多い『1.5次会スタイル』
・ゆっくり過ごしてもらう『歓談メインのスタイル』
・余興がメインの『イベント型スタイル』
・ゲスト同士が仲良くなる『自由交流型スタイル』
結婚式二次会でゲストが喜ぶ人気の演出アイデア例
パーティスタイルを考える中で、結婚式二次会が単なる飲み会ではなく、ゲストが飽きずに楽しめる、記憶に残る時間にするための演出も盛り込んでいくことが大切です。
その際は、以下の点に注意することも忘れずに。
【結婚式二次会の演出を決める際に考慮するポイント】
・初対面同士のゲストが多い場合は見知らぬゲスト同士ができるだけ交流したり仲良く一緒に楽しめる演出の工夫をする。
・顔見知り同士が多い場合は内輪ネタや一体感で盛り上がれる演出を多めにする
結婚式二次会で人気の演出、イベント、おもしろい余興のアイデア25例
結婚式二次会で人気の演出やイベント、余興のアイデア例を、種類ごとにまとめました。最初に決めた指針となるパーティスタイルやゲストに合わせ、何を組み込むかを決めていくと良いでしょう。
ゲストに喜ばれる演出のコツとしては、新郎新婦とゲストができるだけ多く会話して触れあえるような、全員参加できる演出を取り入れるようにしましょう。
景品をかけたビンゴやクイズ大会などが定番ですが、披露宴に参加していないゲストのために、思い出となるウェディングらしいケーキカットやキャンドルサービスといった演出が人気があります。また、二次会を楽しんでいる間に会話のネタになるような挙式披露宴の映像やプロフィールビデオ、サプライズのメッセージ動画を上映するアイディアも人気です。
ゲームイベント
・ビンゴやクイズ
・じゃんけん大会
・新郎、新婦の情報当てゲーム
余興、ライブ、生演奏
・楽器演奏/バンド生演奏
・DJブース
・カラオケ大会
・余興ダンス
・マジック
・芸能人や芸人を招待
感動・サプライズ演出
・両親、恩師、友人からのメッセージや動画
・新郎新婦それぞれ宛へのラブレターやプレゼント
・フラッシュモブ
結婚式や披露宴の再現
・ケーキカット
・ファーストバイト
・キャンドルサービス
・シャンパンタワー
・テーブルラウンドフォト
・お色直し
アイテム準備やDIY
・プロフィールや馴れ初めの新聞などペーパーアイテム作成
・ゲスト全員のチェキ撮影やメッセージ記入
・披露宴で使用したウェディングアイテムをディスプレイ
・プロフィールムービーの制作と上映
スピーチ
・新郎新婦からのスピーチ
・友人からのスピーチ
・くじ引きなどランダム指名のお祝いスピーチ
結婚式二次会の演出を取り入れる際の注意点
演出を取り入れる際に、そもそもの会場設備の確認と、ゲスト数に合わせたギフトや景品の予算立てや内容選びには特に注意して計画することが大切です。
希望の演出に合わせた二次会会場の設備、導線、レイアウトの確認
希望する演出があっても、会場によっては設備や導線、レイアウトの問題でできる、できないが分かれることも。特に映像系や音響系設備の有無、楽器や機材の持ち込みの可否などは、できれば会場決定前に希望する演出を決めておき、契約前に打診して確認をとることをおすすめします。また、ステージを設営したい、全体から演出が見えるようレイアウトを組みたいなどといった希望がある場合には、レイアウトについても相談できるよう具体的な落とし込みを。
ギフトや景品の予算と内容はゲストの数や顔ぶれに合わせて
二次会演出の定番かつ人気のクイズやゲームの景品は、ゲストにとってパーティ参加のお楽しみや期待感が高い品物です。高い景品と安い景品をバランスよく、全員にいきわたるよう用意するのが定番の考え方ですが、ゲストの人数や顔ぶれ、多い年齢によってはその考え方も大きく変わる場合もあります。あくまでゲストがどうすれば喜んでくれるのかを中心に考えましょう。
結婚式二次会の演出内容とタイムテーブル作成はパーティに必要な時間を参考に
パーティの指針や取り入れたい演出が決定したら、いよいよ結婚式二次会のプログラムを作成に取り掛かります。
その前に、二次会の会場の使用可能時間、万が一延長した場合の延長料金、準備と片付け、撤収などにかかる時間の確認を、会場側に確認しておくことが大切です。
二次会会場の使用時間を確認する
会場の規約によって異なりますが、多くの場合は会場設営のために幹事が会場入りする時間から、すべて荷物をまとめて撤収する時間まで含め、3時間が目安となっていることが多いです。
【二次会会場の使用時間目安】
・会場設営や飾りつけ、受付設営…30分
・受付開始からパーティ本番の時間…2時間
・お見送りから撤収作業…30分
演出を程よく取り入れる
余興なしの二次会だとしても、パーティー演出の時間も程よく入れるのがポイントで、新郎新婦やゲストを退屈させないことも幹事の役割です。景品がもらえる定番のビンゴゲームやクイズ大会などの演出のプログラムを取り入れましょう。
盛り上がる時間を作る
二次会では新郎新婦とゲストが楽しく歓談できる時間作りも大切になりますが、参加している全員が思い出に残るように、挙式披露宴の映像や新郎新婦のプロフィールビデオ、サプライズ演出なども取り入れると会場が盛り上がります。
タイムテーブル作成と併せて当日の役割を決める
二次会を成功させるには、幹事同士が協力し合って行動することが大切です。そのため、しっかりと当日の役割分担を決めて、二次会を成功させましょう。
結婚式二次会の幹事の人数は「4人」が一般的です。新郎側2名、新婦側2名の合計人数4名になります。また、二次会の幹事の人数は、二次会の規模によっても人数が変わってきますが、招待するゲストの人数が多いと「6名」、少人数だと「2名」などさまざまです。
二次会幹事の役割分担についてはこちらを参考にしてください。
結婚式二次会のプログラム例2パターンを紹介。余興ありなしで変わるタイムテーブル
結婚式二次会の「余興あり、なし」のパータンでのプログラムとタイムテーブルの進行例をご紹介しましょう。
余興なし、歓談中心の結婚式二次会のプログラム例
ゲスト同士や新郎新婦を交え、ゆったり歓談や食事、お酒を楽しめるプログラム例です。ゲームや余興は入れたとしても1種類、できるだけ短時間で終わるか、みんながわいわい会話で盛り上がれる演出であると良いでしょう。
大人のゲストが多い二次会や、人数の少ない二次会に向いています。
【余興なしのプログラム例と所要時間タイムテーブル】
二次会幹事会場入り(所要時間:30分)
ゲスト受付(所要時間:20分)
新郎新婦入場・挨拶(所要時間:10分)
乾杯の挨拶(所要時間:5分)
歓談(所要時間:20分)
ケーキ入刀・ファーストバイト(所要時間:5分)
パーティゲーム(所要時間:30分)
歓談(所要時間:20分)
新郎新婦への挨拶(所要時間:10分)
締めの挨拶(所要時間:5分)
片付け
余興でゲームや出し物などのアイデアを組み込んだ結婚式二次会のプログラム例
ゲスト人数の多い二次会や、初対面の人が多く会話のっかけとなる余興やイベントが必要な二次会に向いているプログラム例です。人数が多い場合はゲーム説明を全員に分かりやすく解説する手順や、景品を配る時間なども考えておきましょう。
【余興ありのプログラム例と所要時間タイムテーブル】
二次会幹事会場入り(所要時間:30分)
ゲスト受付(所要時間:20分)
新郎新婦入場・挨拶(所要時間:10分)
乾杯の挨拶(所要時間:5分)
歓談(所要時間:20分)
ケーキ入刀・ファーストバイト(所要時間:5分)
余興・演出(所要時間:30分)
パーティゲーム(所要時間:20分)
新郎新婦への挨拶(所要時間:10分)
締めの挨拶(所要時間:5分)
片付け
結婚式二次会をスムーズに進行させるには?プログラム進行するコツやポイント
いろいろ考えを尽くして二次会の演出やプログラムを考えても、予定通りに進行することが難しいことも考えられます。スムーズにプログラムや演出を進行させるコツやポイントをご紹介しましょう。
パーティ開始の遅れは必須。時間に余裕を持つ
パーティの開始時間は受付での渋滞や、ゲストの遅刻、トイレ待ち、主役である新郎新婦が披露宴が押して遅刻…など、さまざまなトラブルや事情で遅れてしまうケースが発生しがちです。万が一開宴が押した場合にも、スケジュールの遅れが取り戻せるよう余裕のあるタイムスケジュールを組んでおきましょう。また、万が一開宴が遅れてしまった場合のゲスト対応や規定なども会場担当側に確認しておきましょう。
途中進行が遅れている場合は演出や余興を飛ばせるよう優先順位を
進行が予定通り進んでいるか、幹事は必ずイベントごとに確認をとりましょう。遅れている場合、予定で組んだすべてのプログラムを消化できない場合もあるため、余興や演出に優先順位をつけ、遅れた場合に飛ばせる企画や演出なども決めておくと良いでしょう。歓談などを随所に挟んでおけば、遅れを調整しやすくなります。
幹事、特に司会進行役は羽目を外さない
幹事役を依頼される人は、新郎新婦と特に仲が良い、または信頼を得ている人が多いでしょう。そのため、自身がお祝いの気持ちから盛り上がり過ぎて、進行がおろそかになってしまうケースもあるようです。張り切り過ぎず、羽目を外し過ぎずに、ゲストが盛り上がる司会進行に徹するよう心得でくださいね。二次会終了後の打ち上げなどで思い切り盛り上がるよう気持ちを整理しましょう。
まとめ
二次会の演出とプログラムはパーティスタイルを決めてから考えよう
二次会の演出やプログラムを決める際には、新郎新婦の希望やゲストの顔ぶれからぴったりのスタイルの二次会考えることから始まります。スタイルが決まったらプログラムの内容は会場規定や所要時間を確認して、ゆとりを持って考えましょう。
新郎新婦の希望やゲストの顔ぶれをヒアリングして、パーティスタイルを決めれば、プログラムだけでなく会場選びもスムーズに進みます。演出や余興の内容決めやプログラムの構成で一番重要なことは、新郎新婦やゲストが楽しめる二次会を作り上げることです。盛り上がる演出をうまく取り入れて、誰もが思い出に残る二次会にしてくださいね。